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(短編集)
ヴァン・ショーをあなたに
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ヴァン・ショーをあなたにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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小さなフランスレストランが舞台の話ですが、登場人物皆特徴があるのにクドクなく、楽しく読み進めることができました。短編なので壮大なストーリー展開とかはありませんが、どの話もさわやかで読んだあとほんわかした気持ちになります。寝る前に1話ずつ読む、という感じでペース配分もしやすかったです。レストランの話なので読んだ後おなかがすいてしまい、それを我慢しないといけないのだけはつらかったですが。 | ||||
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テレビには、道を歩けば必ず殺人事件に出会う探偵さんや刑事さんがいるけど、普通はそんな人は多分いない。 でも、ここに出てくる事件(?)は私たちでも出会うかもしれない極々普通の日常。でもこのシェフは本質を見逃さないから恐れ入る。 そして決してフォローを忘れない。そんな時、供されるヴァン•ショー。どうしてこの温かい飲み物が心まで温めるのかその秘密もいい話だ。 おいしそうな料理の味を想像しながら楽しむ読書は最高! | ||||
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レストランを舞台に繰り広げられるお料理と人間模様が面白くて 最後にはホッコリした気持ちになれるお話しでした。 | ||||
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作者さんの本はモップシリーズが初めてで読みやすく心温まる感じが好きで 違うシリーズも読んでみたかったので購入。 この本も料理を通して推理していくのが面白かった。すらすら読めた | ||||
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大好きなビストロ・パ・マルの名物のウヴァンショー。どうしても飲んでみたくて自分で作ってみました。まだまだ改良の余地ありですが、美味しくできました。フランス田舎のビストロで修行を積んだシェフ。作る料理の美味しそうなことといったら…垂涎ものです。またヴァンショーなど、家庭にある材料で手軽に作れるのも魅力でしょうか。お薦めの本です。 | ||||
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フランス料理店ビストロ・パ・マルにまつわる謎を シェフ三舟が解くシリーズ第二弾 以下、ネタバレなしでレビューします。 第一弾である「タルトタタンの夢」では ビストロ・パ・マルのお店で繰り広げられる謎を シェフの三舟が解き、給仕スタッフの高築が語り部として 描く、という形式でした。 この形式は本書でも引き続いていきます。 しかし、途中から形式が変わってきます。 まず、語り部はこれまで事件の観察者である スタッフの高築でしたが、 「氷姫」からは事件の当事者に切り替わります。 さらに「天空の泉」からは 事件の舞台も、フランス料理店「ビストロ・パ・マル」ではなく "フランスでの修行時代の三舟と、事件に関わった人”に変わります。 形式変更をしながら別の視点、物語の違った魅力を伝えながらも これまでの読者を混乱させないように 段階的に移行するというのは凄いなあぁって思いました。 形式を変更することで違った魅力を伝える、とは これまで、レストランの中での事件を、 観察者である給仕の視点から伝えてましたが 語り手を事件の当事者にすることで 事件の進行描写がより詳しくなったり 舞台をレストランから離れることで 物語の時間軸を過去に戻してシェフの過去を描くなどができました。 それまでの11編はしっかり形式にのっとって シリーズ物は形式によってファンの期待を守ってきつつ このような形式変更をすることで マンネリ化を防ぎ、新しい物語の魅力をプラスしているって 作家さんは凄いですね。 三舟シェフの過去を描くにあたって 一気にこれまでの形式を変えるのではなく 「舞台、時代はこれまで通り しかし、語り部だけ変える」という一編を挟んで 読者の混乱を少なくしているところも すごいですね。読んでいるときには気づきませんでしたが このレビューを書いてて気づきました。 読者の何倍も考えて、作っているのだと 改めて思いました。 私自身、Audibleで聞いたので これからAudibleで聞く人のために 登場人物と各話あらすじをネタバレなしで下記に書きます。 【主要人物:(フレンチレストランのスタッフ4名)】 三舟:シェフ(オーナーではない) 探偵役 男性 変人 表紙のシェフ 高築:ギャルソン(男性給仕) 表紙の給仕 本書の語り部 *メロンパンまで 金子:ソムリエ 女性 表紙のソムリエ *前書の「俳句が好き」という設定は本書では出てない 志村:料理人 男性 温厚な性格 各話(前書からの通し番号で) 8.