■スポンサードリンク
亡国のイージス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
亡国のイージスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 41~60 3/9ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| このテーマで書かれた国内の冒険小説としては、大成功作だと思います。今の日本人はどんな状況なら銃を取るのか、これをクリアした時点でこの本はトンデモ本にならずにすんだと思います。主人公は日常に追われ「国」を忘れた現代人を見事に体現しているように思いました。作者の国防や外交に対する陰謀史感的な解釈に、とやかく言う人もいましたが、敗戦国に戦後生まれてしまい、臭い物に蓋的な歴史教育しか受けなかった現代人の、忸怩たる思いをエンターテイメントとして昇華しようとした作者の勇気は評価に値すると思います。ただ、戦争経験のない人間ほど右傾化しやすい、と言う自戒も忘れてはいけないとも思いますが。それはさておき、読んでいて、鉄の塊に心が躍り、犬死にしていく男達に涙を流しました。ワイルドセブンやペキンパー、作者も好きなのかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 自分は面白かったと思います あれだけ日本と「いそかぜ」にいた人物を振り回した「あれ」がそうなるとは…と思いました 米国を黒幕のようにする事を幼稚と非難する人もいますが所詮は小説 娯楽作品なのですから目くじら立てるようなことではないかと エピローグは感動的でしたが物語終盤に何故かひきこまれませんでした 何が足りないかは分かりませんがそういう事がありましたので星−1つ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| なかなかリアルで結構おもしろかったです。福井さんは <ローレライ>なども書いていますが、この作品が一番だと思いました。 映画は、戦闘シーンやアクションシーンは迫力あったのですが、 話の内容がさっぱりでしたけどこの作品はよかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| よくぞ書いて呉れたという感じです。 私は軍隊オタクでも右翼でもありませんが、所詮外交とは国益と国益のぶつかり合いであり、国益を守る究極の手段が武力であることは間違いなく、丸腰で平和と友好を唱えても耳を貸す国などあり得ません。米国がわが国をその核の傘に入れているのもお友達だからではなく、それが自分の国益に沿うからに過ぎません。 わが国では何故か学校で現代史を教えず、平和を守ることだけが喧伝されていますが、非常時に国をどうやって守るのかの議論はタブーで、自衛隊の存在意義も極めて曖昧です。国際政治での発言力は武力の裏づけがあってこそ初めて成り立つものであり、そうした意味では核を手にした北朝鮮の方がわが国よりも余程外交の本質を理解しているとも言えましょう。 本作はこうした日頃のモヤモヤを思いっきり作品の中心に据えており、大変驚くと共に快哉を叫びました。 唯一叛乱軍に北朝鮮を絡めているプロットは若干弱く荒唐無稽ですが、発表時期としてはこんな感じでしょうし、時代を的確に先取りしていたと言えましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本が届いてから半分までは、時間をおきながら読んでいましたが、後半は一気に読み進めました。後半からは涙なしでは読めません。 まるでこの事件は本当にあったのではないか、と思ってしまうくらいに現実感があります。 途中、読みにくく理解がしにくい場面もありますが、そんなことは気にならないくらいに話に引き込まれます。 心が動かされる本だと思います。この本に出会えてよかったです。 それと私は映画を見てから読んだのですが、先に本書を読まれる事をお勧めします。もちろん出演者様の演技はすばらしいですが、内容があまりにカットされていて全く違う仕上がりになっています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 父親を殺した少年、子供を殺された父親、養父を殺した男。 各々が暗い過去を抱え、最新鋭護衛艦を舞台に死闘を繰り広げる。 またこの闘いに関わる男たち。 登場人物の様々な思いが錯綜し、物語はクライマックスを迎える。 しかし、この物語はフィクションなのか? 余りにも現実感があり過ぎる。もしかすると明日にでも起きてしまいそうな気がする。 国家という、実ははっきりとした姿を持たないシステムに翻弄される登場人物は我々の姿を予言しているのかもしれない。 