密閉教室

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評判

密閉教室の評価:

3.80/5点 レビュー 40件。 C ランク

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平均点3.80pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 1〜20 1/4ページ
No.65
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.64
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.63
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.62
(4pt)

真に「密閉」されているのは、教育の場

この小説の初版がノベルス版で刊行された頃は、警察が高校生探偵に捜査情報を漏らすなどあり得ない、人間が描けていない、リアリティがない、と批判ばかりであった。
池上冬樹が『頼子のために』を積極的に評価するまでは、『雪密室』も『誰彼』も、作者の意図は全く理解されず、酷評されていたと言って良い。(確かに『誰彼』の悪戦苦闘ぶりは作者本人も反省し文庫版で改訂していたが)
改めて、この小説を読んでみると、私のように学校や教職員を根本的に信頼していない者には、実に「リアル」だと思える。
『密閉教室』というタイトルの意味も、単に密室状況の教室の中で死体が発見されることなど、意味していない。
本当に「密閉」されているのは、教育現場なのだ。

イジメ自殺や体罰による指導死などが起こるたびに、学校側は事実を隠蔽し、加害者側を常にかばう。
その自殺の原因が、他の生徒からの暴力や恐喝であり、本来なら加害者側を家裁送り、少年院送りにすべき場合であっても、警察が介入し捜査することを、組合組織が徹底的に嫌う。
「国家権力の横暴で、やっていないこともやったと言わされる、生徒を国家権力から守れ」と身勝手に言い出し、第三者委員会などとは名ばかりの組織に「生徒のプライバシーに配慮した」と称する隠蔽工作をさせ、何十ページも墨塗りされた報告書しか提示しない。
裁判ともなれば「自殺の直接原因は思春期特有の悩み。イジメが自殺の直接原因でありイジメがなければ自殺しなかったと証明するのは被害者遺族の責任」と開き直り、生徒に行ったアンケート結果すら開示せず、被害者側を敗訴に追い込む。
それが、日本国の教育現場の実態である。

そうした認識を持っていれば、警察側が、学校のあり方そのものを疑っているとしても不思議ではない。あえて、名探偵気取りの勘違いをしている高校生に捜査情報を漏らしつつ、言わば鵜飼の鵜として学内で動かすことによって、真相への手がかりを得ようとしたとしても、不自然でも何でもない。
この小説は、警察が「密閉されている教育現場」の扉を開かせる道具として、名探偵気取りの高校生を利用し、真の解決は警察によって行われることを、高校生側から描いているのである。
結末に至って、主人公は自分が高校生探偵ではなく、美少女の恋人候補ですらなかったことを思い知らされる。
主人公に残されたのは、は平凡な高校生としての平凡な日常でしかなく、教育現場の密閉性は何ら変わらない。
そうした小説として読めば、これは実にリアルに、日本国の教育現場を描いた作品であるとも言えるではなかろうか。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.61
(4pt)

真に「密閉」されているのは、教育の場

この小説の初版がノベルス版で刊行された頃は、警察が高校生探偵に捜査情報を漏らすなどあり得ない、人間が描けていない、リアリティがない、と批判ばかりであった。
池上冬樹が『頼子のために』を積極的に評価するまでは、『雪密室』も『誰彼』も、作者の意図は全く理解されず、酷評されていたと言って良い。(確かに『誰彼』の悪戦苦闘ぶりは作者本人も反省し文庫版で改訂していたが)
改めて、この小説を読んでみると、私のように学校や教職員を根本的に信頼していない者には、実に「リアル」だと思える。
『密閉教室』というタイトルの意味も、単に密室状況の教室の中で死体が発見されることなど、意味していない。
本当に「密閉」されているのは、教育現場なのだ。

イジメ自殺や体罰による指導死などが起こるたびに、学校側は事実を隠蔽し、加害者側を常にかばう。
その自殺の原因が、他の生徒からの暴力や恐喝であり、本来なら加害者側を家裁送り、少年院送りにすべき場合であっても、警察が介入し捜査することを、組合組織が徹底的に嫌う。
「国家権力の横暴で、やっていないこともやったと言わされる、生徒を国家権力から守れ」と身勝手に言い出し、第三者委員会などとは名ばかりの組織に「生徒のプライバシーに配慮した」と称する隠蔽工作をさせ、何十ページも墨塗りされた報告書しか提示しない。
裁判ともなれば「自殺の直接原因は思春期特有の悩み。イジメが自殺の直接原因でありイジメがなければ自殺しなかったと証明するのは被害者遺族の責任」と開き直り、生徒に行ったアンケート結果すら開示せず、被害者側を敗訴に追い込む。
それが、日本国の教育現場の実態である。

