国境の南、太陽の西

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評判

国境の南、太陽の西の評価:

4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全466件 441〜460 23/24ページ
No.26
(3pt)

一番好きなのは装丁

子供の頃家が本屋をやっていたのでこの本が入ってきた時にはタイトルと共にその装丁が一番印象に残った。ついていた帯もまだ覚えている。だからってその時読んだわけではないんだが。それから何年かしてやっとこの本を読むようになった頃、あまり抵抗なく「そんなこともあるなぁ」と思う自分に対して、歳をとったと感じてしまった。また何年か後にこれを読んだら感想はまた違ったものになる気がする。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.25
(4pt)

予想外の展開、大人の恋

私ははじめこの本を、ノルウェイの森タイプの青春恋愛小説として読んでいました。しかし読み続け、既婚男性の恋物語であるとわかって、ちょっと面食らいました(不意打ちを食らったと言う方が正しいかも)。そこにはある程度の歳と経験を経た人でないと分からないであろう心境が、実に見事な筆で描かれているようです。が、まだその年齢に達していない自分には「こういう状況になると、いずれこんなふうに考えるんだろうな」程度の理解しかできませんでした。今の年齢、今の状況(未婚)のままであれば、再読しても同じ印象しかもてないかもしれません。従ってこの本は、もっともっと後になってから、再読してみたいと考えさせられました。そのときになればもっと主人公やそれを取り巻く情景が理解できるかもしれないと思ったからです。そのころになると、星を五つつける評価を下したくなるように気変わりがするだろう、そんな気がします。今のところは、理解の及ばない範囲が多かったと言うことで、星を四つにさせていただきます。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.24
(5pt)

現在恋をしている既婚男性に送りたい。

ノルウエイの森以来の春樹ファンです。村上ワールドにはまり、様々な作品を読みましたが、自分の中ではノルウェイの森の他にダンス・ダンス・ダンスとこの作品が、お気に入りの三部作です。今ちょうど既婚男性の恋人がいるので、彼の気持ちに重ねて読んでみたり近いうちに、彼にこの作品をプレゼントしようと思ってます。結末は腑に落ちないですが、正しい選択なのかな。。。例え恋が終わってしまっても、いつまでも心の中だけでは生き続けたいものですが時と共に、記憶の中から薄らいでいってしまうと思うととても淋しいものです。
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4062630869
No.23
(5pt)

5回読み返した作品です!

ダンス・ダンス・ダンスと並ぶ村上ワールドの傑作。主人公と自分を重ねたくなる作品で30半ばの読者は多くが共感できるのではないかと思います。いい作品というものは、テレビのように映像は見えないが、目の前で物語が再現されるような錯覚に陥りますが、これもその域の作品です。島本さんはきっと黒木瞳のような感じなんでしょうね。イズミが怖い。でも自分のお店を持ってる主人公は羨ましい!
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4062630869
No.22
(5pt)

過去に愛した人と現在愛している人

誰にでもきっといる、心の奥底にいる、愛していた人。忘れていた頃にそんな人に再会したら?現在の恋人と平穏に暮らすか、平穏を壊してまで愛した人と一緒になるか・・・。この本を読んで、どっちが正しいんだろう・・・って考えてしまいました。その答えはわからないけど、このお話の結末はこうあるべきだと思いました。本当に好きな人とは一緒になれないのかな・・・
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.21
(5pt)

これからも獲得できないもの、これまで失って来たもの。

 理屈で物語りを読む人は可哀想だ。ここには、ある種類の希望があって、それは絶対につかめない。本文中にもあるように「国境の南、太陽の西」はヒステリアシベリアナって心(脳)の病を比喩したしたもので、喪失をうたったものだった。島本サンは「僕」のある種の希望だった。そんな「決して失ってはならないもの。」だったはずの島本サンとの遅すぎた再開を果たして、「僕」は困惑して行く。 爽やかなエンディングなんて、始めから用意されていない。すごく切なくて悲しいけど、最後にはやはり家族か彼女かの選択が待っていた。家族には「責任と子供」がある。でも、「希望」を失っては生きて行けない。「僕」があの時、飛行機(車?)の中で島本サンにキスしなかった事が何を意味していたのか?「本当に」島本サンを失ってしまった「僕」が最後に見たのは倦怠と喪失の影だった。 少年時代の「僕」と自分の幼稚園児代が重なった様ですごく切なかった。客観的に見ても、やっぱりその辺り描写が綺麗です。
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4062630869
No.20
(5pt)

