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モンスター



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【この小説が収録されている参考書籍】
モンスター
モンスター (幻冬舎文庫)

モンスターの評価: 3.63/5点 レビュー 515件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.63pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全308件 181~200 10/16ページ
No.128:
(4pt)

美醜のヒエラルキーというもの

「ばけもん」と呼ばれるほど醜い顔をした女性田淵和子。「美醜のヒエラルキー」があるとすれば、ひし形のそのヒエラルキーの最も底辺の先っぽにいると言えるほどの顔をしている。その顔ゆえに、幼いころから差別という範疇を越えたひどい仕打ちにあって来ている彼女が唯一綺麗な思いでであり、初恋の形として後生大事にしてきているのが、4歳のころ英介との出会いと、彼が優しく守ってくれてたという思い出。やがて彼女は高校時代に事件を起こして、東京に追われ、そこで底辺生活をしながら、美容整形を知り、絶世の美女として生まれ代わる。人間は外見じゃない、中身だという「正論」が実は特に女性において、全く真実性と現実味に欠けた言葉であり、特に和子ほど醜い顔をした女性には、人生を変えざるを得ないほどの差別と不運を被るということを、作者はいやというほど読者に読ませる。彼女はやがて思いが通じて初恋の人英介を自分のものにすることが出来るが、作者は決して、人間はやはり中身だなどという安っぽい出来合いの結論に至るような真似はしない。そこがいい。醜かった和子が、美しくなって得た者によって、昔自分を蔑んだ人間たちに復讐をする場面が結構出てくるが、ここでも作者は遠慮なく彼女の復讐劇を成し遂げさせてくれる。これも安っぽい勧善懲悪が入っておらず痛快である。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.127:
(4pt)

百田作品としては・・・

百田尚樹さんのファンです。一連の作品のひとつとして読みました。確かに面白いと言えなくはないが最高傑作ではありません。
モンスターAmazon書評・レビュー:モンスターより
4344018079
No.126:
(5pt)

女は化ける

この書は、外見と共に心も変わっていくものだ、それを百田尚樹流の現実味を帯びた表現で小説化した。
特に女性は、外見が良いと得をすると言うが、それは間違いなさそうだ。
そのために、整形手術をしてでも、人生を変えようとする主人公の姿に、感動すら覚える。
世の男も、やはり外見から女性を見るのだろうか。
韓国の美人コンテストで、顔が皆同じ・・・に見える。そのような整形美顔が話題になっているが、その魁のような小説である。
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4344418506
No.125:
(5pt)

卑屈になると、こうなるんだろうけど…でもね。

百田さんの本は初めてです。
 内容がとても気になりDVDが見たかったのですが、まだのようでした。

一気に読んでしまいました。
すっきりしました。主人公の気持ちが痛いほどよくわかりました。
ここまでできるほどの、パワー。
うらみ、嫉妬、怒り、いろいろ…。
どれほどのものだったのだろうと思います。

人間、卑屈になるとこうなるんだな。
と、言ってしまえばそれまでで、
そういう人は読んでも嫌になると思いました。
見る人によっては、気持ち悪くなる人もいると思います。

それぞれで評価が分かれる作品なのかなと思います。

他の作品も読んでみたくなりました。
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4344418506
No.124:
(4pt)

気になる事が

レビューを拝読していて多少気になった事がありました。
百田さんの文章が稚拙であるというような表現をされている方が、低評価の方の中に何人かいらっしゃるようでした。
その方たちのおっしゃる通り、美麗な修飾語、オブラートに包んだ物言いは本書では見かけません。
むしろそのような美しい表現や日本語の機微を楽しむ為小説を読むのだ、と言う方には決してお勧めしません。

人によって好悪の判断基準は異なりますので、他の方がどう捉えるかは分かりませんが、どんな文体であれその「本質」が描かれていれば素晴らしいと、私は思います。
百田氏の視点は徹頭徹尾、本書の中でブレることはありません。
その視点は世の中から傷つけられるだけ傷つけられた主人公を守り慈しみ、傷つけた世の中に軽蔑と怒りをこめた厳しいものです。
みんなが適当に流しておく事を本書はさらけ出し、曖昧にしておく人間の弱さとずるさを眼前につきつけられた気がしました。

