美濃牛

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評判

美濃牛の評価:

3.64/5点 レビュー 36件。 B ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(4pt)

探偵の誕生回としてよくできている

そして田舎のじいさん達がカッコイイ。
ストーリーがなかなかよくできているので、トリックは気になら
なかった。次回作を読みたいと思わせる探偵誕生の仕方である。
舞台は横溝正史風。『白と黒』で都会の横溝正史はどうして退屈なのか
と昔思ったことがあるが、郷愁と異世界への憧れであり、静かに暮らしたい
という欲求が田舎における怪奇を期待させるのかもしれない。
『ダーティーホワイトボーイズ』や『警察署長』等米国の「ディープサウスもの」
にも目を向ける人たちであるはずだ。

片や素晴らしいトリックで、眠る寸前のひとときに読んでよかった、読んでよかった
と唸らせる作品を望む人もいる。しかし両方を満足させる作品には
なかなか出遭う機会がない。今も江戸川乱歩や横溝正史が今でも売れる理由か。

岐阜の山奥で起こる殺人と癖のありそうな村人たち。
謎めいた少女と主人公の恋の行方。
ちょっと喜劇調でもある。
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205
No.11
(4pt)

探偵の誕生回としてよくできている

そして田舎のじいさん達がカッコイイ。
ストーリーがなかなかよくできているので、トリックは気になら
なかった。次回作を読みたいと思わせる探偵誕生の仕方である。
舞台は横溝正史風。『白と黒』で都会の横溝正史はどうして退屈なのか
と昔思ったことがあるが、郷愁と異世界への憧れであり、静かに暮らしたい
という欲求が田舎における怪奇を期待させるのかもしれない。
『ダーティーホワイトボーイズ』や『警察署長』等米国の「ディープサウスもの」
にも目を向ける人たちであるはずだ。

片や素晴らしいトリックで、眠る寸前のひとときに読んでよかった、読んでよかった
と唸らせる作品を望む人もいる。しかし両方を満足させる作品には
なかなか出遭う機会がない。今も江戸川乱歩や横溝正史が今でも売れる理由か。

岐阜の山奥で起こる殺人と癖のありそうな村人たち。
謎めいた少女と主人公の恋の行方。
ちょっと喜劇調でもある。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.10
(4pt)

意外なところ

 2000年に出た新書版の文庫化。
 『ハサミ男』に続く長編第2作。名探偵・石動戯作が登場する。
 意外に普通のミステリというのが率直な感想。もっとおどろおどろしいストーリーかと予想していたのだが、真っ当な本格ミステリであった。トリックが凄いというよりは、プロットが良くできているというタイプの本で、最後まで違和感なく読み進められ、真相が明らかになって「なるほどね」とうなづかされた。
 各種ミステリのパロディが散りばめられており、詳しいひとなら、そのあたりを読み解いていくのも面白いかも知れない。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.9
(4pt)

意外なところ

 2000年に出た新書版の文庫化。
 『ハサミ男』に続く長編第2作。名探偵・石動戯作が登場する。
 意外に普通のミステリというのが率直な感想。もっとおどろおどろしいストーリーかと予想していたのだが、真っ当な本格ミステリであった。トリックが凄いというよりは、プロットが良くできているというタイプの本で、最後まで違和感なく読み進められ、真相が明らかになって「なるほどね」とうなづかされた。
 各種ミステリのパロディが散りばめられており、詳しいひとなら、そのあたりを読み解いていくのも面白いかも知れない。
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205
No.8
(4pt)

終わりに近づけば近づくほど、面白さが増していく

「ハサミ男 」の衝撃が強く、叙述トリックを期待して読んでしまうが、この作品はそのような作品ではない。しかし、それを補うほどの多くの驚きがある作品であった。
探偵物につきものな、なにかを隠している一族、ミノタウロスの伝説となぞらえた牛の角を持つ鬼の伝説、わらべ歌などを織り交ぜ、よくあるような、それでいて独自の世界観を見事に構築している。金田一の事件のような雰囲気を持ちつつ、そこを、石動という人物が実にさっぱりと謎を解き明かす様が面白い。こいつ、いつからわかってたんだろう、ってうほどのさっぱりっぷり。
何から何まで伏線のようなそうでないような。最初の方はちょっとだらだらするけど、終わりに近づけば近づくほど、面白さが増していく。これは、彦麻呂風にいうなれば、「おもしろさの、とうそくちょくせんうんどうやー」といったところか(あまり意味は無い)。謎が解けると、なるほど、そういうことなのかとなること請け合いの、本格ミステリー&探偵小説である。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.7
(4pt)

