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BOX!の評価: 4.51/5点 レビュー 312件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.51pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全277件 261~277 14/14ページ
No.17:
(5pt)

高校生を主役に置いた、大人の為の小説

王様のブランチ「マッチョイ」で推薦されていたこの本。「ボクシング」「高校生」といった、私にとってあまり魅かれないテーマだな〜、と思い、中々手が付かなかったのだが、年末年始の休みで、手に取り、いくつものレビューにある通り、止まらず読了。
導入がいい。厚めの本は、導入の数ページで挫折したくなるものが多いが、導入の2ページで既に吸い込まれる。放送作家という、飽きっぽい観客を対象にしたTV映像の世界で生きてきた作者ならではなのか。
この本の読者の真の対象はいわゆる「青春まっさなか」世代ではないような気がする。
いくつもの挫折を繰り返し、才や努力の狭間の中で、負けることへの恐怖心が生存本能で染み付き、動けなくなった大人たちへの示唆が溢れているからだ。
中心となる高校生達を、多くの大人たちがそれぞれ過ごしてきた人生と価値観を元に囲み、
それぞれの思いで、彼らに対して行く。
「努力は才を超えるか?」「才とは何か?」「情熱の源泉は?」そうした、様々な問いに対しての様々な答えをストーリーの中で見せていくこの本。
リミットを超える瞬間を求め、情熱を取り戻す喜びを、是非体感して欲しい。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.16:
(4pt)

アマチュアボクシングは科学的なスポーツなんだ

ある分野の初心者がその世界のルールや技術を一つ一つ学びながら成長し、読者もその主人公とともに、その世界にいざなわれる、という定番的な構成の物語。
その意味では『神の雫』のようなといったらいいか、またスポーツのリアルな薀蓄の成長ものとしては、「おおきく振りかぶって」に似ているといったらいいか。その薀蓄には、ボクシングという格闘技に対する野蛮さという印象を払拭するだけの力がある。
また、努力型の主人公に対して、天才肌の親友で将来のライバル、二人を見守る魅力的な年上の女性、挫折経験のあるコーチ、そして圧倒的な力を持つ敵役など、基本に忠実に人物が配され、物語が展開していく。女性の造形が多少弱いのと、葛藤の書き込みが少々さっぱりしすぎているきらいがあるが、とても楽しく読めた。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.15:
(5pt)

文句無しの面白さ!

 とにかく面白い!特にボクシングのテクニックや練習についての描写が事細かく、丁寧に書かれている様子は圧巻である。ここまでキッチリ描き切っている小説を私は知らない。
 
 主人公の優等生が、運動神経抜群の幼馴染に誘われて、そしてラストまで駆け抜けていく様も見事である。
 オープニングの出足も綺麗に仕上がっている。隙のない作品であり、感動した。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.14:
(4pt)

とにかく一気読み!

とにかく一気読み。購入から3日間で読みました。それも睡眠時間を削って。それくらい読みやすく、登場人物もいい奴らで、清々しい作品でした。たたなぜ、星5つにしなかったのか。それは私がへそ曲がりなせいもあるかもしれませんが、意外とここぞという場面があっさりと描写されているところ。マネージャーの死。対決シーン。優紀くんの強さなど、もっと書き込めたかなと。また「スラムダンク」とか「一瞬の風になれ」とキャラや設定がかぶる点。この物語では鏑矢は第三者的な視点で描かれ、心理描写が一切ないのもちょっと。それと目次の最終章の小見出しが「惨劇」となっていて誰かがやられるのか。じゃあハッピーエンドにならないのと思ってしまう点。ひょっとしたら準決勝で鏑矢が稲村にボコボコにやられ、再起不能、それを優紀が雪辱する、なんて思ってしまいました。でも重い物語が嫌、そんなの読む気が知れないと思ってる私みたいな人にはとても楽しめる小説でした。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.13:
(5pt)

熱くたぎるボクシング小説である

ボクシングの魅力が存分に楽しめる一冊である。
二人の主人公は苦闘につまずきながらもボクシングを通して人間的に逞しく成長し様々な
壁を乗り越えていく。彼らの苦難を巧みな心理描写で表現している。
実在するプロ選手を引き合いに出しボクシングファンをにやりとさせるシーンも
随所に盛り込まれている。
実際にボクシングを体験した者もうならせる通好みの小説である。
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4778311345
No.12:
(5pt)

