薄暮

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評判

薄暮の評価:

4.06/5点 レビュー 16件。 B ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(2pt)

私には退屈な小説だった。

直木賞作家の作品はまず読んでみようという私ですが、なぜか篠田さんの作品は手には取っても、読む事はなかった。
無意識に肌に合わなそうと感じていたのだろうけど、読まず嫌いかも知れないと、今回挑戦してみた!
続けて聖域、マエストロ、薄暮と読んでみた感想は、やはり自分の好きなタイプの小説ではないなと思った。

薄暮は、橘の考えを軸に話をすすめている印象。
なので、主要人物である画家の妻智子にしても、長岡の様々な人たちや頼りない編集長にしても、
その人物像はすべて橘の憶測の上に成り立っているようにしか感じられない。

長々と橘を通して説明されているようで、「ちょっと待って。それはあくまであなたの想像上でしょ。他の人間の気持ちを勝手に作りあげないでよ」と
思わず、本の中の橘に言ってしまっていた。

美術書を作り上げていく裏方の世界の説明も合わさるので、小説を味わうというようなわくわく感や、小説の色気、面白さ、
それぞれの登場人物の奥深さを感じる事は出来なかった。
薄暮 Amazon書評・レビュー: 薄暮より
4532170931
No.3
(3pt)

執拗さが執拗に追いかける。

篠田節子の もつ 身体の中のうごめきが、
なんともいえず ざわざわ した心のざわめきが、
うっとうしくもあり 同時に 人間って こんな風なんだろうな
と 妙に 説得力があり おどろきました。
『さが』 といえば 『さが』 なんですが、
一言でいえない 奥行きのあるものでした。
主人公は 宮嶋智子。
閉じられた画家を 献身的に支え、実家を飛び出し、郷里を捨てて
天才的な 画家を ささえた。
純愛のように思えた。
天才でも オトコであり、そして 悩み 惑うのである。
裏切られても、ただひたすらに 献身をする。
そうすればするほど 逃げていく。
タライの水を 引き寄せるには 引っ張ることではなく
押すことだということが わからない 智子。
どんどんと 自分を正当化させるための物語を紡ぐ。
しだいに 智子の虚構の物語 が崩れ去っていく
天才が死んでしまったがゆえに 過去が自分のものにできる。
そこまで 突き詰める篠田節子の筆力はなんともいえないほど執拗だ。
主人公の 智子の執拗さに比べれば、篠田節子の執拗さが 勝っているという
恐ろしい物語である。
でも 地元というものは ありがたいものである。
郷土愛 という屈折した 愛が さまざまな形で噴出する。
厳しい季節を おくらざるを得ない 切々たる思い。
それが おカネになると人々は ばらばらになっていく。
もう一人の主人公 乳母像のモデルは じっと時間をやり過ごす。
薄暮 Amazon書評・レビュー: 薄暮より
4532170931
No.2
(3pt)

終始「そこまでして出す画なの?」

という感覚が拭えなかった。 そんな面倒な著作権者ならもういいやん?みたいなw 妻の葛藤より、趣味と意地で仕事してる男のバカさが痛かった。 内容の割にページ数厚すぎな感じでした。
薄暮 Amazon書評・レビュー: 薄暮より
4532170931
No.1
(3pt)

最後までいっきに読みました

篠田さんの作品は、ホラーもあるので、ある程度調べてからでないと読めません。

この作品は、角田光代さんの本で紹介されていたので、安心してよめました。

ストーリーは、美術雑誌を担当していたけれど、今はそれを本業にできない編集者の目から描かれる、ひとりの画家をめぐる物語です。
美術、絵画、画集、興味ある分野の裏側をも知ることができました。
長さは気にならず、最後まで引っ張っていかれたように思います。
 
ただ、登場人物がおおいのでしょうか、少しぶれる感じがありました。
画家と妻とあと重要なひとり、そこだけの物語のような気がしました。
薄暮 Amazon書評・レビュー: 薄暮より
4532170931