■スポンサードリンク
亡国のイージス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
亡国のイージスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全180件 41~60 3/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校時代から福井氏の『DAISシリーズ』を愛読してきましたが、本書がダントツに良かった。 リアル(に思える)な隊員の日常や、随所に散りばめられた読者を驚かすトリック。 そして何より、生きる意味を戦いの中で模索する男達の姿にグッときます。 長いけど3回くらい読み直しました。 映画・・・・なんであーなっちゃったんだろ(泣) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕は普通、本を読む時はキャラの誰かを好きになり、そのキャラを中心に読み進めます。しかし今作ではそうではなかった。誰にも感情移入できなかった、というのではなく、キャラの誰もが好きだった。解説でも触れているが、この作品に出てくるキャラは、みんな迷っている。自分の信念に従って行動する者も、それに振り回される者も、皆が迷っている。その中でそれぞれが1つ1つ決断し、もがき、苦しみ、進んでいく。この作品の本質はそこにあると、僕は感じた。自分はどれだけ考えているだろう?戦争についてだけじゃなく、日常、自分はどれだけ考えて行動しているか。それを問われている気がした。相変わらずかっこよくて天才的な若者、というのが福井作品の常として登場するが、他の作品と違い、彼すらも主役にはなっていない。皆が主役で、皆が正しい。正しいと信じている。それだけの人物像を掘り下げたのだから、この作品は長いが無駄は無い。福井作品にはキャラ設定に批判が多いが、個人的にはとても好きである。この作品は戦争の評論ではなく、エンターテイメントなのである。「難解な文章と専門用語で全然芯の無いストーリーをごまかしている」という批判も目にするが、無知な自分には分からない。しかし、素直に楽しめた。それに、これだけ問い掛ける作品を書ける小説家が、どれだけいるだろうか。批判するのは簡単である。しかしそれで得られるものは何も無い。1つ1つの作品から、何かを読み取り、考える。そういった姿勢を教えてくれたのも、この作品だ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画では殆ど描かれていなかったいそかぜ事件前の 例えば田所の描写であるとか、それぞれの所要人物の生い立ちであるとか いそかぜ事件そのものも然ることながら そこに至るまでの物語も非常に素晴らしく 映画を見て「ん?」て思った人にも、是非手にとってほしい作品です。 映画を見てからだと、人物が思い浮かぶので読み易くもなると思います。 いそかぜ事件前の描写だけでも物凄い量で いよいよいそかぜ事件が始まる頃には、艦内の日常が続いてくれれば・・・とも思い 散ってゆく命に悲しくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このテーマで書かれた国内の冒険小説としては、大成功作だと思います。今の日本人はどんな状況なら銃を取るのか、これをクリアした時点でこの本はトンデモ本にならずにすんだと思います。主人公は日常に追われ「国」を忘れた現代人を見事に体現しているように思いました。作者の国防や外交に対する陰謀史感的な解釈に、とやかく言う人もいましたが、敗戦国に戦後生まれてしまい、臭い物に蓋的な歴史教育しか受けなかった現代人の、忸怩たる思いをエンターテイメントとして昇華しようとした作者の勇気は評価に値すると思います。ただ、戦争経験のない人間ほど右傾化しやすい、と言う自戒も忘れてはいけないとも思いますが。それはさておき、読んでいて、鉄の塊に心が躍り、犬死にしていく男達に涙を流しました。ワイルドセブンやペキンパー、作者も好きなのかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分は面白かったと思います あれだけ日本と「いそかぜ」にいた人物を振り回した「あれ」がそうなるとは…と思いました 米国を黒幕のようにする事を幼稚と非難する人もいますが所詮は小説 娯楽作品なのですから目くじら立てるようなことではないかと エピローグは感動的でしたが物語終盤に何故かひきこまれませんでした 何が足りないかは分かりませんがそういう事がありましたので星−1つ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなかリアルで結構おもしろかったです。福井さんは <ローレライ>なども書いていますが、この作品が一番だと思いました。 