読み出したら止まらない・・・

面白かったです!ちょっとずつ読むつもりが、
読み始めたら止まらなくなってしまいました。
初めは本の厚みにたじろぎましたが、
ボクシング用語意外は変に難しい言葉や表現も無く
どんどん読み進めることが出来るので、
気にならなくなりました。
幅広い世代で読める良書だと思います。
読んで心が熱くなる感覚を久しぶりに味わいました。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.11:
(5pt)

図書館で借りて二日間(3時間半)で読了

王様のブランチの評判で予約し、11月6日読了。東海道線、品川−茅ヶ崎間二往復。ページをめくる手が止まりませんでした。次作にも期待。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.10:
(4pt)

おもしろいおもしろい

「高校生スポーツドラマの高校生編。」と思って読み出したら、後半(全体の2/3)ぐらいで、異様に緊迫感が高まる。
前半はキャラクターやボクシングの説明が多く、このまま流れたら「ダイブ」と似たパターンか、と思っていたのですが、主人公の一人の木樽の初勝利前後で、非常に緊迫感がたかまり、以降は一気に読んでしまいました。欲を言えば、好敵手役の稲村も、いろんな背景を描いてほしいかったです。
買って損はありません。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.9:
(5pt)

名作マンガ「ピンポン」と「柔道部物語」をあわせて読んだ感じ

松本大洋の卓球マンガ「ピンポン」と小林まことの柔道部マンガ「柔道部物語」をあわせて一気に読んだ感じとでもいうのが読了した感想。
鏑矢:ピンポンのペコ 天才型、ときに脆い。劇的な復活をとげる。
木樽:ピンポンのスマイル 努力型
沢木監督:柔道部物語の五十嵐先生 かつての名プレーヤ。生徒の自主性に任せていたが、ある点を期に熱血指導監督に変わる。
青春小説の王道をいっており、600ページが瞬く間に読み終わった。ラストに向かうところはなんか密度が急に下がった感じだ。800ページくらいになってもよかったのでラストも濃縮に書いてほしかった。
 もし映画化されたら鏑矢君は三浦春馬くんにやってほしいな。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.8:
(5pt)

カタルシスは訪れない。

 ユウとカブ、ふたりの少年の成長を描いたボクシング巨編。
 元いじめられっ子だったが、ボクシングに出会い少しづつ強くなっていくユウ。
ピカイチの才能を持ちながら、肝腎なところで優勝できないカブ。
ふたりの前に立ちふさがる怪物・稲村。
 ユウもカブもあえて稲村のいる階級ライト級にエントリーし、まっこうから
挑んで行く。
 ユウとカブだけでなく恵美須高校ボクシング部全員の成長が、心を温かくする。
そして、ユウを育てる沢木監督、カブを育てる曽我部トレーナーの熱い思い。
 ユウvsカブ、ユウvs稲村、カブvs稲村、この三戦は圧巻だった。
全585ページの長編ながら、ここまで緊張感をもって一気に描き上げている。
 しかし、ラストで失速した。
戦いを乗り越えたユウとカブが、この後どう生きていくのか。
さらなる感動でカタルシスを味わえるものと期待していただけに、ラストで肩透かし
をくらった。ここまで盛り上げておいて、このラストは無いでしょう(怒)。
どうせなら、最後まで緊張感をもって描き上げて欲しかった。
 とても残念だったが、それでもこの作品の評価を大きく損なうものではない。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.7:
(5pt)

感動しよう!!

ラジオで絶賛されていたので思わず購入。いい年をして高校生の青春ストーリーに感情移入できるものだろうか、と一抹の不安がよぎったが、まったくの杞憂だった。自分のどこにこんな熱い血が残っていたのだろうか、と思うほど素直に感動した。疲れたサラリーマンにもオススメである。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
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No.6:
(5pt)

暑さを吹き飛ばす熱い1冊。この夏の一押し!

