国境の南、太陽の西

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評判

国境の南、太陽の西の評価:

4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全466件 241〜260 13/24ページ
No.226
(5pt)

人生の参考書

この本を読んだのは二十歳の時でした。
村上春樹は当時、読者とのメールのやり取りをまとめてサイトにアップしていて、そこでこの本を読んだ読者の感想に村上氏自身が解答していました。

ここのレビューにもあるように年を追うごとに理解が深まり共感ができる本だとあったので、当時若かった自分は、もしかしたら未来の自分の姿がこの本の中にあるのかもしれないと考え何十回も読み返し頭の中に叩き込みました。

年を重ねるという事は今まで自分が選択してきたものに押しつぶされていったり、自分が生み出した次の世代の肥やしになっていく事であり、愛する人や子供や成功したビジネスがその選択を正当化する理由にはなりえても、最後に待っているのは責任であり、十分に成熟していないとその責任に耐え切れず夢に逃げてしまう場合が多々あるのでしょう。

人間は状況に流されて自分に合わないものを選択してしまったり、無理に相手に合わせてしまったりしながら膨大な時間を過ごしてしまいます。そいうことを若いうちに気がつくことができました。

周りには不倫で家庭を崩壊させていったり、夢を追って無鉄砲な賭けにでて大やけどしたり、お金を手にしても自分の時間が全くなくなってしまったりする大人であふれかえっています。

辛い時、寂し時、飢え渇いている時、妥協した決断はしない方がいいのかもしれないと思いました。そして妥協しないのであれば腹を括る覚悟も必要です。
もしはじめが寂しさに耐え抜き独身で36歳までいればどこかでまた島本さんと結ばれたかもしれないのですから。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.225
(5pt)

人生の参考書

この本を読んだのは二十歳の時でした。
村上春樹は当時、読者とのメールのやり取りをまとめてサイトにアップしていて、そこでこの本を読んだ読者の感想に村上氏自身が解答していました。

ここのレビューにもあるように年を追うごとに理解が深まり共感ができる本だとあったので、当時若かった自分は、もしかしたら未来の自分の姿がこの本の中にあるのかもしれないと考え何十回も読み返し頭の中に叩き込みました。

年を重ねるという事は今まで自分が選択してきたものに押しつぶされていったり、自分が生み出した次の世代の肥やしになっていく事であり、愛する人や子供や成功したビジネスがその選択を正当化する理由にはなりえても、最後に待っているのは責任であり、十分に成熟していないとその責任に耐え切れず夢に逃げてしまう場合が多々あるのでしょう。

人間は状況に流されて自分に合わないものを選択してしまったり、無理に相手に合わせてしまったりしながら膨大な時間を過ごしてしまいます。そいうことを若いうちに気がつくことができました。

周りには不倫で家庭を崩壊させていったり、夢を追って無鉄砲な賭けにでて大やけどしたり、お金を手にしても自分の時間が全くなくなってしまったりする大人であふれかえっています。

辛い時、寂し時、飢え渇いている時、妥協した決断はしない方がいいのかもしれないと思いました。そして妥協しないのであれば腹を括る覚悟も必要です。
もしはじめが寂しさに耐え抜き独身で36歳までいればどこかでまた島本さんと結ばれたかもしれないのですから。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.224
(2pt)

これは違う・・と思いました。

発刊されてしばらくしてから読んだと思うので
今からもう15年近く前だと思います。この本を読んで
これ以降の村上さんの本を読むのをやめてしまったので
そういう意味で思い出深い本です。

素晴らしい、と言うレビューがたくさんあるので
もう1度読み返した方がいいのかもしれませんが
その時の印象があまりにも作り物と言うか、上滑りと言うか
心がこもっていないというか・・・
その数年前の作品との重さの違いにちょっと驚いたくらいです。
単行本を買いましたが、たぶんすぐに人にあげたか
処分してしまったと思います。

思えば「TVピープル」の辺りから自分には合わなかったので
これが決定的だったのかなと思います。

今でも80年代のエッセイは大好きでよく読みますし
その頃の短編、長編は全部好きです。「はいほー」の中の
can you speak English? という題のエッセイは
まったくその通り、と何度読んでも頷いてしまいます。

