国境の南、太陽の西

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評判

国境の南、太陽の西の評価:

4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全466件 321〜340 17/24ページ
No.146
(5pt)

中年男のありがちな妄想を見事に具現化

男というものは中年になっても、若い頃につきあった女性の事がいつまでも忘れられず、
今頃は不幸な人生を送ってるんじゃないかなどと勝手にクヨクヨ考えている生き物である。
本書はそんな中年男の妄想を実に見事に具現化していると思う。
普通の作家がこういう小説を書いたら、おそらく陳腐なメロドラマになってしまうのだろうが、村上氏お得意の解釈に悩むキーワードやフレーズが巧みに仕掛けられ、秀逸な芸術作品として仕上げられている。
途中で映画「カサブランカ」みたいで、ちょっと陳腐かなーと思っていたら、最後の方でピアニストが「カサブランカみてえだよ」といって、それ以来主人公の顔を見ると時々冗談で「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を弾くところなどは結構笑えた。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.145
(5pt)

中年男のありがちな妄想を見事に具現化

男というものは中年になっても、若い頃につきあった女性の事がいつまでも忘れられず、
今頃は不幸な人生を送ってるんじゃないかなどと勝手にクヨクヨ考えている生き物である。
本書はそんな中年男の妄想を実に見事に具現化していると思う。
普通の作家がこういう小説を書いたら、おそらく陳腐なメロドラマになってしまうのだろうが、村上氏お得意の解釈に悩むキーワードやフレーズが巧みに仕掛けられ、秀逸な芸術作品として仕上げられている。
途中で映画「カサブランカ」みたいで、ちょっと陳腐かなーと思っていたら、最後の方でピアニストが「カサブランカみてえだよ」といって、それ以来主人公の顔を見ると時々冗談で「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を弾くところなどは結構笑えた。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.144
(5pt)

本気の浮気

相思相愛の初恋が
紆余曲折を経て
ぎりぎりの妥協点で
実を結ぶお話です。
恋愛というのは
さわやかであり
もどかしくもあり
分別があり
いやったらしくもあり
情熱的でもあり
そういうのを総称して恋愛と呼ぶと思いますが
そんな感情が極限にまで描写されています。
浮気と呼ばれるものの手本みたいな感じで
やるんならここまで
パーフェクトにやらないと
誰も許してはくれないでしょうね。
気持ちも行動も含め。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.143
(5pt)

本気の浮気

相思相愛の初恋が
紆余曲折を経て
ぎりぎりの妥協点で
実を結ぶお話です。
恋愛というのは
さわやかであり
もどかしくもあり
分別があり
いやったらしくもあり
情熱的でもあり
そういうのを総称して恋愛と呼ぶと思いますが
そんな感情が極限にまで描写されています。
浮気と呼ばれるものの手本みたいな感じで
やるんならここまで
パーフェクトにやらないと
誰も許してはくれないでしょうね。
気持ちも行動も含め。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.142
(3pt)

文学作品、創作として読むのが良いです。

 この作品の主題は「はじめ(主人公)の身勝手さの在り方」だと思います。
 主人公と似た経験がある人は感情移入できると思います。
しかし、あんまり感情移入しないで、距離を保って読むほうがいいかな?と思います。
 やっぱり、結婚するなら他の女性を好きになることをあきらめるべきです。
それができなくて、歳を重ねても恋をしていたいなら、ずっと独身であるべきです。
 この小説は、結婚はその二者択一を迫られているものだという概念が無く、
一般的な倫理観を破壊しかねません。
 だから、感情移入して読み終わって、気持ちよくなっても、
次の日には「小説でフィクションだな・・・」とふりかえったほうがいい・・・
自分の周りに不幸な人を増やさないために。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.141
(3pt)

文学作品、創作として読むのが良いです。

 この作品の主題は「はじめ(主人公)の身勝手さの在り方」だと思います。
 主人公と似た経験がある人は感情移入できると思います。
しかし、あんまり感情移入しないで、距離を保って読むほうがいいかな?と思います。
 やっぱり、結婚するなら他の女性を好きになることをあきらめるべきです。
それができなくて、歳を重ねても恋をしていたいなら、ずっと独身であるべきです。
 この小説は、結婚はその二者択一を迫られているものだという概念が無く、
一般的な倫理観を破壊しかねません。
 だから、感情移入して読み終わって、気持ちよくなっても、
次の日には「小説でフィクションだな・・・」とふりかえったほうがいい・・・
自分の周りに不幸な人を増やさないために。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.140
(5pt)

