ふたりの距離の概算

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評判

ふたりの距離の概算の評価:

4.04/5点 レビュー 114件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 61〜80 4/10ページ
No.139
(5pt)

とてもおすすめの本です

これまでの書き方とは一変して新たな視点で描かれています また、新しく出てくる登場人物も個性があり謎が多く魅力的です
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.138
(5pt)

すれ違いが起因する、青春のほろ苦さ

古典部に仮入部した1年生の大日向。
古典部にも馴染んでいて、誰もが大日向は入部するだろうと思った矢先、なぜか入部を断った。聞くところによれば、その原因は千反田にあるようだが...。
なぜ大日向は古典部に入部しなかったのか、奉太郎はマラソン大会の中でその謎を紐解いていく。

本書のメインテーマになっているのは、ずばり「すれ違い」です。そして、それは大日向が古典部に入部しなかった理由と深く結び付いています。そういう意味で本書は、「言葉の受け取り方の違いが、人間関係のもつれを起こすのか」とか「邪推がすれ違いを起こすのか」とか少し勉強になりながら読み進めることができました。

魅力的なキャラクターは健在です。奉太郎以外の部員3人も、マラソンの道中や奉太郎の回想の中で登場するし、なんと『クドリャフカの順番』で登場する、トリックオアトリートでお馴染みの製菓研究会のパンプキン娘も登場します。新キャラクターとなる大日向も、これまでの古典部シリーズには登場しなかったような、どこか風変わりした人物で、また違った古典部の世界に浸れることかと思います。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.137
(4pt)

何となく、面白い。。。

学園モノなのか、推理小説かは分からないが、とにかく楽しめた。

何気ない会話が気になってしまい、しょうがない。

もう一冊読みたくなる一冊です。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.136
(5pt)

二人の距離

人と人の関わり。そこから生まれる疑問、疑い。結果それが真実であっても誤解であっても無かったことには出来ない。彼女が再び古典部員や友人と、共に歩んでいけるようになることを祈るばかりです。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.135
(5pt)

二人の距離

人と人の関わり。 そこから生まれる疑問、疑い。 結果それが真実であっても誤解であっても無かったことには出来ない。 彼女が再び古典部員や友人と、共に歩んでいけるようになることを祈るばかりです。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.134
(4pt)

古典部シリーズ

なかなか面白くて楽しめました!内容も古典部シリーズらしいもので、折木くんの推理もさえわたっていました。
一緒に紐解いていく感じがあって、あっという間に読んでしまいました。
若干ライトノベルのような感じもあるのですが、古典部シリーズを読んできた人ならば全く気にならないと思います。世界観に引き込まれました!!
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.133
(4pt)

古典部シリーズ

なかなか面白くて楽しめました!内容も古典部シリーズらしいもので、折木くんの推理もさえわたっていました。 一緒に紐解いていく感じがあって、あっという間に読んでしまいました。 若干ライトノベルのような感じもあるのですが、古典部シリーズを読んできた人ならば全く気にならないと思います。 世界観に引き込まれました!!
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.132
(3pt)

次回作に期待するしか。。。

この作品に対する評価が結構割れていることに疑問を感じていました。
読んで納得しました。
この本を読んで、多少陳腐でも良いので後味の良い結末を私は好むことを思い知りました^^;
「心あたりのある者は」以来というか、それを超える好みではない作品となってしまいました。
次はこの作者の別の作品を読もうと思っていたのですが、これを読んで、別作品にはひとまず手を出さないことに決めました。
本シリーズも、この先がまだ発売されていないようで、モヤモヤした気分が解消される予定がないのが気に入らない。
新キャラは使い捨てのつもりなのか人物描写が足りず、せっかく磨けば光りそうなキャラを出してきているのにも関わらず、残念ながら光らないままイマイチ魅力を感じさせてくれない。
ま、原石のまま使い捨てられるキャラなら、辞めようが辞めまいがどうでもいいけど、でもやっぱり辞めずに済む終わり方はなかったのか?辞めるんならこの話にいったい何の意味があったのか?と。
そう考えると、全く無駄な話なのか?
この作者、よくその後どうなったんだよ?思う点を全くフォローしない気がしていましたが、今回もやっぱり今後フォローなしなのかな?
さらに、ここで制作ストップは酷すぎでしょ?
早く、次回作書いてください。
感情的な感想以外では、これが伏線だとバレバレなのに、そこから結果を導き出せなかった部分が結構ありました。。。
そう考えると話のつくりはうまい人なんでしょうね。(私がヘボいだけともいう)
でも、5星つけるつもり満々で読み始めた結果、2星寸前の3星という感じでしょうか。
こういうお話が好きな人にはたまらない一冊になると思いますが、せめて空想世界では陳腐でもハッピーエンドが好きな私にはとっても酷で、先につながらない無駄(これはちょっと言い過ぎか)な一冊でした。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.131
(3pt)

