■スポンサードリンク


Hidezo さんのレビュー一覧

Hidezoさんのページへ

レビュー数238

全238件 121~140 7/12ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.118:
(7pt)

新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおいの感想

思えば、珈琲店タレーランシリーズをきっかけにミステリーにはまりました。
これは、タレーランシリーズよりもライトで、さすがにコアな読者には物足りないかもしれません。
でも、日常を題材にしたミステリーは小中学生の入門書としてお勧めです。
新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい (幻冬舎文庫)
No.117: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

犬はどこだの感想

非常にわかりやすいシンプルな作品。面白かったです。
探偵事務所を開き、成り行きで引き受けることとなった2つの依頼が、思わぬ方向へ進んでいきます。
とこどどころに貼られた伏線は、丁寧に解説付きで回収されていきます。
最後の終わり方は、作者さんらしいと思いました。

犬はどこだ (創元推理文庫)
米澤穂信犬はどこだ についてのレビュー
No.116:
(4pt)

光の感想

気になっていた作家さんなので初めて読みました。
正直、何のジャンルなんだか???って感じで、終始コアな内容に嫌悪感しかなかったです。
漫画でいうなら少年誌でも青年誌でもなく、なんか雀荘にありそうな書物。イメージですが。
きっと、こういうのが受ける層というのがあるのでしょうね。
最初でつまづくと、2作目をどうしようか迷ってしまいます。
光 (集英社文庫)
三浦しをん についてのレビュー
No.115:
(8pt)

この鴛鴦茶がおいしくなりますように: 珈琲店タレーランの事件簿5の感想

ミステリーマニアの方にはつまらないかもしれませんが、軽い謎解きをからめたライトノベルならではの面白さがあります。
今回の事件のネタは浮気・不倫ということで、源氏物語が絡みます。そう来たか!と、少し感心してしまいました。
終始、浮気や不倫、そして裏切り、裏切られ・・といったものが出てきますが、全部伏線だったのですね。
平安時代から読み物として定番のネタだったわけですから、人間の本性なんでしょうね。
珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫)
No.114: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

暗幕のゲルニカの感想

ゲルニカの絵は何度も目にしたことがありますが、そのなかに描かれているものについては考えたことはありませんでした。
物語は9.11テロから始まります。負の連鎖はアメリカをイラク攻撃へと追い立てるわけですが、暴力に対して暴力で対抗することが正しいのだろうか?
それに他する、著者の回答が「ゲルニカ」なわけです。
「ゲルニカ」誕生の話が回想のようにはさまれていますが、歴史教科書なみにスペインの内乱やナチスの侵攻のことが盛り込まれており、なかなか進まない展開にちょっと飽きてくるかもしれません。また、おまけのようにピカソのハトの話が出てきますが、個人的にはこちらの方をもっと盛り上げてほしかったかな。
ちょっと欲張りすぎたかもしれない。

暗幕のゲルニカ
原田マハ暗幕のゲルニカ についてのレビュー
No.113:
(7pt)

キネマの神様の感想

この物語は映画好きの爺さんが書いたブログから始まる奇跡と感動の話で、いかにも邦画が好みそうな感じです。
僕は名画をわざわざ観るような映画ファンではありませんが、映画は映画館でみるべきだと思っています。
大画面の迫力、音の迫力がなければ、映画の面白さは半減でしょう。
みんな、映画館へ行こう!

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
キネマの神様 (文春文庫)
原田マハキネマの神様 についてのレビュー
No.112:
(8pt)

チーム・バチスタの栄光の感想

今更ながら読みました。
面白かったです。読みやすいけど、専門用語や医学部事情が多く、一般人が理解できるのかは疑問。
次の作品を・・とまでは感じなかったので8点。

新装版 チーム・バチスタの栄光 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊チーム・バチスタの栄光 についてのレビュー
No.111: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派と呼ばれる画家の名前が次々と出てくることに、わくわくします。
考えてみると、いま世界で評価されている画家たちが、同時期に現れ、集い、作品を作っていたことは、ある意味奇跡なのかもしれません。
彼らははじめから評価が高かったわけではなく、この物語は、印象派の画家たちに感銘を受けて彼らを支えていた脇役たちの物語です。
絵を見ながら読んで下さい。

ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)
原田マハジヴェルニーの食卓 についてのレビュー
No.110: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

楽園のカンヴァスの感想

こういう美術物、好きです。
これは、単に美術品の謎を解き明かす小説ではなく、アンリ・ルソーにとり憑かれた人たちのドラマが描かれています。
やはり、ルソーの作品を見ながら読むのがおすすめですが、私のような凡人に絵の良さは解らないです。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)
原田マハ楽園のカンヴァス についてのレビュー
No.109:
(6pt)

境遇の感想

ちょっと期待しすぎたかもしれない。
そのうちブラックな湊かなえが現れるのかと思って読んでいたのだが、話は単純で、驚きもすっきりもなかった。

境遇
湊かなえ境遇 についてのレビュー
No.108:
(6pt)

