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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数145

全145件 81~100 5/8ページ

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No.65: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさに最悪

3人の登場人物が、それぞれ、徐々に最悪な結果に陥りつつ、絡み合っていくというストーリー。
3人の細かな心理描写が丁寧で、リアリティに富み、感情移入したくなる。そういう旨さがあり、面白い。
ページ数は多いが、3者の行動にイライラしながら、簡単に読み進めることができた。
特に鉄工所の社長は、そのダメっぷりがいい。

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最悪 (講談社文庫)
奥田英朗最悪 についてのレビュー
No.64: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

二度読み必須ですが、、、

最後まで読んで、???
今一度、部分的に読み直しても、良く分からない。
そこで解説を読み、ある程度理解したうえで、再度、最初からじっくりと読み直す。
その際、日付と曜日のメモが有効。
その結果、やっと理解が進み、自分なりに納得できた。

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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー

No.63:

噂 (新潮文庫)

荻原浩

No.63: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

2度読みして確認

いやはや、読み終わって2度読みしてしまいました。
書かれた年代は、ガラケーのiモードが使われだした時代ですね。
当時の女子高生たちの生態が懐かしい。
ストーリーは、良くあるような猟奇犯罪だが、飽きさせない。
後半は完全に一気読みです。
殺人犯に迫る過程が、この小説の読みどころなんですが、事件解決と思いきや、なんと最後に、、、

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噂 (新潮文庫)
荻原浩 についてのレビュー
No.62:
(8pt)

単純に面白いですね。

文庫本3冊一気読みでした。
第一部は割とコミカルな感じでストーリーが進み、全編こんな感じで展開するのかなと思っていましたが、第二部中盤に予想外のことが起こり、話しは急展開です。
ここから、俄然面白くなりましたね。第三部からはエンタメ感たっぷり。後半はあっという間に読み終えます。

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ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
中島らもガダラの豚 についてのレビュー
No.61:
(8pt)

怖い

下手なホラー・サイコ小説より怖かった。
そして無性に腹立たしかった。
せめて、、、、

分量的に丁度いいくらい。読み易いです。
あっという間に読了しました。

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日没
桐野夏生日没 についてのレビュー
No.60:
(7pt)

軽快です

ボリュームたっぷり。
ページ数はかなり多いですが、サクサクッと読み終えます。
少年マンガの様なノリで、軽快に話が展開するので、飽きさせません。
偽札作りの描写がやや細か過ぎて少し冗長ではあるが、そのこだわりが、小説にマンガでは無い厚みをもたらしているのだろう。
ただ当方にはチョイとクド過ぎた。


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奪取(上)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)
真保裕一奪取 についてのレビュー
No.59:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

暴虎の牙の感想

虎狼・狂犬・暴虎と続く一連の警察(ヤクザ)小説の完結編ですね。
読み易くて面白いですよ。
虎狼の主人公である大上(ガミさん)が出ています。
個性が強くて、いい味を出していますね。
○○組とかいう名前が色々出てきて、その抗争の歴史の説明が少々面倒くさいですが、そこを端折って読む分には軽快で、ハマって読めます。
お勧めします。

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暴虎の牙
柚月裕子暴虎の牙 についてのレビュー
No.58: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

復讐の協奏曲の感想

終盤の終盤。第2回公判日までは、かなり面白いですね。

事務員の過去の秘密。
事務員の殺人被疑者としての濡れ衣。
主人公の暴行被害。
主人公への懲戒請求扇動者。

この4つの事象が複雑に絡み合って、話が展開する。
どうなるのか。どういう結幕を迎えるのか、興味は尽きず、ページを捲る手が進む。
ここまでは、あっという間に読めます。
ここまでは、当方としては10点あげたい位。

後はラストですよね。
しかしながら、最後の20ページほど。
正直、安直すぎるまとめ方でした。
どうにか上記4つの事象を漏れなくまとめてはいるが、そんな簡単に事は運ばないだろう。
というのが、実感。
ここだけに注目すると、駄作だけど、とにかくラスト近くまでの面白さはかなりのレベルなので、当方としては高評価です。

復讐の協奏曲 (講談社文庫)
中山七里復讐の協奏曲 についてのレビュー
No.57:
(7pt)

テンポよく読めます。

アクション、ミステリー、サスペンス何でもありのエンタメ小説ですね。
読み始めは警察小説かなと思って読んでいましたが、主人公の逃亡に関する記述も多く、一種の冒険小説にような部分もありました。
そういう面では、結構テンポがよく小気味いいです。
本書の骨格となるミステリー部分も、しっかり書かれてあり、上滑りはしていません。読者に考えさせます。
とりあえずラストも、キチンと悪を始末して終わらせているので、めでたしめでたしというところでしょうか。
レベルが高いB級エンタメ小説でした。
グレイヴディッガー (角川文庫)
高野和明グレイヴディッガー についてのレビュー
No.56:
(7pt)

丁寧に書かれた警察小説

しっかり真面目に書き込まれた警察小説ですね。
猟奇犯罪というタイトルが目につきますが、そんなにグロい表現は無く、タイトルで敬遠されることもあって、損しているかなと思いました。
ライトではありませんので、じっくり読みたい方にお勧め。
ただし、ワクワク感とかスピード感、思わぬどんでん返しなどのエンタメ系の要素は余りないので、そちらはあまり期待されないように。