村上さんの本を読まなくなって久しいので
レビューを書いてもいいものか?と思いましたが
最近ちょっとこの本について話題が出たので
思い出した次第です。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.223
(5pt)

一人っ子の、一人っ子による、一人っ子のためのとても一人っ子な作品です。

村上春樹さんの作品は、これまでほとんど読みましたが、もしも一つだけ選ぶとしたらダントツでこの作品を挙げます。
 もちろん、『ノルウェイの森』や 『ねじまき鳥クロニクル』なども傑作だとは思います。
 が、私は断然にこの『国境の南、太陽の西』です。
理由は至ってシンプルなもので、それは私が作中の主人公と同じように一人っ子だからです。

 2012年には珍しくありませんが、私(現在、29歳)の子どもの頃はまだ、作中と同様に一人っ子は珍しく、クラスに一人か二人でした。
 そのことに疎外感や劣等感を抱いて育ったわけではありませんが、作中で描かれる一人っ子の心情や考え方について、共感する部分は私自身とても多く、高校生の頃に初めて読んだ時には、一人っ子のことを言語化する作品にようやく出会うことができたのだと感銘を受けました。

 それ以来、この作品は、母子家庭の少年を爽やかに描いた山田詠美さんの『僕は勉強ができない』と並び、私の読書史における金字塔的な存在となりました。

 現在は、少子化の流れを受けて、一人っ子も市民権を獲得し、作中で描かれる一人っ子の持つ希少性(そうしたものがあるとしたらの場合ですが)は、わかりにくく、伝わりにくいものになりつつあります。

 それは、一人っ子とはとても対照的な存在である子だくさんの大家族をテーマにしたドキュメンタリー番組が多く放送され、一般の耳目を集めていることからも明らかだと思われます。
 現在は、一人っ子であることよりも、兄弟が多いことが特異性を獲得してしまったのです。

 もう十年も経てば、一人っ子であることは、今以上に当たり前になり、集団における多数の地位を占めるでしょう。残念なことですが、この作品の時代性も序々に失われてしまうわけです。が、その時になったらなったで、私はまた、『国境の南、太陽の西』の描く一人っ子の希少性がわかる一人っ子として、自らに希少性を見い出すために再びこの本を手にとるのではないかと思っています。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.222
(2pt)

これは違う・・と思いました。

発刊されてしばらくしてから読んだと思うので
今からもう15年近く前だと思います。この本を読んで
これ以降の村上さんの本を読むのをやめてしまったので
そういう意味で思い出深い本です。

素晴らしい、と言うレビューがたくさんあるので
もう1度読み返した方がいいのかもしれませんが
その時の印象があまりにも作り物と言うか、上滑りと言うか
心がこもっていないというか・・・
その数年前の作品との重さの違いにちょっと驚いたくらいです。
単行本を買いましたが、たぶんすぐに人にあげたか
処分してしまったと思います。

思えば「TVピープル」の辺りから自分には合わなかったので
これが決定的だったのかなと思います。

今でも80年代のエッセイは大好きでよく読みますし
その頃の短編、長編は全部好きです。「はいほー」の中の
can you speak English? という題のエッセイは
まったくその通り、と何度読んでも頷いてしまいます。

村上さんの本を読まなくなって久しいので
レビューを書いてもいいものか?と思いましたが
最近ちょっとこの本について話題が出たので
思い出した次第です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.221
(5pt)

一人っ子の、一人っ子による、一人っ子のためのとても一人っ子な作品です。

村上春樹さんの作品は、これまでほとんど読みましたが、もしも一つだけ選ぶとしたらダントツでこの作品を挙げます。
 もちろん、『ノルウェイの森』や 『ねじまき鳥クロニクル』なども傑作だとは思います。
 が、私は断然にこの『国境の南、太陽の西』です。
理由は至ってシンプルなもので、それは私が作中の主人公と同じように一人っ子だからです。