A Broken Dream

幾分不協和音的で、不思議な統一感を持ったこの小説の主題は、「夢を追いたい男、夢は嫌いな女」といったところだ。日本で屈指のストーリーテラーで、プロットの巧みさでは英米小説の優れた作家の域にある著者の隠れた傑作である。男は、少年時代の夢を大人になっても持ち続けている。女は、少女時代に見た同じ夢を現実に昇華しなければ、その夢は価値が無いと考えている。純粋な恋愛の葉っぱの裏側に浮き出ている葉脈を読み取らなければ、この小説を読みきったことにはならないだろう。エピローグは、ドラマチックな結末を期待する読者に肩透かしを喰らわせるかもしれないが、当然の帰結といってもよい幕引きだ。セックスと夢と死は連鎖しているが、男にとっては、sex-DREAM-deathだが、女にとってはSEX-(dream)-DEATHなのだ。恋愛を生きることに関して、女の方がずっと厳しい。女は、現実から逃れて夢を見続けるといった曖昧な糸の切れた凧みたいな感覚が大嫌いなのだ。一方、男の長く続く夢は、いつか壊れてしまうことを知りながら、眼が覚めるまで見続けたいと思うイマジネーションの産物。女のリアリズムに男のナイーヴな夢が敗北を喫するThe Same Old Story…。男が夢の破片を掃き掃除しなければならない惨めなステージだ。ニール・ヤングの“僕は夢見る男。あなたはただの夢だから、他の女に代わっても同じこと”という強がりはこの局面では通用しないのである。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.139
(5pt)

A Broken Dream

幾分不協和音的で、不思議な統一感を持ったこの小説の主題は、「夢を追いたい男、夢は嫌いな女」といったところだ。日本で屈指のストーリーテラーで、プロットの巧みさでは英米小説の優れた作家の域にある著者の隠れた傑作である。男は、少年時代の夢を大人になっても持ち続けている。女は、少女時代に見た同じ夢を現実に昇華しなければ、その夢は価値が無いと考えている。純粋な恋愛の葉っぱの裏側に浮き出ている葉脈を読み取らなければ、この小説を読みきったことにはならないだろう。エピローグは、ドラマチックな結末を期待する読者に肩透かしを喰らわせるかもしれないが、当然の帰結といってもよい幕引きだ。セックスと夢と死は連鎖しているが、男にとっては、sex-DREAM-deathだが、女にとってはSEX-(dream)-DEATHなのだ。恋愛を生きることに関して、女の方がずっと厳しい。女は、現実から逃れて夢を見続けるといった曖昧な糸の切れた凧みたいな感覚が大嫌いなのだ。一方、男の長く続く夢は、いつか壊れてしまうことを知りながら、眼が覚めるまで見続けたいと思うイマジネーションの産物。女のリアリズムに男のナイーヴな夢が敗北を喫するThe Same Old Story…。男が夢の破片を掃き掃除しなければならない惨めなステージだ。ニール・ヤングの“僕は夢見る男。あなたはただの夢だから、他の女に代わっても同じこと”という強がりはこの局面では通用しないのである。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.138
(4pt)

みんなで切ない

この小説を読んでいたら「浮気」ってしても良いんではないか?というオイシイ感情が浮かんでしまう、何だかドラマチックに書かれているために勘違いしてしまう自分が恐い。
でもやはり人を好きになるって事は本能であって結婚とか浮気っていう概念は後着けで作られた物のため、タイミングが合わなかった凄く好きな人が急に目の前に現れたらやはりなるようになってしまう、というほうが自然な事のような気もする。そのへん複雑ですが読んでいてドキドキする作品でした。
「店には落ちつくべき次期と、変化する次期がある、それは人間と同じなのだ。」と主人公が言っておりましたが、この言葉が作中一番心に残りました。
 
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.137
(4pt)

みんなで切ない

この小説を読んでいたら「浮気」ってしても良いんではないか?というオイシイ感情が浮かんでしまう、何だかドラマチックに書かれているために勘違いしてしまう自分が恐い。
でもやはり人を好きになるって事は本能であって結婚とか浮気っていう概念は後着けで作られた物のため、タイミングが合わなかった凄く好きな人が急に目の前に現れたらやはりなるようになってしまう、というほうが自然な事のような気もする。そのへん複雑ですが読んでいてドキドキする作品でした。
「店には落ちつくべき次期と、変化する次期がある、それは人間と同じなのだ。」と主人公が言っておりましたが、この言葉が作中一番心に残りました。
 
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.136
(5pt)

本格的で素直な恋愛小説

村上作品では、
本格的で恋愛小説。
「ノルウェーの森」に次いで、
正面きって恋をテーマにしてます。
喪失感や他人との関係性の欠落といった村上作品のテーマは、
本作でもしっかり描かれていますが、
本作はしっかりと恋の始まりと終わりを描ききった点で、
シンプルな作品だと思います。
主人公はもてない男のはずなのだけど、
ストーリーの中では、
しっかり女性からもてていて、
村上作品に共通するお約束はしっかり生きています。
「ぼくは女にもてるって」いつか書いてもらいたいものです。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.135
(5pt)

