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Hidezo さんのレビュー一覧
Hidezoさんのページへレビュー数136件
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殺人事件の話って大体ありきたりで、2時間ドラマを見た気分にしかならない。
読み終わったら、「あー面白かった。じゃあまた次の事件の話を・・・」って感じで、悪くないけど満足もしない。 でもこれは違う。 同じ2時間でも映画を1本見た気分。内容が濃いのです。 展開は二転三転し、真相は最後まで分かりません。 隣人が事件に絡んでくる展開は「火の粉」を思わせますが、こちらのほうが複雑で巧妙です。 映画化も納得。 |
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ミステリーに慣れてくると、「きっとこうなんだろう」なんて、結末を予想してしまう。
良い作品は、そんな考えも起きないくらいに物語に引きこまれるのだが、 この作品は、ちょっと入り込めない自分がいて物語を客観視してしまった。 「格闘シーンが長すぎ」とか、「市民の混乱がくどい」とか、時々感じる場面があって、欲張って盛り過ぎた感が否めない。 そして、何より、あの作品を思い出してしまう。 |
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この本は、「すべてがFになる」で始まる長いシリーズの一部ということで、この作品だけ読んでも楽しめないかもしれません。
また、後書きでもあるように、ミステリーのお約束的な展開はありませんので、ミステリー作品としても意見がわかれるかもしれません。 私的には、スマートで綺麗な作品に満足です。 |
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衝撃はないけど、ヤンの成長ストーリーとして楽しめました。
自分がクラッシックを聴かないので、演奏部分に共感できないのが残念。 でも、伝わっています。 聴いてみると、聴いたことあるフレーズがたくさんあって、ショパンの偉大さが分かります。 |
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ミステリーというより、音楽青春物語として楽しめました。
前作の「さよならドビュッシー」の内容ともリンクしているところが楽しめる点も良し。 登場人物のスピンオフなんかも読みたいですね。 |
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一番気になっていた八神瑛子の旦那さんに関する真相が、まさか、つづく・・・とは。
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簡単に言うと、閉鎖的な島のもめごとを題材にした短編集。
島でしか生きられない人たちの諦めや妬み、卑屈といったNegativeな感情が盛りだくさんです。 でも引くほどのいやーな気持ちにはなりませんので安心を。 短編どうしに関連が隠れていると、僕の好みだな。 |
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5つの短編からなる作品で、登場人物が交錯しながらラストへ繋がります。
伊坂幸太郎らしい、安定感のある作品。 でも、特別感はなくて8点。 僕の中で作者のハードルが上がっちゃってます。ごめんなさい。 |
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弟の失踪と殺人事件。
戦後の北海道の混乱。 いろんなことが絡みあって、最後はすっきりとまとまる。 人間ドラマが細かく描写されており、話もすごく良いと思う。 でも、頭に入ってこなくて、ページが進まないんです。 なんだか国語の教科書を読んでるような感じ・・・ 好みの問題と思います。 |
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恋人の死によって偶然手に入れた楽譜。
単純に楽譜の作者を見つけたい。それだけなのに、楽譜の秘密によって危険な世界に巻き込まれます。 楽譜に秘められた謎とは? 話は単純で面白いです。でも、平均的で驚きはない結末。 サスペンスものが好きな人は、「面白かった」で終わるのでしょうが、 それほどでもない人には、「ふーん」という後味でした。 |
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「果てしなき渇き」に似たバイオレンス作品です。
自殺した友人について調べていると、地方の閉鎖社会の闇が明らかになってきます。 田舎だからこそ住人に黙認され、長年闇に埋もれてきた犯罪。 現実味を出すため、登場人物のセリフが訛っているのですが、逆に物語の緊張感がなくなってしまった気がします。 |
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精密機械のよな四季博士の、弱い部分が表現された作品だと思います。
すべてが分かってしまうことに生きる意味を見失い、心の奥で、普通の人間のように泣いて笑って生きることを望んでいたのかもしれません。 本のほとんどが結論のない自問自答で、コアなファンはそこを評価するのかもしれませんが、ぼくにはちょっと・・・ 気になる四季博士の今も、何かを暗示させるような終わり方で、ちょっと不完全燃焼。 |
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「すべてがFになる」四季博士が「で犯した犯罪の全貌が明らかになる、という点では必読の一冊です。
全体として、犀川先生と萌絵の関係を中心に描いており、ぼくが読んでいない他のシリーズの内容が絡んでくるなど、 ???ってなところもあります。 つぎは、いよいよ「冬」で終結。 |
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簡単にいえば、読みやすく面白い。
読解力の低い僕にも、状況が目に浮かぶように読み進めることが出来ました。 まだ読んでいない人は、ちょっとした事にも注意して読んで下さい。 あとで、真相に絡んでくるかもしれません。 |
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絵画ネタは好きなので、時々入るゴッホのプチ情報がいい。
美術界と日本経済の闇をうまく絡めたストーリーも面白かったです。 ただ登場人物が多くて、僕の許容範囲を超えていました。誰が誰だか分からなくて。 個人の問題ですみません。 |
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期会があったら読もうとずっと温めていました。
だって、厚いから。 評判通り面白かったですが、ニックネームで話が進んでいくところが、なんだか安っぽいし、 誰が誰なんだか解りにくいのもあって不満を感じていました。 でも最後に、なるほど・・・必要だったのですね。 |
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過去のこと、未来のことを、何故か弟が知っている。
複雑な家庭環境の姉弟間で起こる不思議な現象と、地方に伝わる逸話・風習が絡んだミステリーです。 サイコな話かと思いきや、素直なミステリーでした。 ちょっと昭和チックでした。 |
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ダメな男と分かっていながら離れられない女。
平凡な日常を過ごす女達を見下している女。 そんな辻村作品によく登場する女を取り巻く事件のオムニバス。 辻村先生の書く文章はとても好きだけど、内容は好き嫌い別れるだろうね。 |
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一言で言うと、「上手いな」と感じる。
最後の一行に向けて作り上げていく構成や、近代文学を思わせる文章。どれをとっても一流。 本の内容は、父親の残した五編の小説を集めると、母親の死に関する事実が明らかになるというもので、 途中途中に入る父親の小説もまた付録の短編小説であり、二重に楽しめる。 ただ、難しい言葉が出てくるたび、自分の国語力のなさが悲しくなる。 |
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そういうタイプの小説だと思っていなかったので、最後、「えっ!」と思ってしまいました。
毒薬をセールスしている犯人は誰なのか? 子供の家はどうなるのか? そして、おばちゃんは・・・なんて純粋に読んでいたら・・・ いや〜、そういうジャンルなんですね。 結構好きです。 |
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