 2012年には珍しくありませんが、私(現在、29歳)の子どもの頃はまだ、作中と同様に一人っ子は珍しく、クラスに一人か二人でした。
 そのことに疎外感や劣等感を抱いて育ったわけではありませんが、作中で描かれる一人っ子の心情や考え方について、共感する部分は私自身とても多く、高校生の頃に初めて読んだ時には、一人っ子のことを言語化する作品にようやく出会うことができたのだと感銘を受けました。

 それ以来、この作品は、母子家庭の少年を爽やかに描いた山田詠美さんの『僕は勉強ができない』と並び、私の読書史における金字塔的な存在となりました。

 現在は、少子化の流れを受けて、一人っ子も市民権を獲得し、作中で描かれる一人っ子の持つ希少性(そうしたものがあるとしたらの場合ですが)は、わかりにくく、伝わりにくいものになりつつあります。

 それは、一人っ子とはとても対照的な存在である子だくさんの大家族をテーマにしたドキュメンタリー番組が多く放送され、一般の耳目を集めていることからも明らかだと思われます。
 現在は、一人っ子であることよりも、兄弟が多いことが特異性を獲得してしまったのです。

 もう十年も経てば、一人っ子であることは、今以上に当たり前になり、集団における多数の地位を占めるでしょう。残念なことですが、この作品の時代性も序々に失われてしまうわけです。が、その時になったらなったで、私はまた、『国境の南、太陽の西』の描く一人っ子の希少性がわかる一人っ子として、自らに希少性を見い出すために再びこの本を手にとるのではないかと思っています。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.220
(5pt)

村上春樹の長編入門に良いかも

基本的に村上春樹を読み始めたい人には「めくらやなぎと眠る女」や「象の消滅」あたりの短編集をオススメしていますが、初めてだけどどうしても長編を読みたい!という人にはこの作品をオススメします。

「ねじまき鳥クロニクル」から枝分かれして生まれた本作は、村上春樹の長編の中では珍しく“王道”で非常に読みやすいです。それでいて村上春樹らしさも薄味ながら溶け込んでいるので、入門編としてはベストなんじゃないでしょうか。(ちなみに濃い味をご所望の方には「ねじまき鳥クロニクル」をオススメしています)
終始暗い雰囲気はあるのですが、それでも描写は鮮やかなんですよね。
切ない物語ですが、どこか生命力を与えてくれます。
少し前には「秒速5センチメートル」というアニメーション映画が明らかにこの作品と似ていて(というか、全く同じセリフがあります)一部で話題になりました。
パクられるのも魅力があるからだと思います。
文句なくオススメです。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.219
(5pt)

村上春樹の長編入門に良いかも

基本的に村上春樹を読み始めたい人には「めくらやなぎと眠る女」や「象の消滅」あたりの短編集をオススメしていますが、初めてだけどどうしても長編を読みたい!という人にはこの作品をオススメします。

「ねじまき鳥クロニクル」から枝分かれして生まれた本作は、村上春樹の長編の中では珍しく“王道”で非常に読みやすいです。それでいて村上春樹らしさも薄味ながら溶け込んでいるので、入門編としてはベストなんじゃないでしょうか。(ちなみに濃い味をご所望の方には「ねじまき鳥クロニクル」をオススメしています)
終始暗い雰囲気はあるのですが、それでも描写は鮮やかなんですよね。
切ない物語ですが、どこか生命力を与えてくれます。
少し前には「秒速5センチメートル」というアニメーション映画が明らかにこの作品と似ていて(というか、全く同じセリフがあります)一部で話題になりました。
パクられるのも魅力があるからだと思います。
文句なくオススメです。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.218
(4pt)

満たされないもの

一人っ子だった主人公の少年時代、同じ一人っ子だった女の子との淡い初恋がスタートです。
主人公の性格やこだわりはこれまでの村上作品の主人公と共通するものがある。
恋人ができても初恋の人を忘れられず、それでもようやく何を感じた相手と結婚する。
仕事も家庭も順調だったある日、初恋の相手と再会した。
謎めいた美女になった彼女との関係は、仕事と家庭をすべて捨てる決意をした夜に終わりを迎える。
かなり露骨な性描写もあるけれど、それがあくまで肉体だけではなく精神的なものへと発展しているのが文学なのでしょうか。
心の中にある満たされないものをリアルに描き出していた。
それにしても初恋の人はあまりにミステリアスだったけどね。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.217
(5pt)

