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美女と魔物のバッティングセンター(東京バッティングセンター)



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京バッティングセンター

美女と魔物のバッティングセンター(東京バッティングセンター)の評価: 4.17/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

空回りする人外に萌える人は必読

試し読みを見てから、この本を読んでみました。
ざっくりとした内容は、血を吸う事以外に特殊能力のない「吾輩」口調の吸血鬼タケシ君が、他人の恨みを代わりに晴らす「復讐屋」の雪美さん(雪女)を助けたことがきっかけで自分も復讐屋として働くことになるという話。
「復讐屋」の仕事は、気に入らない相手の髪にガムをくっつけるといったアホっぽいものから、キャバクラで従業員の着替え等を盗撮した店のオーナーへの報復として彼の恥ずかしい姿を盗撮してほしいというもの、来ると必ず店を潰す貧乏神をどうにかしてほしいといった変わった依頼まで内容は多岐にわたり、その中でタケシ君は復讐相手に近づくために潜入捜査等をするのですが、根が少しヘタレでどじっ子で気のいい奴の所為か復讐相手に共感してしまったり、ピンチに陥ったりしてワタワタする姿は見ていて微笑ましい限りです。
復讐屋ではないですが、催眠術を巧みに操って復讐屋に協力する自称弁護士や、タケシ君の元勤め先のホストクラブの先輩、関西弁を喋るおかめ顔の吸血鬼ハンターなど個性あふれるキャラクターも話を盛り上げ、前半から後半より少し前にかけてはコミカルな雰囲気を楽しむことができます。
文体はタケシ君の視点で書かれており、人間世界での体験を吸血鬼の目線で語る表現にはクスリとさせられました。
話のオチはまさかと思わせる意外な展開でしたが、オチ以前のタケシ君が好きだったので少し残念です。そのため星は4つ。
「オチの意外な展開って何のことだよ。購入に失敗したくないからオチの内容まで書いとけよ」と思う方は余白下に詳細を記載いたしますので参考までに目をお通しください。
ネタバレは嫌だという方は余白下の詳細は無視して下さい。

以下ネタバレ
実はオチ以前のタケシ君の体験は全て夢落ちで、実際のタケシ君は通り魔のおばさん(夢の中では吸血鬼ハンターとして登場)に切りつけられて今まで昏睡状態に陥っていた野球選手だったのである。
また、夢に出ていた雪美さんや他の主要な登場人物は1名を除いて、彼と同じように通り魔に襲われた被害者達であった。
彼は何とか一命を取り留めたものの、襲われた際の後遺症で首から下が不随になり、大好きな野球だけでなく日常生活ですら困難な状態だったが、「口でバットを咥えてでもボールを打ってやる」と希望を捨てないように気を強く持っていた。しかし、入院中の夜に喉が渇いても誰かを呼ばなければ水すら満足に飲むことができないという事実が彼の心を折り、ただ泣くことしかできない。そんな時、彼の前に夢の中で復讐屋を手伝ってくれた弁護士の男が現れる。彼は自分が吸血鬼で、悲惨な事故などで死にかかった人間に自分の血を与え、吸血鬼として蘇らせているのだと語り、タケシにも血を与えて吸血鬼にした事や昏睡状態に見ていた夢は吸血鬼の疑似体験をさせる為に催眠術で彼が故意に見せていたのだと伝えた。
タケシは吸血鬼になった事実を否定しようとするが、弁護士が催眠術で連れてきた看護婦の血を見せられ、血を飲みたいという衝動に駆られた事で吸血鬼になってしまった事を認めざる負えなくなる。彼は看護婦の血を飲み、手足が動くようになると、一足先に病室から退室した弁護士を追っていくのであった。

と大体こんな感じです。
東京バッティングセンターAmazon書評・レビュー:東京バッティングセンターより
4344016718
No.5:
(3pt)

よかった!

おもしろくて読みやすかったです。
吾輩と雪美嬢と土屋のかけ合いは特に笑えました。そして、たまに出てくる聖矢には好感をもちました。


ただ…
最後のオチにはガッカリでした(┳_┳)



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4344016718
No.4:
(3pt)

木下半太が好きだけど・・・

「悪夢のエレベーター」「悪夢の観覧車」が好きで、この本も購入しました。
上記の2作とは異なり、人の視点が変わることがないためゆっくりストーリーが進みます。
木下さんのスリリングな展開が好きな人には少し物足りないかもしれません。

最後も、え?っと思う終わり方でした。

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No.3:
(5pt)

応援したくなる

心やさしい弱っちいドラキュラくんにエールを送りたい。
バッティングセンターというタイトルからは、考えられないようなストーリー展開。
随所に明るい笑いがあり、じいんとする場面もあり、とてもおもしろかった。
私の周りではあまり知られてない作家さんなので、ぜひみんなにお薦めしたい。
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No.2:
(5pt)

シリーズとの「少しのズレ」が面白い

小説故に、他言無用と思う。
ただ、あの随所に見られる
著者特有の「ズレ」や「ズラシ」に
爽快感を感じるのは、私だけではないはず。
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4344016718
No.1:
(5pt)

笑いのセンスどんぴしゃでした

本屋で手にとって、等身大の冴えない若者の物語りかなと思い読んでみました。主人公が¨喉が渇いたドラキュラ¨という表現が出てきて、現代の社会に対する若者の物足りなさを表す比喩だと思って読みすすめたんですが、まさかの冴えないドラキュラの話でした。最後の5ページくらいまで最強に面白く、そこから先のどんでん返しで¨お笑い¨から¨サスペンスホラー¨になりちょっと¨ゾッ¨としました。次は面白いだけの作品が読んでみたいです。 木下さんへ
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4344016718

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