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千里眼 運命の暗示



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千里眼 運命の暗示の評価: 4.22/5点 レビュー 27件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(4pt)

催眠/千里眼ワールドの謎を解き明かす決着の書

 千里眼シリーズは三部作とのことだったから、これは完結編になるのだと思う。前作では、あまりに風呂敷を広げ過ぎてこんなに拡散した物語をどうやってあと一冊で収束させる気なのかと要らぬ心配までしてしまった。まるで『スターウオーズ』シリーズの二作目を見終った時のような気持ちだった。 この三作目に取り掛かって驚いたのは、何と前半部だけでさらに絶望は深まってゆくということ。残りページ数はわずかに残すだけとなり、どうやってこれに落とし前をつけるのかとさらに不安は増すばかり。 そんな不安を杞憂に変えるには、さすがに多くの力業を要したけれども、もともと『催眠』に始まる松岡ワールドは法螺話のオンパレードであるから、その伝でゆけば、この収束の仕方はそれほど変ではないのかもしれない。心理戦という危うい仕掛けの上にいつも成り立っている松岡作品。ライト感覚の理由はそのあたりにあり、面白さの理由も実は同じ場所にある。 そうした強引な力業によって、この本、実は『後催眠』までを含めた『催眠』『千里眼』シリーズの謎のほとんどに決着を着けてしまう。言わば、嵯峨哲也&岬美由紀ワールドそのものの完結編と呼べるような一冊であるのだ。さらに『水の通う回路』事件として作中で歴史扱いされているもの、「祭祀による集団催眠」というあたりは『煙』に関する叙述とも取れる。つまり松岡世界を一旦ここで総括してしまうというような種明かし本と言うこともできるのだ。  とにかくなんでもかんでも作者の催眠的世界に引きずり込んでしまう強引さを是と取るか非と取るかは別として、よくぞまあ物語のここまでの広がりをさしてページも使わずあっという間に収斂させたものだと、正直飽きれると同時に感心もしてしまった。 私はこの種の催眠にはかからないつもりだけれども。
千里眼 運命の暗示Amazon書評・レビュー:千里眼 運命の暗示より
4093860661
No.1:
(5pt)

スカッと爽快、感動の完結篇!

「催眠」「千里眼」の松岡圭祐さんの、今までの集大成ともいえるような千里眼シリーズ3部作完結篇。岬美由紀さんカッコイイ!!嵯峨くんステキ!!映画ではそれぞれ水野美紀さん、稲垣吾郎さんが演じた二人の役の夢の共演もさることながら、国家規模の大スケールの話の結末が爽快ですばらしー!! ほんとうによかった!!この3部作はぜひ1作目から読んでください、超オススメ!!
千里眼 運命の暗示Amazon書評・レビュー:千里眼 運命の暗示より
4093860661

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