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(短編集)

プライド



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【この小説が収録されている参考書籍】
プライド
プライド (新潮文庫)

プライドの評価: 3.90/5点 レビュー 40件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 21~40 2/2ページ
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No.20:
(3pt)

消化不良に終わった

人の仕事に対するプライドや矜持を描いた6編の短編集。
それぞれの話に繋がりはない。
登場人物は、農水省官僚、医者、養蚕家、会社員、大臣、養蜂家など様々。
きちんとした取材の元、現在の日本の問題点をも指摘する内容となっている。

しかし、登場人物のバックグラウンドを描き切れていないので、
詳細な心の動きが分かりにくい。
別の表現をすると、登場人物がとった行動の必然性が分かりにくかった。

作中の「一俵の重み」や「プライド」などは、是非とも長編で読みたかった。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.19:
(4pt)

続編農業長編小説への序曲

評者はテレビドラマのハゲタカの大ファンで真山作品もマグマやベイジンは読んだことはあったが、本書の存在は全く知らなかったのでまずはあとがきと日本の農業が必ず復活する45の理由の著書などで知られる浅川芳裕氏の解説から読み始めたのだが、何と言ってもあのハゲタカの真山氏が農業をテーマとした作品に本書でチャレンジしており、かつ本書を踏み台にして長編の農業小説を現在執筆中だと聞いて驚いた。浅川氏の解説によれば、本書執筆のために作者はカイコとミツバチの飼育を実際に行うほどの、徹底ぶりだったと言う。ちなみに、現在執筆中の長編小説には本作品の登場人物も何人か継続して出てくるようなので、ファンとしては助走としてこちらを読んでおくのはいい予習となるかもしれない。
本作の内容に触れることは避けたいと思うが、事業仕分け人時代の蓮舫氏や菅直人前首相を彷彿とさせる登場人物に、ここ数年の脱力感がどっと来たような読後感だった。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.18:
(4pt)

続編農業長編小説への序曲

評者はテレビドラマのハゲタカの大ファンで真山作品もマグマやベイジンは読んだことはあったが、本書の存在は全く知らなかったのでまずはあとがきと日本の農業が必ず復活する45の理由の著書などで知られる浅川芳裕氏の解説から読み始めたのだが、何と言ってもあのハゲタカの真山氏が農業をテーマとした作品に本書でチャレンジしており、かつ本書を踏み台にして長編の農業小説を現在執筆中だと聞いて驚いた。浅川氏の解説によれば、本書執筆のために作者はカイコとミツバチの飼育を実際に行うほどの、徹底ぶりだったと言う。ちなみに、現在執筆中の長編小説には本作品の登場人物も何人か継続して出てくるようなので、ファンとしては助走としてこちらを読んでおくのはいい予習となるかもしれない。
本作の内容に触れることは避けたいと思うが、事業仕分け人時代の蓮舫氏や菅直人前首相を彷彿とさせる登場人物に、ここ数年の脱力感がどっと来たような読後感だった。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.17:
(3pt)

今いち

著者の作品は題材が面白いので、何作品か読んだが、いつも今ひとつ感情移入できないまま、読み終えてしまう。この短編集もそうで、何か物足りない、書き方構成も悪くないと思うのだが・・・
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.16:
(5pt)

深層心理状態の秀逸な記述が良い。

期限切れ食材を使用した確信犯の心の深層に迫る表題作、異端の農水官僚が事業仕分け人と対決する「一俵の重み」。七つの物語が現代社会を生き抜くもののプライドとは何かを読者に問いかけてくる。矜恃・・・とは自分の能力を信じて抱く誇り、自負、プライドであり、だれもが心の奥底に持っている。それは、絶対に譲れないものでもある。
本短編集は、そのプライドが現実社会を生き抜くためには、どの様な葛藤に出会うかをそれぞれの話で、各人の深層心理状態の秀逸な記述で描写している。
これは、お薦め!
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.15:
(5pt)

闘う姿勢と責任

組織の掟や上層部の思惑、個人の力ではどうにもできない潮流に翻弄されながらも、自己の仕事に誇りと持ち、あるいは疑問を抱きながらも真っ当に生きようとする男女の物語は、どれも骨太い。

「暴言大臣」に示される人と組織と友情の裏の裏、そして「ミツバチが消えた夏」に現れる強者の論理。これらこそ、太古から人類社会を支配してきたものだ。それらはカタチを変えて続くし、これから変わらない。

人生の意義付けは人それぞれだし、どれが正しいわけでもない。信念を持ち続ける、そのことが強さを生み出すと思う。
意識の持ち方ひとつだが、"著者あとがき"にあるように、闘う姿勢と責任は忘れずにいたい。
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No.14:
(3pt)

真山氏には長編の方があっている!

