(短編集)

砂の殺意



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    初公開日(参考)1977年09月
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    砂の殺意 (講談社文庫)

    1983年01月31日 砂の殺意 (講談社文庫)

    五歳になる一人息子が工事現場の土砂で生き埋めにされていた! いったい誰がこんな…。平凡な日常のなかで、誰もが遭遇する事件をテーマに女性心理を見事に描いた傑作短編集。(高松飛太) (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    夏樹静子の第三短編集

    夏樹静子の第三短編集。単行本初刊は1974年。本作品集刊行の前には第二短編集『ガラスの絆』が、後には長編『黒白の旅路』、『目撃 ―ある愛のはじまり―』が陸続と刊行されている。

    【収録作品】(文庫版のみ)
    「あちら側の女」
    バー・ホステスの由美子は中華料理店のオーナー畔原の愛人。その畔原が、公園に駐車していた自分の車のそばのベンチの上で凍死した。解剖の結果、相当量の精神安定剤が検出された、と刑事から聞かされた。それとなく畔原の店へ訪れた由美子は、畔原の妻・律枝が、畔原の腹違いの弟・浩二に好意を示していたらしいことを、店員たちの立ち話で知る。その浩二から、畔原の変死について、ある疑義を打ち明けられる。

    「砂の殺意」
    工事現場の土砂の山へ生き埋めにされた由花子の幼い息子。由花子は息子を生き埋めにしたダンプカーの運転手を突き止めるため、ひとり行動する。由花子の住んでいる社宅エリアの向こう側にある市営住宅に住む少女が、そのダンプカーと運転手を目撃したという。さらに、事故現場で交通安全のお守りが落ちているのを発見。由花子は復讐を決意するが……。

    「面影は共犯者」
    須美子の夫・武原が、出張先からの車での帰途、立ち寄ったサービスエリアの裏側にある崖から転落して死亡した。警察の見解は、須美子や武原の浮気相手の女たちのアリバイが成立したことや、仕事関係での動機を有する者が発見されなかったことから、事故死と結論。ところが、武原の弟の俊彦から、武原にはもうひとりの女がいたことを知らされる。……過去に、俊彦と一度だけ過ちを犯した須美子は、俊彦に言われるがまま、女の住処を訪れる。

    「襲われた二人」
    アベックを襲撃する暴漢事件が頻発するなか、またしても新たな事件が発生した。ところがその事件は、助けを求めてきた女の方の証言内容と現場の状況に齟齬があったため、殺された男の方の単独の殺害事件としても、捜査されることになった。夫をなくした妻・冴子も、夫の不貞を否定すべく、自ら真相を追求し始めた。

    「沈黙は罠」
    香世子は昔の男に金をせびられ続けていた。その帰途、面識のある会社社長の藤原の家の前を通りかかると、藤原の弟・孝雄が家から飛び出してくるのに出くわす。後から香世子は、その時間に藤原が変死していたことを知る。しかし、あろうことか、藤原と不仲の夫の矢吹が、警察の捜査対象になっているらしいのだ。孝雄を目撃したことを証言したいが、すると昔の男とのことを知られる破目になる。そこで香世子が取った行動は……。

    「だから殺した」
    女性警察官の水巻哲子は、捜査課の後輩から、恋人の相良がマンションで起きたサラリーマン殺しの嫌疑をかけられていることを知る。相良には肉親によるアリバイ証言があるだけだった。事件の夜、相良は高校の同級性・堤と被害者の三人でスナックで食事をとっていたが、哲子は捜査課がノーマークの堤のことを単独で調べ始めた。すると、先月起こったある列車事故に行き当たり……。

    「二DK心中」
    恭子が新聞で知った社宅団地での母子心中は、友人の由江が引き起こしたものだった。実は由江とは二週間前に雑談で、母子心中のことが話題に上っていたのだ。由江は子どもを道連れにするのには否定的だったことを、恭子は思い出し、警察へ事情を聴きに行く。しかし、心中が決行されたと思しき時間に、「ママ、殺さないで」という子供の声がしたという隣家の主婦の証言が。

    「秘められた訪問者」
    地元では名流夫人として顔を知られている高倉万里絵が、夫を毒殺したと自首をしに、警察へ出頭した。万里絵の供述の不審点について警察の捜査が進み、万里絵の愛人の津村が線上に浮かぶ。警察へ召喚された津村は、そこで万里絵と偶然対面するが、そこでふたりは一悶着起こすのだった。……津村の妻・和子は、事件当夜の夫の行動を単独で洗い直すが。
    砂の殺意 (角川文庫 緑 445-2)Amazon書評・レビュー:砂の殺意 (角川文庫 緑 445-2)より
    4041445027



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