哀国者
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
哀国者の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
哀国者の総合評価:
8.29/10点 レビュー 7件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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前作『逸脱者』で暗殺者オクスフォードを斃すラストシーンから幕を開ける。
第一部:隠れ家に戻り、そこをあとにした‘わたし’ことアティカスは何者かに襲撃され重傷を負う。一方隠れ家でも仲間の裏切りから襲撃を受け、‘わたし’は大切な人を失う。
第二部:旧ソ連邦グルジアに潜伏すること2年と3ヶ月と12日。裏切り者が見つかったというEメールが‘わたし’とパートナーのもとに協力者からようやく届き、彼を捕まえ、黒幕を追及する。
第三部:‘わたし’のわが身を犠牲にしての黒幕追求の闘いは続く。黒幕が動かしていたのは現代の傭兵というべき民間軍事会社の兵士だと知るが、第二部の抗争の犯人として国土安全保障省とFBIから追われることになる。
第四部:官憲から危機一髪逃れた‘わたし’とパートナーは、ようやく黒幕の正体を知るが、彼は合衆国の中枢で活躍する強大な存在で、容易に手を出せる相手ではなかった。‘わたし’たちは3ヶ月の準備期間と大きな犠牲をはらい、自らと友の復讐のため敵に立ち向かう。
ディテールにこだわり、いっさいの感情描写を排した闘いのシーンは、まるで全盛期のスティーヴン・ハンターの<ボブ・リー・スワガー>シリーズの諸作の如く、行間から立ち上る迫力に圧倒される。また、全編に渡っての手に汗握る、潜入・工作・脱出、そして謀殺といった展開は、冒険スパイ小説のそれである。
本書は、もはや初期の作品のような“ボディーガード小説”をはるかに凌ぐスケールを持った、まったく違ったジャンルの小説に変貌を遂げている。