仮面同窓会の感想

ある人物が不自然すぎて・・・
まあ、それなりに楽しめましたけど、心にはあまり残らない一冊となるでしょう。

仮面同窓会
雫井脩介仮面同窓会 についてのレビュー
No.107:
(7pt)

母性の感想

湊かなえ、ならではの作品です。
自分の母が娘の犠牲になったことに納得出来ない母と、母に愛されたいのに表現の仕方が分からない娘。
お互いが思いを伝えればいいだけなのに、親子だからこそ方法が分からない。
そんなすれ違いの中で、二人の大事な人が死んだ真相が明らかになっていきます。
こんな風に、自分を殺して生きている人ってたくさんいるのでしょうね。
母性
湊かなえ母性 についてのレビュー
No.106: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クリーピーの感想

殺人事件の話って大体ありきたりで、2時間ドラマを見た気分にしかならない。
読み終わったら、「あー面白かった。じゃあまた次の事件の話を・・・」って感じで、悪くないけど満足もしない。
でもこれは違う。
同じ2時間でも映画を1本見た気分。内容が濃いのです。
展開は二転三転し、真相は最後まで分かりません。
隣人が事件に絡んでくる展開は「火の粉」を思わせますが、こちらのほうが複雑で巧妙です。
映画化も納得。
クリーピー (光文社文庫)
前川裕クリーピー についてのレビュー
No.105: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

島はぼくらとの感想

ミステリーの分野ではないですが、最高でした。
青春感動物ってことで、ちょっと避けてたのですが、もっと早く読めばよかった。
辻村作品にはときどき、田舎の風習や、しきたりに縛られた人生が描かれます。
田舎を捨てるように出てきている自分には、多くの共感できる点があり、残るものの立場、出て行く人の立場について考えさせられます。
この本は、そんな窮屈な田舎の人間関係の中での、出会いと別れが描かれています。
他の作品とのリンクという、おなじみのサービスもあって、あの名前が出てきた時には震えました。
それが誰かは、読んでからのお楽しみです。
島はぼくらと
辻村深月島はぼくらと についてのレビュー
No.104: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

ミステリーに慣れてくると、「きっとこうなんだろう」なんて、結末を予想してしまう。
良い作品は、そんな考えも起きないくらいに物語に引きこまれるのだが、
この作品は、ちょっと入り込めない自分がいて物語を客観視してしまった。
「格闘シーンが長すぎ」とか、「市民の混乱がくどい」とか、時々感じる場面があって、欲張って盛り過ぎた感が否めない。
そして、何より、あの作品を思い出してしまう。
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山七里連続殺人鬼 カエル男 についてのレビュー
No.103:
(8pt)

ジグβは神ですかの感想

この本は、「すべてがFになる」で始まる長いシリーズの一部ということで、この作品だけ読んでも楽しめないかもしれません。
また、後書きでもあるように、ミステリーのお約束的な展開はありませんので、ミステリー作品としても意見がわかれるかもしれません。
私的には、スマートで綺麗な作品に満足です。
ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN (講談社文庫)
森博嗣ジグβは神ですか についてのレビュー
No.102: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

大誘拐の感想

評判が良かったので読んでみましたが、自分には合いませんでした。
何でしょう?Japaneseエンタメって感じの作品で、ほのぼのした誘拐の映像が目に浮かぶのですが、長すぎて飽きてしまいました。
和歌山周辺の地理に詳しければ、もう少し楽しめたかもしれません。
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
天藤真大誘拐 についてのレビュー
No.101: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いつまでもショパンの感想

衝撃はないけど、ヤンの成長ストーリーとして楽しめました。
自分がクラッシックを聴かないので、演奏部分に共感できないのが残念。
でも、伝わっています。
聴いてみると、聴いたことあるフレーズがたくさんあって、ショパンの偉大さが分かります。

いつまでもショパン (宝島社文庫)
中山七里いつまでもショパン についてのレビュー
No.100:
(8pt)

おやすみラフマニノフの感想

ミステリーというより、音楽青春物語として楽しめました。
前作の「さよならドビュッシー」の内容ともリンクしているところが楽しめる点も良し。
登場人物のスピンオフなんかも読みたいですね。

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
中山七里おやすみラフマニノフ についてのレビュー
No.99: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

さよならドビュッシーの感想

読み始めていきなり全身大火傷。予想外にヘビーな始まりで不安になりました。
しかし、徐々に、ピアノの世界に引き込まれます。
何より、演奏中の曲や指運びに関する表現が秀逸。
ミステリーとしては、マニアからみれば初歩的なものなのでしょうけど、
ミステリーということを忘れさせられるくらいに、ピアノの世界に引き込まれました。
残念なのは、自分が全くピアノを弾けないし、曲も知らないこと。
解かる人が読んだら、更に評価は高いのでしょうね。
さよならドビュッシー (宝島社文庫)
中山七里さよならドビュッシー についてのレビュー