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亡国のイージス
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亡国のイージスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 121~140 7/9ページ
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| 人に一冊本を薦めるとしたら、絶対にこれを選びます。確かに長く、重い話であるため、敬遠されがちなのはわかります。しかしそれらに臆さず、より多くの人がこの本を手に取るように願いたいです。本屋の棚に並んでいる、そこらのミリオンセールスを記録したチャチな小説よりよっぽど深く、考えさせられるものがたくさんあります。涙、感動、苦しみ、痛み、悩み、ラストの希望と爽快感・・・。全てが最高といえる作品でした。これからも福井さんの小説には大注目です。 | ||||
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| この作品は、読めば読むほど面白くなってきます。初読みは、作品の流れにただただ呆然とするばかり。二回目で、一回目に読んだ時には分からなかった深みが伝わり思わず感嘆。三回目では登場人物の気持ちに感情移入してしまい、序章から涙ぐむ有様・・・。何故、こんなにも完成度に高い作品が作れるのでしょう。これを読むと、今流行の内容の薄い恋愛小説がとても腹立たしく思えます。来年公開される映画も「ローレライ」とともに、今から楽しみで仕方ありません!!! | ||||
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| 上下巻合わせると、かなりの分厚さになる。が、読み出したら止まらない。続きが気になって仕方がない。不器用にしか生きられない男たち。この作者が描く登場人物は善悪関係なく格好良い。その登場人物たちがそれぞれの信念に従い闘いを繰り広げる。自分もこの場所に居合わせたい!っとまで思ってしまった。ここまで魅力的なキャラクターを描き、そのキャラクターを存分に暴れさせられる福井晴敏はすごい。 | ||||
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| 映画化されるので、これから読む方はぜひ、配役をチェックしてから読むことをおすすめします。生き生きとした映像が脳裏に浮かぶと思うので…。日本の男たちが格好良く描かれすぎのような気もしますが、小説なのでそのくらいの方が良いでしょう…。 | ||||
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| 海上自衛隊最新鋭のイージス護衛艦「いそかぜ」が反乱を起こした。状況設定は前作「Twelve Y.O.」の状態を引き継いでいる部分を除けば、ほぼ現実世界のまま。上巻は訓練航海に出た「いそがぜ」の最古参下士官として実務をこなして行く仙石先任伍長の視点を中心に、「いそかぜ」の宮津艦長、謎めいた転属隊士の如月などの視点でのストーリーが加わる。前作ではかなり文章がかなりもたついた印象があったが、今回はあまり気にならない。登場人物たちが奔流のように思いのたけを語りまくる本作の後に出た「終戦のローレライ」よりも読みやすいかもしれない。それにしても、自衛隊という階層社会、かつ護衛艦という閉鎖空間という特異な世界の描きこみがすごい。 | ||||
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| 以前より気にはなっていたのですが、イージスと言う言葉からの連想で、軍事専門サスペンスとの思いと、本の部厚さにいまいち手が出せませんでした。でも映画化ということもあり、チャレンジしたら、はまりました!!最初はなんだかよくわからない、機会のことが書いてあるので、難しいかなと言う気がする物の、それさえも話しの展開にのめりこみ、あとはわからないながらも読破しました。自衛隊のあり方も、少しだけですが理解しました(本当に少しだと思います)。本の厚さに惑わされずに、是非お勧めします。 | ||||
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| 「終戦のローレライ(映画では”ローレライ”)」が来春、「亡国のイージス」が来夏と立て続けにこの二つの傑作がスクリーンに登場、またその後にはあの「戦国自衛隊」のニューバージョンを書き下ろし中と、来年は福井晴敏氏の名前が溢れるのは間違いなく、これらの作品のファンとしては大変喜ばしいことです。「亡国のイージス」を読んでから一年ほど経ちますが、読後のインパクトが今でもあまりに強烈で、何度でも手にとってみたくなる非常に稀有な作品です。「終戦のローレライ」とは甲乙つけがたいのですが、やはり、ローレライではパウラというソフトなイメージが潜水艦の曲線に重なるのに対し、本作はまさに主役二人のたくましさがイージス艦に表されており、本当にパワフルでもう怒涛のような興奮を感じます。この作品は主人公の如月行が最後まで実に丁寧に描かれており、最後は心から感動を覚えます。真田広之、中井貴一のどちらが如月なのか今から興味が尽きません。 | ||||
