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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数121件
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一言面白かった。
シリーズの中では小佐内さんの毒々しさは若干緩めな番外編と呼ぶべき短編集でしょうか? 本編よりも一話ごとのクオリティは上だと思われます。 読後感もシリーズの中で一番よく三話目の揚げパンの話は真相で思わず笑みがこぼれてしまいました。 登場人物の把握ができていることが前提ではあるものの、 ゆるさの中にちょっとしたスパイシーな味わいはシリーズのファンであれば誰もが納得の作品だと思います。 |
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テクニカルなアイデアが光る楽しい作品です。
本編も読みやすくおススメの一作ですが、 個人的にはブログ作成の動機が微妙に弱いと思いました。 |
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読みやすく非常によくできた作品です。
とりたてて斬新な手法では無いですが、 良く練られた連作短編でテンポも良いので初めて小説を読む人にもおススメできると思います。 |
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堀内・伊達シリーズの三作目
相変わらず面白いですね。 テンポの良い会話が楽しいので、 かなりの長編ながらストレスなく読み進めることができます。 登場人物が比較的多いので人物把握が大変ですが、 エンタメ小説として充分に満足できます。 |
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相変わらず非常に面白いです。
ドラマを見ていたので結果を知っているのにも関わらず、 登場人物にイラついたり応援したりできることに驚きました。 敵味方関わらずそれぞれのキャラクターが立っている証拠だと思います。 |
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『そして誰もいなくなった』『十角館の殺人』への挑戦というのはさすがにハードルを上げすぎだと思う。
それらのオマージュ作品としてなら十分に楽しめる内容でよく練られた作品だと思う。 架空のパラレルワールドが舞台なのだが、 個人的には1980年代という時代設定が少しずるいかなと感じてしまう。 現代の通信技術の上でこの物語を完成させていたら、 もしかしたら上記の2作品に迫る作品になったかもと思ってしまう。 通信技術の進歩のため現代を舞台にクローズドサークルを作ることが相当困難であろうことは予想されるので、 無いものねだりなのでしょうけど…。 |
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古典部シリーズの第6作。
短編集ながら、この作品が今のところ古典部シリーズの最高傑作なのではないでしょうか? 満点でない理由はシリーズを全て読んでいることが前提のため、 6作目というのはさすがにハードルが高いので…。 全作品通じて高校生から徐々に大人になっていく過程のほろ苦さが見事に描かれています。 特に『長い休日』と表題作の『いまさら翼といわれても』の二作品は、 登場人物の背景がわかっていないといけませんが、 ミステリーとしてよりも、 折木奉太郎・千反田える二人の主人公の心の葛藤を存分に堪能することができると思います。 次回作も楽しみにしています。 |
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カミーユ・ヴェルーヴェン警部三部作の完結編。
前二作はいまいち作品の世界に入り込めなかったのですが、 この作品は前作ほど凄惨な場面が少なかったにも関わらず、 ヴェルーヴェン警部の心理が違和感なく伝わってきました。 更に見事な構成で文句なしです。 過去の二作を読んでいることが前提にはなりますが、 良い作品だと思います。 |
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相変わらず面白い。
展開はいつもどおりでシリーズを読んでいる人であればある程度読めます。 推理小説で求める大きなカタルシスもありません。 でも面白い。 普通の事、当たり前の事、正論を突き詰めているだけですが、 そういう当たり前の事が人間関係や建前の前で維持することがどれほど困難かという事を、 年を取れば取るほど嫌というほど思い知らされます。 竜崎伸也という突出したキャラクターを作り出した作者に本当に拍手です。 |
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太刀洗万智がフリージャーナリストとしてネパールで巻き込まれた事件のお話。