そうした認識を持っていれば、警察側が、学校のあり方そのものを疑っているとしても不思議ではない。あえて、名探偵気取りの勘違いをしている高校生に捜査情報を漏らしつつ、言わば鵜飼の鵜として学内で動かすことによって、真相への手がかりを得ようとしたとしても、不自然でも何でもない。
この小説は、警察が「密閉されている教育現場」の扉を開かせる道具として、名探偵気取りの高校生を利用し、真の解決は警察によって行われることを、高校生側から描いているのである。
結末に至って、主人公は自分が高校生探偵ではなく、美少女の恋人候補ですらなかったことを思い知らされる。
主人公に残されたのは、は平凡な高校生としての平凡な日常でしかなく、教育現場の密閉性は何ら変わらない。
そうした小説として読めば、これは実にリアルに、日本国の教育現場を描いた作品であるとも言えるではなかろうか。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.60
(4pt)

真に「密閉」されているのは、教育の場

この小説の初版がノベルス版で刊行された頃は、警察が高校生探偵に捜査情報を漏らすなどあり得ない、人間が描けていない、リアリティがない、と批判ばかりであった。
池上冬樹が『頼子のために』を積極的に評価するまでは、『雪密室』も『誰彼』も、作者の意図は全く理解されず、酷評されていたと言って良い。(確かに『誰彼』の悪戦苦闘ぶりは作者本人も反省し文庫版で改訂していたが)
改めて、この小説を読んでみると、私のように学校や教職員を根本的に信頼していない者には、実に「リアル」だと思える。
『密閉教室』というタイトルの意味も、単に密室状況の教室の中で死体が発見されることなど、意味していない。
本当に「密閉」されているのは、教育現場なのだ。

イジメ自殺や体罰による指導死などが起こるたびに、学校側は事実を隠蔽し、加害者側を常にかばう。
その自殺の原因が、他の生徒からの暴力や恐喝であり、本来なら加害者側を家裁送り、少年院送りにすべき場合であっても、警察が介入し捜査することを、組合組織が徹底的に嫌う。
「国家権力の横暴で、やっていないこともやったと言わされる、生徒を国家権力から守れ」と身勝手に言い出し、第三者委員会などとは名ばかりの組織に「生徒のプライバシーに配慮した」と称する隠蔽工作をさせ、何十ページも墨塗りされた報告書しか提示しない。
裁判ともなれば「自殺の直接原因は思春期特有の悩み。イジメが自殺の直接原因でありイジメがなければ自殺しなかったと証明するのは被害者遺族の責任」と開き直り、生徒に行ったアンケート結果すら開示せず、被害者側を敗訴に追い込む。
それが、日本国の教育現場の実態である。

そうした認識を持っていれば、警察側が、学校のあり方そのものを疑っているとしても不思議ではない。あえて、名探偵気取りの勘違いをしている高校生に捜査情報を漏らしつつ、言わば鵜飼の鵜として学内で動かすことによって、真相への手がかりを得ようとしたとしても、不自然でも何でもない。
この小説は、警察が「密閉されている教育現場」の扉を開かせる道具として、名探偵気取りの高校生を利用し、真の解決は警察によって行われることを、高校生側から描いているのである。
結末に至って、主人公は自分が高校生探偵ではなく、美少女の恋人候補ですらなかったことを思い知らされる。
主人公に残されたのは、は平凡な高校生としての平凡な日常でしかなく、教育現場の密閉性は何ら変わらない。
そうした小説として読めば、これは実にリアルに、日本国の教育現場を描いた作品であるとも言えるではなかろうか。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.59
(5pt)

法月綸太郎の原点と言うべき記念碑的作品!

法月綸太郎のデビュー作となった「密閉教室」ですが、そのもとになったノーカット版は秀逸でした。例えば工藤と吉沢のすれ違う感情、最後はやきもきさせられて終わったのですが、そこまでの経緯がこの本には描かれていると思います。誰もが味わったであろう高校時代の甘酸っぱい感情と、あり得ないスケールの犯罪計画。この両立しえないテーマがシンクロしながら、二転三転する大団円に向かって進みます。分厚い本ですが、息をつけないほどのスピード感で読ませます。個人的な意見を言わせてもらえば、この版の方がデビュー版よりも優れているのではないかと思います。
ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX)より
4062836157
No.58
(5pt)

法月綸太郎の原点と言うべき記念碑的作品!