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| 自衛艦を舞台にした作品ということで、「軍事オタク向けの作品なんじゃないの?」と思っていた自分ですが、素晴らしい裏切りに遭いました。この本で語られているのは、苦しみ傷ついた心を持つ登場人物たちの魂の救済の物語です。本書を読んで目頭を熱くしたあとには、すべての登場人物と同様、自分の心も救われたような気がします。一方、アクション・サスペンスものとしても秀逸で、中盤部のある一言から、ひっくりかえりつつ加速する物語からは眼が離せません。まるで良くできたアクション映画を見ているようで、ドキドキは最高潮に達します。また、「日本とは何か」「何を優先して、何を誇るのか」といった現代の日本人に欠落してしまったロジックを本作品は問い直しており、深く考えさせられるものがあります。アクション、サスペンス、人間ドラマ、思想・政治ドラマ、いずれをとっても超一流の本書は僕が読んだなかでも最高の一冊です。寺尾、中井、佐藤、真田という蒼々たる俳優陣で映画化されるということですが、単なるアクション映画を超えた作品になることを期待しています。 | ||||
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| 圧倒的なスケールと描写力で迫ってくる作品。登場人物の人間関係も緻密で濃い。長めの作品だが、印象的なシーンが頻繁に訪れるので、長いからと敬遠している人も心配は無用だ。戦争が題材の作品だが、勘違いしてほしくないのは決して好戦的な内容ではないという事。また、戦争という行為を美化しているわけでもない。戦争なんてものは、無い方がいい。これは当然だ。作者の福井氏もそう思っているだろう。戦争という題材を通じて、人間としての矜持を持っているか、しっかりとした生き方をしているか、そういったことを我々日本人に問い掛けている気がする。「戦争反対って唱えてりゃ、自分達は安全だって思い込んでる。自分達とは永遠に無縁な事柄だって、何の根拠も無く信じてるんだ。そんなのは本当の平和じゃねえ。嫌なものを見ないようにしてるだけだ。そうじゃなくって、そういう辛い現実があるってことを認めて、ちゃんと備えて、その上で生きていかなきゃ・・」作品内で先任伍長が語ったこの言葉が印象的だった。 | ||||
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| 善悪両方の意味で深く考えさせられました。これ程までにノンフィクションを描いたフィクションストーリーは他には2つとありません。 福井さんの圧倒的な筆力で描かれる物語はまさしく真に迫っています。 まるで、この小説の中で描かれている事件が実際に起きていて、それを突きつけられている様な緊張・恐怖を与えられる。「平和ボケ」というものの恐ろしさをやっと教えてくれる言葉に出会えた気分です。 争いを肯定する意味ではありませんが、「平和」というものは「戦争」が無い事ではなく、その中から学び、見出し、生かすもの。だからこそ過ちに気付く事が出来る。繰り返してはならないと誓う事が出来る。そうした教訓を授けてくれる訓話です。 と、堅苦しいコトも書きましたが、何よりこの小説で描かれている素晴らしきものは「人間の強さ」です。どうしようもなく不器用で、優柔不断で、それでもやっぱり真っ直ぐな強さが描かれている。紆余曲折を経ながらも、争いを憎み、その空しさに涙し、平和を手にする為に立ち向かう主人公達が、本当にどうしようもない位に強い。「こんな人達がもし本当にいてくれたら、或いは・・・」と思わせてくれる強さが描かれています。 この本に出会えて本当に良かった。この物語を、今も世界中で争っている人達に読んでもらいたい。そして、泣いてもらいたい。限りなく残酷になれる人間だからこそ、その悲しさを知り、心温かさを手に入れられるのも人間しかありえないんだなと。 この作品についてもっと伝えたい何かがある筈なんですが、私のつたない言葉ではこれが精一杯です。 なので、次の一言で締めさせて頂きます。 是非、読んで下さい。 追伸 ハンカチをお忘れなく | ||||
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| 福井晴敏氏のエンタテイメント小説からは、はっきりとした輪郭を持った「人間」が浮かび上がってくる気がする。それはどの人物にも相応の過去が与えられているだけではなく人生の屈託もまた与えられているからだろう。しかし氏の小説が潔いのは、その屈託がトラウマというかたちで小説世界の因果関係を支配しているわけではない、という点だろう。動機をトラウマに置くという劇構造は読み手を巧く引っ張っていくに便利な道具立てだがそれは年少時代の出来事が人生の全てを決定してしまうという薄っぺらい運命論的人間観に結びついてしまう。氏の小説の登場人物の多くは、その屈託を肩の重荷として背負いながら、それでも尚、大人として運命に抗い生きていこうとする姿勢に貫かれている。人としての覚悟を問われながら回避することに汲々とする現代日本人へのそれは厳しい、しかし受け止めねばならぬ警鐘である。 | ||||