終わりに近づけば近づくほど、面白さが増していく

「ハサミ男 」の衝撃が強く、叙述トリックを期待して読んでしまうが、この作品はそのような作品ではない。しかし、それを補うほどの多くの驚きがある作品であった。
探偵物につきものな、なにかを隠している一族、ミノタウロスの伝説となぞらえた牛の角を持つ鬼の伝説、わらべ歌などを織り交ぜ、よくあるような、それでいて独自の世界観を見事に構築している。金田一の事件のような雰囲気を持ちつつ、そこを、石動という人物が実にさっぱりと謎を解き明かす様が面白い。こいつ、いつからわかってたんだろう、ってうほどのさっぱりっぷり。
何から何まで伏線のようなそうでないような。最初の方はちょっとだらだらするけど、終わりに近づけば近づくほど、面白さが増していく。これは、彦麻呂風にいうなれば、「おもしろさの、とうそくちょくせんうんどうやー」といったところか(あまり意味は無い)。謎が解けると、なるほど、そういうことなのかとなること請け合いの、本格ミステリー&探偵小説である。
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205
No.6
(5pt)

最も端正な

誰もが思うように横溝正史へのオマージュであり、メイントリックの大胆さ、
迫力あるクライマックスと、いささか批評的でありすぎる氏の作品中、最も
スタンダードな本格ミステリに仕上がっている。作中饒舌に語られる音楽関係
(コール・ポーターからパンクまで)の薀蓄も楽しい。
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205
No.5
(4pt)

寝不足必至!

うーん、凄い。なんとも濃厚で読み応えのある一冊。
横溝ばりの陰惨な事件が相次ぎ、様々な人間のドラマが織り成す濃密な世界観。しかし文体はドライで探偵役の飄々として雰囲気もあり、テンポ良く読めてしまう。
様々な要素をこれでもかと盛り込みつつも、読者を混乱させることなくグイグイと引っ張ってゆく筆力は見事。
おかげですっかり寝不足になってしまった(笑)
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205
No.4
(4pt)

読後感はいいです。お勧めですね。

ページ数は多いし、二段組だけど、活字が大きめなので読みやすいです。
パラグラフを登場人物の視点ごとにして短く区切ってあり、
家事雑用のために読むのを中断しても大丈夫。
文体も平坦を心がけているようで比較的テンポよく読めました。
ミステリとしては複雑ではありませんし、
トリックの整合性を補うための後付けを思わせる描写も無かったし、
「おはなし」としても完成されているので、読んで損はありません。
でも、きちんと説明のつかない部分(大筋には関係ないけど)がいくつか散見されるのと、
新書版は表紙がダメなので満点ではありません。
各パラグラフの冒頭でクレタ島の迷宮のエピソードをモチーフにしているものを
あちこちから引用しており、よいアクセントになっているのですが、
ひとによっては少々うるさく感じられるかもしれません。
探偵役の石動が披瀝する音楽嗜好も深くて狭い(←ほめ言葉)ため、
ちょっと気になるところです。
そうそう、随所においしそうな家庭料理の描写が出てきて、ちょっとおなかが空きますよ。
石動の一言が、登場人物の迷いという闇に一条の光を投げかけるはずなのに、
その光に気づかないまま物語は幕を閉じるのが、
登場人物の平穏を願って止まないオイラとしては
前作「ハサミ男」同様もどかしいですな。
一日かけてじっくり取り組むもよし、ナイトキャップ代わりにちょっとずつ読んでもよし、
なミステリです。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.3
(4pt)

面白すぎて謎解きとかどうでもいいみたいな感じになってしまう。

面白かった。横溝的な雰囲気と思わせるけれども内容はいたって軽い。がしかし本は重い。430gある。ずっと持っていると肩が凝る。がしかし、肩が凝らない軽快な物語である。いろんな作家のパロディ的なエッセンスが凝縮されていて(自分が知らないものもたくさん織り交ぜられているんだろうと思います)ミステリ小説を多く読んでいる人には楽しい本だと思います。読む事が楽しく感じられて謎解きとかどうでもいいと感じてしまうほどでした。純粋に謎解きを楽しみたい方には不満もあるかもしれませんが本を読む時間を楽しみたいという方にはオススメします。430gのボリュームですから1日楽しめると思いますよ。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.2
(4pt)

ハサミ男

 に続いての著作。 まぁぶっちゃければハサミ男のほうが面白いんだけど、シリーズ探偵となる石動が出てくるのがこの話。  黒い仏でさらにぶっ壊れるので、この話は正統派。ハサミ男ほどトリッキーではない。 リーダビリティは高く、そこらへんのミステリよりはよっぽど立派で、キャラも魅力ですから、読んで損はないと思う。
美濃牛 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.1
(5pt)

殊能ワールド第2弾

来ました殊能ワールド第2弾。そんでもって石動戯作シリーズの記念すべき1作目。殊能作品のレビュアーを見て総じて皆様仰るのが「文章の稚拙さ」を論っておいでですが、そんなことを感じながら小説読むのは疲れる、というのが私の持論。面白いか、そうでないか、それだけで良いと思います。で、この作品も面白い。オマージュ云々よりも、石動というキャラクターを生み出したことに意味があると思います。後はたまたま美濃地方は私の地元なので、星5つ。
美濃牛 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 美濃牛 (講談社文庫)より
4062737205