追想五断章

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追想五断章の評価:

3.78/5点 レビュー 98件。 B ランク

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平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 81〜100 5/8ページ
No.75
(5pt)

ライトじゃないミステリ

古典部シリーズ、小市民シリーズ、儚い羊たちの祝宴、ボトルネック・・・などを読んだ後にこの作品に辿り着きました。
amazonさんの内容説明に大人の本格ミステリとありましたのでどの程度のものなのかなと思いましたが、読んでみて成程大人のミステリだな、と思いました(笑)
内容が内容だけに難しい単語やら言い回しやらが多いので、穂信さんの作品をアニメ化の影響で古典部読みましたとか似たような小市民を読みましたとかの人たちからしたら「!?」となるような気もします。主人公も大学生だし、穂信さん独特の学生らしい雰囲気はあまり見えないかもしれません。
私は古典部や小市民などのライトなミステリが好きであり、ちょっと物足りない感じもしていたので、今回読み終えてすっきりしたというか「ミステリだった」なと思いました。
あと、全然関係ないような気もしますが、穂信さんの作品である「ボトルネック」もリドルストーリーなのかなと思っています。勝手に。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.74
(4pt)

ひとことでいって「巧い」物語

ひとことでいって「巧い」物語であります。
5つのリドルストーリーの行方を追いかけ、謎かけの意味を解き明かしていく。淡々と、閉塞感、倦怠感を伴って物語が進んでいくので、途中で気が滅入ってページが進まなく読者もあるかもしれません。しかし、最後の最後で世界がひっくり返るような驚きを味わえます。
物語の結末もせつなく、そして、巧い。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.73
(4pt)

ひとことでいって「巧い」物語

ひとことでいって「巧い」物語であります。
5つのリドルストーリーの行方を追いかけ、謎かけの意味を解き明かしていく。淡々と、閉塞感、倦怠感を伴って物語が進んでいくので、途中で気が滅入ってページが進まなく読者もあるかもしれません。しかし、最後の最後で世界がひっくり返るような驚きを味わえます。
物語の結末もせつなく、そして、巧い。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.72
(4pt)

この作品自体が、その仕掛けでもある

米澤といえば高校だの中学だのを舞台にした青春ミステリというイメージだが、本作はちょっと毛色が違う。
主な舞台は古書店(ということで最近はやりのあの作品が頭をよぎる)、主人公たる菅生くんは大学休学中の居候だったり、ちょっとパッとしない状況設定という印象から始まる。

失われた5編の短編を探して回るというややマニアックなミステリ的ストーリ、徐々に見つかる各作品(リドルストーリ)の中身の思わせぶりな作風、そして毎回取ってつけたように付け加えられる「リドルストーリの結末」。ぼんやりとした不安感を増幅させながら、読者としてはどんどんページをめくるしかなく、そして最終章、大どんでんがえしというより、思ってもみなかったとんでもない事実、を突き付けられて困惑してしまうのだ。

この作品自体が、その仕掛けでもあるのだ。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.71
(4pt)

この作品自体が、その仕掛けでもある

米澤といえば高校だの中学だのを舞台にした青春ミステリというイメージだが、本作はちょっと毛色が違う。
主な舞台は古書店(ということで最近はやりのあの作品が頭をよぎる)、主人公たる菅生くんは大学休学中の居候だったり、ちょっとパッとしない状況設定という印象から始まる。

失われた5編の短編を探して回るというややマニアックなミステリ的ストーリ、徐々に見つかる各作品(リドルストーリ)の中身の思わせぶりな作風、そして毎回取ってつけたように付け加えられる「リドルストーリの結末」。ぼんやりとした不安感を増幅させながら、読者としてはどんどんページをめくるしかなく、そして最終章、大どんでんがえしというより、思ってもみなかったとんでもない事実、を突き付けられて困惑してしまうのだ。

この作品自体が、その仕掛けでもあるのだ。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.70
(5pt)

たんたんとした話

読後感がなんともいえない趣きがあります。本を巡る話ですが、社会的背景もふくめ、人の内面を覗き見る感じがしました。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.69
(4pt)

リドル・ストーリー

2009年に出た単行本の文庫化。
 5篇のリドル・ストーリーを組み合わせたミステリ風味の長編小説。
 リドル・ストーリーとは、ストックトン「女か虎か」に代表されるような、結末を書かず、読者の想像にゆだねたタイプのショート・ストーリー。しかし、本書では各篇に「結末」が用意されているのがミソ。そこにトリックが仕掛けられており、読み終えて思わずうなってしまった。
 優れた着想で書かれた、出来のよいミステリだと思う。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.68
(5pt)

たんたんとした話

読後感がなんともいえない趣きがあります。本を巡る話ですが、社会的背景もふくめ、人の内面を覗き見る感じがしました。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.67
(4pt)

