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ストロボ
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ストロボの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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フリーカメラマン喜多川光司のカメラ人生を年代を遡りながら描いた作品。 各章で女性が重要な役割を果たしていると同時に、各章の結末の記述が素晴らしく感動した。 一般文学通算2406作品目の感想。2020/06/15 15:30 | ||||
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主人公のカメラマンは、自分が写真を仕事と割り切り、広告会社や出版社に受けの良い写真ばかり撮るようになってしまって、カメラマンを志した原点を忘れてしまったのではないかと考えている。 そこから、過去へ遡って、カメラマンを志した原点へ回想が向かうのだが・・・ 残念ながら小説じたいが、読者受けのする「ちょっといい話」のレベルに留まっている。 こんな小説ばかり書き続けて、作家として飯が食えたらそれで良いのかと、作者は自分に問わないのだろうか? | ||||
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カメラマンの世界を入念に取材して書いたものと思われる。専門性が随所に見られ、わくわくした。 物語そのものに新鮮度はないが、文章力と構成力でどんどん引っ張っている感じ。 現代から学園紛争当時にまで遡る話だが、その時代の「熱」を巧く表現していると感じた。 真保裕一の映画化された作品などは、企画性が鼻について、小説としては軽い感じを受けるが、この当時の真保裕一は紛れまなく「作家」であったと思う。 | ||||
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カメラ好きにとっては胸が熱くなるような場面が多く、おもわずカメラを持って出かけたくなるような、あるいは家族の写真を撮りまくりたくなるような、そんな小説だった。 著者が後書きで述べているように、ちょっとしたミステリ要素もあり、カメラにあまり興味がなくても充分に楽しめる内容でもある。 | ||||
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年代を遡っていく連作短編集ですが、あとがきを読んで、ただ遡っていくだけではないとわかり感動しました。 でも、もう少し説明が欲しかったので、星1つマイナス。 | ||||
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短編集としても楽しめ,長編としても面白い。 構成については,著者もあとがきで書いているように,いろいろと論議を呼ぶところではあると思うけれど,それぞれの時代がとてもリアルに飛び込んでくる。 自分も,主人公の年齢になると,このような情景を思い浮かべれるだろうか? たまには,こういうのもいいかもしれない。 | ||||
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哀愁漂ういい話。 でも盛り上がりに欠けるから感動はしなかった。 章が進むごとに時代を遡っているけど、オチがないので普通に時系列に添って進んだほうがいいのでは?と思った。 | ||||
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20歳台の熱さ・無鉄砲さ・体力は、いつの間にか衰えてくる。金はあるが時間と体力と気力が無い。経験値は上がるので何かと器用にこなすことだけはできる。この作品は逆の時系列で記述することで、その思いが強くなっている。誰もが「俺も昔は」とか「こんな夢があったのに」とか、いろいろな想いを持ちながら生きている。もし自分の人生をこんな形で小説にしたら、すごく悔しい想いばかりになるかもしれない。 | ||||
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美しいストーリー。 この人の作品はもう、奪取が最高傑作だと信じているのでそれ以上の点数は付けられないが、 丁寧で美しい、仕立ての良い作品だと思った。 逆に手繰るエピソード。ひとつひとつのエピソードの輝きがいや増す。 丁寧な傑作。本当に素晴らしかった。 | ||||
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なんだかな。微妙。 面白くない訳ではないけど、常に男目線。 ま、僕も男なんですが。 女性の事を、いいように解釈している様としか思えない。 感動した。とか、いい話だった。とか、 僕には到底共感できませんでした。 残念。 | ||||
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個人的に真保作品のベスト2! ある有名写真家の人生を50歳から22歳までを 写真を軸にしたストーリーで遡るかたちで描いた作品 なのだが、とにかくおもしろい!! 紹介されるときに、第五章からはじまり第一章で終わる 構成のおもしろさを取り上げられることが多いが、 それよりも、一枚の写真に込められたそれぞれの想いに 胸が熱くなる。 なかでも、「第5章 遺影」は、読み返すたびに 涙が止まらない。 | ||||
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真保 裕一の持つ独特のスピード感を感じさせない始まりかと思い気や、人の微妙な感情やあっと言わせる人の秘密が要所、要所にちりばめられていて読んでいて飽きることがありません。50代、40代、30代、20代とそれぞれの時をカメラ、女性、友人の思い出を鮮やかに切り出している。出てくる人はそれぞれ身勝手かと思いきやそれぞれの愛によって身勝手に見えていただけ、というお話で読後感も心地よいです。 | ||||
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真保裕一さんの作品は好きですが、短編作品だけは敬遠していました。真保裕一さんの真髄は長編だと思っていたからです。しかし、友人の評判を聞き読んでみたところ、今まで読まなかったことを後悔しました。多くの本を読んでいると、自分の人生観を変えさせられるほど、影響力のある作品に出会うことがありますが、その中でこの作品がそれにあたります。読み終えたときの高揚感。巧みに構成された物語。魅力ある登場人物たち。個人的な感想としては不満な点が思い当たりません。短編作品だからこその素晴らしい作品です。真保裕一さんのファンなので偏った評価になっているかもしれませんが、真保裕一さんの作品の中で好きな作品をあげろと言われたら「ストロボ」はまず入ると思います。 | ||||
