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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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春の日差しのようなほのかな色合いの表紙が美しい。 物語自体も、このほのかな色合いのように、優しい。 けれども、希望が見えているけれど、明るすぎない結末だった。 実際にひきこもりをしている人たちが、こんなにも簡単に立ち直ることが できるのかというと、きっと、こうはうまく行かないだろうと思う。 けれども、立ち直るきっかけが何のしがらみも縁もゆかりもない老人に 必要とされること、という状況は納得する部分があった。 たいていの人は、親の愛情を無条件に信じていて、親の愛情を必要としている。 けれど、親の愛情はもらって当然だと思っているし、親が自分を必要とすることを 当然だと思っているところがあるのだと思う。 人は生きていくために、誰かの助けや関心や愛情を必要とする。 その「誰か」を親以外に求めることが「大人になる」ということなのかもしれない、 とこの本を読んで思った。 親以外から必要とされることが外に出て行く勇気や「何かをする」という 能動的な感情を主人公に与える。そして、そのちょっとした勇気を支えて 見守ってくれる家族が傍にいる。甘くて出来すぎた展開かもしれない。 けれど、人からの愛情や関心を求めすぎていた主人公が少しずつ 「自分が」何をしたいのか考えるようになるその過程は爽やかだった。 | ||||
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