本格的で素直な恋愛小説

村上作品では、
本格的で恋愛小説。
「ノルウェーの森」に次いで、
正面きって恋をテーマにしてます。
喪失感や他人との関係性の欠落といった村上作品のテーマは、
本作でもしっかり描かれていますが、
本作はしっかりと恋の始まりと終わりを描ききった点で、
シンプルな作品だと思います。
主人公はもてない男のはずなのだけど、
ストーリーの中では、
しっかり女性からもてていて、
村上作品に共通するお約束はしっかり生きています。
「ぼくは女にもてるって」いつか書いてもらいたいものです。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.134
(5pt)

マイ・ベスト・村上

村上作品のすべてを読んでいる訳ではありません。 これまで読んだ中で、最も面白かったのはカフカで、何回も読みたくなるくらい理屈抜きで好きなのが、この作品。最高傑作との呼び声高い「ねじ鳥」は途中で挫折したので、偉そうなことは言えません。「ダンスダンスダンス」「世界の終りと〜」も途中挫折(笑)。独特のシュールな舞台設定についていけないようです。ですが、羊三部作、「ノルウェイの森」は中学時代に読み、カフカと「スプートニクの恋人」は30代になってから大変楽しんで読めました。ですから、もし「世界の終り〜」や「ねじ鳥」で「村上は合わない」と挫折された方も、この本から手に取られてはいかがでしょうか?島本さんという初恋の女性は、「もしかしたらこうなっていたかも」という過去への幻想を具現化した存在なんでしょうね。今はこういう人生を送っているけれども、本当は○○していたかも知れない、という幻想を絶ち切る=島本さんと決別し家庭に戻る、なのかな、と。それだけではないでしょうけれど、今の自分(30代)に一番呼応するのがそこの部分。私自身が、「もしかしたら〜になっていたかも知れない自分」という心地よい甘い幻想と決別出来るのはいつのことでしょうか?
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.133
(5pt)

マイ・ベスト・村上

村上作品のすべてを読んでいる訳ではありません。 これまで読んだ中で、最も面白かったのはカフカで、何回も読みたくなるくらい理屈抜きで好きなのが、この作品。最高傑作との呼び声高い「ねじ鳥」は途中で挫折したので、偉そうなことは言えません。「ダンスダンスダンス」「世界の終りと〜」も途中挫折(笑)。独特のシュールな舞台設定についていけないようです。ですが、羊三部作、「ノルウェイの森」は中学時代に読み、カフカと「スプートニクの恋人」は30代になってから大変楽しんで読めました。ですから、もし「世界の終り〜」や「ねじ鳥」で「村上は合わない」と挫折された方も、この本から手に取られてはいかがでしょうか?島本さんという初恋の女性は、「もしかしたらこうなっていたかも」という過去への幻想を具現化した存在なんでしょうね。今はこういう人生を送っているけれども、本当は○○していたかも知れない、という幻想を絶ち切る=島本さんと決別し家庭に戻る、なのかな、と。それだけではないでしょうけれど、今の自分(30代)に一番呼応するのがそこの部分。私自身が、「もしかしたら〜になっていたかも知れない自分」という心地よい甘い幻想と決別出来るのはいつのことでしょうか?
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.132
(5pt)

私的名作☆

この小説のテーマは不倫ではなく、欠落感・喪失感・幻想性にあると思います。
とにかく共感するところがとても多かったですね。共感というよりも、まるで自分のことを言われているような感覚になった、と言ったほうが近いかもしれません。
やはりそれは、人間の誰しもが「欠落感」「喪失感」を抱えて生きているからだと思います。自分の中にあるその空虚を埋めようとし続ける作業が、人生だと言える部分もあるでしょう。
主人公のソレは、有紀子との理想的な結婚と仕事の成功で埋まったようにも見えました。しかし、かつて自分に全てを与えてくれた人(そういう感情を抱かしてくれた人)島本さんとの再会により、隠れていた空虚や喪失が動き出し、主人公は彼女の中に「本来あるべき自分」を見出していきます。そして日常は一気にひっくり返ります。
そういった「吸引性」は、人生のひとつの導きとも言えるかもしれません。
主人公はどうしようもなくそれを求めてしまう中で、決定的に人を(自分も)傷つけることを繰り返していきます。その部分を強烈に描いているところが、私の中では印象的でした。
これは、人間の持ちうる悲劇性の物語とも言えるかもしれません。
また最後の有紀子の言葉は、救いでもあるような気もします。
「あなたはまた私を傷つけるかもしれない。今度は私があなたを傷つけるかもしれない。何かを約束することなかんか誰にもできないのよ。でもとにかく、私はあなたのことが好きよ。それだけのことなの」(要約)本当に「それだけのこと」だけが確かなことなのかもしれません。
そして、幻想の消えた主人公が、新しい世界へ動き出しそこにあるものを掴むべく、その世界の重みを感じる姿が心に残りました。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.131
(5pt)