一人っ子必読。

主人公が最後に妻にむけて話す言葉が、最高に心を打つ。
本当に大好きな作品。

国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.216
(4pt)

純恋愛

現実的なストーリーであるが、幻想的でもある。

恋愛で得る、感動と経験。失った代償としての欠落感、喪失感。
二度と会えないと思った人物と巡り合える奇跡と激情。

一見、分かりやすく、しかし読書後は何か見落としてしまった気がする。浅いのか深いのか、現実的なのか、幻想的なのか。よく分からないが、傑作であることはなんとなく分かった。


国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.215
(5pt)

村上春樹の私小説めいた

村上春樹の奥さんが、彼の作品の中で一番好きな作品と評した本。(の、はず。出典がわからなくて恐縮ですが・・。記憶違いだったらすみません。)で、それをきっかけに読みました。
村上春樹作品は「海辺のカフカ」「ねじまき鳥・・」以外は、ほぼ読んでいるのですが、これは読み逃していました。

村上春樹作品は、「幻想フィクション(設定が現実離れしている)」「現実フィクション(現実的な設定)」「エッセー・対談・ルポ等のノンフィクション」と大きく大別できるように思うのですが、この本は2番目の「現実フィクション」です。

「ノルウェーの森」も現実フィクションだったのでとっつきが良かったのですが、この「国境の南、太陽の西」も読みやすかったです。
女性は、「村上春樹作品は読みにくい」と思っている人が結構いるように思います。それは、村上春樹の「幻想フィクション」モノが苦手なのではないでしょうか?
実は、私も昔から村上春樹作品を読んでも読んでも面白さが腹に落ちず、「ノルウェイの森」で初めて「面白い!」とようやく思えた人間です。その後は「村上春樹ノンフィクションもの」を読んで、「幻想フィクションもの」もようやく面白いと思えるようになりました。

村上春樹の奥さんが「この本が好き」と言っていたのもの分かる気がします。

内容は非常に私小説めいています。太宰治が繰り返し自分をモデルにしたような作品を書いていますが、それに近いものを感じます。

この本を読む前に村上春樹 インタビュー集「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」を読みましたが、その中で、「様々な文体にチャレンジしながら作品を書いている」とありましたので、この作品は、いわば「私小説文体」とでもいうものではないかと。

結論としては、読みやすく、飽きることなく集中して楽しんで読めた本です。(別に楽しい内容ではないですが)
「村上春樹の面白さが分からない!」と周りの女性に言われてしまうムラカミファンの男性陣は、「ノルウェイの森」又はこの本を薦めてムラカミ作品とっつきにすることをお勧めします。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.214
(3pt)

典型的な村上春樹作品。

名誉だけでなく、経済的にも成功をおさめた日本では稀有の純文学作家・村上春樹の中編小説。

相変わらずおしゃれなイメージは完全。それでいて、いろんなことを思わせられ、考えさせられる。
例えるなら、とても綺麗で甘く飲みやすい、それでいてアルコール度数だけが高いカクテルのような小説。

味は覚えていないのに、酔った感覚だけははっきりと残ってる。
僕の中ではそんな感じで、物語は思い出せないのに面白かった印象だけが残ってます。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.213
(4pt)

満たされないもの

一人っ子だった主人公の少年時代、同じ一人っ子だった女の子との淡い初恋がスタートです。
主人公の性格やこだわりはこれまでの村上作品の主人公と共通するものがある。
恋人ができても初恋の人を忘れられず、それでもようやく何を感じた相手と結婚する。
仕事も家庭も順調だったある日、初恋の相手と再会した。
謎めいた美女になった彼女との関係は、仕事と家庭をすべて捨てる決意をした夜に終わりを迎える。
かなり露骨な性描写もあるけれど、それがあくまで肉体だけではなく精神的なものへと発展しているのが文学なのでしょうか。
心の中にある満たされないものをリアルに描き出していた。
それにしても初恋の人はあまりにミステリアスだったけどね。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.212
(5pt)

