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父からの手紙
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父からの手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 21~40 2/3ページ
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子供の時に理由も解らず去って行った父から毎年誕生日に手紙が届く。その父の行方を探し求める娘。思い出せない理由で刑事を殺して出所してきた男がその真の理由を追い求めて昔の恋人や秘めた思いを抱いていた義姉を追う。全く違ったストーリーの二本立てがやがて交錯していくというユニークな設定で、読み始めのうちは引き込まれていったけれど、筋に興味はあるものの、何か心を惹かれない。小手先の筋の展開に引き廻されて読み終わった後共感を覚えない、という後味の悪さを感じた。良い小説とはテクニックでは生まれないということを感じさせられた一冊だった。 | ||||
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屈折しながらも強い愛情を説いた物語。思いが深すぎて戸惑う部分もありましたが、とても考えさせられました。 | ||||
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どこかで聞いた話をまとめて、感動話に仕立てただけ。人物像も一貫しない。駄作。 | ||||
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朝日の書評で絶賛されていたので期待して読んだのですが、人物はありきたり、途中で成り行きも読めてしまって、がっかりでした | ||||
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家族の愛をテーマにしてミステリー仕立て読者をで飽きさせない。 | ||||
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本屋でタイトルだけ見て、買ってみた。 自分にも私立中三年の娘がいて、自営なので、読みながら幼かった娘との時間を思い出させてくれた。 麻美子の父の真相が明らかになるにつれ、それも仕方ないかなと思ったりしたが、やはり、何があろうと 逃げてはいけない。親から子への最高のプレゼントは、お金ではなく、人生に何が起ころうとも、 逃げずに立ち向かう姿勢を見せることなのだろう。 しかし、廃業の上、ガンまで見つかったら医療費かかるし、死期迫るし、流石に萎えるだろうなあ。 いらん世話ですが、高樹殺しにページ数割くよりも、圭一の兄と麻美子父の心の交流の深さに焦点当てた方が 身代わり自殺に納得できたかも。 死んでも子供を守ろうとする気持ちは共通ですね。 | ||||
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義姉など両家族が似ているので途中から混線したがそのまま読み切った。前半が間延びして挫折する人も多いのでは?読み終えて泣いている自分がいた。傑作でした。 | ||||
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物語が破綻しないように用意された背景の説明や、設定がくど過ぎて疲れました。 もっと、簡潔に表現出来たのでは? | ||||
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涙なくして読めないラスト、的なキャッチコピーだったので、感動的な作品に飢えていたことから衝動買いした。 確かに最後は多少ウルッと来たが、しみじみとした感動は味わえなかった。 前半は、全く関連の無さそうな二つの話がパラレルで語られるが、人物描写が浅く、誰がどの立場だったか時折混乱した。同一人物でも名前や家族関係語で表現が変わりわかりづらく、それぞれの関係性も複雑で分かりにくかった。 時代背景も良くわからない。携帯電話が出て来たと思えば豆腐売りがラッパを鳴らす音が出てくる等現実感が希薄。 後半4分の1くらいで関係性が紐解かれて行くが、中盤の阿久津とみどりの不倫関係と思われた描写にもきちんと決着が書かれていない。結末も短絡的で現実味が感じられない。 更に「父」のやったことは決して解決にはなっていない。ましてや自殺を決意して息子娘双方に数十年分の誕生日祝いを「手紙」で書くなどかなり荒唐無稽。最後の手紙にはさすがに泣かされたが、それだけ。 普遍的な感動とはいかなかったのがすごく残念。 | ||||
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レビューが良かったので読みましたが、前半の経緯から現在までの過程が長すぎで、そこまで引っ張って、最後の結論は急いでまとめた感がすごい。400ページも要らないかと。 | ||||
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今年もまた麻美子のもとに失踪した父から誕生日を祝う手紙が届く。父は母と麻美子、伸吾を残して10年前に失踪した。麻美子は 経営コンサルをしているやり手の高樹とすぐ結婚することになっている。この麻美子達のストーリーと並行して描かれるのが、9年の刑期を 終えて出所した圭一の物語だ。当時、焼身自殺を図った兄とその妻を守るために人を殺めた圭一の人生は、長年待っていた恋人 にも愛想をつかされ、全く希望のないものとなっている。この二つのストーリーが、やがて失踪した父を基軸にして交わることになる。 なかなか良く出来たプロットであり、上質のミステリーである。だが、この面白い筋書きや人物像に深みがないと思うのは私だけだろうか。 作者の文体にもよるのだろうが、「家族愛」を大きな核とする作品ながら感動が湧いてこない。人物の描き方に深さがないし、その 言動やストーリー運びにも安易さを感じてしまう。感動を生まない「火曜サスペンス劇場」の域を超えていないことは残念だと思う。 | ||||
