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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数238

全238件 101~120 6/12ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.138:
(7pt)

七つの海を照らす星の感想

児童養護施設が舞台ということで、あまり共感できるものもなく入り込めなかったです。
良く練られて作り込んだ感じはしますが、残念ですが、伏線がさり気なすぎて自分にはピンと来ませんでした。

七つの海を照らす星 (創元推理文庫)
七河迦南七つの海を照らす星 についてのレビュー
No.137:
(9pt)

山女日記の感想

ミステリーに入れていいのかとは思いますが、自分のツボです。
登場人物が交錯するしかけ絵本のような楽しみ。
一度は登ってみたい山々の描写。
そして誰もが持っているような人生に対する悩みと葛藤。
それらが、うまく詰め込まれ、そして、読後は登頂したような爽やかな気持ちよさが残ります。

山女日記 (幻冬舎文庫)
湊かなえ山女日記 についてのレビュー
No.136:
(8pt)

ハケンアニメ!の感想

ミステリーではないですが、「目線が変わることによる考え方の違い」というものがうまく表現されています。
短編集のような構成ですが、それぞれが関連しているので、舞台裏を覗くような感覚が味わえます。
文庫本のおまけも良かった。
ハケンアニメ!
辻村深月ハケンアニメ! についてのレビュー
No.135: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アイネクライネナハトムジークの感想

ウインストン小野を主役とした、スピンオフの短編集という感じでしょうか?
脇役でもそれぞれに物語があって、お互いに影響を受け、また影響を与えて世の中が成り立っている。
まさか、ラウンドボーイまでとは、関心しました。

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)
No.134:
(8pt)

AX アックスの感想

大好きな殺し屋シリーズということで、本屋で見つけて飛びつきました。
今回の主人公「兜」は、もう「仕事」をやめて家族と幸せに暮らしたいと願う殺し屋で、
ストーリーも前作とは違って、殺し屋の仕事現場というより、仕事屋の表の顔を描いた作品といえるでしょう。
楽しめました。

AX アックス (角川文庫)
伊坂幸太郎AX アックス についてのレビュー
No.133:
(6pt)

豆の上で眠るの感想

驚きはないですが、それなりに楽しめました。
彼女の作品には、「母性とは何か?」「故郷とは何か?」といった、読者へ皮肉な投げかけをするシリーズがあって、
これは「姉妹とは何か?」ということをテーマに作られています。
重苦しい雰囲気で終始綴られていますので、もっとブラックな結末が欲しかったかな。
豆の上で眠る
湊かなえ豆の上で眠る についてのレビュー
No.132: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

かがみの孤城の感想

予想外にファンタジー要素が強くて、ゲームを進めているような感覚でした。
学校や家庭の問題を抱えた子どもたち。制限時間がある中で、自分の現在、そして未来に向き合わなければいけません。
綺麗すぎて、やや期待を裏切られた感もあります。
でも、緊張なのか感動なのか体が震え、結局泣かされました。

かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)
辻村深月かがみの孤城 についてのレビュー
No.131:
(9pt)

少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語の感想

後半の疾走感は「東京大学物語」を読んでいるような感覚。
昭和バンカラ風な会話が異質で気になりますが、その言葉は妙に心に響きます。
「人生という舞台で、いかに踊るのか」
言い訳しながら生きている僕の心にも刺さりました。

少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫)
No.130: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

満願の感想

ずっと読みたかった本です。短編集だったのですね。
短編集は結末部にキレが必要で、単なる謎の解答では物足りなく感じます。
その点で、この本のインパクトは期待した割に強くなかったです。

満願 (新潮文庫)
米澤穂信満願 についてのレビュー
No.129:
(8pt)

ナオミとカナコの感想

犯罪を犯してしまった女性たちが、追い詰められていく様子にハラハラ。
犯罪者なのに、なんとか逃れられるように応援してしまします。

ナオミとカナコ
奥田英朗ナオミとカナコ についてのレビュー
No.128:
(8pt)

