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鉄の骨
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鉄の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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談合について全く知らない人は別の読み方になるでしょうけど、さっと読める面白い読み物としてお勧め。佐久・上田が出てきたのは個人的に楽しかった。 | ||||
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テレビドラマを見てから本書を読みました。 ビジネス小説にしては非常に読みやすいです。 たまに新聞やニュースで聞く「談合」を、分かりやすく理解できます。 実際には談合が「絶対悪」か「必要悪」か「知恵」かはわかりませんが、それぞれの立場で見ればいずれも正しいのでしょう。 熱い主人公も魅力的だしその上司もしたたかでキャラも濃い。恋人も徐々に社会的に成長していていい。 けど「談合」をもっとも分かりやすく描写しているのは「サラリーマン金太郎」なんだよな。あれは実にリアルだった。 | ||||
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自営の土建屋です。 ゼネコンには足元にも及ばない小さな会社です。 談合というものを、それとは関係ないところに住む方々に少しは理解してもらえ良かったのかもしれません。 ただ、食うか食われるかの建設業界で生きている者にとっては、談合の本質をもうちょっと掘り下げてほしかった。でもこれが限界だったのかな・・? 共存するための談合と、悪人が潤うための官製談合、字は同じでも全く違うんだ。。 それに、ゼネコンがまるで構造物を実際作っているかのような表現(飼い殺しの下請業者の存在にもっと日の目を当ててほしかった。上の都合で予算を削られながらも実際に汚れ仕事をしている者の存在。。)には抵抗を感じました。 小説なんだからしょうがないか・・・。 おもしろかったです。他人事だったらもっとおもしろかったんだろうな。。 | ||||
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直木賞は受賞作よりも候補作のほうが面白い場合がある(宮部みゆきの「火車」など)ので、下馬評の高かった本作を手に取りました。 「ゼネコン入社4年目の主人公が突然業務部への異動し談合に関わることになる」という予備知識から「きっと主人公は、社会に反する談合を強要され、自身の良心の呵責で苦悩し〜〜」というニュアンスなんだろうな、と思って読み始めたところ痛い目にあいました。「プリズン・トリック」と同じように帯に騙されました。「談合に切り込み、現代を切り取る超弩級ドラマ」って……。 主人公は談合に切り込むどころか傍観役といった方がよく、談合に苦悩するよりも彼女との仲で苦悩をはじめ、途中ご都合主義的にある人物が病気で倒れ、主人公は仕事どころではない心理状態になり、とてもじゃないが談合をテーマとする社会派小説の主人公として感情移入できたものではなかったです。 本筋の談合については、 ・まず著者はきちんと技術的な考察をしたのか?と疑問を持ってしまった。ある方法で地下鉄工事のコスト削減を行うのだが、コスト削減ならばまず技術的に容易な開削を検討するのが妥当なんでないかい?と大学で土木を学んだ私は思ってしまった。 ・3/4くらい読んだ所で落ちが容易に読めるので(恐らく著者が頭をひねったであろう)検察官の裏金の流れ解明に緊迫感がなくなってしまった。 悪いところを述べたが、業務部と営業部のやりとりは面白く、大風呂敷を広げた割りにまとまりはよかったので星3おまけして4くらい、重いテーマに騙されて過大評価で、とてもじゃないが傑作ではないと思いました。 | ||||
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■【元バンカーからの談合小説 】 著者は、銀行出身だが、10年を待たずに金融業界を去り、 小説家に転身している。若きゼネコンマンを主人公として、 建設業界の『談合』を描いている。(業界に身を置いた者とし て、ストーリーの結末は予想通りで、失望!) ■【業者からの謝礼金が政治家に渡るフロー 】 2010年1月16日の今日、新聞の一面他で与党代議士逮捕で 賑わしている政治資金虚偽記載問題も、底には、工事受注 の謝礼金を以下に表に出さないように、所謂、「ウラ金」とし て誤魔化そうとした性質の悪い工作として立件しようとする 検察庁のメンツがあるようだ。業者からの受注謝礼金を如 何に「ウラ金」として処理し、その「ウラ金」を如何に巧妙にオ モテのお金にするか、が本著書では描いている。 ■【90%以上が闇の中 】 事実は小説より奇なり、で建設業界の政官業の『談合の 三角形』の構図は、本書で描いた内容では氷山の一角で、 残りの90%以上はまだまだ闇の中だろう。 ■【官製談合の実態は? 】 本著書で描かれた、地下鉄工事と某ゼネコンマンの談合仕 切役などは、10年前位の大坂市営地下鉄工事事件をヒント に、元バンカーの眼で描かれている。政官業の微妙なバラ ンスの上で成り立つ¥『談合』は、実際には、官の比重が大 きいと思うのだが実態は不透明で、その為か?、著者の記 述は少ない。ダマシ・ダマサレとしてのエンターテイメントとし ては良いかもしれないが、今後は、著者に社会派としての 著作を期待したい。 | ||||
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