七月のクリスマスカード
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
七月のクリスマスカードの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アル中の母親と暮らす、家族に問題を抱え深い傷を持つ美緒という少女が主人公。 そして、かつて娘を誘拐され事件が未解決のまま年老いた孤独な元検事。 二人が少しずつ心を通わせ、傷をいやしていく物語。 しかし、穏やかな日々は続かず、さらなる不幸が降りかかる。 美緒は自分とそして家族と向き合うため、昔の誘拐事件の真相を探っていく。 二人の重い過去と、それを抱えてきた人生、傷の深さに心を締め付けられる。 その描き方が、とても丁寧で、そして二人の心が寄り添っていく課程が暖かく、優しく、切ない。 これが伊岡瞬の作品の魅力だと思う。 これをミステリーというのかはわからないが トリック(?)としては、あまりすっきりせず、 事件の真相はミステリー好きを満足させるモノとは思えない。 しかし、傷を抱えた二人の優しさは読む人の心を揺さぶる。 タイトルの「七月のクリスマスカード」の下りをはじめ 様々な二人のエピソードはじんわりと心にしみてゆく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は美緒という少女と元検事の老人ふたりは互いに心に傷を持ち交流を持つことで癒されていく。 その傷は美緒の場合弟の事故死、老人は子供の誘拐事件どちらも家族や家庭が絡んだ内容で読者に共感が難しい。 前回までの哀愁やハードボイルド最後の希望的な内容が入っていればもっと読後に心地が良かったかも。 *「いつか虹の向こうへ」、「145gの孤独」を読んだ上での感想なのでこの作品が初見 の方とは感じ方が違う場合があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「いつか、虹の向こうへ」「145gの孤独」も、 共通していたのは傷をもつ主人公で、今回の3作品目も同じように傷を持つ主人公なんだけど全く作品が異なってしまった。 主人公美緒と、もと検事永瀬がお互いの心の傷を癒していきながら、過去の謎を明らかにしていく468ページもある長編のこの作品。 どうにも伊岡瞬の欠点でもあった作品展開の悪さが目につく。 美緒の亡くなった弟、永瀬の誘拐された娘がミステリーのポントだが、 二人がその傷を引きつらせて膿ませているから、読者は癒されない。 不快な真実は、他者である読者には傍観せざるえをえない家庭内の問題ゆえ、読後不快感だけが残る作品だった。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|