映画は、戦闘シーンやアクションシーンは迫力あったのですが、 話の内容がさっぱりでしたけどこの作品はよかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よくぞ書いて呉れたという感じです。 私は軍隊オタクでも右翼でもありませんが、所詮外交とは国益と国益のぶつかり合いであり、国益を守る究極の手段が武力であることは間違いなく、丸腰で平和と友好を唱えても耳を貸す国などあり得ません。米国がわが国をその核の傘に入れているのもお友達だからではなく、それが自分の国益に沿うからに過ぎません。 わが国では何故か学校で現代史を教えず、平和を守ることだけが喧伝されていますが、非常時に国をどうやって守るのかの議論はタブーで、自衛隊の存在意義も極めて曖昧です。国際政治での発言力は武力の裏づけがあってこそ初めて成り立つものであり、そうした意味では核を手にした北朝鮮の方がわが国よりも余程外交の本質を理解しているとも言えましょう。 本作はこうした日頃のモヤモヤを思いっきり作品の中心に据えており、大変驚くと共に快哉を叫びました。 唯一叛乱軍に北朝鮮を絡めているプロットは若干弱く荒唐無稽ですが、発表時期としてはこんな感じでしょうし、時代を的確に先取りしていたと言えましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本が届いてから半分までは、時間をおきながら読んでいましたが、後半は一気に読み進めました。後半からは涙なしでは読めません。 まるでこの事件は本当にあったのではないか、と思ってしまうくらいに現実感があります。 途中、読みにくく理解がしにくい場面もありますが、そんなことは気にならないくらいに話に引き込まれます。 心が動かされる本だと思います。この本に出会えてよかったです。 それと私は映画を見てから読んだのですが、先に本書を読まれる事をお勧めします。もちろん出演者様の演技はすばらしいですが、内容があまりにカットされていて全く違う仕上がりになっています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本が届いてから半分までは、時間をおきながら読んでいましたが、後半は一気に読み進めました。後半からは涙なしでは読めません。 まるでこの事件は本当にあったのではないか、と思ってしまうくらいに現実感があります。 途中、読みにくく理解がしにくい場面もありますが、そんなことは気にならないくらいに話に引き込まれます。 心が動かされる本だと思います。この本に出会えてよかったです。 それと私は映画を見てから読んだのですが、先に本書を読まれる事をお勧めします。もちろん出演者様の演技はすばらしいですが、内容があまりにカットされていて全く違う仕上がりになっています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
父親を殺した少年、子供を殺された父親、養父を殺した男。 各々が暗い過去を抱え、最新鋭護衛艦を舞台に死闘を繰り広げる。 またこの闘いに関わる男たち。 登場人物の様々な思いが錯綜し、物語はクライマックスを迎える。 しかし、この物語はフィクションなのか? 余りにも現実感があり過ぎる。もしかすると明日にでも起きてしまいそうな気がする。 国家という、実ははっきりとした姿を持たないシステムに翻弄される登場人物は我々の姿を予言しているのかもしれない。 防衛庁が防衛省に昇格するいま、じっくりと読んで欲しい1冊だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界的なベストセラーとなった「ダ・ヴィンチ・コード」も確かに面白かったですが、日本人の私にはこの「亡国のイージス」の方が面白かった。筆者からの痛烈なメッセージを受け止め、そろそろ私たちも目を覚まさなくてはという思いに駆られました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かった。世間の情報操作に踊らされている人にはピンとこないかもしれないが国防の任務にいる方からの絶賛があるように、こちら方面に知識や興味があるならぜひ読んで見てください。映画はダメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若干、右よりの私としては、面白かったです。この作家の作品をもっと読みたくなったとともに、山岡荘八の「太平洋戦争」をもう一度読み返したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名と重量感有りすぎの本のぶ厚さに一瞬たじろいだが、読み進める うちに本の重さなど、気にならなくなった。 運転中の信号待ちさえ読書タイム(危険です)。寝食忘れて読みふけっ た1週間。