次回作に期待するしか。。。

この作品に対する評価が結構割れていることに疑問を感じていました。
読んで納得しました。
この本を読んで、多少陳腐でも良いので後味の良い結末を私は好むことを思い知りました^^;
「心あたりのある者は」以来というか、それを超える好みではない作品となってしまいました。
次はこの作者の別の作品を読もうと思っていたのですが、これを読んで、別作品にはひとまず手を出さないことに決めました。
本シリーズも、この先がまだ発売されていないようで、モヤモヤした気分が解消される予定がないのが気に入らない。
新キャラは使い捨てのつもりなのか人物描写が足りず、せっかく磨けば光りそうなキャラを出してきているのにも関わらず、残念ながら光らないままイマイチ魅力を感じさせてくれない。
ま、原石のまま使い捨てられるキャラなら、辞めようが辞めまいがどうでもいいけど、でもやっぱり辞めずに済む終わり方はなかったのか?辞めるんならこの話にいったい何の意味があったのか?と。
そう考えると、全く無駄な話なのか?
この作者、よくその後どうなったんだよ?思う点を全くフォローしない気がしていましたが、今回もやっぱり今後フォローなしなのかな?
さらに、ここで制作ストップは酷すぎでしょ?
早く、次回作書いてください。
感情的な感想以外では、これが伏線だとバレバレなのに、そこから結果を導き出せなかった部分が結構ありました。。。
そう考えると話のつくりはうまい人なんでしょうね。(私がヘボいだけともいう)
でも、5星つけるつもり満々で読み始めた結果、2星寸前の3星という感じでしょうか。
こういうお話が好きな人にはたまらない一冊になると思いますが、せめて空想世界では陳腐でもハッピーエンドが好きな私にはとっても酷で、先につながらない無駄(これはちょっと言い過ぎか)な一冊でした。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.130
(2pt)

感想

アニメを全て見て、感動した私は即座にアニメ化されていないエピソードを読んでやろうとこれを読んだが、あまりに退屈なものであった。
一つの主題があって、各章の話がそれに結びついているのかと思いきやそうではない。古典部と大日向友子の、作品内における短い期間での日常は、この物語の最終的なテーマには関係せず、いわばただの蛇足である。
だからと言って、主人公の存在する世界を明瞭に描いている訳でもない。とすると、読者は一体どうしたらいい。あの名作アニメの原作がこれとは、少し残念である。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.129
(2pt)

感想

アニメを全て見て、感動した私は即座にアニメ化されていないエピソードを読んでやろうとこれを読んだが、あまりに退屈なものであった。 一つの主題があって、各章の話がそれに結びついているのかと思いきやそうではない。 古典部と大日向友子の、作品内における短い期間での日常は、この物語の最終的なテーマには関係せず、いわばただの蛇足である。 だからと言って、主人公の存在する世界を明瞭に描いている訳でもない。 とすると、読者は一体どうしたらいい。 あの名作アニメの原作がこれとは、少し残念である。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.128
(5pt)

ちゃんとミステリーしている

本作は前作『遠まわりする雛』後の4月から5月に古典部に起きたエピソードが描かれている。
その後の彼らがどうなったかがとても気になっていたのでそれが読めて非常に満足できた。
例によって主人公が毎話小さな謎を解いていくのだが、そのどれもがほのぼのとしていてこちらまで愉しい気持ちにさせてくれた。
しかし、その中に大きな謎への複線が散りばめられているのである。

主人公のように面倒くさがらず、もう一回じっくりと初めから読んでみるべきだった。解決編の前に。
巷にあふれたなんちゃってミステリーと違いこの物語はちゃんとミステリーしている。かといって本格ミステリー嫌いの自分が辟易してしまうほどに難解な謎ではない。
軽く読み流さないでこちらもちゃんと推理すれば何倍も楽しめただろうに、惜しいことをした。

ラストで判明した犯人役の人物と我々とのヒロイン像のあまりのギャップには想わず絶句した。
置かれた状況や経験が違うと、同じものがこうも乖離して見えるものなのか。それぞれのキャラ設定をも巧みに用いた作者のトリックの手腕に脱帽した。
これから読み返して犯人側からの物語をもう一度味わいたい。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.127
(5pt)

