奥能登に吹く殺意の風
- 十津川警部シリーズ (466)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
奥能登に吹く殺意の風の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥能登,京都,日本海と 「殺意の風」という標題の西村京太郎作品は3つある。 「風の殺意」というのもあり,どれがどれだか記憶しきれない。 奥能登に吹く殺意の風は, 主人公が刑事の北条早苗なので印象深い。 最初は,ある女性が狙われていたように思うが, 実際には警察への犯罪の可能性も高くなる。 結局2人とも狙われていたらしく, 西村京太郎の仕掛けの上手さにまいった。 宗肖之介が解説を書いている。 カミュの「異邦人」などの文学における殺人と 日本での現実の殺人事件と 「「資本主義の経済的特性の1つというべき量化と抽象化は,本来,物に対する態度であったはずだが,それが人間に対する態度に影響を及ぼし,現代の疎外状況を生み出している」と指摘したのはエーリッヒフロムだが」と分析を紹介している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んで感じたことは、この物語は惨いということだ。 なんと十津川警部班の若き刑事が殺されてしまうのだ。他には女性刑事のひとり北条刑事も狙撃され負傷する。 前半部分で、北条刑事が狙撃され、さらに同僚の清水刑事が爆殺されて十津川警部に緊張が高まるあたり、非常にワクワクするようで読んでいて面白い。 西村氏の作品の中で、これまでとは違うサスペンスタッチの小説である。 最後犯人像が分かって非業な死を遂げるものと思っていたが、意外な所で犯人は捕まり、緊張感が解けてしまったのは残念だった。 また、北条刑事が悩んでいた問題の行方もあやふやだ。 こういうところで、物語の最後の締めできっちりとした感じで終わっていれば、この作品はもっと価値が高いものになっていたに違いない。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|