法月綸太郎のデビュー作となった「密閉教室」ですが、そのもとになったノーカット版は秀逸でした。例えば工藤と吉沢のすれ違う感情、最後はやきもきさせられて終わったのですが、そこまでの経緯がこの本には描かれていると思います。誰もが味わったであろう高校時代の甘酸っぱい感情と、あり得ないスケールの犯罪計画。この両立しえないテーマがシンクロしながら、二転三転する大団円に向かって進みます。分厚い本ですが、息をつけないほどのスピード感で読ませます。個人的な意見を言わせてもらえば、この版の方がデビュー版よりも優れているのではないかと思います。
ノーカット版 密閉教室 Amazon書評・レビュー: ノーカット版 密閉教室より
4062115107
No.57
(5pt)

★★★★★

★★★★★
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.56
(5pt)

★★★★★

★★★★★
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.55
(5pt)

★★★★★

★★★★★
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.54
(4pt)

空気を読めない探偵

高校生が探偵役ですが、とにかくよく推理を間違える。もしくは思いついたことを相手のことを考えず、そのまま話して本人は得意げですが、周りは引いてしまう。そんな“イタイ”キャラクターです。
迷走する姿はコリン・デクスターのモース警部あたりがアイデアの元だと思いますが、空気の読めない言動が事件そのものよりも、高校内部の人間関係を壊していくようなハラハラドキドキ感にオリジナリティがあるのではないでしょうか。
結果的に探偵役は最後にしっぺ返しをくらい、謎が解き明かされるスッキリ感とは異なるモヤモヤした余韻を残して物語は終わります。この余韻を味わうためにだけにでも、この作品を読む価値があるのではないでしょうか。
デビュー作とのことですが、この後作者は、刑事が(事件関係者の可能性もある)部外者に捜査情報を伝え、その推理を参考にするといった点の不自然さを探偵が捜査一課長の息子というクイーン譲りの設定で、また空気の読めない点を父親が息子をたしなめ、変わり者だから仕方ないという力技で押し切る道を選んだようです。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.53
(4pt)

空気を読めない探偵

高校生が探偵役ですが、とにかくよく推理を間違える。もしくは思いついたことを相手のことを考えず、そのまま話して本人は得意げですが、周りは引いてしまう。そんな“イタイ”キャラクターです。
迷走する姿はコリン・デクスターのモース警部あたりがアイデアの元だと思いますが、空気の読めない言動が事件そのものよりも、高校内部の人間関係を壊していくようなハラハラドキドキ感にオリジナリティがあるのではないでしょうか。
結果的に探偵役は最後にしっぺ返しをくらい、謎が解き明かされるスッキリ感とは異なるモヤモヤした余韻を残して物語は終わります。この余韻を味わうためにだけにでも、この作品を読む価値があるのではないでしょうか。
デビュー作とのことですが、この後作者は、刑事が(事件関係者の可能性もある)部外者に捜査情報を伝え、その推理を参考にするといった点の不自然さを探偵が捜査一課長の息子というクイーン譲りの設定で、また空気の読めない点を父親が息子をたしなめ、変わり者だから仕方ないという力技で押し切る道を選んだようです。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.52
(4pt)

空気を読めない探偵

高校生が探偵役ですが、とにかくよく推理を間違える。もしくは思いついたことを相手のことを考えず、そのまま話して本人は得意げですが、周りは引いてしまう。そんな“イタイ”キャラクターです。
迷走する姿はコリン・デクスターのモース警部あたりがアイデアの元だと思いますが、空気の読めない言動が事件そのものよりも、高校内部の人間関係を壊していくようなハラハラドキドキ感にオリジナリティがあるのではないでしょうか。
結果的に探偵役は最後にしっぺ返しをくらい、謎が解き明かされるスッキリ感とは異なるモヤモヤした余韻を残して物語は終わります。この余韻を味わうためにだけにでも、この作品を読む価値があるのではないでしょうか。
デビュー作とのことですが、この後作者は、刑事が(事件関係者の可能性もある)部外者に捜査情報を伝え、その推理を参考にするといった点の不自然さを探偵が捜査一課長の息子というクイーン譲りの設定で、また空気の読めない点を父親が息子をたしなめ、変わり者だから仕方ないという力技で押し切る道を選んだようです。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.51
(4pt)

空気を読めない探偵

高校生が探偵役ですが、とにかくよく推理を間違える。もしくは思いついたことを相手のことを考えず、そのまま話して本人は得意げですが、周りは引いてしまう。そんな“イタイ”キャラクターです。
迷走する姿はコリン・デクスターのモース警部あたりがアイデアの元だと思いますが、空気の読めない言動が事件そのものよりも、高校内部の人間関係を壊していくようなハラハラドキドキ感にオリジナリティがあるのではないでしょうか。
結果的に探偵役は最後にしっぺ返しをくらい、謎が解き明かされるスッキリ感とは異なるモヤモヤした余韻を残して物語は終わります。この余韻を味わうためにだけにでも、この作品を読む価値があるのではないでしょうか。
デビュー作とのことですが、この後作者は、刑事が(事件関係者の可能性もある)部外者に捜査情報を伝え、その推理を参考にするといった点の不自然さを探偵が捜査一課長の息子というクイーン譲りの設定で、また空気の読めない点を父親が息子をたしなめ、変わり者だから仕方ないという力技で押し切る道を選んだようです。
ノーカット版 密閉教室 Amazon書評・レビュー: ノーカット版 密閉教室より
4062115107
No.50
(4pt)

