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わたろう さんのレビュー一覧

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レビュー数507

全507件 281~300 15/26ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.227:
(5pt)

江戸川乱歩賞とはこんなものですか

またまた凡な江戸川乱歩賞受賞作を読みました。登場人物のメリハリがなくダラダラと話が進んで行きました。各賞が短いので全体が細切れにされています。トリックも結末もありきたりで詰まらないものでした。作者が冒頭のコメントで「自分で書くことにした。」とありましたが、こんなミステリーを自分で読みたいと思ったのでしょうか。
蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)
日下圭介蝶たちは今… についてのレビュー
No.226:
(6pt)

意外にポップな作品でした

最初は重くて堅い話なのかなと思いながら読み進めていたのですが、白鳥の登場から一気に軽いテンポになりました。医療にかかわる人であれば共感できるところが多いのでしょうね。
新装版 チーム・バチスタの栄光 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊チーム・バチスタの栄光 についてのレビュー
No.225:
(4pt)

古本オタクの退屈な日常でした

紀田順一郎がここまで物語を構築できない作家だったとは思いませんでした。収録されている4編すべてが事件性に乏しく頻繁に登場する名古本のタイトルさえも鬱陶しく感じられました。友達になりたくない作家です。
古本屋探偵の事件簿 (創元推理文庫 (406‐1))
紀田順一郎古本屋探偵の事件簿 についてのレビュー
No.224:
(6pt)

傷害保険の支払いは紙一重

最後の村越の頑張りで孫の命が救われれば良いのにな。日本の医療制度に疑問を投げかける佳作でした。
一応の推定 (文春文庫)
広川純一応の推定 についてのレビュー
No.223:
(6pt)

11の短編にそれぞれの個性がありました

11の短編にそれぞれの個性がありました。ハイスミスがこのような心理ミステリーの短編も得意だとは思いませんでした。「ヒロイン」が一番好きです。
11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
パトリシア・ハイスミス11の物語 についてのレビュー
No.222:
(5pt)

結局何が犯罪だったのでしょう

作家本人だけが悦に入っている凡作でした。これがアメリカでミステリー界の大きな賞を獲得したのだから当時のアメリカのミステリー界がいかに貧困であったのかわかります。兄と妹のつながりも描写が希薄でした。
女刑事の死 (ハヤカワ文庫 HM (309-1))
ロス・トーマス女刑事の死 についてのレビュー
No.221:
(4pt)

訳が悪いのでしょうか

本国ではとても評価された作品だそうですが、率直に言えば散漫なミステリーでした。不必要な登場人物が多すぎます。2人の少女もとても10歳とは思えません。誰一人魅力的なキャラクターがいませんでした。内容に比べて増長でした。キャロル・オコンネルに少し失望しました。

クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
No.220:
(4pt)

これがピューリッツァー賞ですか

金太郎飴のような淡々とした冒険小説でした。荒廃した近未来をただ歩いていくだけの日記でした。この小説を「最高」と評価している人がいますが、どこが良いのかわかりません。映像になるとまた違うのかもしれませんが。映画「カントリー」の原作者だということで期待したのですが見事に裏切られました。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)
コーマック・マッカーシーザ・ロード についてのレビュー
No.219:
(6pt)

ゲテモノでしたが真剣に読んでしまいました

江戸川乱歩の短編を源流にもつような作風に感じました。「ニコチンと少年」が最も不気味でした。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.218:
(6pt)

アメリカではアメフトの力は強大なんですね

はじめてローザンを読みましたがミステリーというとりもヒューマンドラマのようでした。謎解きについてはそれほど興味をひかれるところはありませんでしたがアメリカの高校におけるアメフト部員がいかにもてはやされているのか勉強になりました。
冬そして夜 (創元推理文庫)
S・J・ローザン冬そして夜 についてのレビュー
No.217:
(4pt)

「死角」というほど大袈裟なものではありませんでした

冒頭で北京原人が登場したのでこれはと期待したのですがどんどん詰まらなくなりました。最後の真相もすでに興味を失っていました。江戸川乱歩賞には枚数規定があるのでしょう。駆込みの終わり方が残念でした。

蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)
伴野朗五十万年の死角 についてのレビュー
No.216:
(6pt)

最後に主人公の過去をばらされても

とてもずるい構成のミステリーでした。結局単なる復讐の話ではないですか。舞台は1800年代のアメリカとは思えない暗い雰囲気がずっと流れていて良かったのですが結末で抱いていた期待が砕かれてしまいました。エドガー・アラン・ポオの登場もそれほど効果があったとは思えませんでした。
陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫)
ルイス・ベイヤード陸軍士官学校の死 についてのレビュー
No.215:
(4pt)

なんとも座りの悪いミステリーでした

涙を誘おうという作者の意図が見え見えで逆に全く感動しませんでした。文章力も稚拙で展開も矛盾だらけでした。暇つぶしにはなりますが。
獅子座 (創元推理文庫)
藤雪夫,藤桂子獅子座 についてのレビュー
No.214:
(6pt)

映像化しにくいでしょうね

初めて道尾秀介の作品を読みました。心理サスペンスが得意なんでしょうか。子供が登場するミステリーにありがちなストーリーで新鮮味はありませんでした。かなりはじめの時点で犯人がわかってしまったので次の作品に期待したいと思います。
シャドウ (創元推理文庫)
道尾秀介シャドウ についてのレビュー
No.213:
(6pt)

出会い系サイトに対する社会的告発でしょうか

世の中にはいろいろな人がいてこの世界を構成しているんですよね。本当の悪人というのは一体どんな人ですかと作者が問いかけているわけですね。
悪人
吉田修一悪人 についてのレビュー
No.212:
(6pt)

アリバイ崩しの短編集に新鮮味はありません

それぞれのエピソードに登場する人物が多すぎました。謎解きは工夫されたものでしたが話によっては狡いなと感じるトリックもありました。
遠きに目ありて (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
天藤真遠きに目ありて についてのレビュー
No.211:
(4pt)

描写が細かすぎました

「マークスの山」に次いで高村薫2冊目でした。「マークスの山」が素晴らしかったので期待して読み始めましたが途中から厭きてきました。人間関係とそのバックグラウンドが曖昧で感情移入ができなかったことと文章が細切れで体温を感じなかったからだろうと思います。物語もシンプルで深みがありませんでした。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)
高村薫黄金を抱いて翔べ についてのレビュー
No.210:
(5pt)

作家が自画自賛しています

2時間ドラマの脚本でした。
鞆の浦殺人事件 (光文社文庫)
内田康夫鞆の浦殺人事件 についてのレビュー
No.209:
(4pt)

時代性がありました

明治中期の新日本が舞台なので時代性に面白みがありました。全体にホンワカとした雰囲気で軽く読める話でした。ただ冒険と呼べるようなエピソードではないですね。ホック氏の正体は言わずもがなですが。
ホック氏の異郷の冒険―日本推理作家協会賞受賞作全集〈44〉 (双葉文庫)
加納一朗ホック氏の異郷の冒険 についてのレビュー
No.208:
(5pt)

これまでのエピドードに比べると掘り下げ度が低い感じでした

テロリストと政治家のロマンスと少女兵と警官の友情の両面が軸になっていますが両方とももっと物語になっていれば結末も盛り上がったのだろうと思います。
機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ文庫JA)
月村了衛機龍警察 未亡旅団 についてのレビュー