ブライトン・ロック

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種別
長編
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あらすじ

2006年05月31日 ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)

海辺の行楽地ブライトンに巣喰う十七歳の不良少年ピンキー。つねに硫酸と剃刀を持ち歩き、どんな暴力をも厭わない少年はまさしく悪の化身だった。彼はある時、仲間とともに殺人を犯す。完璧なアリバイを偽装したつもりだったが、ある純朴なウェートレスだけが少年たちの怪しい行動を目撃していた。口を封じるため、ピンキーは同い年の彼女に近づくが…名訳で贈る、善と悪、永遠とは何かを問うグリーン初期の代表的長篇。(「BOOK」データベースより)

評判

ブライトン・ロックの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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ブライトン・ロックの総合評価:

6.80/10点 レビュー 5件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(2pt)

進行がよく分からない

物語が進行しているのだと思いますが、読んで行ってもどう進行しているのだか分かって行かずです。凄く昔の小説を読んでいる様な感じもして。でも訳文が古い感じはないのですが。途中で読むのを辞めました。ブライトンへ行ったこともあり、それなりに情景も浮かぶのですが残念です。
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) Amazon書評・レビュー: ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)より
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No.4
(5pt)

グレアム・グリーンの代表作の一編。

グレアム・グリーンは、第二次大戦勃発時からMI6の正式メンバーとして、イギリス諜報機関の裏切り者で有名なキム・フィルビーの部下として西アフリカなどでスパイ活動をしていた経験がある。
 評者が先に読んだ『ヒューマン・ファクター』(1978年) は、このころの体験を色濃く取り入れて書かれているように思いながら読んだ記憶である。
 この事件の後、MI6のなかの権力闘争に嫌気がさしたグリーンは、1943年にMI6を辞任している。
 本書は、グレアム・グリーンが、作家としての地位を確立していた1938年(グレアム・グリーン34歳)の作品である。
 タイトルのブライトン・ロックという意味は、本書で丸谷才一氏がブライトン糖菓と訳していたが、日本で似たものとしてある金太郎飴のような棒菓子だと知ることができた。
 ブライトンというロンドンから程遠からぬ海浜行楽地で裏稼業で稼いでいたピンキーという17歳の少年が主人公である。
 本書を読み進みながら評者は戸惑う。
 なぜなら生まれたときからキリスト教の世界で育っていないからである。
 巻末の解説で三浦雅士氏が書いていたことが本書を的確に捉えていたので、手抜きのレビューになるが、下の・・・・・・内に引用したい。
 ・・・・・・
 グリーンは神を無罪放免しようとなしない。この作家は、あくまでも神に責任を取らせようとするのである。この世の広大な無意味の責任を取らせようとするのである。しかもその神の位置に、強引に、読者を座らせようとするのだ。あたかも、これでもかというように強引に――それこそグリーンにおけるサスペンスの意味にほかならない。読者は作者によって、強引に神の困惑を味あわされるのである。『ブライトン・ロック』でいえば、悪の化身ともいうべきピンキーに限りなく恋着させられる。事実、殉教者のように光り輝いているのは疑いもなく悪の化身のほう――「なにか飢えの状態を思わせる激しい顔つき、一種不自然ないやらしい傲慢さ」――なのだ。むろん、逃げ道は用意されているように見える。ピンキーはローズと同じほどに貧しかった。愛に飢えていた、同情すべき余地は大いにある。というように。だが、その同情を拒絶するのだ。ピンキーの死後、ローズは告解場に入って司祭にいう、神を裏切ることこそが神に従うことだったのではないか、と。(P489)
 <中略>
 神の不在をなじることによって神の存在を確証するという逆説、すなわち反カトリックであることによってカトリックであるという逆説が、グリーンの人と作品を貫徹している。(P491)
 ・・・・・・
 虚無を標榜するようなピンキーが、たびたび聖書から引用して話す場面もグリーンの隠し味だと知ることができる。
 本書では、「善と悪」が物語のなかで欠かせないテーマとなっているが、キリスト教徒でないわれら日本の読者でも、グリーンが「サスペンス」とは何かを思い知らせてくれる作品に仕上げている。
 正義を振り回し、ピンキーとローズの前に立ちはだかるアイダ・アーノルドの存在が、この物語の影の主役なのだろうと多くの読者は思わされます。
 読者にとって、間違いなくこのアイダという女の正義なるものが疎ましくなってきます。
 が、小説には、このようなエンターテイメント性が不可欠なものなのです。
 サスペンスとエンターテイメント性を兼ね備えた本書『ブライトン・ロック』は、グレアム・グリーンの傑作であり、気取って「人間」を語る日本のベストセラー作家たちに「グリーンの爪の垢でも煎じて飲めよ!」と、言いたくなりながら、この本を読み終えたのです。
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) Amazon書評・レビュー: ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)より
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No.3
(4pt)

推理小説の面白さが満遍なく施されています。

カトリック作家の真骨頂が十分に味わえる内容になっています。遠藤周作にも影響を与え尊敬した作家にして奥行きの深さを感じます。

 戦前の作にしてはグリーンにとっては初期の作品。現代も見劣りしない作風は新鮮です。

 遠藤周作が尊敬し意識した作家で実際に会ったこともある作家。推理作家のエンターティメントの一つとして読み込むことも一方、神とは何かという課題も書き込まれた作品。遠藤周作のグリーン評論の方向から味わうのも一興です。時代的には古いですが読んで感じさせる内容はお勧めです。
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) Amazon書評・レビュー: ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)より
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No.2
(4pt)

推理小説の面白さが満遍なく施されています。

カトリック作家の真骨頂が十分に味わえる内容になっています。 遠藤周作にも影響を与え尊敬した作家にして奥行きの深さを感じます。  戦前の作にしてはグリーンにとっては初期の作品。 現代も見劣りしない作風は新鮮です。  遠藤周作が尊敬し意識した作家で実際に会ったこともある作家。 推理作家のエンターティメントの一つとして読み込むことも一方、神とは何かという課題も書き込まれた作品。 遠藤周作のグリーン評論の方向から味わうのも一興です。 時代的には古いですが読んで感じさせる内容はお勧めです。
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) Amazon書評・レビュー: ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)より
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No.1
(1pt)

つまらなかった

こっちは十年くらい前に『不良少年』の題で出ていたのを読んだのだが、つまらなかったなあ。ちょうどカズオ・イシグロみたいな感じがした。ああいう二流感が漂っているよ。ウィリアム・ゴールディングにノーベル賞を与えたのは見識だったと思う。
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション) Amazon書評・レビュー: ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)より
4151200320

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