某M上H樹のように気取りきった文章であちこちで男女が性交を行う本よりも、もっと直截的に深く心に傷を負った人を救うことのできる本です。

美しい本だと私は思います。
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No.123:
(4pt)

幸せを考えました。

ぞくっとする。
本当によく「女」を観察されていると思う。

性格と顔の綺麗さは正比例というのは詭弁ではないのだろう。

確かに、巷の仕切りたがるしたたかな人は
第一印象で「美しい」と言う人ではないことが多いと気づいた。

これだけ妬まれ疎まれるなら、
生まれながらの美人は、どこまでも孤独だろうと思う。

老い醜くなる前に、本人にとっては幸せなかたちでまとまっている。

人の幸せって、なんだろうと思う。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.122:
(5pt)

男も女も美人が浮き

出会いの最初は、どうしたって、姿・形から入る。 だって、言葉も交わさぬ最初は、見目形しか、判断材料がないものね。

 でもね、おもしろいもンで、だんだん歳がいくと、顔・形よりも、醸し出す気配 や 佇まいに、より惹かれますけれどね。

 興味深いことに、『生まれついて、美しさに恵まれた人間』 は、男であれ、女であれ、さして 美醜には、拘らない。

 だって、本人が、特段 努力したわけでもない、生まれたときから、美しさ、愛らしさが、当たり前に身についていたのですから。

 だから、『美女と野獣』? 『醜女と美男』? のカップルって、ごく普通、よくありますものね。

 天然の美男美女たちは、努力して得たわけでもない美 には、重きを置かないのでしょうね。

 さて、さて、

 私、百田は、けっして 好きな作家ではないが、この本は、エンターテーメントとして、おもしろく、一気に読ませていただきました。

 孫娘7才に、性的描写は、ぶっ飛ばし、読み聞かせたら、おもしろがり・・・? 気を良くしてたら、ママにもの凄く叱られた ショボン'...

 で、孫娘には、「大きくなったら、自分で、読みなさい。」 と、表紙を見せときましたわン? いけないばあばかしらン?

 んなこたぁ ないよね、『人生の早い時期に人生の真実を知った方がいい』 これ、人生哲学でヤンス クフッ^m^♪
モンスターAmazon書評・レビュー:モンスターより
4344018079
No.121:
(4pt)

エンターテイメントとして

百田尚樹の本は初めて読んだ。本屋大賞をとっているからではないが、百田氏がテレビに出ていたとき、内容を聞いて面白そうだと思い手にとった。500P弱のボリュームに圧倒されたが、読んでみれば本を閉じるのがもったいないと思うほどにひきこまれて読んでしまった。何もせずずっと読み続けていたら1日あれば読み終わっていただろう。
小説も最近は読む気がしなかったのだが、久々に面白いと思える小説だった。全身整形を繰り返してして絶世の美女になってゆく主人公が、幼い日の夢をかなえるため涙ぐましい努力とともに壮絶な人生を歩んでゆく。やっと夢がかなった先にあったものは何だったのか…
ラストも主人公にとってみればハッピーエンドではあっただろうが、エピローグを読んでみて、初恋の彼が結局最後には彼女を見殺しにする形で逃げたことがわかり、一番ひどいのは彼じゃなかったのかと思った。これだけの長編でありながら、主人公をとりまく男たちも
個性的に書き分けられており、幼い頃、思春期の主人公のエピソードも現実とうまく絡まって、それでいてストーリーも整然として
スムーズな展開で読み応えは抜群である。解説にもあるが、いくつか出てくる整形手術の場面も嘘くさくなく、著者の取材力の高さも感じさせる。
この本をどう読むか。。解釈は自由だが、たぶん、美とか外見とか中身とか女性の価値とか深いことを考えず、ただ感じるまま、思い切り楽しむのが
いいのではないかと思った。ストーリーを追うだけでも映像が感じられるので、映画化されたらよりリアリティーが増したであろうし
映画化にもふさわしい作品であると思った。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.120:
(4pt)

