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ボーナス・トラック
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ボーナス・トラックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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推理文庫のレーベルから出ていますが、ミステリを期待すると、ほとんどその要素はありません。 それを割り切っても、正直、強く面白いと思わせる要素はほとんどありませんでした。 悪人は分かりやすく嫌なやつであり、良い人側の登場人物たちも、この手の微温的な物語に出てくる類型的なキャラクターの範疇に留まっているように思います。 読んで不快になる小説ではなく、頭を疲れさせるものでもないので、ちょっとした息抜き、できるだけ簡単な小説を読みたいという人なら読んでも良いと思いますが、それ以上でも、それ以下でもないかと。 | ||||
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部長の加藤先生が絶妙なキャラ。 | ||||
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話の展開が遅いのか物語が長く感じる、キャラ造形は上手く出来ていた 首ポキポキさんが面白かった 中学生が長編にチャレンジするならかなり薦める 数多くの読書をこなした人には薦めない 読み終わるとマクドナルドに行きたくなる作品だった | ||||
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居そうで居ない?キャラクター設定だが、現実味を感じさせる。話のテンポが良く、思わずにんまりしてしまう。著者の他の作品も読みたい!嫌味を感じさせない現代風刺も素晴らしいと思う。 | ||||
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基本的に本の購入はアマゾン経由で行っています。その理由は下記です ・欲しいと思った時に夜中でも注文できること ・荷物にならないこと ・発行が古い本でもたいていの場合アマゾンにはあり、購入可能なこと (複数の本屋を探してない本でも、たいていの場合アマゾンにはありました。) ・作家名で検索すれば、うろ覚えでも検索でき、お目当ての本が見つかること ・中古にすれば思わぬ安値で手に入ること ハッシュタグ #Amazonのある暮らし | ||||
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ラスト1~2章の追い上げがハンパない。 正直それまではダラダラと草野の日常と横井のつっこみが続くだけ。 これを日常の書き込みと捉えるかは人次第だと思う。 自分の感想としては前半のダラダラ部分と後半の事件解決の追い上げのバランスが悪い。 | ||||
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のちに名作を連発する作者だが、このデビュー作は随分な駄作。 明らかにマクドナルドを意識したブラック企業につとめている主人公と幽霊のお話。 作者最大のヒットとはまた別路線のファンタジー。 当時まだマクドナルドはさほどブラックイメージではなく、まだ堅調だった。 作者の読みは鋭い。 今リリースしたほうが説得力(?)があるだろう。 | ||||
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とうちゃくもはやくて、ほうそうもよくて、たいへんよかったです。 | ||||
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2004年に新潮社から出た単行本の文庫化。 もともと第16回ファンタジーノベル大賞の優秀賞だった作品。ひき逃げされて幽霊になってしまった大学生が、何人かの協力者を得て犯人を捜していくというストーリー。しかし、犯人捜しがメインなわけではなく、むしろ協力者となる人たちとの交流や、彼らの人間的成長といったあたりが読みどころ。 嫌な人物、暴力のシーンなどがきっちり描かれているのに感心した。 | ||||
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本書がファンタジーかどうかは?ですし、内容もありがちと言えばそうですが、しっかり書けてると思います | ||||
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ひき逃げされた青年、横井亮太が、発見者のハンバーガーチェーンのマネジャー草野の前に、幽霊となって出現、彼と行動をともにする「青春小説」です。 丁寧に描きこまれた草野の日常生活に、亮太が自然に入ってゆき、バイトの女子高生に淡い恋をしたりしながら、死後の生活(ボーナス・トラック)を楽しんでゆきます。ひき逃げ犯人を捜したいという恨みや悔しさで幽霊になるのでしたら、ミステリとして犯人探索につながってゆくのでしょうが、不思議とその面は弱く、いきいきと等身大の青春群像が描かれてゆく感じです。 亮太は食事もできるし、草野と毎晩格闘ゲームに熱中します。もうひとり幽霊の見える店員、南があらわれてからは、三人の新しい生活になり、ちょっとだけ不思議な日常が、当たり前のように続きます。大きなドラマや展開、犯罪などはなく、犯人が見つかるのもたまたま・・・ これがファンタジーの賞になったというのがうなずけた点はふたつです。 ひとつは、現実的な感情や動機で動くミステリだったら、幽霊とのこんな平穏な日常を描くわけはなく、もっとせつなく、もっと悔しく、犯人追跡を盛り上げてゆくと思うのです。そういう意味では、現実とすこし温度の違う「もうひとつの現実」を描きだした点。 そしてもうひとつは、ラストです。電子世界と霊の世界は、近いところにあるのかもしれず、慰めに満ちた世界観がすっとさしこまれています。 しかしこんなにリアリズムなファンタジー小説もあるんだな、と感心しました。 | ||||
