リセット

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評判

リセットの評価:

3.93/5点 レビュー 44件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 41〜60 3/5ページ
No.52
(5pt)

あざといのは嫌いなはずなんだけど

実は一度、第一部で挫折しました。
だって冗漫なんだもん。
それはやっぱり文体と少女の1人称のせいだったのかもしれません。
巻末の参考資料を見るまでもなく
作者が真面目に取材をして戦中の情景を描こうとなさっているのは
よくわかりました。
それでもやはり少し不自然さが感じられて
途中で投げ出してしまったのです。
実はね 読む本がなくなってしまったんだよ。
買い置きがなくなった、それで読みかけでおいておいたものに
手を出したってわけ。
第一部の途中からだった。
あれっと思った。面白いんだ。
第二部になるとさらに読む速度が加速した。
そして柄にもなくどきどきしてしまったり
照れてしまったもんだ。
そして第三部。
あざといのは嫌いなはずなのに。
さすがに涙は出てこなかったけれど
ああ読んでよかったなって。
こういうこと
もしかしたらあるのかもしれないなって。
やさしい作品でした。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.51
(5pt)

あざといのは嫌いなはずなんだけど

実は一度、第一部で挫折しました。
だって冗漫なんだもん。
それはやっぱり文体と少女の1人称のせいだったのかもしれません。
巻末の参考資料を見るまでもなく
作者が真面目に取材をして戦中の情景を描こうとなさっているのは
よくわかりました。
それでもやはり少し不自然さが感じられて
途中で投げ出してしまったのです。
実はね 読む本がなくなってしまったんだよ。
買い置きがなくなった、それで読みかけでおいておいたものに
手を出したってわけ。
第一部の途中からだった。
あれっと思った。面白いんだ。
第二部になるとさらに読む速度が加速した。
そして柄にもなくどきどきしてしまったり
照れてしまったもんだ。
そして第三部。
あざといのは嫌いなはずなのに。
さすがに涙は出てこなかったけれど
ああ読んでよかったなって。
こういうこと
もしかしたらあるのかもしれないなって。
やさしい作品でした。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.50
(5pt)

こんな愛があったら

 一人の人を一生愛し続けるのも難しいのに、この物語では世代を超えた愛が持続します。戦前から現代まで、1世紀に亘って「同じ人」を愛し続ける。現実には無いからこそ、その強い絆に魅かれるのでしょう。
世代を繋ぐ小道具の一つ、「春には五月は一度しかない」というメロディが引き起こす出来事に、思わず鳥肌が立ちました。
 「時の三部作」の中でも最も「愛」が語られ、生きていく力が湧いてくる一品です。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.49
(5pt)

こんな愛があったら

 一人の人を一生愛し続けるのも難しいのに、この物語では世代を超えた愛が持続します。戦前から現代まで、1世紀に亘って「同じ人」を愛し続ける。現実には無いからこそ、その強い絆に魅かれるのでしょう。
世代を繋ぐ小道具の一つ、「春には五月は一度しかない」というメロディが引き起こす出来事に、思わず鳥肌が立ちました。
 「時の三部作」の中でも最も「愛」が語られ、生きていく力が湧いてくる一品です。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.48
(4pt)

思いは深く、遥かに・・・

前世で愛し合った者どうしは、生まれ変わっても愛し合うと聞いたことがある。修一と真澄。二人は時を超え出会う。修一や真澄は、私の父や母の世代と重なる。そして、村上和彦。彼は作者北村薫と同じ年、私より少し年上だ。ここに描かれている時代背景は、私の心を揺さぶるのだ。忘れかけていた幼い頃の記憶がよみがえってくる。作者と同じ時代を生きてきた私には、胸が痛いほど懐かしい。そんな気持ちで読んだこの本には、心打たれるものがあった。出会いと別れを繰り返し、人は時を超えても愛し合う。思いは深く遥かに・・・。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.47
(4pt)

思いは深く、遥かに・・・

前世で愛し合った者どうしは、生まれ変わっても愛し合うと聞いたことがある。修一と真澄。二人は時を超え出会う。修一や真澄は、私の父や母の世代と重なる。そして、村上和彦。彼は作者北村薫と同じ年、私より少し年上だ。ここに描かれている時代背景は、私の心を揺さぶるのだ。忘れかけていた幼い頃の記憶がよみがえってくる。作者と同じ時代を生きてきた私には、胸が痛いほど懐かしい。そんな気持ちで読んだこの本には、心打たれるものがあった。出会いと別れを繰り返し、人は時を超えても愛し合う。思いは深く遥かに・・・。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.46
(4pt)