熱い話である、胸すく話である、それでいて胸が締めつけられる話でもある。とにかく、グッとくる事請負の小説であって、暑さを吹き飛ばすこの夏一押しの快作だと思う。
ボクシングに天賦の才能を見出された無軌道な鏑矢と、彼を見守り、彼のように強くなりたいと願う聡明な優紀、これは、全くタイプの違う2人の高校生の友情とボクシングのドラマ。物語は、優紀と、高校のボクシング部顧問の耀子の視点で終始展開する。ふたりと、共通の“大きな存在”鏑矢、誰に感情移入しても面白く読めるが、個人的には優紀の“物語”により共感を持って読んだ。彼女の前での理不尽な暴力に無抵抗のまま屈した思い、ボクシングが上達し心弾む喜び、思慕する耀子の鏑矢への目線を悟った時によぎる微妙な感情、何よりボクシングを通して人間的に強く大きくなっていくという、これは10代の男性の青春成長小説である。
ボクシングは相手の運動能力を破壊する目的で人体の急所ばかりを狙って殴る格闘技。本編中に語られる定義は、このスポーツの本質を明確に言い表している。これはまた、本格的なボクシング小説。ルール、トレーニング、テクニック、戦術、闘争本能、そして精神世界と、ここまで細部に渡って描写された小説を私は知らない。
鏑矢を始め、ボクシング部員たちも、優紀、友野ら優等生たちも、皆嫌味なく清々しく書き込まれていて、いまどきこんな純粋な若者たちばかりなのかとも思うが、やはり好感が持てる。
ずば抜けて才能がある者と、絶え間ない努力でその位置に上ろうとする者。“努力”、“天才”、“才能”、“一流”の本質について見事に言い得ているのも魅力的だ。
息つく間もない580頁、筆者は「探偵ナイトスクープ」等で知られる放送作家だそうだが、このドラマツルギー、ダイナミックな筆力は、只事ではない。若い人はもちろん、かって若者だった人や女性にも是非お薦めの1冊と言っておきたい。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.5:
(5pt)

百田尚樹

話しの進め方がさすがだと関心でき、読み手が気持ちよく終えれる作品だった。
しっくり来ないとこもあるが、それが後味悪くないのもこのひとならではである。
読んでみて、損すること無いのでぜひ読んでほしい1冊だ。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.4:
(5pt)

一気に読み終わりました

高校ボクシング部がテーマにしては、少しページ数が多いな。。と思いながら本を手にしましたが、格闘技の描写の新鮮さに引き込まれ、一気に読み終わってしまいました。
努力の過程と試合の勝敗が作品の見せ場なので、ボクシングを知らない人でも楽しく読めると思います。現役高校生に読んでもらいたい本です。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.3:
(5pt)

かなりの読み応えであった。

天性の才能で勝つ男「鏑矢」
その男に憧れ、ひ弱さゆえ男として屈辱を味わい、ボクシングを始め、努力で勝とうとする男「木樽」
天性の才能と、不断の努力と、ボクシングの怖さを知って勝ち続ける男「稲村」
高校のアマチュアボクシング界を舞台にこの三人の男の戦いを描いた作品である。
なぜ、何のため戦うのか、強いとは何か、さらに言うとボクシングとは何かが語られている。
自分で言うのもなんだけど、私はいわゆる勉強は出来るけど運動はダメな学生だったのでもちろん木樽君に感情移入して読んでいたのだが、物語終盤では三人それぞれに熱く思い入れをもって読んでいた。こういったことは結構珍しいと思う。
しかしかなりの読み応えのある作品である。全30章構成のうち、木樽君のデビュー戦は第22章なのである。
そこからの展開の速さは一気に読んでやるという気を持たせるに十分な面白さなのだが、一章ごとに疲れるぐらいの緊張もする。結局読み終えるのに3日かかった。
私のように「ボクシングを見るのは好きだけど、経験は無い」人には、その見聞を広めるにも最適だとも思う。
ぜひとも経験者の感想も聞いてみたいところである。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.2:
(5pt)

青春小説の傑作!

あらゆるスポーツの中で最もストイックなスポーツ「ボクシング」がテーマの青春小説。
天才肌の少年と努力型の少年が織りなす成長物語。こう書くと、よくある話に思えるが、まったくそうではない。この物語はあらゆるところで読者の予想を裏切る展開をする。
ラストにはすごい感動が待っている。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.1:
(5pt)

本気!!

凄く面白かったです。筆者もボクシングをやっていたらしく、ボクシングの描写がとてもいいです。分厚いですが、一読の価値はあると思います。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345

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