防衛庁が防衛省に昇格するいま、じっくりと読んで欲しい1冊だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 世界的なベストセラーとなった「ダ・ヴィンチ・コード」も確かに面白かったですが、日本人の私にはこの「亡国のイージス」の方が面白かった。筆者からの痛烈なメッセージを受け止め、そろそろ私たちも目を覚まさなくてはという思いに駆られました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 面白かった。世間の情報操作に踊らされている人にはピンとこないかもしれないが国防の任務にいる方からの絶賛があるように、こちら方面に知識や興味があるならぜひ読んで見てください。映画はダメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 若干、右よりの私としては、面白かったです。この作家の作品をもっと読みたくなったとともに、山岡荘八の「太平洋戦争」をもう一度読み返したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 題名と重量感有りすぎの本のぶ厚さに一瞬たじろいだが、読み進める うちに本の重さなど、気にならなくなった。 運転中の信号待ちさえ読書タイム(危険です)。寝食忘れて読みふけっ た1週間。中盤から号泣の連続で、ラストは本当にさわやかでした。 国防や自衛隊の有り方等、戦後目をそらし続けることで戦争を放棄した 気分になっている日本人に問いかけるモノが多くありました。 でも、それ以上に熱い男達の魂に感動です!悪役さえその信念に認め られないまでも敬服できるのは、福井氏の愛情深い描写力の賜物。 難しい艦内用語などはすっとぱし、まず一読してください。 そしてもう一度読み返してください。今度は序章から泣けてきますから。 この本に出会えた事に感謝し、老若男女問わず多くの方に読んで頂きたいです。 映画でがっかりした方も是非! 未観なら見ない方がいいですよ。 あれは全くの別物ですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| もしあなたが、これから長時間の列車や飛行機での移動をするか、 あるいは行列に並んだりするとしよう。 そんな時は時間が早く過ぎることを願うはずだ。 その願いをかなえる方法を教えましょう。 答え:「この本を読むこと」。 とにかく面白い。 読んでいると時間があっと言う間に過ぎ去ってしまう。 私は米国から日本に帰る飛行機の中でこの本を読んだおかげで 長時間のフライトが全く苦にならなかった。 普段ならツラい十数時間だが、 「あれもう着いたの?」と思ってしまったほど。 前半部分はそれぞれの人物の丁寧な背景描写に費やされる。 いくつかの独立した出来事が、それぞれ少しずつしか進んで行かない。 それでも、ばらばらだった物語の進行が少しずつ絡み合っていくにつれ、 否が応にも期待は高まっていく。 「事件」が起こるや、その後はまさに「ジェットコースター」。 しばらくは誰が善で誰が悪かも判らない、どんでん返しの連続だ。 ここまで来ると、眠気も忘れて読みふけってしまう。 そして最後の結末。 十分に納得できるし、実にすがすがしい。 追加でひとこと。 平和や国防に関する主義主張も織り交ぜてあるが、 これはあくまで物語に箔をつけるためのエッセンスと 割り切るべきかと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これはとてもいいです。 自分は映画を見てから読んだのですが映画とはまた一味も二味も違います。 この本を読んだら映画での疑問点が解決されると思います(自分はバッチリ解決することができましたよ) 原作を読んで「今度DVDでも借りて見よう」と思っている方はやめておいたほうが良いかもしれません。 明らかに本のほうがよろしいですよw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 久しぶりに良質の小説を「読んだ──っ!!」って感じ。 練られた伏線、描写力……、すごい実力である。 面白い現代海洋戦小説を讀みたいならこれ! ただ、クライマックスでのオカルトじみた描写は笑ってしまった。 まるでマンガじゃん。 ラストもね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 守るべき国を失った亡国の楯(イージス)。一見ムズカシイテーマの小説、というかんじはありますがこれがすごく面白い。僕も友達も福井晴敏にこの作品からハマりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本の前半は登場人物の人となりと、この事件の素地となる部分を丁寧に書いてあるので正直、読みにくかったりもしたのですが、ストーリーがいったん動き始めると読むのをやめられなくなります。この国のことや、戦争のこと。