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雪の断章
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雪の断章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 1~20 1/3ページ
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何度読んでも、この小説の美しさにハッとさせられます。 飛鳥ちゃんの、真っ直ぐだけど捻くれているところがすごく好き。友達の順ちゃんも素敵です。 大人になって読み返すと、あの頃より高い視座で物語を理解することができました。 史郎さんに関しては、本当に悲しくてやらせない気持ちになりますが、ひろやさんは今でもずっと私の理想の人です。 | ||||
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ともだちから「こういうのも自分には読んでいいときがあるんだ」ということですごくおすすめではないけど…と紹介された本。表紙の絵柄にもピンと来なくて正直期待しないで読み始めた。 とても文章が美しい。美麗というのではなくて、素直に心に入ってくることばなんだ。不思議。 むさぼるように読んでしまった。 いわゆる昭和の時代を感じる内容で、現代を生きる人にはちょっと時代のずれを感じるかもしれないが、自分はちょうど親世代のにおいがして、その雰囲気をゆっくり味わうことができた。 全然知らない作家さんだったけど、とてもおすすめ。1回読んでみて欲しい。 | ||||
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流石佐々木丸美 | ||||
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特に可もなく、不可もないです。 | ||||
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私は16歳の時に、この作品と出会った。 境遇は違えど、あまりの理不尽、主人公の頑なさ、譲らない不器用さに共感し読んだ。 主人公目線で読み、涙を流した。 大人になってから、もう一度読み直してみた。 すると、もっと広い視野で描かれていた作品だと理解させられた。 主人公以外の登場人物の想いや心情にも心が打たれた。 時代は違えど、 少女期に読んで欲しい。 そして是非、20代30代40代… 何度も読み返して欲しい作品です。 その都度、受け取れるものが違う。 純粋さも純度も違う。 読み返すその都度、自分が成長成熟できたのだなと振り返られる作品です。 | ||||
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佐々木丸美の復刻版は無く、中古品しか無い為、貴重な本だと感じています。 | ||||
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佐々木丸美さん(1949~2005)のデビュー作(1975刊)。 物語の舞台は北海道札幌。主人公の孤児・飛鳥は、児童書・マルシャーク作の『森は生きている』の孤児の少女に自分を重ねます。雪のシーンが頻出し、作品の背景を飾ります。雪は冷たくもきれいな印象を残します。 6歳の飛鳥は孤児院から本岡家に引き取られ、そこで屈辱的な日々を送ります。ある日とうとう逃げ出し、救いの手が伸ばされ解放されるも、執拗にも本岡家の人たちと再会するものだから、彼女は暗い過去の記憶を手離せません。繊細で孤独で頑なな心は良くも悪くも内向していきます。救いの手とは社会人になったばかりの青年・祐也。彼もまた進路や親との関係性等に葛藤していました。素敵な王子様です。 ある毒殺事件が起きると、彼女の心の根雪は固まり、さらに孤立します。彼女なりの解釈・対応は、筋が一本通っていますが・・・。やがてたくさんの時間をかけて、ポジティブな人たち、そうでない人たちとの関わりを経て彼女の根雪はとけていきます。 推理小説として軽い気持ちで読み始めましたが、読み進めるうちに間違いに気づきました。心の底に杭を打たれたように衝撃を受け揺さぶられました。いつか大通り公園を歩いたら、本書の出会いのシーン、再会シーンを思い浮かべると思います。ぜひ。 | ||||
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事前の知識なく、読みました。 登場人物の言動や、人と人の距離感が近くて、昭和ってこんな感じだったなあと、なつかしく思いました。 読み終わってから、後書きで、1975年の作品とわかりました。 令和の今なら、7歳の子供を引き取って、夜中まで家事労働させるなんて.....ないはずです。 著者の他の本も読んでみたいです。 | ||||
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何十年ぶりかに読み返しました。 美しい文章、細やかな人の感情、ハラハラするストーリーと、とても充実している作品で、おススメです^_^ | ||||
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かなり前の小説のようですが、一気読みしました | ||||
