腐食の構造
評判
腐食の構造の評価:
4.19/5点 レビュー 16件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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腐食の構造の評価:
4.19/5点 レビュー 16件。 A ランク
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汚職は 現在の資本主義社会では、避けられない問題だろう。
中国では おおっぴらに 賄賂が贈られているが。
汚職の中でも 人間らしく 生きている姿が みることができるのか?ということに 興味を持つ。
原子力というビッグサイエンスで、その力の発揮目覚しい雨村が主人公のように見えて、
両刃の剣に悩むだけで、実践的解決がない。そこに 作品のオクターブが下がるような気もする。
政治家 名取の描き方はよくできている。
人間のひとつの歯車としかみない 森村誠一の視点はずば抜けている。
女性の生き方 愛のとらえ方 ダミープライドという
発想は、とても面白いものがあるが、なにか物足りない。
よく考えてみると雨村という人間が、とてもパワーの弱い人間ではないだろうか。
冬子という一人の女性を愛するがゆえに、世俗的で自らが身を引くという姿勢。
濃縮ウランの技術開発したときに個人的な悩み方。つまり 技術者として信頼のできる友人がいない。
また 妻に対する姿勢。わからないだろうという考え。
偶発的事故からの発見。自殺しようとする姿勢。
科学技術にたいする成果・失敗は、あくまでも個人の努力の範囲内で描かれている。
他人の成果、知識の継承と総和としての発展という認識が、どうも弱いような気がする。
努力の代償として 地位・名誉・経済的裕福になるということ。