綿密な取材のもとに小説を書かれる真山氏の作品は
内容の深さも魅力の一つのため、
短編集のこの作品では
それが出し切れていないように思う。

嫌いではないが、
真山氏の他の作品と比較すると満足はできないかも。
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No.13:
(3pt)

真山氏には長編の方があっている!

綿密な取材のもとに小説を書かれる真山氏の作品は
内容の深さも魅力の一つのため、
短編集のこの作品では
それが出し切れていないように思う。
嫌いではないが、
真山氏の他の作品と比較すると満足はできないかも。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.12:
(3pt)

ハゲタカの面白さを期待するといまひとつか。

同著者の「ハゲタカ」はすべて読み面白かったので、短編集ということが少し気になったものの本書を購入してみた。結果として読後感は「まあまあ」というところであった。
「事業仕分」「大臣の辞職」「ミツバチの集団失踪」など時事問題を捉えて読ませ、業界情報を知識として得ることもでき、最後に少し意外な結末で楽しませる。
どの短編作品もよくまとまっているのだが、面白くなってきたところで終わるという、もの足りなさを感じた。
次回の長編作品に期待したい。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.11:
(3pt)

ハゲタカの面白さを期待するといまひとつか。

同著者の「ハゲタカ」はすべて読み面白かったので、短編集ということが少し気になったものの本書を購入してみた。結果として読後感は「まあまあ」というところであった。
「事業仕分」「大臣の辞職」「ミツバチの集団失踪」など時事問題を捉えて読ませ、業界情報を知識として得ることもでき、最後に少し意外な結末で楽しませる。
どの短編作品もよくまとまっているのだが、面白くなってきたところで終わるという、もの足りなさを感じた。
次回の長編作品に期待したい。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.10:
(5pt)

プロジェクトXを見たときの気持ちになった

プライドをもって生きることは,
どんな結果も受け入れる覚悟がいること。
今の世の中には,
そういう人は少数派になったと思う。

だけど,そういう人を知ると,
勇気と希望がわいてくる。

一気に読み終えた後,
NHKの「プロジェクトX」を見た時と
同じような気持ちになった。
(初期のころの)

ー闘う姿勢を忘れない,同時にプロとしての責任を持つー
ー心にプライドをもて!ー

最後のあとがきにあった言葉が心に残った。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.9:
(5pt)

プロジェクトXを見たときの気持ちになった

プライドをもって生きることは,
どんな結果も受け入れる覚悟がいること。
今の世の中には,
そういう人は少数派になったと思う。
だけど,そういう人を知ると,
勇気と希望がわいてくる。
一気に読み終えた後,
NHKの「プロジェクトX」を見た時と
同じような気持ちになった。
(初期のころの)
ー闘う姿勢を忘れない,同時にプロとしての責任を持つー
ー心にプライドをもて!ー
最後のあとがきにあった言葉が心に残った。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.8:
(4pt)

テンポがよくて読みやすい

短編集。一つひとつの話しが簡潔で、分かりやすい。時事的なトピックを題材に用いているため、内容もとっつきやすいはず。短編のため複雑な人間関係や状況背景などへは入り込んでいないが、作者独特の世界観を端的に描き、読者を惹きつけていくのはさすがである。文章も読みやすく、テンポがいいのでスラスラと読める。話しのテーマは個人の好みが出てしまうかもしれないが、全部が好きな内容ではないにしても、いくつかは確実に共感できるテーマであると思う。わくわくしながら、テンポよく、楽しく読める作品である。
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No.7:
(4pt)

テンポがよくて読みやすい

短編集。一つひとつの話しが簡潔で、分かりやすい。時事的なトピックを題材に用いているため、内容もとっつきやすいはず。短編のため複雑な人間関係や状況背景などへは入り込んでいないが、作者独特の世界観を端的に描き、読者を惹きつけていくのはさすがである。文章も読みやすく、テンポがいいのでスラスラと読める。話しのテーマは個人の好みが出てしまうかもしれないが、全部が好きな内容ではないにしても、いくつかは確実に共感できるテーマであると思う。わくわくしながら、テンポよく、楽しく読める作品である。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
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No.6:
(5pt)