あまりにクイーン的な

あらゆる「探偵役」というものは社会不適合者だと思うのだが、そこを完膚無きまでに暴かれ打ちのめされるラスト、いやぁカタルシスです。クイーン的です。ただし、作品の出来はというと、かなり奇妙です。そもそも登場人物の存在感が極めて奇妙。なんか前衛演劇を見ているようなシュールさ。それぞれの登場人物の言動が時折別人のもののように感じる。読み終わったあとも、別に真犯人がいるような含みをぬぐいきれない、例えば、ナイフの真の持ち主とか(作者の狙い?)。さらに2ページに渡るあとがきも本編の登場人物の誰かが残した手記のように思える。もしすべて意図的なのであれば、ある意味白日夢的というか、幻覚のようで…実相寺昭雄に撮ってもらいたいような作品。奇書の部類。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.49
(4pt)

あまりにクイーン的な

あらゆる「探偵役」というものは社会不適合者だと思うのだが、そこを完膚無きまでに暴かれ打ちのめされるラスト、いやぁカタルシスです。クイーン的です。ただし、作品の出来はというと、かなり奇妙です。そもそも登場人物の存在感が極めて奇妙。なんか前衛演劇を見ているようなシュールさ。それぞれの登場人物の言動が時折別人のもののように感じる。読み終わったあとも、別に真犯人がいるような含みをぬぐいきれない、例えば、ナイフの真の持ち主とか(作者の狙い?)。さらに2ページに渡るあとがきも本編の登場人物の誰かが残した手記のように思える。もしすべて意図的なのであれば、ある意味白日夢的というか、幻覚のようで…実相寺昭雄に撮ってもらいたいような作品。奇書の部類。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.48
(4pt)

あまりにクイーン的な

あらゆる「探偵役」というものは社会不適合者だと思うのだが、そこを完膚無きまでに暴かれ打ちのめされるラスト、いやぁカタルシスです。クイーン的です。ただし、作品の出来はというと、かなり奇妙です。そもそも登場人物の存在感が極めて奇妙。なんか前衛演劇を見ているようなシュールさ。それぞれの登場人物の言動が時折別人のもののように感じる。読み終わったあとも、別に真犯人がいるような含みをぬぐいきれない、例えば、ナイフの真の持ち主とか(作者の狙い?)。さらに2ページに渡るあとがきも本編の登場人物の誰かが残した手記のように思える。もしすべて意図的なのであれば、ある意味白日夢的というか、幻覚のようで…実相寺昭雄に撮ってもらいたいような作品。奇書の部類。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.47
(4pt)

あまりにクイーン的な

あらゆる「探偵役」というものは社会不適合者だと思うのだが、そこを完膚無きまでに暴かれ打ちのめされるラスト、いやぁカタルシスです。クイーン的です。ただし、作品の出来はというと、かなり奇妙です。そもそも登場人物の存在感が極めて奇妙。なんか前衛演劇を見ているようなシュールさ。それぞれの登場人物の言動が時折別人のもののように感じる。読み終わったあとも、別に真犯人がいるような含みをぬぐいきれない、例えば、ナイフの真の持ち主とか(作者の狙い?)。さらに2ページに渡るあとがきも本編の登場人物の誰かが残した手記のように思える。もしすべて意図的なのであれば、ある意味白日夢的というか、幻覚のようで…実相寺昭雄に撮ってもらいたいような作品。奇書の部類。
ノーカット版 密閉教室 Amazon書評・レビュー: ノーカット版 密閉教室より
4062115107
No.46
(4pt)

鼻面引き回される

密室の真相と理由、そこに至るまでのロジックが良い。
八方塞がりな推理を解決する探偵役の鮮やかな飛躍が良い。
ロジックが丁寧に積み重ねられていたからこそ、
手が届きそうで届かない真相への矛盾点が明示されていた。
それが解消された時の納得感たるや。

解決まで、校内のほぼ連続した時間で描かれる話。
伏線はかなりの数バラ撒かれ、メインの謎以外にも事件全体がちゃんと混み入っている。
真相の奥の奥まで、飛び道具を使わないからこその論理のアクロバットが楽しめる。
そこに青臭い青春ぽいのが噛ませてある。

作者はヴォネガットを意識して短い章立てにしているらしい。
賢しい文章は意図的。
ただの生硬な文章とは違う。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274