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ある日行方をくらました父親。 誕生日には子ども達に手紙が届くが一体なぜ行方をくらましたのか、そしてどこから子ども達を見守っているのか、といった疑問が徐々に解けていくストーリー。 父親のやったことは道徳的、倫理的に許されるものではないものの、父親が子どもを思う気持ちに感動した。 著者の小杉健治さんは時代劇物の作家かと思っていたがこうした作品もあって驚いた。 | ||||
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先に書いておくとこの小説はいわゆる「ミステリー」ではないです。(ネタバレはしませんのご安心を!) 「ミステリー」の手法を使って(この先どうなるのだろう?と読者に思わせる手法によって)、著者は親子の「絆」とはどういうものなのか、を描いています。 そこでは、世間の言う「正義」の観点からは許されなくとも、親子にはその正義をも超越する「絆」が存在するのだ、ということを首尾一貫して描いています。 おそらく、この小説に低評価をつけている皆さんは「小説に出てくるある人物」の行動に対しての違和感、もっというと嫌悪感から評価を低くしているのだと思います。(描かれる人物に共感できるか否かで評価する。それはそれで小説の楽しみなので全然いいと思います!)ただ、小説そのもの、著者が伝えたかったテーマ自体を低評価にするのは少し違うと思います。 詳細は書きませんが、世間から疎まれるようなことを肉親(親や兄弟)がしたとしても、その肉親からの深い愛情を確かに私は注がれた、という確信的な思いを持つ主要なキャスト達はその思いを頼りに相手を愛します。信じます。許します。そして行動します。そういう情景を描きながら一方で著者は多くの読者が違和感を持つであろうある人物の行動の動機やそれがもたらした結果、つまり因果そのものに対してはっきりとNoというメッセージを描いているのです。これはいち読者である私にとっては、見事な手腕でありました。そして深く普遍的なテーマを非日常的なミステリーの手法で描き切ったと思うし、この小説と過ごした数時間は珠玉でした。感謝。面白かった! | ||||
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初読みの作家。期待せずに読んだのだが、深い哀しみと感動を覚えるミステリー作品だった。 麻美子と伸吾の姉弟の元には十年前に突然、失踪した父親から毎年、誕生日に手紙が届く。父親はどこで、何をしているのだろうか。一方、殺人の罪で服役していた圭一が出所し、新たな生活を始める…麻美子と伸吾の姉弟と圭一が偶然にも出会い… 十年間、途絶える事が無かった誕生日の手紙から深い父親の愛情が伝わる。父親の失踪の真相と圭一の犯した殺人事件が少しづつリンクしていく過程が面白い。 | ||||
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阿久津麻美子と秋山圭一の二人のストーリーが交互に展開するため、最初は頭を切り替えながら読み進める必要があるが、 中盤から展開される麻美子の婚約者の殺人事件、その容疑者として逮捕される弟、圭一の兄の自殺の真相と圭一の本当の刑事殺しの動機‥、 子煩悩だった麻美子の父は、家族の苦境のなか、いよいよ現れるのか? 物語はいくつものミステリーをはらんで進み、次の展開を知りたくなる構成の妙。 そして二つのストーリーに交点が現れ、やがて一つに収斂しながら謎解きが展開される終盤は一気に読み進んだ。 そして、思いもかけないラスト、多くの読者も父の意図を知り、あっと驚かされるはずだ。 その時、子ども達の幸福を願い紡ぎ出された手紙が大きな感動ををもって胸に迫ってくるのだ。 この父の選択については、決して正しい生き方とはいえないことは、作者も圭一の言葉として語らせているとおり。 それをわかった上でも、子をもつ親としては「最後の手紙」は涙なしでは読めなかった。 自分にとって本当に大切なものとは‥、いま自分の心に正直に生きているか‥を考えさせられる読後だった。 | ||||
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著者の作品は、初めて読んだが、前半、二組の家族の物語が、平行して進んで行くので、ややこしくて、考えながら読み進まなければならず感情移入しにくかったが、後半最後の章で別々の話しは一つになり、驚きの結末を迎える、なかなか旨い構成の物語に出来あがっている。 | ||||
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読み始めは ストーリーが少しわかりにくく 読むスピードが上がらなかったのですが、後半 どんどん展開がおもしろくなり、一挙に読み進みました。読み終わって「父からの手紙」というタイトルがとても心に残る作品でした。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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手紙で「困難を乗り越えて下さい」と娘と息子に偉そうなことを言いながら、自分のやったことは自殺と保険金詐欺です。こんな親は迷惑以外の何者でもありません。本当に子供のことを思うのなら、子供達にも本当のことを話し、家族みんなで困難を乗り越えるべきではないのでしょうか。ミステリーとしてもストーリーは陳腐だし、詰めの甘さを感じます。本を読んで不愉快になるのは残念なことです。時間を使って読む価値はないと思います。 | ||||
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くだらない。 自殺して物事が治まると思う馬鹿な考えを 親の本当の愛情だと思えない。 結局逃げてるだけではないのか? 金がなければ 自分で可能な限り なんとかするしかないし 子供にも それ相応の生活を求めるべきだ。(本では私立の中学へ行かせたいと記述がありましたけど公立で十分) 後に残された人達の 悲しみ 残りの人生を思うと 死ぬことが 本当の愛情か? あとで 手紙を送り続けることなんて いらない。 生きて近くにいてくれるほうがいい。 自分だけ逃げて死ぬなんて ばかげてる。楽になりたいだけなんじゃないの?と勘ぐってしまう。 最後まで 子供や奥さんと一緒に 生き抜くことが、子供を見守ることが親じゃないの? この本を読んで これが愛情だと思って 死ぬような人がないように 望みます。 | ||||
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