リドル・ストーリー

2009年に出た単行本の文庫化。
 5篇のリドル・ストーリーを組み合わせたミステリ風味の長編小説。
 リドル・ストーリーとは、ストックトン「女か虎か」に代表されるような、結末を書かず、読者の想像にゆだねたタイプのショート・ストーリー。しかし、本書では各篇に「結末」が用意されているのがミソ。そこにトリックが仕掛けられており、読み終えて思わずうなってしまった。
 優れた着想で書かれた、出来のよいミステリだと思う。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.66
(3pt)

淡々として、、、しすぎてます

米澤さんの文章が好きなので楽しく読む事ができましたが、特に感動とか盛り上がる所はないです。
主人公が普通の人っぽく描写されてる割に名探偵なところは氷菓やインシテミルと同じですね。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.65
(3pt)

淡々として、、、しすぎてます

米澤さんの文章が好きなので楽しく読む事ができましたが、特に感動とか盛り上がる所はないです。
主人公が普通の人っぽく描写されてる割に名探偵なところは氷菓やインシテミルと同じですね。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.64
(4pt)

堅実なる良作

作品の雰囲気は地味で重く少々暗いです。
斜陽を感じさせるレトロっぽさと、明るいとはいえない先行きの現代を足して割って一引いた感じです。

好ましい点
・いかにも曰くありげな、五つの断章を芳光と共に追い求めていくちょっとした冒険
・個性的なちょうど良い具合に開示されていく五つの断章と、それに隠された謎
・ぼーっとしているようだが鋭い洞察を見せる芳光

不満な点
・登場人物全体に好感がもてない、誰も彼も鼻につく面がある。一人くらい透徹した人格者を配置してもよかったのでは…

ミステリー初心者向け(?)
面白い部分だけを抜き出したカジュアルだけど開示されているヒントを元に推理可能な基礎を抑えた古風な作りです。
多くは語りたくありません、興味を持っているという方は是非読んでみて欲しいです。
暇な時に一章づつ読むくらいがちょうどいいかもしれません。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.63
(4pt)

堅実なる良作

作品の雰囲気は地味で重く少々暗いです。
斜陽を感じさせるレトロっぽさと、明るいとはいえない先行きの現代を足して割って一引いた感じです。

好ましい点
・いかにも曰くありげな、五つの断章を芳光と共に追い求めていくちょっとした冒険
・個性的なちょうど良い具合に開示されていく五つの断章と、それに隠された謎
・ぼーっとしているようだが鋭い洞察を見せる芳光

不満な点
・登場人物全体に好感がもてない、誰も彼も鼻につく面がある。一人くらい透徹した人格者を配置してもよかったのでは…

ミステリー初心者向け(?)
面白い部分だけを抜き出したカジュアルだけど開示されているヒントを元に推理可能な基礎を抑えた古風な作りです。
多くは語りたくありません、興味を持っているという方は是非読んでみて欲しいです。
暇な時に一章づつ読むくらいがちょうどいいかもしれません。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.62
(3pt)

5つのリドルストーリー

経済的事情から大学を休学し、伯父の古本屋でアルバイトしながら日々を過ごす主人公。そこに亡父の書いた5つのリドルストーリー(結末が書かれていない小説)を探す依頼がくる。幾つかの偶然と幸運から一つづつ小説を探し出すにつれ、それらのストーリーに込められた真の意味に気づき、自分を省みるきっかけをつかんでいく。広い意味での自分探しのストーリーでもある。
 淡々と進むストーリーは筆者の特徴であり、派手な事件がおこらないのも他書と同じ。ストーリーはしっかりしているし、ミステリーを読み込んでいることが伺える。
 本書のような、ややトリッキーな作りの小説はこのくらい地味な物語でちょうど良いのかもしれない。
 ただ、カタルシスとかは無縁。納得感はあるが。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.61
(3pt)

5つのリドルストーリー

経済的事情から大学を休学し、伯父の古本屋でアルバイトしながら日々を過ごす主人公。そこに亡父の書いた5つのリドルストーリー(結末が書かれていない小説)を探す依頼がくる。幾つかの偶然と幸運から一つづつ小説を探し出すにつれ、それらのストーリーに込められた真の意味に気づき、自分を省みるきっかけをつかんでいく。広い意味での自分探しのストーリーでもある。
 淡々と進むストーリーは筆者の特徴であり、派手な事件がおこらないのも他書と同じ。ストーリーはしっかりしているし、ミステリーを読み込んでいることが伺える。
 本書のような、ややトリッキーな作りの小説はこのくらい地味な物語でちょうど良いのかもしれない。
 ただ、カタルシスとかは無縁。納得感はあるが。

追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.60
(4pt)