ちゃんとミステリーしている

本作は前作『遠まわりする雛』後の4月から5月に古典部に起きたエピソードが描かれている。
その後の彼らがどうなったかがとても気になっていたのでそれが読めて非常に満足できた。
例によって主人公が毎話小さな謎を解いていくのだが、そのどれもがほのぼのとしていてこちらまで愉しい気持ちにさせてくれた。
しかし、その中に大きな謎への複線が散りばめられているのである。

主人公のように面倒くさがらず、もう一回じっくりと初めから読んでみるべきだった。解決編の前に。
巷にあふれたなんちゃってミステリーと違いこの物語はちゃんとミステリーしている。かといって本格ミステリー嫌いの自分が辟易してしまうほどに難解な謎ではない。
軽く読み流さないでこちらもちゃんと推理すれば何倍も楽しめただろうに、惜しいことをした。

ラストで判明した犯人役の人物と我々とのヒロイン像のあまりのギャップには想わず絶句した。
置かれた状況や経験が違うと、同じものがこうも乖離して見えるものなのか。それぞれのキャラ設定をも巧みに用いた作者のトリックの手腕に脱帽した。
これから読み返して犯人側からの物語をもう一度味わいたい。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.126
(4pt)

心理的距離のメタファーとしての物理的距離

日常の謎をミステリとして描く「古典部シリーズ」第五作。舞台となるのは、校内マラソン大会。折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花といった古典部のメンバーたちは高校二年生に進級しています。

新年度を迎えた古典部に一年生の大日向友子が仮入部したものの、しばらくたったある日、彼女は突然入部を辞退してしまいます。その原因は千反田にあるようで、奉太郎はマラソン大会中にそれを突き止めようとする、というのが物語の内容です。

本シリーズではじめての回想形式をとっており、マラソン大会当日という現在軸に、大日向入部からマラソン大会前日までの過去軸が頻繁に挿入されます。その点に "It walks by past” という本書の英題が共鳴しています。

本作のテーマとなるのは、誤解によるすれ違い。大日向が千反田に抱いた誤解を解くため、奉太郎はマラソン大会中に走りながら、それまでの経緯を整理し推理することで大日向の誤解の理由を突き止め、大日向に接触する機会をうかがいます。奉太郎が誤解の核心に近づき大日向の心情を理解するにつれ、大日向の走る位置へと近づいていくのです。つまり物理的距離が心理的距離のメタファーになっており、タイトルでもある「ふたりの距離の概算」は二重の意味を担っているわけです。その描き方がホントにうまい。そこに、ほかの登場人物たちとの “距離” の描写をからめていく匙加減も絶妙でした。

また本書では、奉太郎が自身の信条である “省エネ主義” から一歩踏み出します。千反田に対する誤解から部を辞めた大日向。大日向の退部の原因を誤解し自責する千反田。二人の誤解をどうにか解消しようとする奉太郎の姿にまぶしさを覚えました。そして間違いなくそれは奉太郎自身のためではありません。

「そこにあらぬ誤解が残ってほしくはない。誤解されたのが俺だったら、たいして気にもならなかっただろう。だがそうではないのだ」

上記の奉太郎のことばからは、他者のため、もっと言えば、千反田のために奔走する彼の心情が痛いほど伝わってきました。本作でも今までのシリーズ同様、ほろ苦いラストが待ち受けているのですが、もし次作があるのであれば、奉太郎と千反田の “距離” が縮まっていることを願いたいです。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.125
(4pt)

心理的距離のメタファーとしての物理的距離

日常の謎をミステリとして描く「古典部シリーズ」第五作である本作の舞台となるのは、校内マラソン大会。折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花といった古典部のメンバーたちは高校二年生に進級しています。

新年度を迎えた古典部に一年生の大日向友子が仮入部したものの、しばらくたったある日、彼女は突然入部を辞退してしまいます。その原因は千反田にあるようで、奉太郎はマラソン大会中にそれを突き止めようとする、というのが物語の内容です。

本シリーズではじめての回想形式をとっており、マラソン大会当日という現在軸に、大日向入部からマラソン大会前日までの過去軸が頻繁に挿入されます。その点に "It walks by past” という本書の英題が共鳴しています。

本作のテーマとなるのは、誤解によるすれ違い。大日向が千反田に抱いた誤解を解くため、奉太郎はマラソン大会中に走りながら、それまでの経緯を整理し推理することで大日向の誤解の理由を突き止め、大日向に接触する機会をうかがいます。奉太郎が誤解の核心に近づき大日向の心情を理解するにつれ、大日向の走る位置へと近づいていくのです。つまり物理的距離が心理的距離のメタファーになっており、タイトルでもある「ふたりの距離の概算」は二重の意味を担っているわけです。その描き方がホントにうまい。そこに、ほかの登場人物たちとの “距離” の描写をからめていく匙加減も絶妙でした。

