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No.31
グラスバードは還らない
市川憂人
設定に少し無理がある
No.30
ねじれた家
アガサ・クリスティ
ねじれた家族により生み出された殺人鬼
No.29
倒錯のロンド
折原一
ザ・ご都合主義
No.28
魔女の原罪
五十嵐律人
SFじみた構成を上手くリーガルモノに落とし込んだ力は高評価
No.27
時生 トキオ
東野圭吾
一風変わったSF感動物語
No.26
カナリヤ殺人事件
ヴァン・ダイン
密室の典型、魅力的謎だったけど解答が今ひとつ
No.25
46番目の密室
有栖川有栖
アリスと火村シリーズ開幕
No.24
幻告
法廷×SF 時を遡り、主人公は父親を助けられるか
No.23
世界の望む静謐
倉知淳
殺人犯はどこでミスをしたのか
No.22
贖罪
湊かなえ
罪を贖うように不幸になる四人の目撃者
No.21
白い僧院の殺人
カーター・ディクスン
雪の密室〜トリックは足跡にあらず
No.20
リング
鈴木光司
呪いのビデオ〜死を回避するオマジナイは何か
No.19
魔神の遊戯
島田荘司
魔神の仕業のような猟奇殺人オンパレード
No.18
エジプト十字架の謎
エラリー・クイーン
シリーズ中、かなり異端な作品
No.17
チョコレートゲーム
岡嶋二人
中学生の死、不登校、暴力、、、退廃的な内容でした
No.16
スイッチ 悪意の実験
潮谷験
読者を翻弄するジェットコースター的小説
No.15
祝葬
久坂部羊
早死にの医師一族
No.14
クスノキの番人
大人向けの道徳小説
No.13
ミカエルの鼓動
柚月裕子
手術の場面は臨場感たっぷり。他は空虚
No.12
ブラジル蝶の謎
1か月後には内容を忘れるような、心に残らない短編集
一種奇妙な少女と男性との出会い、直後の爆発の描写から始まります。少女は言葉足らずで世間のことを知らない様子で、興味を湧かせる始まりで好印象でした。
そこから日は流れ、マリアと漣の捜査官コンビが富豪・ヒューの所有する高層タワーを訪れます。容疑は稀少動物を購入したというもので、二人は別行動しながら情報を求めていきます。一方、ヒューに招かれた男女が建物に囚われ、一人ずつ殺されていく描写。大きく分けて二つのシーンが交互に展開されていにます。
それから重要なのはキーワード・グラスバード。ヒューのコレクションであるグラスバードを目の当たりにした人は、皆心を奪われます。犯人が誰であるかを推理すると同時に、人々を魅了するグラスバードの正体を探るのが物語のメインとなります。
かなり好印象な内容に感じられました。前述したファンサービス、命を狙われるという恐怖心の描写、とあるミスリード、、、。
ところが解決パートはいただけなかったです。結果として本書における死亡者は激増し、極めつけはラスト。登場人物の死亡をみすみす許したマリアと漣の無力っぷりに呆れ果ててしまいました。事件の解明パートも強引に感じられマイナス評価でした。
もう一つのミスリード(こちらはグラスバードの正体に関係します)も、薄々察することができます。ミステリ小説に目の肥えていなくても大半の方は容易に推測できるでしょう。
いかにも地頭の良い人が書いたという内容で、少し小難しいきらいがあったのもあり☆4としました。内容は忘れましたが前作よりはおもしろかった印象です。