モダンタイムスの感想

余計な話が多く長すぎる感があるが、これも、「大事なことは、まとめてしまったら消えてしまう」ということなのかもしれない。
この本は読み終わって感じるのは、内容がどうというよりも、生きていくうえで考えさせられる事がたくさん詰まっていたということ。
社会のシステム、仕事の細分化、アリとコロニー、アドルフ・アイヒマンの話など、一度は目を通して今の自分と照らし合わせて欲しい。

モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)
伊坂幸太郎モダンタイムス についてのレビュー
No.127:
(7pt)

魔王の感想

面白かったのですが、なんだか物足りない幕引き。
きっと、作者なりのイメージをもってエンディングにしたのだと思いますが、今ひとつ伝わってきません。
モダンタイムスも読んでみます。
魔王 (講談社文庫)
伊坂幸太郎魔王 についてのレビュー
No.126:
(8pt)

リバースの感想

なんだ、いい話なんだ・・っと思った瞬間!
米澤穂信さんの作品のような落とし方。

リバース (講談社文庫)
湊かなえリバース についてのレビュー
No.125:
(7pt)

神の値段の感想

美術品界の裏側を舞台にした作品で、興味深く読みました。
どんな感じに犯人が特定されて、結末を迎えるのかを楽しみにしていたのですが、
なんだか最後はバタバタっと終わっちゃった感じです。
ミステリーということで殺人事件を盛り込んでしまったと思いますが、
美術異界の話だけで徹底したほうが、まとまった感じがします。
神の値段 (宝島社文庫)
一色さゆり神の値段 についてのレビュー
No.124: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台の感想

シリーズ最後はシェイクスピアの稀覯本にまつわる事件と謎。
要所にシェイクスピア作品のセリフが引用されていますが、残念ながら読んだことがありません。すみません。
でも、シェイクスピア作品が演じられた時代背景や、出版事情など、興味深く読めました。
何より、母親の謎が明らかにされたのがすっきりです。
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)
No.123:
(9pt)

旅猫リポートの感想

結末は何となくわかりました。
そんな中で気になる点は、どのタイミングで話が終わるのか。
僕の予想より、行くとこまで行ったなって感じ。
主役は猫だからね。
旅猫リポート
有川浩旅猫リポート についてのレビュー
No.122:
(8pt)

盲目的な恋と友情の感想

この作品はブラック辻村が炸裂です。
作品は、蘭花が結婚に至るまでの経過が綴られた前編(恋)と、その裏で進行していたもう一つの物語(友情)の二部で構成されています。
「恋」を読み終わり、「友情」を読み始めて最初に感じたのは、「そっち?」
「恋」の終わり方が思わせぶりだったことから、「友情」では真相が語られるのだと分かり、話はダークなのに気持ちはわくわくです。
こんなに作品に引き込まれて夢中になるのは、彼女ならではなのでしょうね。
内容の好き嫌いは別れるかもしれませんが、文章、構成、どれをとっても傑作だと思います。

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)
辻村深月盲目的な恋と友情 についてのレビュー
No.121:
(8pt)

ヒポクラテスの誓いの感想

フィクションなのでありかと思います。
話の展開が早く、といえば聞こえがいいですが、情景描写が稚拙なのか、まだ背景が固まっていないのに話がどんどん展開していく印象。
また、会話にメリハリがないのか臨場感が今ひとつ。棒読みのセリフが聞こえてきそうな感じ。
法医学の内容なので、とっつきにくいかもしれませんが、内容は面白かったです。

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)
中山七里ヒポクラテスの誓い についてのレビュー
No.120: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

神様の裏の顔の感想

出だしは、ちょっと文章が・・・なんて思ってしまいましたが、お通夜に参列した故人の思い出が面白いようにつながっていくことに、わくわくします。
それも、ストーカーや殺人犯罪などの状況証拠が、どんどんそろっていきます。
はたして、故人は神様だったのか悪人だったのか?
最後の展開は、ちょっと欲張りすぎた感もありました。
神様の裏の顔 (角川文庫)
藤崎翔神様の裏の顔 についてのレビュー
No.119:
(7pt)

ダリの繭の感想

事件が起きた後は、ひたすら捜査状況の情景描写。内容に起伏がなくて退屈に感じてしまう。
それは、僕が苦手なだけで、決して非難するわけではない。
事件の真相には納得。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
有栖川有栖ダリの繭 についてのレビュー