錆びないスキレット 油ならしをしたのにも関わらず、なぜか鍋は錆びてしまった 9.憂さばらしのピストゥ ベジタリアン料理を希望してきた女性客。彼女の話を聞いたシェフは違和感を感じ疑問を持つ 10.ブーランジュリーのメロンパン 本格的なフランスパンの店を始めようと、はりきっていた女性パン職人は、なぜ突然姿を消したのか? 11.マドモワゼル・ブイヤベースにご用心 ブイヤベース・ファンの女性客の正体は? 12.氷姫 彼女に突然、出ていかれた男。彼は元カレが彼女に連絡して連れ出したと疑う 13.天空の泉 フランスのレストランで、客として来店していた三舟と 偶然、席が一緒になった日本女性。彼女は最近、恋人が出ていったことを話す 14.ヴァン・ショーをあなたに シェフお得意のヴァン・ショーの秘密とは? ビストロ・パ・マル シリーズ3もaudibleで出るのを 楽しみにしてます。 | ||||
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ビストロ『パ・マル』シリーズ。今回も面白かった。謎に包まれたマスターの過去が垣間見れるのがよかった。 | ||||
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心が柔らかくなるそんな感じです、お腹も空いちゃうし、心もホッとする | ||||
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こういう肩の凝らない推理モノはあっという間に読み終えてしまうのが難点。 | ||||
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三舟シェフのフランス時代の事が書かれています。 また、視点が高築君だけではないことが新鮮でした。 | ||||
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ジェームス・ディーン宅に男友達とそのガールフレンドが訪れた時の事。彼女がソファに座った時にディーンは語りかけた。『赤ちゃんが欲しいんだね?』彼女は驚きワッと泣き出した。縫いぐるみを強く抱き締めた彼女の動作からディーンは推察したのだ。三船シェフの深い洞察力と相手との接し方はディーンを思い出す。一つ一つが滋味豊かな短編集。心も暖かくなる。 | ||||
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待望の二冊目。エグいグロい事件は一切なし、キャラも児童図書に出てくるようないい人たちはかりで、殺伐感が一切なし。この世界観が好きです。3作目が早くも待ち遠しい。 | ||||
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著者のミステリーは好きで、よく読んでいる。本作も、掲載誌の載った際に、いくつか読んでいる。 前作の『タルト・タタンの夢』も含め、日常の謎を、巧みにフランス料理の知識とからめる手腕は見事だ。 ただ、著者の他の作品にある独特の“毒”というか“棘”が感じられる作品がないのは寂しかったが、本書の「氷姫」でその欲求も満たされた。 その後に掲載されている「天空の泉」にも、同じような傾向を感じた。 できれば、続けて欲しい。「パ・マル」が舞台で難しいのなら、三舟シェフのフランス時代でも構わない。 | ||||
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三舟シェフ探偵(?)シリーズの第2弾。 街角のフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台に、シェフ三舟氏の洞察力が冴えわたる短編集である。 前作の「タルトタタンの夢」で展開されたのと同様、食事をしにきたお客さんのちょっとした謎や事件を、厨房からのっそり顔を出した三舟シェフが快刀乱麻を断つ。第2弾ということもあってか、シェフと共に店を預かるスタッフ面々の描写は抑えめな気はする。例によって提示される謎はちょっとほのぼのしたりするものが多くて読後感が良いのと、なんといってもこのシリーズ、物語の主役の一つとして描写される「うまそう」な料理の数々がこれまた魅力的なのだ。 個人的には中盤の一品、野趣あふれるというブイヤベースにはもう読みながら舌なめずり。フランスで飯を食べたことはないが、例えば横浜元町あたりにもうまいブイヤベースを食わせる店はある。20年近く前に初めてそこで食べたブイヤベースが走馬灯のように~最近行っていないなぁ~、という状態であった。 「タルト・・・」を読んだ時も思ったが、もうすでに北森鴻、マイケルボンドと並ぶといってよい食欲増進ミステリであろう。 | ||||
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『タルト・タタンの夢』の続編。 『ヴァン・ショーをあなたに』というタイトルの割には、1巻目よりヴァン・ショーの出番が少ないな…? と思っていましたが、最後にヴァン・ショーのお話がまるまる一遍ありました。 いい匂いのする素敵はお話でした。 前作がビストロ・パ・マルに持ち込まれる事件ばかりだったのに対し、 今回は三船シェフの過去の物語など、別の切り口が用意されています。 中でも『氷姫』などは意見の分かれるところではないでしょうか? 今回もいろいろおいしそうで、空腹の敵!な本でした。 トリュフ入りのオムレツも食べたいな~! | ||||
