寝台特急「北陸」殺人事件
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寝台特急「北陸」殺人事件の総合評価:
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学生時代に仲がよかった女三人。うち一人が失踪、残る二人がその行方を追う。 また、三人がともに想いを寄せていた男が他殺される。 読んでいくうちに、犯人が自然とわかってしまうのでは?と思った作品。 推理力が非常に乏しい私でもうすうす気づきました。(だって登場人物が少ないんですもん) 犯人探しを楽しむよりも、人間の変わりよう、社会の厳しさなどをテーマにした作品なのかも。 作者も今でこそ作家を生業としているが、若いころは苦労も多かったんだろうなぁ、、。 締めくくりが良かった。警部、あんたいい人だよ! | ||||
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寝台特急北陸は、上野から金沢行き。 大学時代の友達3人のその後の物語。 読むのは二度目なので、ちょっとまどろっこしかったかも。 西村京太郎長編推理選集の第13巻(第二回配本)にも掲載。 小冊子には、甲谷和勝(新日鉄)との対談の写真がある。 本名,矢島喜八郎というとのこと。 釧路・網走殺人ルートの連載もある。 矢島喜八郎の三人娘が、恵美,美加,理佐とのこと。 本作品の主人公たちの3人が、めぐみ、美也子、理沙なので、 すごく似ているとのこと。 | ||||
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新潟・金沢・福井(東尋坊)を舞台にしたトラベルミステリー。 十重二重に張り巡らされたトリックはいつも以上に冴えています (私だけかもしれませんが、後半まで犯人が特定できませんでした。 冒頭からそれは示されていたのに)。 最後の最後まで登場人物の一人はそれを(何かはネタばれになるので秘密) 変わらぬものと思っていました。しかし、もう一人はそれを「子供」と切り 捨てる。 そう、確かにいつまでも昔のままではいられないのです。大人になるという ことはそれだけ「しがらみ」や「悪感情」をどう抑えるか?ということなの ですから。 また、旅情も満喫できます。観光地巡りかと思えるくらいあちこちに 登場人物がお出かけしています。そういう点でも楽しめるかと。 | ||||
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この小説は推理小説としては非常に良くできたストーリーだと思う。 しかしながら、殺人事件として見た場合、その時の当人達の感情や心理状況といったものが伝わってこない。只単に殺人という言葉だけで済まされている。 どんなに優秀なストーリーと言えども、人間の心理を描き切れていない小説は価値がない。別な言い方をすればテーマに欠けているとも言える。 推理小説家と呼ばれている人達は沢山いるが、殆どが二流三流である。ストーリーだけにしか拘っていないのだ。そういう作品を評価する側にも問題があると思う。 この小説に出てくる若い女性の人物描写はとてもいいと思う。それだけに上に述べたようなことが描かれていないのが残念だ。 それに彼女達の社会人になってからの変化が急激過ぎる点は不可解に思う。特に、最後に真犯人として浮かんでくる女性の行動には無理がある。こんなに早い心境の変化ならば、尚更心理状況をもっと如実に描くべきであろう。 登場人物(特に3人の女性)の個性が上手く描かれている作品だけに、別な形での物語として登場して貰いたいと願う。 | ||||
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本作品の初出は「小説現代」1984(昭和59)年3〜5月号である。時代はまだ、国鉄。寝台特急の車内や道中の描写のあちらこちらに、今とは異なる情景が目に浮かぶようである。当時へ逆戻りしたかのような感覚が味わえる作品だ。 学生時代の親友三人組。彼女らは、卒業後、それぞれの道へ進み、活躍している。 しかし、世間の荒波は、清純な彼女らへ容赦なく打ちつける。学生時代と変わらない者、がらりと変わった者・・。 ミステリー小説でありながら、再会した彼女らの、若々しく痛快なストーリーが展開されている。 | ||||
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