一人っ子必読。

主人公が最後に妻にむけて話す言葉が、最高に心を打つ。
本当に大好きな作品。

国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.211
(4pt)

純恋愛

現実的なストーリーであるが、幻想的でもある。

恋愛で得る、感動と経験。失った代償としての欠落感、喪失感。
二度と会えないと思った人物と巡り合える奇跡と激情。

一見、分かりやすく、しかし読書後は何か見落としてしまった気がする。浅いのか深いのか、現実的なのか、幻想的なのか。よく分からないが、傑作であることはなんとなく分かった。


国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.210
(5pt)

村上春樹の私小説めいた

村上春樹の奥さんが、彼の作品の中で一番好きな作品と評した本。(の、はず。出典がわからなくて恐縮ですが・・。記憶違いだったらすみません。)で、それをきっかけに読みました。
村上春樹作品は「海辺のカフカ」「ねじまき鳥・・」以外は、ほぼ読んでいるのですが、これは読み逃していました。

村上春樹作品は、「幻想フィクション(設定が現実離れしている)」「現実フィクション(現実的な設定)」「エッセー・対談・ルポ等のノンフィクション」と大きく大別できるように思うのですが、この本は2番目の「現実フィクション」です。

「ノルウェーの森」も現実フィクションだったのでとっつきが良かったのですが、この「国境の南、太陽の西」も読みやすかったです。
女性は、「村上春樹作品は読みにくい」と思っている人が結構いるように思います。それは、村上春樹の「幻想フィクション」モノが苦手なのではないでしょうか?
実は、私も昔から村上春樹作品を読んでも読んでも面白さが腹に落ちず、「ノルウェイの森」で初めて「面白い!」とようやく思えた人間です。その後は「村上春樹ノンフィクションもの」を読んで、「幻想フィクションもの」もようやく面白いと思えるようになりました。

村上春樹の奥さんが「この本が好き」と言っていたのもの分かる気がします。

内容は非常に私小説めいています。太宰治が繰り返し自分をモデルにしたような作品を書いていますが、それに近いものを感じます。

この本を読む前に村上春樹 インタビュー集「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」を読みましたが、その中で、「様々な文体にチャレンジしながら作品を書いている」とありましたので、この作品は、いわば「私小説文体」とでもいうものではないかと。

結論としては、読みやすく、飽きることなく集中して楽しんで読めた本です。(別に楽しい内容ではないですが)
「村上春樹の面白さが分からない!」と周りの女性に言われてしまうムラカミファンの男性陣は、「ノルウェイの森」又はこの本を薦めてムラカミ作品とっつきにすることをお勧めします。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.209
(3pt)

典型的な村上春樹作品。

名誉だけでなく、経済的にも成功をおさめた日本では稀有の純文学作家・村上春樹の中編小説。

相変わらずおしゃれなイメージは完全。それでいて、いろんなことを思わせられ、考えさせられる。
例えるなら、とても綺麗で甘く飲みやすい、それでいてアルコール度数だけが高いカクテルのような小説。

味は覚えていないのに、酔った感覚だけははっきりと残ってる。
僕の中ではそんな感じで、物語は思い出せないのに面白かった印象だけが残ってます。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.208
(5pt)

ハードカバーがあるのに文庫本も。

今更ですが、最近作中の曲をCDで聴いたりして3度読み返しました。
「国境の南、太陽の西」のモチーフが「1Q84」に受け継がれます。
最近出たインタビュー集を読むとすべての村上本がより楽しく読めますよ。
私のベスト3に入る村上春樹本です(^^ゞ。。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.207
(5pt)

ハードカバーがあるのに文庫本も。

今更ですが、最近作中の曲をCDで聴いたりして3度読み返しました。
「国境の南、太陽の西」のモチーフが「1Q84」に受け継がれます。
最近出たインタビュー集を読むとすべての村上本がより楽しく読めますよ。
私のベスト3に入る村上春樹本です(^^ゞ。。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869