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1作目の『タルト・タタンの夢』の続編となる本です。 今回も鮮やかな洞察力で、事件を解決していきます。 その中でも、三舟シェフが恋していた?と思われるシーンがあり、その動揺ぶりに思わず笑ってしまいました。 近所にこんなお店があったらなぁと思わせる料理の数々。 若かりし頃のシェフの話もあり、1作目とはちょっと雰囲気が異なるかもしれませんが、読み終わるとほっこりする感じは変わりません。 1作目を読んでいない方でも十分楽しめますが、読んでからの方が面白さが増しますので、読んでみることをお勧めします。 | ||||
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前作「タルト・タタンの夢」を読後、すぐにこの本を予約。発売翌日に読めるというラッキーに胸躍らせて読みました。 どの話もすてきでしたが、いちばんのおすすめは「氷姫」です。 不意に恋に落ちる瞬間のきらめき、そして理屈ぬきで人を愛してしまう切なさが 過不足ない言葉で語られ、胸に迫ります。 そして、この心を探る手がかりが「氷」だなんて・・・! ミステリーとか料理とか、ジャンルにこだわらず、読んでみることをおすすめします。 | ||||
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と読み続けてたら ラストのお話しで 三船シェフのフランスでの修行時代の放浪のエピソードから 三船シェフの作る ヴァン・ショーの起源?も分かりました。正直 第1作目よりは、ビストロでの ちょっとした気になる出来事も 期待し過ぎたのか、う〜ん? て感じでした。面白くなくはないのですが。とはいえ お客目線での「パ・マル」や三船シェフのフランス修行放浪で出会った人たちが語る形式の 3話は 新鮮ではありましたが、まだ2作目なので、前作のような感じを求めてたので ちょっと残念かな。前作はお話しの終わりにヴァン・ショーを お客さんにカウンターで出す(メニューにはありません)ワイルドな三船シェフの、人間味と 心地よい読後感だったので、本作ではそういう意味では ヴァン・ショーが出されることはなく、、 やっぱり物足りなかったです。 | ||||
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「 タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)」に続く、ビストロ・パ・マルの2作目の本です。 1冊目は、商店街にある小さなビストロで繰り広げられるミステリー・ドラマであり、三舟シェフの淡々としつつ、あざやかな推理が楽しめる佳作の短編集でした。続編である本書は、その素晴らしさを少しも損ねることなく、むしろ話の内容が濃くなったような感すらあります。 小説でも映画でも、たいていの場合、2作目は1作目に劣るものですが、本書はさすがに近藤史恵さんだけあってすばらしい仕上がりになっています。 三舟シェフのヨーロッパ修業時代の話が出てきたり、1作目では一貫して語り部であった「ギャルソンの僕(高築さん)」以外の語り部が現れたり、ミステリーの要素だけでなく、話が多彩になり、人間ドラマの様相が深くなっています。 でもそんな味わい深い話が楽しめるのは、1作目の 「タルト・タタンの夢」を読んでいればこそ。 この本だけを読んでも十分に楽しめるものの、まず、ぜひ「タルト・タタンの夢」を読んでから、本作「ヴァン・ショーをあなたに 」を読むことをお薦めします。 | ||||
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ビストロ・パ・マルシリーズ2作目。 創元社だけに「ミステリ」と紹介にあるが、実際はビストロ人情話であり、流血はないのでご安心を。 ぶっきらぼうに見えて人情派の三舟シェフの、ほのぼのとする話がメインで、フランスの田舎ビストロに行きたくなるなあ・・・・・、という作品でした。 残念ながら本作のあと続編が途絶えてしまっている様ですが、最終話では三舟シェフ得意のヴァン・ショーの由来が明らかにされます。 7編からなる短篇集ですが、目次もフランス語がふってあったりで芸が細かい。 3話目「ブーランジェリーのメロンパン」ですが、メロンパンは日本にしかないので、仏語訳が Viennoiseries ou pas? 「ヴィエノワズリー?だよね、これ?」 というのにはニヤリ。 ヴィエノワズリーというのは、ウイーン系パンの総称で、ブリオッシュやパンオショコラなどの菓子パン系です。 近藤さんの作品は欲しくなるマニア小物がさらりと登場するので(本作だと、スキットルとか)、そういう点も楽しい。おすすめです。 | ||||
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