流さず、ゆっくり噛み締めて読みたい作品です

数ある村上作品のなかで一番好きです。タイトル・冒頭・内容・文体・終わり方すべて完璧。私が過去、三回読み返したのは、この一冊だけです。彼の作品では珍しく娘がいる設定も新鮮だし、昔好きだった人への感情が痛いほど繊細に描かれています。最後も余韻に浸ってしまう終わり方で、すっかり主人公になりきっている自分がそこにいました。何年か時間をおいて、じっくり読み返すと改めてまた考えさせられる・・・そんな一冊です
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4062630869
No.19
(5pt)

主人公と同世代に立ってこその味わい深さ

村上春樹の作品は、好きなのか好きでないのかよく分からないという実に中途半端な捉え方できたにもかかわらず、話題性の高さゆえに自分でも手にとってしまう、そういう接触をしてきた。そのくせ、ひとたび読み始めると、吸いこまれるように最後まで一気に読まされてしまうのが常なのだ。この作品は、一番惹かれた一冊かもしれない。私には主人公のように、過去に置き去りにしたか封じ込めてきた思いや切なさというものはない。誰かに埋めてもらわねばいられない自分の中の喪失感というものを感じたことも別にない(それは私が自分の手で埋めるしかないと感じているものだから)。ふだんなら私は、他の女性と平気で寝る主人公の勝手な言い種にいたく嫌悪感を感じることだろう。それなのにどうしてなのか。彼の苦しみや心の痛みがひどくやるせない。イズミの辛さを理解するよりもなお彼の心を理解したいと思うのは何故なのか。性差のために味わえないのではないかと思ってきた小説はいくらもあったけれど、本書はなぜだか深くゆるやかに心に浸みてくる。結婚して15年。そういう時期にさしかかった男女が、この小説の旨味をいちばんに味わえるものなのかもしれない。それにしても、疲れすら感じさせずに一気に読まされてしまった。感服。
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4062630869
No.18
(5pt)

手の届かないもの

 僕たちには、あのころはなんとかなりそうだったのに、もうどうやっても取り戻せないものがたくさんありますよね。そして、そういうものこそ、なんとか取り戻したいものです。そんな気持ちを熱く、哀しく、虚しさをかんじさせながら淡々と描く作品です。読んでいると「島本さん」へのイメージが自分の失ったものにどんどん重なり、寂しいけど、なにか懐かしい気持ちにもなりました。僕の中では、村上作品の中のベストです。
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4062630869
No.17
(5pt)

小さくても輝いている作品

この「国境の南、太陽の西」という本は、春樹作品の中でも私がもっとも気に入っているものの一つである。かつて失ったかけがえのないものを取り戻す機会に直面したとき、それを手にするためには現在手にしているものすべてを失わなくてはならないとしても私たちは過去を求めようとするのだろうか。そんなことを考えさせてくれた小説だ。・・・私には今を捨てることはきっとできないだろう。それは過去を失っていない証拠かもしれない。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.16
(5pt)

絶対的なもの

村上春樹の作品の中では、「世界の終わり」や「ねじまき鳥」が傑作だと思うが、何度も繰り返して読んでしまうのはこの作品。主人公が相手の中に求める「自分のための絶対的な何か」に深く共感するからだろう。知らなければ、気付かないまま終わるのだろうけど、一度それを見つけてしまうと、自分がいかに孤独の中にいたかを知り、失ってしまうと、飢え苦しむことになる絶対的な何か。何度読んでも、主人公と一緒に追体験してしまう。小学校の頃の満ち足りた日々の話には心が温かくなります。
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4062630869
No.15
(3pt)

変化と不変の協奏曲

最初読んだときは、「ノルウェイの森」のダメなバージョン、という印象しか持ちませんでした。80年代の村上春樹を読んできたためか、彼の本はこうあるべき、と私が勝手にイメージを投影してしまっていたのだと思います。接し方を変え、フェアな態度で読んでみると、この本の良さがいろいろと見えてきます。何人かの女性が登場するわけですが、彼女たちは「僕」を理解しえない、という諦念と、彼女たちとの関係性においてしか自己の存在を規定できない、という確信がないまぜになった、「僕」の心の奥を見ていくのは不思議な感覚です。誰しもが似たような経験を持っているのではないでしょうか。読んでいると、自分自身の人生を振り返させられ、心の平静を保ち続けるのが難しい、という意味では良い小説だと思いますが、作り物っぽい印象が拭いきれないのが残念です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.14
(4pt)