時の流れ~まさにメロディです♪

小説は、戦争時代の少女の静かに流れる時間とともに始まります。読み始めは、あまり好きになれない、私の生まれる前の時代です。繰り返される淡々とした時間だけではなく、ほのぼのとした日常の風景。そして第二次世界大戦の開始から終わりまで、当時の疑似体験が出来るようです。あまり私の趣味に合うような脚本ではないですが、毎日少しずつ読み進めました。生まれる前の時代なのに、私の子供の頃の時間が、まさにそこにあるって言う感じなんですよねぇ☆とても不思議な気分になって・・・でも文章が面白いとか、そういうことでもない。243頁☆ここから、吸い込まれるように物語の時間が、ドキドキ感じられるようになります。“出遭い”が、キーワードになるのですけど..うまく表現できません。そして素敵な文章に出会えます。子供の時、外でいっぱい遊んだのって 大きくなってから宝物になると思う お日様が身体の中に溜まるみたいに・・・318ページ、ドキドキの意味をようやく知ることが出来ます。ここまで読み進むと、面白くない脚本なんて思っていたのが。嘘のように時間が過ぎて行きます。お薦めの一冊です!p.s.♪過ぎてゆく爽やかな時に ふと振り向き幸せになる♪まさにメロディです。自分の作った歌と、こんなにも合う散文があったとは思いませんでした。(苦笑)私の歌を聞きながら、本のラストシーンを味わって戴けたら、どんなに幸せでしょう。(無理ですか^^;)
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.45
(4pt)

時の流れ~まさにメロディです♪

小説は、戦争時代の少女の静かに流れる時間とともに始まります。読み始めは、あまり好きになれない、私の生まれる前の時代です。繰り返される淡々とした時間だけではなく、ほのぼのとした日常の風景。そして第二次世界大戦の開始から終わりまで、当時の疑似体験が出来るようです。あまり私の趣味に合うような脚本ではないですが、毎日少しずつ読み進めました。生まれる前の時代なのに、私の子供の頃の時間が、まさにそこにあるって言う感じなんですよねぇ☆とても不思議な気分になって・・・でも文章が面白いとか、そういうことでもない。243頁☆ここから、吸い込まれるように物語の時間が、ドキドキ感じられるようになります。“出遭い”が、キーワードになるのですけど..うまく表現できません。そして素敵な文章に出会えます。子供の時、外でいっぱい遊んだのって 大きくなってから宝物になると思う お日様が身体の中に溜まるみたいに・・・318ページ、ドキドキの意味をようやく知ることが出来ます。ここまで読み進むと、面白くない脚本なんて思っていたのが。嘘のように時間が過ぎて行きます。お薦めの一冊です!p.s.♪過ぎてゆく爽やかな時に ふと振り向き幸せになる♪まさにメロディです。自分の作った歌と、こんなにも合う散文があったとは思いませんでした。(苦笑)私の歌を聞きながら、本のラストシーンを味わって戴けたら、どんなに幸せでしょう。(無理ですか^^;)
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.44
(5pt)

時は流れ巡り合う、信じますか。

「時と人」の三部作の最後に当たるこの「リセット」。時代は昭和25年、第2次世界対戦から始まります。第2部、第3部となるにつれて時間は流れていきます。「時」は無情にも、全てを奪って行きます。「戦争」という背景のもとに。でも「想いは、時を超える」、「希いはきっと、かなえられる・・・」その名のもとに、美しい物語でした。運命というものが、時間というものが、人を引き裂こうとしても、想い続ける力をくれます。相変わらず読後感は「スキップ」「ターン」同様、爽やかで心に染みてきます。読んで良かった、そう思えました。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.43
(5pt)

時は流れ巡り合う、信じますか。

「時と人」の三部作の最後に当たるこの「リセット」。時代は昭和25年、第2次世界対戦から始まります。第2部、第3部となるにつれて時間は流れていきます。「時」は無情にも、全てを奪って行きます。「戦争」という背景のもとに。でも「想いは、時を超える」、「希いはきっと、かなえられる・・・」その名のもとに、美しい物語でした。運命というものが、時間というものが、人を引き裂こうとしても、想い続ける力をくれます。相変わらず読後感は「スキップ」「ターン」同様、爽やかで心に染みてきます。読んで良かった、そう思えました。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.42
(4pt)