短編小説は、短編小説として、味わおうよ。

小説を読むときに、間違った態度があります。

小説のテキストそのものを読むのではなくて、
小説外の情報を、勝手に持ち込んで、
当該の小説に批判を加えることです。

それは言ってみれば第二次世界大戦以前の
小説の読み方です。
古い。

たとえば、この『プライド』に関して言えば、
「これまで、真山仁という書き手が長編小説を書いてきた、
だから……○×○×」
というような物言いです。

ここに、提示されているのは、長編小説ではありません。
短編小説群です。

この短編小説群、そのものを味わってみようではありませんか。

この書き手が書いた長編小説のことなど、
これら短編小説群を味わうのに必要な知識ではないし、
かえって不要でしょう。

読み進むにつれて、
この作家が優れた長編作家であった、というような不要な知識は、
どこかに消し飛んでいるでしょう。

そういう、極上の短編集なのです。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.5:
(5pt)

短編小説は、短編小説として、味わおうよ。

小説を読むときに、間違った態度があります。
小説のテキストそのものを読むのではなくて、
小説外の情報を、勝手に持ち込んで、
当該の小説に批判を加えることです。
それは言ってみれば第二次世界大戦以前の
小説の読み方です。
古い。
たとえば、この『プライド』に関して言えば、
「これまで、真山仁という書き手が長編小説を書いてきた、
だから……○×○×」
というような物言いです。
ここに、提示されているのは、長編小説ではありません。
短編小説群です。
この短編小説群、そのものを味わってみようではありませんか。
この書き手が書いた長編小説のことなど、
これら短編小説群を味わうのに必要な知識ではないし、
かえって不要でしょう。
読み進むにつれて、
この作家が優れた長編作家であった、というような不要な知識は、
どこかに消し飛んでいるでしょう。
そういう、極上の短編集なのです。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.4:
(2pt)

今ひとつおもしろくない

「マグマ」など真山の作品は好きなのだが、今回の作品集は粗製濫造すぎる。
映画で言うと通行人A,B見たいな型どおりの人物しか出てこなくて、人間が描けていない。
女性はヒステリックか、従順かのどっちかしかなくて、面白味に欠けるし、主人公を引き立たせるために敵役をわざとアホに描くのは小説の技法としてもレベルが低すぎる。
食糧自給率のカロリー表現と重量表現なんて農林水産省のサイトに行けば見れるんだから、それをことさら新発見のように書くのも変。筋立てが薄っぺらいし、それは作者の知識の薄っぺらさに重なって見える。

もっと重厚な作品を読みたい。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.3:
(2pt)

今ひとつおもしろくない

「マグマ」など真山の作品は好きなのだが、今回の作品集は粗製濫造すぎる。
映画で言うと通行人A,B見たいな型どおりの人物しか出てこなくて、人間が描けていない。
女性はヒステリックか、従順かのどっちかしかなくて、面白味に欠けるし、主人公を引き立たせるために敵役をわざとアホに描くのは小説の技法としてもレベルが低すぎる。
食糧自給率のカロリー表現と重量表現なんて農林水産省のサイトに行けば見れるんだから、それをことさら新発見のように書くのも変。筋立てが薄っぺらいし、それは作者の知識の薄っぺらさに重なって見える。
もっと重厚な作品を読みたい。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
4103233214
No.2:
(4pt)

短編もいい

真山氏のファンとして短編と呼べるものをはじめて読んだ気がします。

 今までもいくつかの短編は出版されていますが、本書は非常に短い6つの物語で構成されていて、それぞれの主人公が仕事に対するプライドをかけて生きてゆく様がうまく描かれています。
 が、どうしても各物語を読んだ後に「えっ、もう終わり?」的なものが残り、中途半端な読了感が残ります。
 一読者としては短編もいいのですが、真山氏には読み応えのある長編を期待します。はやくハゲタカの続編書いてくれないかな。
プライド (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:プライド (新潮文庫)より
4101390517
No.1:
(4pt)

短編もいい

 真山氏のファンとして短編と呼べるものをはじめて読んだ気がします。
 今までもいくつかの短編は出版されていますが、本書は非常に短い6つの物語で構成されていて、それぞれの主人公が仕事に対するプライドをかけて生きてゆく様がうまく描かれています。
 が、どうしても各物語を読んだ後に「えっ、もう終わり?」的なものが残り、中途半端な読了感が残ります。
 一読者としては短編もいいのですが、真山氏には読み応えのある長編を期待します。はやくハゲタカの続編書いてくれないかな。
プライドAmazon書評・レビュー:プライドより
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