中盤から号泣の連続で、ラストは本当にさわやかでした。 国防や自衛隊の有り方等、戦後目をそらし続けることで戦争を放棄した 気分になっている日本人に問いかけるモノが多くありました。 でも、それ以上に熱い男達の魂に感動です!悪役さえその信念に認め られないまでも敬服できるのは、福井氏の愛情深い描写力の賜物。 難しい艦内用語などはすっとぱし、まず一読してください。 そしてもう一度読み返してください。今度は序章から泣けてきますから。 この本に出会えた事に感謝し、老若男女問わず多くの方に読んで頂きたいです。 映画でがっかりした方も是非! 未観なら見ない方がいいですよ。 あれは全くの別物ですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名と重量感有りすぎの本のぶ厚さに一瞬たじろいだが、読み進める うちに本の重さなど、気にならなくなった。 運転中の信号待ちさえ読書タイム(危険です)。寝食忘れて読みふけっ た1週間。中盤から号泣の連続で、ラストは本当にさわやかでした。 国防や自衛隊の有り方等、戦後目をそらし続けることで戦争を放棄した 気分になっている日本人に問いかけるモノが多くありました。 でも、それ以上に熱い男達の魂に感動です!悪役さえその信念に認め られないまでも敬服できるのは、福井氏の愛情深い描写力の賜物。 難しい艦内用語などはすっとぱし、まず一読してください。 そしてもう一度読み返してください。今度は序章から泣けてきますから。 この本に出会えた事に感謝し、老若男女問わず多くの方に読んで頂きたいです。 映画でがっかりした方も是非! 未観なら見ない方がいいですよ。 あれは全くの別物ですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もしあなたが、これから長時間の列車や飛行機での移動をするか、 あるいは行列に並んだりするとしよう。 そんな時は時間が早く過ぎることを願うはずだ。 その願いをかなえる方法を教えましょう。 答え:「この本を読むこと」。 とにかく面白い。 読んでいると時間があっと言う間に過ぎ去ってしまう。 私は米国から日本に帰る飛行機の中でこの本を読んだおかげで 長時間のフライトが全く苦にならなかった。 普段ならツラい十数時間だが、 「あれもう着いたの?」と思ってしまったほど。 前半部分はそれぞれの人物の丁寧な背景描写に費やされる。 いくつかの独立した出来事が、それぞれ少しずつしか進んで行かない。 それでも、ばらばらだった物語の進行が少しずつ絡み合っていくにつれ、 否が応にも期待は高まっていく。 「事件」が起こるや、その後はまさに「ジェットコースター」。 しばらくは誰が善で誰が悪かも判らない、どんでん返しの連続だ。 ここまで来ると、眠気も忘れて読みふけってしまう。 そして最後の結末。 十分に納得できるし、実にすがすがしい。 追加でひとこと。 平和や国防に関する主義主張も織り交ぜてあるが、 これはあくまで物語に箔をつけるためのエッセンスと 割り切るべきかと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これはとてもいいです。 自分は映画を見てから読んだのですが映画とはまた一味も二味も違います。 この本を読んだら映画での疑問点が解決されると思います(自分はバッチリ解決することができましたよ) 原作を読んで「今度DVDでも借りて見よう」と思っている方はやめておいたほうが良いかもしれません。 明らかに本のほうがよろしいですよw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに良質の小説を「読んだ──っ!!」って感じ。 練られた伏線、描写力……、すごい実力である。 面白い現代海洋戦小説を讀みたいならこれ! ただ、クライマックスでのオカルトじみた描写は笑ってしまった。 まるでマンガじゃん。 ラストもね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
守るべき国を失った亡国の楯(イージス)。一見ムズカシイテーマの小説、というかんじはありますがこれがすごく面白い。僕も友達も福井晴敏にこの作品からハマりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の前半は登場人物の人となりと、この事件の素地となる部分を丁寧に書いてあるので正直、読みにくかったりもしたのですが、ストーリーがいったん動き始めると読むのをやめられなくなります。この国のことや、戦争のこと。まだまだ自分の中でも考えなきゃいけないことがたくさんあるんだなーと、改めて考えさせられました。映画を観ていなかったからこそ、読めた作品かもしれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!