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樹海に消えたルポライター 霊眼
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樹海に消えたルポライター 霊眼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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出だしは面白い.展開される凄惨な現場に一気に興味を引きつけられる. そのあとの展開もオーソドックスだけれど面白い. 失踪した友人.主人公の夫に関する記述.どれも興味を引かれる. でも途中からあれ?と言う方向に進んでいって・・・ 気がつけばスピリチュアル. 論理的整合性は放棄され,ただただオカルトの世界を邁進して行く. 結果として伏線の回収もきちんとなされず,勢いのまま終わらせてしまっている. まあ暇つぶしくらいにはなるかもしれない. | ||||
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冒頭、ちょっと書くのもはばかられるようなショッキングなシーンから始まる。 その後、山梨県の山林で捕獲されたカラスの胃から大量の人骨が見つかる。 美人で育ちもよいセレブ奥様の享子は、突然の夫の自殺を皮切りに、今までは思いもつかないような経験を立て続けにするようになる。 享子の友人で、ライターをしていた真弓が行方不明になり、調べていくと、例の「山梨のカラス事件」に興味をもっていたようだ。調査の過程で何か事件に巻き込まれたのではないか? 享子は立て続けに身の回りで起きる不可解な事件もなんのその、真弓の行方を求めて猛突進していくのだった。 冒頭のシーンは評判どおりショッキングだし、その後の興味をそそられるものだった。しかし読み進んでいくと、非常に不思議な感覚をおぼえる。 とにかく「イヤな感じ」がずっとつきまとうのだ。それはオカルトっぽい「イヤな感じ」ではなく、出てくる人間が皆「イヤな感じ」の空気をもっているからかもしれない。 通常は主人公である享子に少しでも感情移入できるところなのだが、全くそういう気持ちになれない。彼女がどんなひどい目に遭っても、それはただの「イヤな感じ」なのだ。愛する夫を失い、妊娠していることが判り、それでもたいして親しいとも思われないような友人を命がけで捜す女。なんだか不思議だ。そして、作品は意外な展開を見せて、びっくりするような世界へ連れて行かれる。 つまらないわけではない。とても面白く読んだ。それでも「イヤな感じ」の本だった。このイヤな感じが作者の意図したところだとするとたいしたものだと思う。 不思議なことはもうひとつ。単行本のときは、ただの「霊眼」だったのに、文庫本になったら「樹海に消えたルポライター」という題名が前についている。樹海?ルポライター?なんで? | ||||
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