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小役人ものを書いたスピーディーなミステリとはまた趣向が違う。トライアルとも違う短編集。やけにしんみりさせられるのは気のせいではないだろう。 本作は五章構成になっている。連作集というのは現在から見たものを集めて書くものだと思っていたが本作は違う。あとがきによるとそうとも言えないのだが、本作は第五章で50歳、そこから22歳まで遡るという異色の形式をとっている。力作だと、まず言っていいか。 主人公はフリーカメラマン喜多川光司第五章遺影はラストシャッター。最後の最後に見せる顔は。第四章暗室は昔喜多川に憧れていたハルミの話。彼女が山で撮った写真は、壮絶すぎるもの。第三章ストロボは友人の黒部と。第二章一瞬は昔の恋人美佐子と。ラストを飾るのは卒業写真。喜多川いとって、本作にとって重要シナリオとなっている。ベストかもしれないな。 写真に打ち込むのは何故だろう。何故そこまで写真が好きなのか。喜多川にとってそれをとくためのストーリーがこれ。特に暗室や一瞬、卒業写真と言った酷く思い入れの残るシナリオは欠かせない。 ただのサクセスストーリーというのは惜しすぎる。これは喜多川光司という存在のヒストリーだと思う。何故美佐子と別れたのか。彼女の存在の意味は。ハルミは何故そこまで写真にこだわったのか。全てのストーリーには刻まれた喜多川の歴史がある。 一作読むごとに手を休めた原因はなんだっただろう。しーんみりとして落ち着きたかったのかな。基本的に一気に読める真保らしいところはここでも十分に発揮されていると思う。ミステリーじゃないが個人的にお薦めできる。 | ||||
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新保裕一氏の小説の主人公は地味な職業、設定の人物が多い。いわゆる「小役人シリーズ」と呼ばれるくらい定着している。その中でカメラマンを題材にした本書は、何をする職業か明確でありながらも興味がわかずに手に取らなかった一冊でありました。(ちなみにその他のものはほぼすべて読んでいます)加えて50代から20代まで主人公の過去を遡る手法にいまいちピンと来なかったのです。出張先での雪害のため列車のダイヤが乱れたために時間つぶしにと思いやっと手に取った本書。第五章から始まり、第一章で完結する作り。第五章・・・「ふ~ん」第四章・・・「ほほう」第三章・・・「ううっ」第二章・・・「ぐぐっ」第一章・・・「ふ~っ」よくわからない擬音ばかりでスミマセン。何が言いたいかというと、読み進めるに連れてのめり込みと心への訴えかけが凄いのです。もちろん現在の自分と主人公のジェネレーションには違いがあります。しかし、ひとつの仕事を巡る自分の情熱、取り組み方など、もしかしたら忘れかけていたり、妥協したりしていたかも・・・と初心を思い起こさせてくれました。そして何より、「妻」の存在。その時々の「女性」の存在。男というのはつくづく女に翻弄されつつも守られていく生き物なのだな、と思いました。読後、何とも言えない暖かい気持ちになります。 | ||||
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50代から始まって40代・30代・20代とさかのぼっていく構成。50代でどうなっているか読んでいる状態で年代を遡っていくというのは面白いと同時に自分にも重なってくるようで考えさせられます。理想に燃えていた若い時の考えもいつしか妥協や安定に取って代わる。一気に読めます。各時代での恋愛や死。妻との関係。さかのぼって読む事でこの面白さがでるんでしょうね。でも、妻が少しかわいそうな気がするのと男ってやっぱり身勝手でわがままなもんですね。 | ||||
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過去を回想するというは珍しくも何ともないが、現在を第5章として、しかも、20代から現在に戻ってくるのではなく、50代、40代と徐々に戻っていくという手法には驚かされるとともに、自分の過去を同じ様な方法で見つめなおすきっかけにもなりました。しかし、しかしです。この作品を1章から読んだら、と改めて考えたときには、本書の内容はそれ程ではないのではと感じました。写真および写真家についての取材のあとは見られるが小役人シリーズほどの深さはなく、『奇跡の人』ほど人物を掘り下げているでもない。技術的な手法には驚かされたものの、内容についてはなんとなく薄っぺらな印象でやや期待はずれでした。 | ||||
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作者の技量の結実した作品集真保裕一の作品は大別して二種類に分けることができる。「ホワイトアウト」「奪取」「小役人シリーズ」に代表される、ミステリー性の高い作品、そして「奇跡の人」「発火点」に代表される、ベースにミステリー性はありながら、主人公の成長を描いた作品である。エラリー・クイーン藤子不二雄や岡嶋二人のように二人の作家がいるのではないか?などとくだらないことを考えたくなるくらい、はっきりと色分けされている。本作品は、後者に属する短編集であり、既にカメラマンとしての地位を得た喜多川の人生を50歳・42歳・37歳・31歳・22歳という順で振り返る作品である。なぜ、22歳から成長を追うのではなく、50歳からはじまるのか。この答えは作者自身による「あとがき」!に記載されている。決して先には読まないようにご注意いただきたい。この作品は、評価が分かれると思う。おそらく女性にとってはつまらない小説なのではないだろうか。しかし、30~50代の男性にとってはたまらない作品集である。この条件に該当する方にとっては、514円は安い!おすすめである。 | ||||
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真保さんの真骨頂とも言える様々なプロットがやがて一つの形をなしていくストーリー立てが『ストロボ』でもいかんなく発揮されています。50歳代・40歳代・30歳代・20歳代と主人公喜多川のカメラマンとしての人生の軌跡が時間の巻き戻しという手法で各プロットを成しており、それぞれの中に真保さんらしい謎ときミステリー仕立てになっている。読み方によっては恋愛小説とも言えるのですが全章を通して読んだ後に全体に流れるテーマが謎解きのように現れてきます。そうした意味から読後にじわぁ~っといろんな想いが頭をよぎる、そんな小説と感じました。大好きな真保ワールドとして〝さすが!〟と唸らせてくれる作品です。 | ||||
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