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夢館
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夢館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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他の書籍には収録されていない初期作品「肖像」がどうしても読みたくて購入しました。 栴檀は双葉より芳し、ではありませんが、始めから佐々木丸美さんは佐々木丸美さんだったのだなぁと思いました。 | ||||
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館三部作のラスト。一部、二部は共に新本格に繋がるようなミステリーだけれど、この三部は、恋愛小説(と勝手に断言)。携帯小説とか、ネットに転がっている恋愛小説とかではなくて、本当に恋心を描いた恋愛小説。千波の先生に対する想いや、行動、恋をしたことのある人は、ああ分かる、と思うところがあるだろう。分かる、と思うからこそ、非日常的な状況で繰り広げられる物語でありながらも、千波の気持ちにどんどんとシンクロしていってしまう。好きな人が自分にだけ、冷たくしているんじゃないかという感覚。緊張してしまって、動けない感覚。それでも、好きで好きで、相手が愛しい感覚。自分の恋愛感情と照らし合わせながら読みたい本。 | ||||
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館三部作のラスト。 一部、二部は共に新本格に繋がるようなミステリーだけれど、この三部は、恋愛小説(と勝手に断言)。 携帯小説とか、ネットに転がっている恋愛小説とかではなくて、本当に恋心を描いた恋愛小説。 千波の先生に対する想いや、行動、恋をしたことのある人は、ああ分かる、と思うところがあるだろう。 分かる、と思うからこそ、非日常的な状況で繰り広げられる物語でありながらも、千波の気持ちにどんどんとシンクロしていってしまう。 好きな人が自分にだけ、冷たくしているんじゃないかという感覚。 緊張してしまって、動けない感覚。 それでも、好きで好きで、相手が愛しい感覚。 自分の恋愛感情と照らし合わせながら読みたい本。 | ||||
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単行本(講談社,1980年)→文庫本(講談社,1988年)→本書。ほかにも版があるようだ。 『崖の館』、『水に描かれた館』に続くシリーズの第3作。順番に読むことを絶対に推奨する。内容は混沌としており、論理的なつながりなど存在しないので、きちんと読んできても、まったく理解できない可能性が高いが。 ミステリとはいえない。少女文学にオカルトとミステリの味付けを施したといったところだろうか。輪廻転生、占星術、超心理学、奇蹟といった要素が少女の内面的な世界で混ざり合い、幻想的な世界を生み出している。 好きな人は猛烈にはまりこんでいくのかも知れないが、論理的な展開や説明といったものが皆無で、私には、この三部作のストーリーすら理解できなかった。これほど分からない作品というのも珍しい。貴重な体験であった。 ごく初期の短編「肖像」が併録されている。これまで単行本未収録だった作品だ。佐々木氏らしい味わいの出た、幻想的な作品。 | ||||
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単行本(講談社,1980年)→文庫本(講談社,1988年)→本書。ほかにも版があるようだ。 『崖の館』、『水に描かれた館』に続くシリーズの第3作。順番に読むことを絶対に推奨する。内容は混沌としており、論理的なつながりなど存在しないので、きちんと読んできても、まったく理解できない可能性が高いが。 ミステリとはいえない。少女文学にオカルトとミステリの味付けを施したといったところだろうか。輪廻転生、占星術、超心理学、奇蹟といった要素が少女の内面的な世界で混ざり合い、幻想的な世界を生み出している。 好きな人は猛烈にはまりこんでいくのかも知れないが、論理的な展開や説明といったものが皆無で、私には、この三部作のストーリーすら理解できなかった。これほど分からない作品というのも珍しい。貴重な体験であった。 ごく初期の短編「肖像」が併録されている。これまで単行本未収録だった作品だ。佐々木氏らしい味わいの出た、幻想的な作品。 | ||||
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これ、前2作の感想を書いているので、あらすじを書きたくない気がします。読んでくださいとしか言えないような。なので、ぼかして書きます。 ある少女が、ある男性の家に迷ってきます。その男性はその少女を受け入れ、育てることになりますが、その家では、男性に仕える者たちの激しい愛情が渦巻いています。 少女は成長するにつれ、自分が夢や幻で見た女性に近づいていることを知ります。 ああ、やっぱり意味がわからない文章になってる。輪廻転生、夢、哲学などを詰め込んでいながらも、論文口調にはなっておらず、それどころか少女の成長の物語と不思議の物語になっています。もちろん、探偵小説的な興味もありますが、それはいつしか付け足しのような感じに変わります。というか、どうでもいいような気になるのです。 この本には「肖像」という短編も入っています。これもあまり書けません。ただ、私はオスカー・ワイルドのある作品よりもこちらの方が好きです。読んだ方にはわかってもらえると思います。感想は別としても。 | ||||
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これ、前2作の感想を書いているので、あらすじを書きたくない気がします。読んでくださいとしか言えないような。なので、ぼかして書きます。 ある少女が、ある男性の家に迷ってきます。その男性はその少女を受け入れ、育てることになりますが、その家では、男性に仕える者たちの激しい愛情が渦巻いています。 少女は成長するにつれ、自分が夢や幻で見た女性に近づいていることを知ります。 ああ、やっぱり意味がわからない文章になってる。輪廻転生、夢、哲学などを詰め込んでいながらも、論文口調にはなっておらず、それどころか少女の成長の物語と不思議の物語になっています。もちろん、探偵小説的な興味もありますが、それはいつしか付け足しのような感じに変わります。というか、どうでもいいような気になるのです。 この本には「肖像」という短編も入っています。これもあまり書けません。ただ、私はオスカー・ワイルドのある作品よりもこちらの方が好きです。読んだ方にはわかってもらえると思います。感想は別としても。 | ||||
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『館シリーズ』三作目。前作よりさらに神秘主義の色合いが濃くなっていて、メインテーマは「輪廻転生」。少女の成長と愛情に前世の記憶を絡めて物語は進む。少女の命が狙われるなど事件はおきますが、味付け程度でミステリ色はうすく、ファンタジー恋愛小説といった感じ。この「夢館」は、佐々木作品の中でも重要な一冊です。『孤児シリーズ』と『館シリーズ』のつながりが、この作品でハッキリと書かれているからです(前作までもチラチラッとにおわせてはありましたが)。『孤児シリーズ』で少女たちが相続争いに巻き込まれた会社、東邦産業・北斗興産・北一商事の関係と対立の根が、本書で明かされています。ファン必読の一冊といえるでしょう。 | ||||
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『館シリーズ』三作目。 前作よりさらに神秘主義の色合いが濃くなっていて、メインテーマは「輪廻転生」。少女の成長と愛情に前世の記憶を絡めて物語は進む。少女の命が狙われるなど事件はおきますが、味付け程度でミステリ色はうすく、ファンタジー恋愛小説といった感じ。 この「夢館」は、佐々木作品の中でも重要な一冊です。『孤児シリーズ』と『館シリーズ』のつながりが、この作品でハッキリと書かれているからです(前作までもチラチラッとにおわせてはありましたが)。『孤児シリーズ』で少女たちが相続争いに巻き込まれた会社、東邦産業・北斗興産・北一商事の関係と対立の根が、本書で明かされています。ファン必読の一冊といえるでしょう。 | ||||
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