綿密な市場調査の成せる技

「永遠の0」を読んで、他の作品も読んでみようと思って購入しました。

学生時代に醜い顔をした女性が、整形により美しくなっていき、昔恋い焦がれた相手に出会う。

一見、よく設定されそうなストーリーだが、主人公の心象をより読み手に移入させるのは、物語全体にあるリアリティ。

特に、美容整形のくだり、また、整形費用の為に入る風俗業界の内容は、調べ上げたと感じる。

そこが肝となり、主人公の美しくなってく感情を上手く描かれていて、読みやすかった。

ストーリー全体は大きく展開する事は無いが、むしろ先が読める内容にも関わらず、読み応えがあるのは

文章自体に彩る現実感がそうさせているのではないだろうか。
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No.119:
(5pt)

整形に否定的でしたが・・・。

私は整形に否定的でしたが、この本を読んで少しだけ考えが変わりました。

自分の落ち度でもなく、たまたま醜く生まれ苦しんでいる女性が人生を取り戻すために、
なりふり構わず必死に働き整形して違う自分になって行く。

人間は、どのような環境に生まれ落ちるか分からない。
マイナスを背負ってしまった人生を取り戻そうとする姿は、我々の日常と何も違わないと思います。
彼女は、それがたまたま容姿だっただけなのです。

自身の背負った不運と闘い抜いた彼女に、『良く頑張ったね。お疲れ様でした。』と声を掛けたくなりました。
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No.118:
(5pt)

面白い!!ほかの作品も読みたくなりました。

百田尚樹さんの作品は今回初めて読みましたが、とにかく面白くて夢中になって読みました。
美人が「美人ですね」とほめられても実は慣れっこになっていたり、結婚すると相手との関係性が変化したりするあたりもリアリティがあって、すごいと思いました。

流行の作家さんなのかなぁと遠巻きに見ていましたがほかの作品もぜひ読んでみようと強く思わせてくれる作品でした。
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No.117:
(5pt)

世の中顔といえど

まぁ、世の中顔だろう。
私自身、顔があまりよくなく、残念よりなので、不公平な扱いをうけることが多々あった。
男性に告白しても、あっさり何度もフラれたり。
でもこの作品の主人公は、私をはるかに上回るクソブスで、とても気の毒でした。
主人公が整形を繰り返し、きれいになり、ヒエラルキーがあがっていくさまは読んでいて爽快でした。
整形代を稼ぐため、必死に夜はSMクラブ、昼は工場でバリバリ働く彼女。
やっぱり、人生で得をするには、美しくないといけないんですねぇ。
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No.116:
(4pt)

興味深い

何度となく整形を繰り返し、完璧な姿になって故郷に帰るってことは、ドロドロ劇とか復讐とかを想像していたのだけど、そこらへんは以外にあっさり。

作者は整形にはまっていく様子を描きたくて書いたんだと思うけど、あまり結末とか最後の驚きを与えるとかのことは考えていなかったのかもしれないと思った。どちらかというと解説の中村うさぎがこの物語を締めていると思いました。

そうモンスターは目的のなく美を追求する私たちのことであって、主人公ではないのかもね。
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No.115:
(4pt)

良かった

美容整形の事がリアルに描かれています。 
映画も観てみたいと思いました。
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4344418506
No.114:
(4pt)

読んだ後はテンションが下がる…けど

百田さんが美容整形をテーマに選んだ理由は、自分の人生を振り返って「美人にはたいがい痛い目にあってきた。美人とは何か?たかだが皮一枚でどういうことか」ということで、美人をとことん研究して出来上がったのがモンスターなんだそう。

