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明治開化安吾捕物帖
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【この小説が収録されている参考書籍】
明治開化安吾捕物帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「明治開化 安吾捕物帖」は、もともと1950-52年に『小説新潮』に23回にわたって連載されたもの。本書には、ほぼ前半にあたる「舞踏会殺人事件」「密室大犯罪」「ああ無情」「万引一家」「血を見る真珠」「石の下」「時計館の秘密」「覆面屋敷」の8篇が収められている。 明治中期の東京を舞台に、結城新十郎という名探偵が活躍するのだが、途中でかならず勝海舟に相談が持ちかけられ、海舟が推理を話して聞かせる趣向になっている。 ミステリとしてはそこそこ。悪くはない。しかし、いささかわかりにくい。 どちらかというと、家、家族、男女関係といったものにまつわる奇譚を語るのが主眼になっているように感じた。たとえば「覆面屋敷」では、なぜか覆面をして生活する祖父と孫が登場するのだが、そこには想像を超えた事情が隠れており、またそれがちゃんとミステリっぽく仕上がっているのがおもしろい。 | ||||
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