運命

前半部分は戦時中の話で、なかなか入り込めず「何これ?」という感じでした。でも後半部分からは全てがつながり出し、一気に読み終えました。「スキップ」や「ターン」と同様に“時”がテーマですが、同時に人の“運命”という大きなテーマも織り込まれているようでした。読み終えた後は爽やかな感動が待っています。途中で読むのを諦めなくて良かったと思います。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.41
(4pt)

運命

前半部分は戦時中の話で、なかなか入り込めず「何これ?」という感じでした。でも後半部分からは全てがつながり出し、一気に読み終えました。「スキップ」や「ターン」と同様に“時”がテーマですが、同時に人の“運命”という大きなテーマも織り込まれているようでした。読み終えた後は爽やかな感動が待っています。途中で読むのを諦めなくて良かったと思います。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.40
(5pt)

めぐり会ってみたい出逢い

「運命の恋」なんて大げさな言葉は好きではない。「リセット」は「時と人」シリーズ第三作。時を越えた「運命の恋」について描いた作品である。戦争、という大きな波の中で、お互いに好意を持ちながらも見詰め合うだけで終わってしまった恋。時を経て、魂はめぐり、再び出会う。しかし、ようやく巡り会えたとき、再び「別れ」がふたりに降りかかる。時を越えて、何度でも巡り会いたいという「想い」の切なさが愛しい。人と人との縁は暖かい、と素直に思える作品。「運命の恋」なんて大げさな言葉は好きではない。だけど、こんなにも暖かくて切ない「運命の恋」ならば、巡り会ってみたい。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.39
(5pt)

めぐり会ってみたい出逢い

「運命の恋」なんて大げさな言葉は好きではない。「リセット」は「時と人」シリーズ第三作。時を越えた「運命の恋」について描いた作品である。戦争、という大きな波の中で、お互いに好意を持ちながらも見詰め合うだけで終わってしまった恋。時を経て、魂はめぐり、再び出会う。しかし、ようやく巡り会えたとき、再び「別れ」がふたりに降りかかる。時を越えて、何度でも巡り会いたいという「想い」の切なさが愛しい。人と人との縁は暖かい、と素直に思える作品。「運命の恋」なんて大げさな言葉は好きではない。だけど、こんなにも暖かくて切ない「運命の恋」ならば、巡り会ってみたい。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.38
(4pt)

トリロジーのラスト

 作家の三部作の最後がこの「リセット」である。構築からいけば「ターン」には劣るし、「スキップ」のような意外性もない。だが、ミステリーじゃなくノージャンルの小説としてなら十分に読めるはず。 時は昭和20年代。戦争のまっただ中の日本。そこで生きる人びと。温かくもあり厳しくもあり。第一部は真澄の視点で語れらていく。一人称を読んでいると丁度「私シリーズ」を読んでいるようなゆったり感がある。優子さんという頼れる存在。八千代さんも温かい。そして。 第二部は少年の日記を読むところから始まる。そして第三部は。 大体ありふれたものとは言えなかなか心動かす叙情詩ではなかろうか。メッセージ性は少ないが気持ちは伝わってくる。最後の最後まで。 読み終えたら星を眺めたくなった。どこかでまた巡り会える。そんな単調な話なんだ。だけども読者を引き込み感情移入させるキャラクターがいる。北村薫の手腕がここでも十分に発揮されている。十分だ。 第二部を読んだ時点で大体方向性は分かってくるかも知れない。やや読めない部分があった。優しさを忘れたことになるのか。 意見は分かれるだろう。作家はそれもありで三部作を書き上げた。文庫版の宮部みゆきとの対談を見ると終わったものではあるがこのシリーズは別に辞めたわけではないらしい。いつか、またこのシリーズにも会えるかな。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.37
(4pt)