ひと味違う村上ワールドです

自称村上ファン。デビュー3部作は後追いだったが、後は初版本を購入して読んでいる村上ファンです。初期の村上ファンにありがちな、ノルウエーの大ブレイクにちょっと意外な印象を受けている一人です。しかし、この作品は、30歳代の既婚男性に、自信を持ってお薦めします。若き日の淡い恋心を心の片隅においている人、あるいは、事情ゆえに若き日に最愛の女性と結ばれることがなかった人たち。そんな方々にお薦めします。読めば読むほど味わいが広がる、そんな本です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.13
(5pt)

読み返したくなる

ストーリー性の高い一連の他の作品の後に、この本を初めて読んだ時は、起承転結の少ないぼんやりした作品のような印象を受けました。しかし、就職し、自分の日常生活に起承転結がないようになると、この作品のすばらしさが分かるようになりました。ただ時間のみが流れ、人生で何か重要なことを失っているのではないかというような不安・焦燥感を感じている大人のための本だと思います。
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4062630869
No.12
(3pt)

AN ONLY CHILD

さほど鮮烈なかんじを受けなかった。ボク自身、自分のことを語るときも「ひとりっこ」というキーワードははづせない。この物語の主人公の"ボク"もそうだし、物語中の小学生の頃の思い出の女性もそうでこれまた「ひとりっこ」である。ひとりっこであることが、この小説においてなにか示唆的な緊張感を与えているのは、お互いの関係性の源泉となるべき共通項である「ひとりっこ」が、斥力として作用しかえって、彼女とボクを遠ざけてしまっている点だ。島本さんと数十年ぶりに再会し、濃蜜な時間を戯れてるボクにとっては彼女がイマまで経過した時間の流れを逆流する結果になってしまったとしても、決して、彼女をきづつけることはないだろうという確信めいたものをかんじる。この、特別な既得権益をもつ彼らにとって、世界は流動的に変容し適応不可能なものであったとしても、日常のもつ残虐性みたいなものを突破できる”力”が内包されていると確信する。<今のボクという存在になんらかの意味を見出そうとするなら、ボクは力の及ぶ限りその作業を続けていかなくてはならないだろう>
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4062630869
No.11
(4pt)

無題

タイトルにひかれた。そもそもこの本を読もうと思ったのは学校の現代文センター試験問題集に問題が載っていたからなんだけれども、その短い一部分に強く惹かれた。それはちょうど幼い主人公が島本さんとコールの歌を聴くシーンだったんだけれども。全て読んでみて、予想とは違って大人の恋の話だった。読んでるうちに主人公と一緒に年を取ってるような気がした。きづくとまだ若い自分がいてもう一度生まれ変わったような気になった。
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4062630869
No.10
(4pt)

ひとりっこの宿命

ひとりっこは一人が淋しいのに、一人でいることに慣れているために、一人の時間がないと息が吸えない。 他人といたいのに、いるのがとてもたいへんなのが、私を含めた「ひとりっこ」ではないのだろうか、そんなことを考えて、痛いほどよくわかってしまうからつらい感じがしたお話。 でも、それでも生きていくんだよね。人は、幸せを求めてさ。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.9
(4pt)

国境の南、太陽の西

彼の代表作ノルウェイの森が”100%恋愛小説”ならば、この作品は”100%大人の恋愛”といったところでしょうか、社会にでて、何かに縛られ、自由な恋愛ができない人、過去の甘い思い出をいまだに引きずっている人、なかなか素直に相手に接する事ができない人、すべての人に読んで、そして考えて欲しい一冊です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.8
(4pt)

私も彼にとって通過点なのかなあと思い悲しくなることもありましたが、甘い夢に覚悟のようなものができたと思います。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.7
(5pt)

いつもどおりというすばらしさ

いつもどおりの村上春樹による、いつもどおりのストーリー。不自由のない「僕」の生活と、よみがえる失われたはずの過去。それがこんなにもきっちりと「決まる」とはもはやすばらしいの一言。期待どおりの作品を期待どおりに仕上げるということの難しさを軽くクリアした力量に脱帽。いつになくややホットな「僕」もいい。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869