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七月のクリスマスカード
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七月のクリスマスカードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アル中の母親と暮らす、家族に問題を抱え深い傷を持つ美緒という少女が主人公。 そして、かつて娘を誘拐され事件が未解決のまま年老いた孤独な元検事。 二人が少しずつ心を通わせ、傷をいやしていく物語。 しかし、穏やかな日々は続かず、さらなる不幸が降りかかる。 美緒は自分とそして家族と向き合うため、昔の誘拐事件の真相を探っていく。 二人の重い過去と、それを抱えてきた人生、傷の深さに心を締め付けられる。 その描き方が、とても丁寧で、そして二人の心が寄り添っていく課程が暖かく、優しく、切ない。 これが伊岡瞬の作品の魅力だと思う。 これをミステリーというのかはわからないが トリック(?)としては、あまりすっきりせず、 事件の真相はミステリー好きを満足させるモノとは思えない。 しかし、傷を抱えた二人の優しさは読む人の心を揺さぶる。 タイトルの「七月のクリスマスカード」の下りをはじめ 様々な二人のエピソードはじんわりと心にしみてゆく。 | ||||
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