魅力ある作品

インシテミルを読んだことがあるので、興味をそそられ手にしてみました。よくできたストーリーに引き込まれました。
通常情感溢れる作品が主ですが、この作品は人の感情は必要最小限。なので余計ミステリアス。

よくこんな複雑な作品が書けるよなぁと驚きます。
読みながら私は頭で知恵の輪を外そうと懸命。そして私の知恵の輪は・・・・

いつも知恵の輪を外したい人には向かないかも。リドルストーリーは読んで興味をそそられる時間が醍醐味なんですね。きっと。
結末が曖昧でがっかりというのはよくドラマでもありますが、がっかりさせないところが作者の力量なのでしょう。

私は、唯一、北里氏の内面部分が出ていると思われる5つの作品が面白かった。
時代がかった、場所も神秘な外国の昔話が、「・・・で、奇妙な話を聞いた」から始まることの5つの作品が神秘的であり
スリルがあり、物悲しく残酷。

リアルに考えてしまう私としては、もし私の読み取ったと思われる事が真実ならば、それは事件ではなく事故だったのになぁ。
本当のことは言えなかったのかなぁなどと野暮なことだけを思ったりもしました。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.59
(4pt)

魅力ある作品

インシテミルを読んだことがあるので、興味をそそられ手にしてみました。よくできたストーリーに引き込まれました。
通常情感溢れる作品が主ですが、この作品は人の感情は必要最小限。なので余計ミステリアス。

よくこんな複雑な作品が書けるよなぁと驚きます。
読みながら私は頭で知恵の輪を外そうと懸命。そして私の知恵の輪は・・・・

いつも知恵の輪を外したい人には向かないかも。リドルストーリーは読んで興味をそそられる時間が醍醐味なんですね。きっと。
結末が曖昧でがっかりというのはよくドラマでもありますが、がっかりさせないところが作者の力量なのでしょう。

私は、唯一、北里氏の内面部分が出ていると思われる5つの作品が面白かった。
時代がかった、場所も神秘な外国の昔話が、「・・・で、奇妙な話を聞いた」から始まることの5つの作品が神秘的であり
スリルがあり、物悲しく残酷。

リアルに考えてしまう私としては、もし私の読み取ったと思われる事が真実ならば、それは事件ではなく事故だったのになぁ。
本当のことは言えなかったのかなぁなどと野暮なことだけを思ったりもしました。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.58
(4pt)

大掛かりな謎かけ

亡くなった父の残した小説探しと,その隠された真のメッセージは?

ちょっと不気味で後味の悪いリドルストーリーがいい雰囲気.
「儚い羊〜」で拓いた新境地がこの作品でもうまく発揮されている.
トリックから真相への見せ方も巧みで,緊張感を保ったままラストまで読み切れる.
作中作を通した訴え方にリアリティがないと感じる向きもなきにしもあらずだが,
そもそも米澤氏はデビューからして,このような作品だったので,そこは目をつむるべきかもしれない.

主人公の魅力のなさや救いのない結末に,批判があるのもわからないではないが,
それで作品の魅力を減じていることはないと思う.
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.57
(4pt)

大掛かりな謎かけ

亡くなった父の残した小説探しと,その隠された真のメッセージは?

ちょっと不気味で後味の悪いリドルストーリーがいい雰囲気.
「儚い羊〜」で拓いた新境地がこの作品でもうまく発揮されている.
トリックから真相への見せ方も巧みで,緊張感を保ったままラストまで読み切れる.
作中作を通した訴え方にリアリティがないと感じる向きもなきにしもあらずだが,
そもそも米澤氏はデビューからして,このような作品だったので,そこは目をつむるべきかもしれない.

主人公の魅力のなさや救いのない結末に,批判があるのもわからないではないが,
それで作品の魅力を減じていることはないと思う.
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.56
(4pt)

家族の劇(ドラマ)をさがして

主人公・芳光は、家の事情から大学を休学中で、叔父の広一郎が細々つづける菅生書店の居候の身の上である。
彼は可南子という女性から、本探しを頼まれる。本来、叔父がするべき仕事を請け負い探した本は、同人誌に載るような
小品であった。しかもリドルストーリーであり、それは、可南子の家族の劇(ドラマ)でもあった・・・。

米澤穂信さんの、ミステリに深い造詣を持つがゆえのプロットのおもしろさを味わえる作品です。
古典部シリーズなどとは違い、ほろ苦い人生の生き様を横糸に、ミステリーの謎解きの要素を縦糸に絡めて
曇り空をながめながら歩いて行かなくてはならない、心に重くのしかかるようなお話となっています。
筋書き上やむを得ないのだが、探し出される5つの断章に救いが見いだされないので☆4つ。うまいとは思いますが。

難しい謎解きを味わっていくというよりは、家族の絆や生き方を考えてしまうような展開に
自分は家族とどう向き合っているのか、と思い返したくなる作品でもあります。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186