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もう一度会いたい



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【この小説が収録されている参考書籍】
もう一度会いたい
もう一度会いたい (光文社文庫)

もう一度会いたいの評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

少し甘すぎるけれど、爽やかな結末

春の日差しのようなほのかな色合いの表紙が美しい。
物語自体も、このほのかな色合いのように、優しい。
けれども、希望が見えているけれど、明るすぎない結末だった。
実際にひきこもりをしている人たちが、こんなにも簡単に立ち直ることが
できるのかというと、きっと、こうはうまく行かないだろうと思う。
けれども、立ち直るきっかけが何のしがらみも縁もゆかりもない老人に
必要とされること、という状況は納得する部分があった。
たいていの人は、親の愛情を無条件に信じていて、親の愛情を必要としている。
けれど、親の愛情はもらって当然だと思っているし、親が自分を必要とすることを
当然だと思っているところがあるのだと思う。
人は生きていくために、誰かの助けや関心や愛情を必要とする。
その「誰か」を親以外に求めることが「大人になる」ということなのかもしれない、
とこの本を読んで思った。
親以外から必要とされることが外に出て行く勇気や「何かをする」という
能動的な感情を主人公に与える。そして、そのちょっとした勇気を支えて
見守ってくれる家族が傍にいる。甘くて出来すぎた展開かもしれない。
けれど、人からの愛情や関心を求めすぎていた主人公が少しずつ
「自分が」何をしたいのか考えるようになるその過程は爽やかだった。
もう一度会いたいAmazon書評・レビュー:もう一度会いたいより
4140055154

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