つまり、美人に振り回された恨みから始まった本と言えるようです(笑)。

モンスターは面白いのでどんどん読みすすめられるのですが、私的にはラストが特にモヤっとしました。なんとも切ないというか、寂しい気持ちになります。整形っていいな、とも思えないし、そのままの自分でいいや、ともならないし、何ともいえないフワフワした感情が残りました。。

でも、作者の百田さんも同じように読むと落ち込むので、最初はこの本をボツにしたんだそう。世に出すべきではない、とまで思ったんだとか。

こんなに徹底して美容整形のことや女性の生態に関して調べあげているのに、世に出す前にそんな葛藤があったとは…。でも、そういう葛藤の上で発表したのは、「お金がなかったから」という理由だそう(笑)

そういうことを正直に笑い話にしてしまうところが百田さんだなぁ、と思いました。そういう人間味溢れるところが本の面白さにつながっているのかも。百田さんの書く本ならどんな本でも読みたいです。

こういう
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No.113:
(4pt)

自分を幸福にするために人生はある

「人生を幸福にするために人生はある」

 読み終わった後、まず初めに思ったことはこれだった。

 美帆(和子)がほぼ別人といえるくらいの整形をしたこと、そして別人として故郷に帰ったことなどをはじめ、彼女のとった行動の数々は賛否分かれるところだと思う。
 だから、それについては何も言わない。

 ただ言えることは、やっぱり人生って幸せじゃないと意味がないんじゃないかということだ。

 自分にはできるわけがないと、何もかも我慢して、人から何を言われても文句を言わない。
 これはもはや人間ではない。ただの人間の姿かたちをしたロボットといってもいい。

 印象的なシーンがある。それは美帆が最初に目の整形をした直後の職場での会話だ。

 トイレに入っているときに、同僚が自分のことを噂しているのを耳にする。
 
 「笑っちゃうよね」と言い合っている彼女たちに「謝れよ!!」と激怒するシーンだ。

 美帆が整形に精をだす、ターニングポイントといってもいい。

 ここでポイントなのは、それまでの彼女は何もかも諦めていたということだ。
 
 何故、美帆は変わったのか?

 あくまで個人的な意見だけど、美帆は「人生は自分を幸せにするためにある」と悟ったからではないか、そう思う。

 こんなことを書いている私は、とても幸せとは言えない。
 美帆を見習って、人生を幸福にするために行動を起こしたいと思う。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.112:
(5pt)

永遠のゼロよりはこっちの方がこの作家に向いているのではないかと

ひどく醜く生まれ、性格も歪んでしまった挙句、モンスターとまであだ名された少女が、
体調に異常をきたすほど美容整形を繰り返して容姿を変えて地元に戻って、初恋の男性を誘惑していくというお話です。

永遠の0 (講談社文庫)は、現代人のように妻を愛する変な将校が登場する変な描写に白けてしまったのですが、
その際、この人は現代人をかけばとても上手に描くだろうと思い本書を手に取ってみました。

予想通り、本作は、容姿への異常な執着という現代人の病理をきれいに描き切った佳作でした。

永遠の0にはちょっと違和感を感じた方も、こちらはわりと楽しめるのではないかと思います。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.111:
(4pt)

男は純粋

で、女は打算的とかよく言うけどさ、男の純情とか純粋って、和子が幼い日の初恋の思い出をずっと大事に思い続けてた様なそれではなく、結局下半身の反応が女よりも素直ってだけのことだよね?と改めて思った。それを男は純粋とか少年の心がぁとか男だって装飾するの大好きじゃん。他のレビューで女性を馬鹿にしてるってあったけど、これは女性を馬鹿にしてる男を馬鹿にしてますよね、明らかに。作者男性ですけど。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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No.110:
(5pt)

永遠の0に負けず劣らず良かった。

永遠の0を読んで百田尚樹氏の小説にはまりました。
こちらも非常に良かったです。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.109:
(5pt)

良好な品物でした

状態もよく、迅速なお手配をいただき満足できるお取引ができました。
モンスター (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:モンスター (幻冬舎文庫)より
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