私的名作☆

この小説のテーマは不倫ではなく、欠落感・喪失感・幻想性にあると思います。
とにかく共感するところがとても多かったですね。共感というよりも、まるで自分のことを言われているような感覚になった、と言ったほうが近いかもしれません。
やはりそれは、人間の誰しもが「欠落感」「喪失感」を抱えて生きているからだと思います。自分の中にあるその空虚を埋めようとし続ける作業が、人生だと言える部分もあるでしょう。
主人公のソレは、有紀子との理想的な結婚と仕事の成功で埋まったようにも見えました。しかし、かつて自分に全てを与えてくれた人(そういう感情を抱かしてくれた人)島本さんとの再会により、隠れていた空虚や喪失が動き出し、主人公は彼女の中に「本来あるべき自分」を見出していきます。そして日常は一気にひっくり返ります。
そういった「吸引性」は、人生のひとつの導きとも言えるかもしれません。
主人公はどうしようもなくそれを求めてしまう中で、決定的に人を(自分も)傷つけることを繰り返していきます。その部分を強烈に描いているところが、私の中では印象的でした。
これは、人間の持ちうる悲劇性の物語とも言えるかもしれません。
また最後の有紀子の言葉は、救いでもあるような気もします。
「あなたはまた私を傷つけるかもしれない。今度は私があなたを傷つけるかもしれない。何かを約束することなかんか誰にもできないのよ。でもとにかく、私はあなたのことが好きよ。それだけのことなの」(要約)本当に「それだけのこと」だけが確かなことなのかもしれません。
そして、幻想の消えた主人公が、新しい世界へ動き出しそこにあるものを掴むべく、その世界の重みを感じる姿が心に残りました。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.130
(5pt)

喪失感が胸に迫る。

幸せな日常を送る主人公の前に、かつて最も好きだった女性が現れる。
村上春樹お得意の喪失感が胸に迫る。
これ読むといつも泣く。
切ない本です。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.129
(5pt)

喪失感が胸に迫る。

幸せな日常を送る主人公の前に、かつて最も好きだった女性が現れる。
村上春樹お得意の喪失感が胸に迫る。
これ読むといつも泣く。
切ない本です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.128
(4pt)

吸引力!

ハジメくんの言う「吸引力」(抗いようの無い、また他人に説明する事の出来ない自身の性的欲求の事)のある人生と、無い人生のどちらが良いのかによって評価は異なる。
が、恐らく40才前ぐらいに過去の思い通じた事のある人物との邂逅により(人により大きさは異なるであろうが)「吸引力」を感じない人は少数派ではないだろうか?
出版された当時にはサラリとした印象で、すぐに薄れたが、歳を取って読み返しその評価ががらりと変わった。
「吸引力」を飼いならそうとする事がいわゆるオトナであり、その事に異論はないが、逆らえない、抗えない何かを感じる事もある種の醍醐味です。
「吸引力」を感じても相手にされない様では困るのし、「吸引力」はいつくるか分からない。「吸引力」を感じつつ、節度ある行動をとる事が出来るオトナでありたい、と感じました。
逆らえないから流れに任せてしまった、は小説としては必要かもしれませんが、現実にはちょっとね。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.127
(4pt)

吸引力!

ハジメくんの言う「吸引力」(抗いようの無い、また他人に説明する事の出来ない自身の性的欲求の事)のある人生と、無い人生のどちらが良いのかによって評価は異なる。
が、恐らく40才前ぐらいに過去の思い通じた事のある人物との邂逅により(人により大きさは異なるであろうが)「吸引力」を感じない人は少数派ではないだろうか?
出版された当時にはサラリとした印象で、すぐに薄れたが、歳を取って読み返しその評価ががらりと変わった。
「吸引力」を飼いならそうとする事がいわゆるオトナであり、その事に異論はないが、逆らえない、抗えない何かを感じる事もある種の醍醐味です。
「吸引力」を感じても相手にされない様では困るのし、「吸引力」はいつくるか分からない。「吸引力」を感じつつ、節度ある行動をとる事が出来るオトナでありたい、と感じました。
逆らえないから流れに任せてしまった、は小説としては必要かもしれませんが、現実にはちょっとね。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869