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Hidezo さんのレビュー一覧
Hidezoさんのページへレビュー数238件
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「四季 冬」を先に読んでしまい、頭の中が?だらけに。
急いで読むことにしましたが、本の分厚さに唖然としました。 意を決して読みはじめると・・・、 面白いじゃないか。 ミステリーとしてもちろんん素晴らしいのですが、犀川先生、西之園さん、 そして真賀田四季博士の人間ドラマに夢中になりました。 タイトルの意味や、禅問答のような四季博士の言葉など、僕には理解不能なものも多かったのですが、 なんだか、後味すっきりです。 |
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精密機械のよな四季博士の、弱い部分が表現された作品だと思います。
すべてが分かってしまうことに生きる意味を見失い、心の奥で、普通の人間のように泣いて笑って生きることを望んでいたのかもしれません。 本のほとんどが結論のない自問自答で、コアなファンはそこを評価するのかもしれませんが、ぼくにはちょっと・・・ 気になる四季博士の今も、何かを暗示させるような終わり方で、ちょっと不完全燃焼。 |
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「すべてがFになる」四季博士が「で犯した犯罪の全貌が明らかになる、という点では必読の一冊です。
全体として、犀川先生と萌絵の関係を中心に描いており、ぼくが読んでいない他のシリーズの内容が絡んでくるなど、 ???ってなところもあります。 つぎは、いよいよ「冬」で終結。 |
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四季博士が両親の殺害に至るまでの心理描写が、息がつまるほど細かく描かれています。
ところどころ出てくる工学者っぽい思考と描写も臨場感があります。 秋・冬が楽しみ。 |
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「すべてがFになる」の真賀田四季博士の幼少期を描いた作品。
四季と兄に関する謎を中心に描いたもので、「すべてがFになる」へつながる物語として面白く読めました。 さらに、夏秋冬とどんな展開が待っているのか楽しみです。 |
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簡単にいえば、読みやすく面白い。
読解力の低い僕にも、状況が目に浮かぶように読み進めることが出来ました。 まだ読んでいない人は、ちょっとした事にも注意して読んで下さい。 あとで、真相に絡んでくるかもしれません。 |
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絵画ネタは好きなので、時々入るゴッホのプチ情報がいい。
美術界と日本経済の闇をうまく絡めたストーリーも面白かったです。 ただ登場人物が多くて、僕の許容範囲を超えていました。誰が誰だか分からなくて。 個人の問題ですみません。 |
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期会があったら読もうとずっと温めていました。
だって、厚いから。 評判通り面白かったですが、ニックネームで話が進んでいくところが、なんだか安っぽいし、 誰が誰なんだか解りにくいのもあって不満を感じていました。 でも最後に、なるほど・・・必要だったのですね。 |
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4人のギャングたちのスピンオフ作品的な作りで、こういうの好きです。
成瀬と響野の会話が楽しいし、雪子の雰囲気も目に浮かぶ。 前作品の話題もちらちら出てくるから、そちらを先に読んで欲しい。 |
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そのうち読もうと温存していました。
伊坂幸太郎作品にはだいぶ慣れて、これは後で出てきそう、なんて考えるようになりました。 でも、いざ出てきても全く気づかず、これだったのか!なんて。 独特の特技と感性を持つギャングたちの仕事は、読んでいて本当に陽気で愉快でした。 |
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さらーっと読むと、何だ?って感じる作品。
短編小説をまとめると、何かの意味を持つのだろうと推測出来ましたが、謎解きが終わっても、そんな事あったっけ?なんて思ったりして。 あくまでも、自分の問題です。 じっくり読んで、仕掛けを考えたい人にはお勧めです。 |
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過去のこと、未来のことを、何故か弟が知っている。
複雑な家庭環境の姉弟間で起こる不思議な現象と、地方に伝わる逸話・風習が絡んだミステリーです。 サイコな話かと思いきや、素直なミステリーでした。 ちょっと昭和チックでした。 |
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ダメな男と分かっていながら離れられない女。
平凡な日常を過ごす女達を見下している女。 そんな辻村作品によく登場する女を取り巻く事件のオムニバス。 辻村先生の書く文章はとても好きだけど、内容は好き嫌い別れるだろうね。 |
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一言で言うと、「上手いな」と感じる。
最後の一行に向けて作り上げていく構成や、近代文学を思わせる文章。どれをとっても一流。 本の内容は、父親の残した五編の小説を集めると、母親の死に関する事実が明らかになるというもので、 途中途中に入る父親の小説もまた付録の短編小説であり、二重に楽しめる。 ただ、難しい言葉が出てくるたび、自分の国語力のなさが悲しくなる。 |
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そういうタイプの小説だと思っていなかったので、最後、「えっ!」と思ってしまいました。
毒薬をセールスしている犯人は誰なのか? 子供の家はどうなるのか? そして、おばちゃんは・・・なんて純粋に読んでいたら・・・ いや〜、そういうジャンルなんですね。 結構好きです。 |
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最初の散骨シーンがすごくいきていて、誰が誰のための儀式を行ったのかずーっと気になります。
また、途中ででてくる散骨との関係など、いろいろ想像します。 最後も納得の収まり。 ライトノベル調の刑事の会話が、物語を安っぽくしちゃった感じがします。残念。 |
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特殊で異様な世界を描いているかの様で、ずっと共感できませんでした。
雰囲気は、「凍りのくじら」のよう。 まわりを見下して、自分だけ外から一般人を見下しているかのような「私」。 でも、「自分の世界で手一杯で、人のことが見えず、人の話を聞かない、考えることと人をバカにすることだけ一人前」の「私」は、誰でも一度は通る、普通の世界の普通の「私」なんですね。 他の作品のような、クライマックスへの加速度的な展開は感じなかったですが、最後は震えました。 ちょっと、グロ表現が多くて子供には勧められないかな。 |
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人間の根底にある醜さと優しさをテーマに、日常と非現実的な世界が錯綜しながら話が進む。
杉が「さなぎ」になって、脱皮して暴れだすなんて、クーパーとは何者なのか? 透明になったクーパーの戦士はどうなるのか? その中で、妻に浮気されて迷い込んだ男がどんな役割を果たすのか? 突拍子もない設定は作者独特で、でも、その突拍子もない設定の結末が気になってしょうがありません。 最後は爽やかに終わろうとするのも作者らしいのですが、設定がさすがにファンタジー過ぎたかな。 |
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「バベルの会」という読書サークル(?)にまつわる短篇集で、5話収載されていますが、どれも素晴らしい。
話はすべて、最後の一行のために綿密に作りこまれており、読み手の頭は作者の思い通りに誘導されてしまいます。 そして読み終えた時、心と体が震えるでしょう。 10点にしなかったのは、苦手な人もいると思うし、僕もこの作品だけで結構です。 |
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正統派サスペンスです。
殺人事件で無罪判決を受けた武内が隣に引っ越してきてから、梶間家がおかしくなります。 巧妙な罠に崩された家庭に、読者も、「いつの間に?」なんて思うかもしれません。 人物の背景や心理が丁寧に描かれており、いろんな出来事がドラマを見ているかのように思い描けます。 武内は被害者なのか、加害者なのか? 結末が気になって途中で止めれませんでした。 |
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