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県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 ドラゴンスリーパー (角川文庫)
No.55: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

社会派小説

焦点は彼。
高齢化社会と介護に関わる格差問題を真っ向から問う本格的な社会派小説、なんだけど「彼」と「彼の目的」を主旋律にしたミステリー小説である。
単純に思い込んで読んでいたため、後半驚いてしまった。
そして、そういう展開は、結構面白く楽しめた。
ただ最後は少し宗教観が強く出すぎ、ちょっと興ざめ。もう少しミステリー感を押し出して欲しかった。
でも、登場人物はさほど多くなく読み易い。
PS:読んでいて「津久井やまゆり園」の事件が頭に何度も浮かんできた。この日本を震撼させた植松聖被告は、この小説を読んだことがあったのかもしれない。
ロスト・ケア (光文社文庫)
葉真中顕ロスト・ケア についてのレビュー
No.54: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

品の良い短編集でした。

スッキリした短編集。
加賀恭一郎シリーズの一冊でした。
短編集というのを好まない当方ですが、無理なく読み終えることが出来ました。良品が揃っておりますね。
この方の作品は、基本的に読み易く、かつ大外れは無い。
今後も、過去に手にしていない物を読んでみたいです。
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
東野圭吾嘘をもうひとつだけ についてのレビュー
No.53: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

中だるみなく読める

長編だがそれほど分量は多くない。
登場人物たちのグループが抱える秘密は何なのか?
ここがこの小説の重要なミソ。
この辺りは、非常に考えさせている工夫があり、面白い。
飽きさせない。

そして中盤を過ぎ、3分の2くらいに達したときに、その秘密が明らかになる、、、



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レイクサイド (文春文庫)
東野圭吾レイクサイド についてのレビュー
No.52:
(7pt)

中盤以降が面白い

中盤までは、登場人物たちが予知の種探しやリピートの仕組みを色々と繰り返し説明し、その分、ストーリー展開が単調で、ダラダラ感が続く。
しかしながら、中盤になってリピートした登場人物達に事件が起こり始める。
ここからは、一気に面白さ爆発。

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リピート (文春文庫)
乾くるみリピート についてのレビュー

No.51:

幻夏 (角川文庫)

幻夏

太田愛

No.51: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

予想外の展開に

ストーリーは予想外に展開する。
よって後半は特にページを捲るスピードも上がる。
ただ、事件が都合よく展開するあたりが少々目立つので、重厚さ緻密さにかける面もあるが、その事を差し引いても、面白かった。

日本の司法制度では、こうした悲劇が起こっているんだろう。
主人公の少年にとって、悔いの残る結末だった。
幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー
No.50:
(8pt)

中盤までは非常にいい!

中盤までは「何が起きているのか?」という得体の知れない不穏な空気感が感じられ、飽きずに読み進めることが出来る。
ゆえに非常に面白い。
登場人物が多く、奇妙な出来事が続発する。
著者はこれをどうまとめるのか、まさに腕の見せ所。
期待して読み進めたが、最後は少し期待外れかなぁ。
少々風呂敷を広げ過ぎたのか、盛りだくさんな事件の割には、さほどの驚きは無かった。
これが減点対象。
しかし、600ページくらいのこの本を一気に読ませるところは、著者さすがですね。
冷たい檻 (単行本)
伊岡瞬冷たい檻 についてのレビュー
No.49:
(8pt)

単純に面白い

単純明快。
決してA級小説ではないが、B級ならではのシンプルな面白さがある。
ツッコミどころ満載だが、わざわざツッコム必要はない。
夜読み始めて、深夜読み終わり、少々寝不足。
通勤通学の交通機関内で、気軽に読むのに適した一冊でした。

逃亡刑事
中山七里逃亡刑事 についてのレビュー

No.48:

痣 (徳間文庫)

伊岡瞬

No.48:
(8pt)

面白かった

結構面白いです。
当方、最後まで事件の真相というか犯人が推測できなかったです。
だから最後まで飽きなく引っ張られましたね。
そして、結果的にかなり驚きました。
これなら、9点・10点は付けれるかなと思っていましたが、よくよく考えると?です。

▼以下、ネタバレ感想
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痣 (徳間文庫)
伊岡瞬 についてのレビュー
No.47: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

闇に香る嘘の感想

全盲の主人公が実際にこれだけの行動がとれるのか、疑問が残ったが、最後はしっかりまとめられていたように感じる。都合よすぎる気もするが、、、
しかしながら、展開が最後まで読めなかったのは、素直に高評価。
闇に香る嘘 (講談社文庫)
下村敦史闇に香る嘘 についてのレビュー

No.46:

OUT(アウト)

OUT

桐野夏生

No.46:
(7pt)

ラストが戴けない

結構最後まで嵌まって読めましたね。
四人の主婦たちのお粗末で大胆な犯罪、滑稽でもありました。
しかしながら、上手く組み立てられているので、飽きずに緊張感もって読み終えました。
この調子なら9点位付けてもいいかなと思っていましたが、ラストが戴けない。
単なる犯罪小説という見方も出来るが、主婦目線、女性目線で描かれた社会派小説という見方も十分ありえる小説ですね。



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OUT(アウト)
桐野夏生OUT についてのレビュー