はじまりの島

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はじまりの島の評価:

4.00/5点 レビュー 15件。 B ランク

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全28件 1〜20 1/2ページ
No.28
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.27
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.26
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。
「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。

1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。
そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。

1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。
作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。

また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。
その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。
「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。
その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。

著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.25
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。
「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。

1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。
そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。

1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。
作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。

また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。
その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。
「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。
その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。

著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.24
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム 」の著者が2002年に発表した作品。
「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。

1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。
そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。

1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。
作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。

また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。
その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。
「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。
その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。

著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (幻冬舎文庫)より
434443238X
No.23
(5pt)

事件とダーウィンが融合し、読者を引き込む快作

ダーウィンと柳広司。ワクワクする組み合わせだが、予想に違わず秀逸な出来。ビーグル号に乗ってガラパゴス諸島を訪れた若き日のダーウィンが、ある島で遭遇した不可解な事件を探偵として捜査する様を、「進化論」的思惟が当時の社会・思想・信仰に及ぼす影響を背景に描いた書。ビーグル号に共に乗船した画家の30年後(「種の起源」発表時)の回想記として書かれており、臨場感があると共に、全体的に落ち着いた筆致となっている。

ミステリ的にも面白いアイデアが凝らされ楽しめるが、何より事件の背景に工夫が凝らされている点が評価出来る。単に奇を衒ったのではなく、ダーウィンが登場する必然性を感じさせる所に感心した。ダーウィンのガラパゴス諸島探訪と進化論との関係なども良く調べてあり、その結果として本作が産み出された経緯が窺える。歴史上の人物をミステリに登場させる趣向は良くあるが、本作くらい事件とその人物が融合している作品も珍しいのではないか。読者を引き込む快作だと思う。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.22
(5pt)

事件とダーウィンが融合し、読者を引き込む快作

ダーウィンと柳広司。ワクワクする組み合わせだが、予想に違わず秀逸な出来。ビーグル号に乗ってガラパゴス諸島を訪れた若き日のダーウィンが、ある島で遭遇した不可解な事件を探偵として捜査する様を、「進化論」的思惟が当時の社会・思想・信仰に及ぼす影響を背景に描いた書。ビーグル号に共に乗船した画家の30年後(「種の起源」発表時)の回想記として書かれており、臨場感があると共に、全体的に落ち着いた筆致となっている。

ミステリ的にも面白いアイデアが凝らされ楽しめるが、何より事件の背景に工夫が凝らされている点が評価出来る。単に奇を衒ったのではなく、ダーウィンが登場する必然性を感じさせる所に感心した。ダーウィンのガラパゴス諸島探訪と進化論との関係なども良く調べてあり、その結果として本作が産み出された経緯が窺える。歴史上の人物をミステリに登場させる趣向は良くあるが、本作くらい事件とその人物が融合している作品も珍しいのではないか。読者を引き込む快作だと思う。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.21
(5pt)

事件とダーウィンが融合し、読者を引き込む快作

ダーウィンと柳広司。ワクワクする組み合わせだが、予想に違わず秀逸な出来。ビーグル号に乗ってガラパゴス諸島を訪れた若き日のダーウィンが、ある島で遭遇した不可解な事件を探偵として捜査する様を、「進化論」的思惟が当時の社会・思想・信仰に及ぼす影響を背景に描いた書。ビーグル号に共に乗船した画家の30年後(「種の起源」発表時)の回想記として書かれており、臨場感があると共に、全体的に落ち着いた筆致となっている。

ミステリ的にも面白いアイデアが凝らされ楽しめるが、何より事件の背景に工夫が凝らされている点が評価出来る。単に奇を衒ったのではなく、ダーウィンが登場する必然性を感じさせる所に感心した。ダーウィンのガラパゴス諸島探訪と進化論との関係なども良く調べてあり、その結果として本作が産み出された経緯が窺える。歴史上の人物をミステリに登場させる趣向は良くあるが、本作くらい事件とその人物が融合している作品も珍しいのではないか。読者を引き込む快作だと思う。
はじまりの島 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (幻冬舎文庫)より
434443238X
No.20
(5pt)

