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七月のクリスマスカード



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【この小説が収録されている参考書籍】
七月のクリスマスカード

七月のクリスマスカードの評価: 2.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

心の傷を抱えた人を今回もきめ細やかに描く

アル中の母親と暮らす、家族に問題を抱え深い傷を持つ美緒という少女が主人公。
そして、かつて娘を誘拐され事件が未解決のまま年老いた孤独な元検事。
二人が少しずつ心を通わせ、傷をいやしていく物語。
しかし、穏やかな日々は続かず、さらなる不幸が降りかかる。
美緒は自分とそして家族と向き合うため、昔の誘拐事件の真相を探っていく。
二人の重い過去と、それを抱えてきた人生、傷の深さに心を締め付けられる。
その描き方が、とても丁寧で、そして二人の心が寄り添っていく課程が暖かく、優しく、切ない。
これが伊岡瞬の作品の魅力だと思う。
これをミステリーというのかはわからないが
トリック(?)としては、あまりすっきりせず、
事件の真相はミステリー好きを満足させるモノとは思えない。
しかし、傷を抱えた二人の優しさは読む人の心を揺さぶる。
タイトルの「七月のクリスマスカード」の下りをはじめ
様々な二人のエピソードはじんわりと心にしみてゆく。
七月のクリスマスカードAmazon書評・レビュー:七月のクリスマスカードより
4048738534

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