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| 久々に快哉を叫びたくなる作品。最初は専門用語まじりの背景説明が続くので少しわかりづらいけど、中盤からは怒涛のように話が加速されていき止まらなくなる。主要登場人物三人はもちろん、出てくる様々な人間それぞれの立場、信念、生き様が丹念に描かれ、それがぶつかりあい絡み合い繋がっていくことで展開されていくストーリーにばっちり引き込まれていきます。まあこれを現実日本にそのまま置き換える…というのは、多少安直な気もしますが、著者の危惧するところにも、作中で説得力をもって迫ってきてそれなりに考えさせられます。濃密で重厚ながら読後感も蟠りなく、とことん楽しませてくれました。 | ||||
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| 福井晴敏氏の作品は、全て面白い。彼自身が江戸川乱歩賞を受賞した際に述べている通り、ハリウッド映画を意識し、極限までエンターテインメント性を追求している。また、単純なアクション小説に留まらず、戦争を物語の中核に添え、日本が抱える様々な安全保障問題、例えば、憲法第九条に束縛された自衛隊の存在の矛盾や米国の傀儡政権と化した日本政府の不甲斐なさ、日米軍事同盟のあり方や日本国民に共通する危機意識の低さなどを、演説口調で力強く主張している。その演説口調は賛否両論分かれるが、若い作者、若い読者という関係から見れば、作者が小説というメディアの中でカリスマ的な存在になっても不思議ではない。 実際、福井氏の作品の読者の中には、多くのオタク的な方が多いのではないか。勿論、僕はオタクと呼ばれる人達に偏見はないが、幾つかの掲示板を覗いた結果、僕が抱いた印象である。彼等は、基本的に知的好奇心が強く、頭が良いと思われる。僕も、そのことに異論はない。何故なら、僕の通う高校で福井氏の作品を読んでいる生徒の傾向として、決してガリ勉タイプではないが、社会に広く関心を抱き、閉鎖的で近づき難い雰囲気を持ちながらも、話してみると興味深い友達が多いからだ。 前置きが随分と長くなってしまったが、僕が言いたいのは、福井晴敏の描く世界は、多くの読者を惹き付ける魅力を持ち、作者自身がバーチャルな世界で政治家になり得る。しかし、読者の多くがオタク的な方達である以上、作者の伝えたいメッセージがバーチャルな世界に閉じ込められてしまう可能性があるという点である。これは、非常に勿体ないことだと思う。福井氏の作品を皮切りに、僕達若い世代が日本の安全保障に強い問題意識を持ち、それを広めて具現化していくことが必要なのではないか。逆に言えば、福井氏の作品は、僕達の教科書、或はそれ以上のバイブルになり得るのではないか。 | ||||
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| 軍隊や戦争物は、悲惨だしメカニカルがよく分からないし・・・と、今まで敬遠しておりましたが、この小説に出会って認識を改めました。そんなことは関係なく、面白い小説は面白いんですね。本の厚さやモチーフで選書してしまいがちですが、それは読書の楽しみを放棄するのと変わらないことかも知れません(苦笑)『亡国のイージス』はとにかく人物描写が丹念です。その時その時で敵味方、それぞれの立場の人物の人生を共有しているような、シンパシーがあります。戦争状態なので、親しみを覚えるようになった登場人物たちが次々と死んでいきますが、でもそこには、一種の爽快感があります。ベストを尽くして生きている人たちが発するオーラに満ちている、そんな印象を受けました。「人間とは 生きるとは 絆とは」という疑問に、行動で答えを出していく、そんな小説です。とても強い力と、説得力に満ちています。『亡国のイージス』、これはお勧めです。 | ||||
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| 前半部分は登場人物の紹介に多くのスペースが割かれ、話が進まない事に苛立つ人もいるかもしれない。けれども、我慢して読み進めていただきたい。中盤以降一気にスピードアップした展開は、大いなる興奮へと導くはず。読んでいて頭にイメージしやすい文章。専門用語については、次第に慣れる。登場人物達に皆それぞれちゃんと結末が用意されている事は、ポイントが高い。本の厚さについては……頑張って短期間で読んで欲しい。憲法第9条や自衛隊の存在意義は常に議論の種だが、実際に国防に携わる人々はどんな事を思って生きているのか。本書でそれを読み取った人は、「国防とは何か」より深く考えるようになっているだろう。 | ||||