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斉藤由貴出演の『雪の断章』を観て、原作を読んでみたいと思いました。映画の方は大分端折ってあり、『森は生きている』の童話を元にした雪やマツユキ草の情景、主人公飛鳥の心理描写や周りの人との関わりが細かく、文学的に描かれています。確かに男性が孤児である飛鳥を引き取って育てて面倒見るなんて現代では考えられず、不自然ではあります。 | ||||
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ビブリア古書堂の事件手帖でも紹介されていて、書店で山積みされてたので運命を感じ購入。読み始めから飛鳥の心の声が大人過ぎて〜。小2で養子先から家出してって大学生の心の声が最初と変わらんやん。ダラダラした感じで。徹夜で読めても再読はないな~。札幌の大通り公園のベンチは気になるけど。 | ||||
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著者のデビュー作にして、孤児シリーズの第1作。時代は、私が生まれるより遙か昔。民事不介入が最優先だったはずの当時の日本の児童福祉は、極めて貧弱だったろう。本作を含めた孤児シリーズのヒロイン達の放り込まれた境遇での虐待(本岡剛造一家、本岡兄一家など)は、現在なら犯罪として告発されるが、当時ならば稀ではなかったのではないか。戸籍の扱いも、今よりずっと緩かった。現代ならあり得ない設定については、時代の違いと考える。孤児シリーズを初めて読んだ子供の頃には、何も疑問に思わなかったけれど。 更に言えば、孤児シリーズは、メルヘンまたはフェアリーテイルだと思う。だから、大人になってから読むと、登場人物にもストーリー展開にもツッコミ所満載である。いずれのヒロインも貴種流離譚の要素を持ち、特に第1作から第3作では、ヒロインを導く王子様に恋し、恋を成就させるまでには数々の困難が待ち受ける、昭和の少女漫画のテッパンだったであろうストーリーだ。 ただし、孤児シリーズは、大人も読めるメルヘンである。大人になってから読み直して気付いた事だが、第1作のヒロイン飛鳥、第2作の葵、第3作の昭菜には、いずれも、愛着障害がありそうだ。第4作のヒロイン星玲子だけにそれが見られないのは、自我の確立する年齢まで両親の愛情を受けて育ち、孤児になってからも彼女を無条件で愛し支えてくれる相手がいたからだと思う。子供の頃は、飛鳥にも葵にも昭菜にも共感できず彼女らが嫌いだったが、今は、なぜ彼女らがそんな思考しかできないのか、少しは理解できたような気がする。 佐々木丸美の文体は、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。今の私は、嫌いである。子供の頃は感性だけで読んでいたからかすんなり読み通せたのに、オバサンになった今は、ポエム調の部分はスキップして先に行かないと、却って疲れてしまう。文体は嫌いだが、ストーリーは、ほろ苦いメルヘンとして面白い。だから、私は、更に歳を重ねた時に、また読み返すだろう。その時の自分が、一体どんな感想を持つのか、今から楽しみである。 | ||||
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懐かしさをおぼえてしまう小説。 | ||||
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とても綺麗に梱包していました。 配送も早かったです。 | ||||
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ハードカバーの初版を持っています。 また読もうと思い購入しました。 孤児4部作の最初の1冊です。 佐々木丸美さんを知るならこの本から読むことをお勧めします。 | ||||
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人間にフォーカスしており、心情や表現を楽しむ事が出来る小説です。 | ||||
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徹夜で読むことは出来ませんでしたが、傑作だと思います。 時代が現在と違うことを考慮して読むと感情移入しやすいかと思います。 | ||||
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初版出版当時、印象的なタイトルとカバー意匠(女性向きとは思ったが…)で購入。残念ながら若気のスジ読みだったか内容の記憶が薄い。単行本はいつか処分していた。その後「情熱」と副題付きの映画化をVHSで見た。次いで相米熱&由貴熱が重なり未DVD化ゆえLDに辿り着いた愛着たっぷりの1作。云うまでもないが、原作と映画化が「似て非なる」は承知の事。再び時を経て、ふと目にした本書の紹介に「森は生きている」の言葉、気がかりで文庫に手を出した。時代に埋もれた作品だが、男性が逆立ちしても適わない表現や文体、そして執拗なほど掘り下げる心の襞に圧倒された。久しぶりに読み応えのある本に巡り合った。 | ||||
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まだ途中なのですが、男性の口調に違和感。 〜なのだ。 〜だったのだ。 って口語で言う人います?? 初版が75年と古いので、違和感は仕方ないかもしれませんが。 | ||||
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