トリロジーのラスト

 作家の三部作の最後がこの「リセット」である。構築からいけば「ターン」には劣るし、「スキップ」のような意外性もない。だが、ミステリーじゃなくノージャンルの小説としてなら十分に読めるはず。 時は昭和20年代。戦争のまっただ中の日本。そこで生きる人びと。温かくもあり厳しくもあり。第一部は真澄の視点で語れらていく。一人称を読んでいると丁度「私シリーズ」を読んでいるようなゆったり感がある。優子さんという頼れる存在。八千代さんも温かい。そして。 第二部は少年の日記を読むところから始まる。そして第三部は。 大体ありふれたものとは言えなかなか心動かす叙情詩ではなかろうか。メッセージ性は少ないが気持ちは伝わってくる。最後の最後まで。 読み終えたら星を眺めたくなった。どこかでまた巡り会える。そんな単調な話なんだ。だけども読者を引き込み感情移入させるキャラクターがいる。北村薫の手腕がここでも十分に発揮されている。十分だ。 第二部を読んだ時点で大体方向性は分かってくるかも知れない。やや読めない部分があった。優しさを忘れたことになるのか。 意見は分かれるだろう。作家はそれもありで三部作を書き上げた。文庫版の宮部みゆきとの対談を見ると終わったものではあるがこのシリーズは別に辞めたわけではないらしい。いつか、またこのシリーズにも会えるかな。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.36
(4pt)

三部作の中で、やっぱりこの作品が一番

普段、サスペンスものを多く読んでいる自分にとって、このおはなしの序盤はカナリ辛かった。語られる情景は、美しく、ひとつひとつがとても細かく描写されているのですが、「う~ん、このエピソードは本編に関係あるのかなぁ。はやく核心に迫って欲しい」というジレンマを感じつつ、読み進んでいきました。途中で投げ出したくなったりして、第1部を読み終えるのは、本当に大変でした。「リセット」の核心に迫ってくる第2部後半くらいからは、「どうなるの?!?!」って感じで一気に読んでしまいました。文学的な箇所を読むのは大変でしたが、いい経験になったし、ステキな話でした。時三部作の中で、やっぱりこの作品が一番美しく、気に入っています。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.35
(4pt)

三部作の中で、やっぱりこの作品が一番

普段、サスペンスものを多く読んでいる自分にとって、このおはなしの序盤はカナリ辛かった。語られる情景は、美しく、ひとつひとつがとても細かく描写されているのですが、「う~ん、このエピソードは本編に関係あるのかなぁ。はやく核心に迫って欲しい」というジレンマを感じつつ、読み進んでいきました。途中で投げ出したくなったりして、第1部を読み終えるのは、本当に大変でした。「リセット」の核心に迫ってくる第2部後半くらいからは、「どうなるの?!?!」って感じで一気に読んでしまいました。文学的な箇所を読むのは大変でしたが、いい経験になったし、ステキな話でした。時三部作の中で、やっぱりこの作品が一番美しく、気に入っています。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280
No.34
(5pt)

切なく、心をあたたかなもので満たしてくれる物語

物語の肌触りがよかったのです。ぬくもりを感じたり、しみじみと切ない気持ちになったり。第一部、第二部と、ゆっくりと進んでいく話のテンポ。最初のうちは、ちょっとまどろっこしいなあと思っていたんだけれど、いつしかそのゆったりした話のペースに馴染んで行きました。そして、「時」と「時」が結ばれ、寄り添っていく話の展開からこっち、もう目頭が熱くなってしまいました。こういう話には、昔から弱いんだなあ。最後の一頁を閉じて、胸がいっぱいになりました。獅子座流星群というのが、話にうまくからんでくるんですよね。《フライ返し》の場面がよかったなあ。切なくて、心をあたたかなもので満たしてくれる、そんな物語。
リセット (新潮書下ろしエンターテインメント) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮書下ろしエンターテインメント)より
4104066044
No.33
(5pt)

切なく、心をあたたかなもので満たしてくれる物語

物語の肌触りがよかったのです。ぬくもりを感じたり、しみじみと切ない気持ちになったり。第一部、第二部と、ゆっくりと進んでいく話のテンポ。最初のうちは、ちょっとまどろっこしいなあと思っていたんだけれど、いつしかそのゆったりした話のペースに馴染んで行きました。そして、「時」と「時」が結ばれ、寄り添っていく話の展開からこっち、もう目頭が熱くなってしまいました。こういう話には、昔から弱いんだなあ。最後の一頁を閉じて、胸がいっぱいになりました。獅子座流星群というのが、話にうまくからんでくるんですよね。《フライ返し》の場面がよかったなあ。切なくて、心をあたたかなもので満たしてくれる、そんな物語。
リセット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リセット (新潮文庫)より
4101373280