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| まず上下を手にとったときの厚さ、量感に圧倒されます。そして、前半は物語の中核となる人間関係のディテールの説明、それも各人物毎に書かれている為、興味深くはあるのですが、これが本筋とどう繋がっていくのか不安を覚える。(私の友人はこの部分で脱落)が、中盤、全体像が見えるや否や物語は一気に加速する。潜水艦の中で繰り広げられる局地戦と国の威信をかけ、政府の中で繰り広げられる戦い。自衛隊の中でのクーデターと言う実際にはちょっと考えられないような想定を圧倒的な迫力と筆致で現実的なものにしてしまう。まるで映画を見ているような気持ちでした。後半は人にもよると思いますが、私は涙、涙。ラストシーンはこれまた感動の涙にくれたのでした。 | ||||
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| トゥエルブY.Oのときは、うーん…面白いけど読みにくい…と思いつつ読んだが、こちらはタイヘンでした。自衛隊の話なんてやっぱりわけがわからない…と最初はページが進まなかったが、どんどん引き込まれていきました。知らない難しい用語なんか多くて読みにくいけど、最後は徹夜でした★ | ||||
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| 下巻もまたすごい。クウィネルを思わせるようなしっかりした検証にもとづいたポリティカルサスペンス。そう 上巻ではミステリー的な要素 冒険活劇の一面が強かったけどここではポリティカルサスペンスとしてのすごさも加わって。もちろん人間 親子 情 といったものも上巻にもまして描かれ。1冊でいろいろ楽しめる(楽しむという言葉には語弊があるかもしれませんが)すごい作品にしあがってます。様々な登場人物がそれぞれ自分の過去をもって、そしてそこから反省して得た今の生き方をもって、対立しあう。そこに立場だとかそういうものも絡んできて一大人間活劇が。どんなに暗く重いテーマをかかげても救いの残る作家というのは非常に貴重な存在なのですが、著者も間違いなくその一人。シリアスな重さ 厭世気分につながる現実を突きつけられながらもそれでも救いがあるのはすばらしいこと。圧巻はむしろ最終章。後日談が描く救い これを読み終えたときの感想はためいきひとつ でしかありませんでした。 | ||||
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| 物語は、主要な登場人物の生い立ちを丁寧に描く90ページに及ぶ「序章」から始まる。上・下巻あわせて膨大なボリュームになるが、読み手にそれを負担にさせないだけの物語の内容がある。起承転結のはっきりとした構成をもち、次々と手を替え品を替えしては、物語に気持ちいいテンポを奏でている。アメリカ外交に及び腰である日本、自立してない亡国「日本」を憂い著者は、登場人物を借り「亡国の盾」を著したのであろう。同著者の著作「Twelve.Y.O」の流れを汲む本作では、対米問題にとどまらず朝鮮問題にも鋭い目を向けている。朝鮮問題は、恒久的な問題ではなく、目の前に突きつけられた解決すべき問題であるはずだ。現在の日本は、北朝鮮政策に関しては、拉致問題に徹底終始し、それを隠れ蓑にして他の外交努力をいっさいしていないように感じられる。日本には、そんな亡国になってほしくないから、著者は叫ぶのであってその声は厳しい。テーマは、深く重いものを背負いつつも、物語は個性豊かな登場人物が活き活きと描かれ、愚直とまで言い切れる潔癖さを以て自らの使命を果たす。その様は、読み手に深い感慨と感動をもたらすこと間違いない。ことが終わってみると、アメリカはいつもの高みの見物。多数の犠牲が生まれても何事もなかったかのような日常への回帰は、悲しい。いろいろな意味で、思考させられる好感の持てる作品です。 | ||||
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| 分厚い上下巻からなる本です。初めの方は、結構軍事用語や自衛隊の仕組み、護衛艦などに積まれているモノの説明が何気なく入っているため、何のことかサッパリ解らない場合には、再読が必要でした。人物の背景をいろいろと書き上げているこの巻である上巻は、なかなかの出来だと思います。この人物背景があって、初めて下巻での各人の活躍の下地が生きてきますので、じっくり記憶しましょう。この福井氏の本は、国防というものを疎かにしている日本で、何か起こされる可能性のあることをシュミレートしたような感じを受けました。なかなかスリルのあった小説でした。特に上巻後半から下巻途中までの勢いは、好きです。 | ||||
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