〈進化論〉を育んだ島で起きた連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまりの島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.19
(5pt)

〈進化論〉を育んだ島で起きた連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまりの島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.18
(5pt)

〈進化論〉を育んだ島で起きた連続殺人

『種の起原』 を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で
連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。

作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与
えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。

なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。

本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、
という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも
一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。

読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり
の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (幻冬舎文庫)より
434443238X
No.17
(5pt)

異文化の交わるところ

若き日のチャールズ・ダーウィンを主人公とした推理小説。まだ種の起源を著す前のダーウィンがビーグル号に乗っていたときに起きた連続殺人を探偵として解決するというストーリー。

とっても面白い。推理小説としてもそうだが、ダーウィンの進化論がもたらした衝撃、異文化の交わるところに起きるあつれきなど、背景もよく描けている。

ほかにも同じような作品があるので、彼の作品をしばらく読んでみよう。
はじまりの島 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (幻冬舎文庫)より
434443238X
No.16
(5pt)

〈進化論〉を育んだ島で起きた連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で
連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。
作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与
えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。
なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。
本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、
という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも
一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。
読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり
の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.15
(5pt)

「神」不在の島で起きる連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で
連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。
作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与
えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。
なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。
本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、
という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも
一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。
読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり
の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.14
(5pt)

〈進化論〉を育んだ島で起きた連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で
連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。
作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与
えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。
なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。
本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、
という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも
一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。
読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり
の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.13
(5pt)

「神」不在の島で起きる連続殺人

『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で
連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。
作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与
えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。
なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。
本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、
という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも
一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。
読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり
の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.12
(5pt)

異文化の交わるところ

若き日のチャールズ・ダーウィンを主人公とした推理小説。まだ種の起源を著す前のダーウィンがビーグル号に乗っていたときに起きた連続殺人を探偵として解決するというストーリー。
とっても面白い。推理小説としてもそうだが、ダーウィンの進化論がもたらした衝撃、異文化の交わるところに起きるあつれきなど、背景もよく描けている。
ほかにも同じような作品があるので、彼の作品をしばらく読んでみよう。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584
No.11
(5pt)

異文化の交わるところ

若き日のチャールズ・ダーウィンを主人公とした推理小説。まだ種の起源を著す前のダーウィンがビーグル号に乗っていたときに起きた連続殺人を探偵として解決するというストーリー。
とっても面白い。推理小説としてもそうだが、ダーウィンの進化論がもたらした衝撃、異文化の交わるところに起きるあつれきなど、背景もよく描けている。
ほかにも同じような作品があるので、彼の作品をしばらく読んでみよう。
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4488463010
No.10
(4pt)

読み応えあり

非常に文章や構成がしっかりしていて、読み応え十分です。そのため、没頭して読んでいるにもかかわらず、読むのに時間がかかりました(決して、難解なのではありません)。
発生する事件やトリック、謎解きも素直に良く出来ています(マニアックなトリック物ではありませんが)。
小説として完成されており、また、推理物としても面白いです。往年の海外ミステリー(の翻訳)を読んでいる感覚です。
はじまりの島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: はじまりの島 (創元推理文庫)より
4488463010
No.9
(4pt)

読み応えあり

非常に文章や構成がしっかりしていて、読み応え十分です。そのため、没頭して読んでいるにもかかわらず、読むのに時間がかかりました(決して、難解なのではありません)。
発生する事件やトリック、謎解きも素直に良く出来ています(マニアックなトリック物ではありませんが)。
小説として完成されており、また、推理物としても面白いです。往年の海外ミステリー(の翻訳)を読んでいる感覚です。
はじまりの島 Amazon書評・レビュー: はじまりの島より
4022577584