良いタイトルと気持ちいい伏線回収にラスト。 ミステリに比重を置かずジャーナリズムの在り方に重きを置いた感じで、 そのことが物語にリアリティを生んでいたと思います。 上手い話なのですが、綺麗にまとめ過ぎられているため何か物足らない感覚。 ミステリ三冠獲得作品のためハードルが上がりすぎていたのかも知れません。 |
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前作の犯罪者で著者のファンとなっていた私は、
再び修二、相馬、鑓水の三人と再会できたことをうれしく思いました。 一つの冤罪事件が元でいくつもの事件が起こることとなるのですが、 なんとも切ない話でした。 現実にあった事件をヒントにしながら描かれた今作は、 日本の警察、検察、裁判所の在り方を考えさせられる良作です。 |
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ジウ・歌舞伎町シリーズと姫川シリーズのコラボというかクロスオーバー作品です。
シリーズを読んでいる人にはたまらない仕様で楽しかったです。 読んでいない方でも十分に満足いく内容だと思います。 ボーナストラック的に収録されていた短編も楽しめて良かったです。 姫川サイドのルージュも期待しています。 |
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武士道シリーズの最新版というべきか完結編というべきか…。
香織と早苗の主人公兼ヒロインの視点を交替させながら物語は進んでいくのですが、 わかりやすく書き換えているので、 読みやすくスイスイと文章が頭に入っていきます。 戦争に対する政治的な思想を盛り込む必要があったかはさておき、 シリーズを読んでいた人は十分に楽しめる内容だと思います。 ただヒーロー物の漫画とかでありがちなパワーバランスが少しインフレしてしまっているため、 前作までのほうがドキドキ感は上だったかもしれません。 |
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昭和39年、戦後復興の象徴ともいうべき東京オリンピック開催時が舞台のサスペンス。
犯人、警察、犯人の知人という三視点で描かれますが、 読者の大半は島崎国男視点で物語を読み進めることになると思います。 時代背景こそ昭和39年(1964年)という設定ですが、 描かれている格差社会の状況が現代にも通ずる部分があり違和感なく読み進めることができました。 2020年に56年ぶりに東京オリンピックが開催されることもあり、 今後の日本の在り方を考えさせられる良い物語だと思いました。 |
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『さよなら妖精』に登場した太刀洗万智の短編集。
本当に短編の上手い作家さんだと再認識させられました。 所々に散りばめられたダークな後味の悪さが米澤穂信さんらしいのですが、 珍しく後味の良い作品なんかもあって意外性に楽しめました。 『さよなら妖精』自体は正直あまり好みではなかったのですが、 まだ未読なのですが『王とサーカス』も楽しみにしています。 |
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佐方検事シリーズの第三弾。
相変わらず面白いです。 前作の『本懐を知る』の解決編となる『業をおろす』でほろりとさせられた後、 表題作となる第三話、四話の連作『死命を賭ける』と『死命を決する』では、 佐方VS強大な権力を後ろ盾にした弁護士とのスリリングな戦いに目が離せなくなります。 前作程の衝撃は無かったもののシリーズものとして安定の作品だと思います。 |
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岬洋介シリーズの第4弾であり、本編の前日譚です。
ミステリーとして見た時は特筆すべき作品ではありませんが、 キャラ物のエピソードゼロとして読めばファンであれば楽しめると思います。 同時収録されていた岬洋介父の同時系列裏ストーリーの方がミステリーとして楽しめました。 むしろこの作品を読んだことで御子柴シリーズが読みたくなりました。 |
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良い話です。
動物モノはずるいです。 編集長の話はちょっとご都合主義かとも思いますが、 翔への対応に拍手。 切ないけれどもじんわりと温まる素敵な一冊です。 |
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ノワールと言えばノワールですが、
元マル暴担、堀内・伊達の息の合ったコンビの活躍が面白くてエンタメ小説として十分に楽しめます。 主人公の二人の姿を勝手に漫才師のサン〇イッチマンに当てはめて読み進めていました。(あくまでも勝手にです) 勧善懲悪というよりも全員悪なのですが、 まぁ応援したくなる悪なのですよね。 次回作も期待しています。 |
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