また本書では、奉太郎が自身の信条である “省エネ主義” から一歩踏み出します。千反田に対する誤解から部を辞めた大日向。大日向の退部の原因を誤解し自責する千反田。二人の誤解をどうにか解消しようとする奉太郎の姿にまぶしさを覚えました。そして間違いなくそれは奉太郎自身のためではありません。

「そこにあらぬ誤解が残ってほしくはない。誤解されたのが俺だったら、たいして気にもならなかっただろう。だがそうではないのだ」

上記の奉太郎のことばからは、他者のため、もっと言えば、千反田のために奔走する彼の心情が痛いほど伝わってきました。本作でも今までのシリーズ同様、ほろ苦いラストが待ち受けているのですが、もし次作があるのであれば、奉太郎と千反田の “距離” が縮まっていることを願いたいです。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.124
(4pt)

素晴らしい

映像化されてない作品だと知り、今回初めて古典部シリーズ原作に手を付けました。
一言で面白かったです。推理モノで読み難いのではと今まで躊躇ってましたが、読み進めると止まりませんでした笑
機会があれば既刊の原作も読んでみようかと思います(^^)
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.123
(4pt)

素晴らしい

映像化されてない作品だと知り、今回初めて古典部シリーズ原作に手を付けました。
一言で面白かったです。推理モノで読み難いのではと今まで躊躇ってましたが、読み進めると止まりませんでした笑
機会があれば既刊の原作も読んでみようかと思います(^^)
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.122
(4pt)

ちょっと無理やり感もありますが楽しめました

古典部シリーズの5作目です。今回は、古典部部員4名のほかに、新1年生の大日向さんが仮入部部員として登場します。その大日向さんは、部長になった千反田さんのことを、”外面は菩薩、内心は夜叉”と思い込むのですが、その理由の推理が折木くんの課題となります。
もちろん、彼の明晰な頭脳は又しても解明に成功するのですが、結論に若干無理やり感があって、特に昨今の高校生気質に比べると大日向さんはややナイーブに過ぎるのではないかと思いました。
それでも、会話のリアリティや随所に埋められたエスプリは、読んでいてとても心地よく、たいへん楽しめた1冊でした。
表題から、折木くんが千反田さんに対して抱く感情を少なくともしっかり自覚するのではないかと思ったのですが、豈図らんや、そうではありませんでした。本作でも、彼らはまだ2年生の夏ですから、そんなにあわてなくてもいいのでしょう。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253
No.121
(4pt)

ちょっと無理やり感もありますが楽しめました

古典部シリーズの5作目です。今回は、古典部部員4名のほかに、新1年生の大日向さんが仮入部部員として登場します。その大日向さんは、部長になった千反田さんのことを、”外面は菩薩、内心は夜叉”と思い込むのですが、その理由の推理が折木くんの課題となります。
もちろん、彼の明晰な頭脳は又しても解明に成功するのですが、結論に若干無理やり感があって、特に昨今の高校生気質に比べると大日向さんはややナイーブに過ぎるのではないかと思いました。
それでも、会話のリアリティや随所に埋められたエスプリは、読んでいてとても心地よく、たいへん楽しめた1冊でした。
表題から、折木くんが千反田さんに対して抱く感情を少なくともしっかり自覚するのではないかと思ったのですが、豈図らんや、そうではありませんでした。本作でも、彼らはまだ2年生の夏ですから、そんなにあわてなくてもいいのでしょう。
ふたりの距離の概算 Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算より
404874075X
No.120
(5pt)

面白かったです。

面白かったです!友人が絶賛していたので古典部シリーズに興味をもちました。アニメもすごく好きでしたが、映像化されていないからこそ、入り込んで読めました。新入生が辞めた理由という本筋に加えて、あちこちに日常の謎が散りばめられています。里志と摩耶花、奉太郎とえるの関係性も、一年を経て少しずつ近づきながら変化している描写や、そのできあがった関係性に入りたくても入っていけない新入生の微妙な感覚とか、新入生が入ってくることでなんとなく変わってくる日常の感じとか、友人たちとの関係が世界の全てだった学生時代をリアルに思い出しました。古典部シリーズで一番好きなのは遠回りする雛なのですが、こちらも秀逸だと思います。二番目に好きな作品です。
ふたりの距離の概算 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ふたりの距離の概算 (角川文庫)より
4041003253