まだまだ自分の中でも考えなきゃいけないことがたくさんあるんだなーと、改めて考えさせられました。映画を観ていなかったからこそ、読めた作品かもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 人間再生を描く最高のエンターテイメント作品 といえるでしょう。 映画もすばらしいとのことですが、やはり先に 小説を読むことをお勧めします。 最初は登場人物が多くて、覚えきれないかも しれませんが、上巻を読み終える頃には、2人 の男が主人公であるこの物語から映画のように 目の前に実在するような緊迫感を感じることが できるでしょう。 それぞれの登場人物のバックボーンも丁寧に 描かれており、少ししか登場しない人物でも 実在感がありすごくリアルな世界が展開して います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 作品を語る上で大きく分けると「国防論」的な軸と 「人間関係」的な軸の2つがあると思います。 SF的な作品としては結構楽しめるのではないでしょうか? 船が占拠されるまでの流れ、、防衛庁側から潜入しようと する流れ。まぁ色々考えてますし。それなりの緊迫感もあります。 国防論に関してはまぁある種の俗っぽさを感じますが この作品はその俗っぽさを楽しめばいーんだと思います。 ただ色々考えると粗もでてきますが。 あとはもう福井節ともいえる涙を喚起させる文体ですが。 うーんやっぱこれは定番とは言え巧いですね。 ここだけは職人技の域なんですがね・・・ただやっぱぁ 読み終わったあとにガーンとかぁスシっとかくるものがないんですよね。 如月と仙石の関係なども感動するんだけど・・そこまで見たいなぁ あと一味、想像力を喚起させる匂いが欲しいなぁ。 まぁでもやっぱぁ読んでると普通に感動しちゃうんで★は4つ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| エンターテイメントとしてはもちろん第一級の作品です。文句なく面白い。さらにこれを「名作」と仕立てているのは、ハリウッド映画のような単なる「勧善懲悪物語」ではないという点。登場人物の背景を丁寧に書いているのが福井作品の特徴でもあるけれど、本作品の魅力はなんと言っても「日本の防衛論」についてメッセージ性があるところ。映画がビジネスに傾倒しすぎてメッセージがなくなったというのをどこだかの名監督が言ってましたが、この作品にはほんとうに「この国」に住む人々が真剣に考えなくてはならない問題にたいするメッセージがあります。長い有史のなかで、世界が「人権」だとか「平和」だとか現代のような様相を呈したのって、たかだか半世紀ですから。それまでは有る意味魑魅魍魎の世界で、侵略・搾取が当たり前の世界。いつだってひっくり返る可能性がある。平和とはただそこにあるものじゃなくって、創り上げ守り続けて始めてそこにあるものだって教えてくれる作品です。子の世代に対して「未来」をつくりつなげていく責任の有る現代の大人が本来は当然に考えなければならない問題への強烈なメッセージです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 映画も見ましたが、「亡国のイージス」は断然本で読んだ方が面白い。映画は読んでから見ないと、表面しか理解できないと思います。映画を見た方は必ず本書を読んで欲しいと思います。国家としての安全保障のあり方の非常識さを痛感できます。防衛庁幹部が映画制作に全面的に協力したのも頷ける良書です。自己決定能力を失った文明は滅ぶと言われますが、日本という国家の自己決定能力の無さが浮き彫りになっています。特に印象に載った文章は下記の通り。上意下達の徹底は強固のチームワークと経営体質を企業に与えたが、上に対して口を閉ざすのを当たり前にしすぎた結果は、参政意欲のない、主権意識のきわめて希薄な国民たちを生み出すことにもなった。そうして・・・個人としては考えることも責任を取ることもできなくなった国民が、経済という制御の難しい化け物と場当たり主義でつきあい続けた結果が、バブルの災厄を招来した | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 筆舌に尽くしがたい面白さ。読者にとっては不慣れな巡洋艦の説明だとか自衛隊の組織関連の用語をある程度適当に読んでいく事が出来れば、これ以上ない作品だと思います。ただね、最後のオチが酷すぎた。ある意味で意表をつかれたんだけれど、漫画的だというか・・・・・・うーん。「川の深さは」「TwelveYO」を読んでからこの本を読むと尚更面白いと思います。結構繋がっていますからね。あと、物語の中核となる日本版MI6といってよい"ダイス"という組織は実在するものかと思っていました。^^; | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!






