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No.12
プラスティック
井上夢人
真相は陳腐。けれどギミックに唸らされる小説
No.11
ユダの窓
カーター・ディクスン
まず、タイトルの素晴らしさに☆+1
No.10
りら荘事件
鮎川哲也
警察の無能っぷりが目立つ連続殺人
No.9
むかし僕が死んだ家
東野圭吾
不気味で、かなり重たい話
No.8
マルチエンディング・ミステリー(犯人選挙)
深水黎一郎
超ユニークで超メタ的小説
No.7
パラレルワールド・ラブストーリー
異なる2つの世界線、どちらが真実か
No.6
告白
湊かなえ
罪人の人生転落を描いた力作
No.5
黄昏の囁き
綾辻行人
蘇る15年前の悲劇
No.4
野良犬の値段
百田尚樹
映像化は不可能、けれど映像向きのサスペンス群像劇
No.3
黒いトランク
トランクの行方とアリバイ崩し〜論理を突き詰めた究極のパズル小説
No.2
満願
米澤穂信
文学的でミステリアス、豪華な短編集
No.1
吸血の家
二階堂黎人
作者のミステリ愛が窺える怪奇ミステリ
真相はやや拍子抜けさせられました。魅力的なマジックを見て、種明かしされてこんなことだったのかと呆れ、拍子抜けするのに近しい感覚です。ですが、伏線がしっかり張られており、力作だと思いました。本書は一人称視点でフロッピーに書かれた日記形式であり、きちんとギミックの役割を果たしているので感心させられます。
本格的な謎解き小説を期待すると肩透かしを食らいますが、構成の緻密さ、人物の描き分け等、工夫が凝らしてある作品です。
以前に読んだ同氏の『オルファクトグラム』よりは好みでした。