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陽だまりの彼女…を読んで以来、越谷オサムのファンになりました。 南兄の設定も上手く、最後に犯人は逮捕されるだろうと思いながら読んでも、ストーリーの切なさが湧いてくる作者に筋立てが好きです。 バーガーショップの仕事内容も、中々詳細に表現してますが、もしかして過去にバイト経験有り? | ||||
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ひき逃げで死んだ大学生の亮太と、その事故の瞬間を目撃した某大手ハンバーガーチェーンで多忙な日々を送る若き社員、草野が犯人を探すというのがメインのストーリーだが、それよりも二人のやりとりや名もなき幽霊とのエピソードなどの方が面白く、見所がある。幽霊になった亮太が、あまりにあっけらかんと前向きすぎて、普通ひき逃げされて犯人もまだ捕まってない状態の彷徨う幽霊が、そこまでお気楽にいられんだろ、と思わず突っ込んでしまう。むしろそんな事実を忘れてしまうくらい彼は明るい。空元気とかそういう読者泣かせの痛々しいものではなく、たぶん本当に彼自身が明るいキャラなのだろうけど、だからこそふとした瞬間に、本当に不意打ちで切なくなる。草野と亮太の掛け合いは読んでいてこちらまで楽しくなるし、従業員の皆もいい人揃いでそう、この物語の人物たちは本当に亮太の言う「世の中捨てたもんじゃないよね」の勢揃い。それでも、そう言った本人が、もうその世界で生きていくことが出来ないというのがちょと切ない。切ないけど、ラストは見事なハッピーエンドです。読後の爽快感には、また明日から頑張ろうと思えるような清々しさ。元気になりますよ。ちなみに、タイトルの「ボーナストラック」は、主人公の亮太の自分の一生を表したセリフから。はーなるほどね!と納得しました。上手いこと言う。 | ||||
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ボーナストラックと言う言葉を人生に当てはめるとは、なかなか粋なもの。 最初は、この題名と物語がどのような関係があるのか分からなかった。しかし、そんなことなど気にならずにどんどん読み進める楽しさがある。 要するに主人公が遭遇した轢き逃げ事故。その被害者の幽霊が、主人公にまとわりつく物語なのである。 だが、その幽霊が生きている人間以上に人間臭く、職場の面々といろいろな経験をし、最後には真犯人にたどり着くのである。そのいろいろな 経験がポイントで、お化けの物語なのに怖くなく少しばかり涙を誘う物語なのである。 まずは読んでみてのお楽しみ。物語の最後にボーナストラックの意味も分かるようになっている。 | ||||
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起こった事故は悲惨だし、幽霊にまとわりつかれるというのも怖い。しかし、明るくさらりと好感が持てる描き方だ。死んでしまった亮太にも悲壮感がまったくない。ただ、ひょうきんな彼がときおり見せるホンネの心が切なくて、ぐっとくる。誰だって死にたくはない。まして突然の事故でなんて・・・。悲しむ両親の姿を、幽霊の亮太が見るシーンは胸に迫るものがあった。ラストにも、ホロリとさせるものがある。死んでしまっても決して終わりではない。そう信じたい気持ちになった。 | ||||
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ひき逃げを目撃した会社員草野。被害者である大学生亮太は幽霊となってしまうが、行く当てがないため草野につきまとう。入社して二年あまりで仕事に忙殺されている草野だが、亮太と過ごすうちに、自分を取り戻していく。 よくある設定だが、等身大に描かれた主要登場人物が生きている。ハンバーガーチェーンの社員として働く様子も興味深い。ひき逃げだから犯人探しもあるが、それは本筋ではないからそっちに期待して読むと肩すかしをくらうかもしれない。単調になりそうな本筋に、ほかの霊たちとのエピソードを入れることで、それまでいまひとつ曖昧だった登場人物の輪郭が明確になった。ひき逃げ犯人を除き、登場人物のほとんどが善人という点で甘さは否定できないが、全体の明るいトーンに読後感は爽やかだ。 | ||||
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ある晩、ひき逃げされた若者の幽霊にまとわりつかれた「僕」。調子のいい“若者幽霊”と真面目で不器用なハンバーガーショップの社員「僕」が好対照で、そのほかの登場人物もいい感じ。テンポもよく、会話も笑え、特に「幽霊」と「僕」とのプロレス・ゲームを挟んだやりとりは羨ましくも思えたりして。そんな2人が犯人探しに繰り出していく・・・と、ストーリーはなんとなくよくありそうなんだけど、油断してると「ほろり」とさせられちゃう(ボクもそんな1人だったり)。犯人探しや2人の友情だけじゃないところが「ほろり」だったのかも。ファンタジー+αな小説でした。 | ||||
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