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機体消失
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機体消失の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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麻薬の生産は人目につかない空き地があればどこでも出来るが、問題は輸送手段だ。台湾と与那嶺島の間は、日本の領空内であっても台北航空管制区であり、また海は公海上でありながら海難救助は日本の分担という複雑な空域となる。さらに台風が接近すると船も航空機も避難し、近海や空域には誰もいなくなる。そこを200フィート以下の超低空で飛行することで、航空自衛隊のレーダーホライズンの下を抜けコカインの輸送ルートに利用するというのが、かつて米軍気象観測隊に所属していたジョンのアイデアだった。そして、嵐はやってくる。ジョンは時価94億円相当のコカインを載せたセスナを飛ばし、嵐の中で消息を絶った…。一方、NIA副操縦士の江波は、前回の飛行トラブルでの心の傷を癒すため、滝内教官のいる沖縄県下地島を訪れていた。沖縄の強い日差しと、太陽が眩しくきらめくエメラルドグリーンの海、そして、滝内教官の再婚した若妻サキの天真爛漫さに、江波の心の傷はしだいに癒されていく。だが、消えたコカインを捜す組織の人間が島を訪れた時、平和は崩された。追い詰められた組織の男二人は台湾へ逃れるため、女性二人を人質に取って滝内と江波に訓練用B747-400の操縦を強要、ジャンボがハイジャックされてしまった!消えたセスナとコカインの行方は?NIA副操縦士江波は、この苦境を乗り切ることが出来るか? 処女作「パイロット・イン・コマンド」の続編(2作目)ですね。今回の作品は、航空パニックサスペンス部分は冒頭と最後の部分を合わせて全体の35%くらいで、残りの65%は沖縄の大自然の中で過ごす休日オフモードの話でした。実機訓練がシミュレーターにとって代わり、今後は使われなくなるだろう下地島訓練センターでの訓練時代へのノスタルジーと、今後も変わらないだろう沖縄の素晴らしい大自然へのオマージュがメインといった感じの、スピンオフものという印象でした。ただ、あまりにも沖縄の大自然や滝内の妻サキの、自然の中で育った都会人にはない天真爛漫さの描写が素晴らしいので、こちらもだんだん休日バカンスモードに入って来て、後半の組織の人間が島に訪れるところで「もう“麻薬の密輸”とか、きな臭い話を持ち出してくれるなよ~。」という気分になってくるからさすがです。私は前回、前々回読んだ「操縦不能」と「パイロット・イン・コマンド」でもう完全に内田氏とNIAシリーズのファンになってしまいましたので、おなじみの登場人物たちの背景について描かれているのは興味深かったですし、滝内と江波がこんなに親しい間柄だったのですねということも分かってとても楽しかったです。ただ、内田氏の作品が初めてで航空パニックサペンスを期待して読まれると、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれません。ですので、初めて内田氏の作品を読まれる方は先に処女作「パイロット・イン・コマンド」(もしくは5作目「操縦不能」)を読まれることをお勧めします。星は5しかありませんが、私の中では今回の作品は★6でした。とても楽しかったです。 | ||||
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素晴らしい内容でした。著者が元パイロットなので、描写がリアルに感じられました。 | ||||
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内田幹樹さんの作品にしては珍しく、飛行機以外のシーンが極めて多い作品です。 滝内教官の下記のセリフがとても印象に残っています。 「…江波君、…機長は搭乗員全員のあ、安全に責任がある。…いま、君が…PICだ。可能な手段を…ベストを尽くしたか?」 | ||||
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描写が緻密で、情景が浮かんでくるようでした。 映画では短過ぎるので、10回のドラマ化して欲しいくらいです。 沖縄に行きたくなりました。 | ||||
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内田氏の作品で機体消失からくるイメージはジャンボ機でも消息を絶ったのかと期待したがそうではなかった。 麻薬密輸の小型セスナ機で台湾からの飛行だ。 わざと台風を狙って、海上すれすれに飛行し日本の海上へ投下する計画だが果たしてうまくいくのか。 作品はあっという間に読み切れた。 ということは裏返せば内容が伴わない一面もある。 ハイジャックされた後の展開は短調過ぎた。 一般文学通算741作品目の感想。2014/01/19 14:40 | ||||
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時間潰しに題名が面白そうなので買ってしまった。 しかし、買ったこと、読んだ時間を後悔してしまう、久しぶりに出会ってしまった駄作。 「パイロットインコマンド」という作品の続編ということはあとから知ったが、有名なシリーズ物でさえ、最新本から読んでもストーリー把握ができるよう配慮されているのに、一切、その配慮なし。 沖縄の島々の魅力を云々の書評が多いが、ただそれだけ。 著者を知らずながら「おそらく元パイロットだろう」と簡単に想像つくほど、また巻末の嫁さんのあとがきにも「斜め読みした」とあるように、マニアックというか自己陶酔のような飛行機/操縦の描写。そして最後までその羅列。 リタイアし、現役時代がさぞ懐かしいのだろう。 また、登場人物の描写は主人公含めすべて希薄。なんの個性も感じられない。 そして何が本筋なのかわからないストーリーの羅列。 カラクリや謎解き、ましてや伏線なども一切見受けられず、キーマンであろう人物が最後に「私は誰々でこうしてました」という“解説”をして、話が終わる。 この本は、いったい、どのジャンルに分類されるのであろう。 少なくとも、ミステリー/推理物などではない。 初作「パイロットインコマンド」はサントリーミステリー大賞受賞とのことだが、この本を読んだ上では、古本屋で見かけ安ければ読んでみるくらいにしか思えない。 巻末に他者からの解説/寄稿がなく、自身のよる二度の謝辞文と、嫁さんの提灯記事のようなあとがきしかないのが納得できる。 | ||||
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元パイロットの書く本格的航空サスペンス、のはずなのだが、 本作では沖縄の下地島で暮らすサキというキャラクターに 喰われたという印象がある。サキという人物は、それだけ魅力 のあるキャラクターと言えるのだが。 自然のままに暮らすサキの姿を見ると、もう麻薬の密輸も、ハイ ジャックも、どうでもいいやと思ってしまう。航空サスペンスを 期待して読むと、やや中途半端であり期待を裏切られる。 ちなみに、前作の『パイロット・イン・コマンド (新潮文庫)』 の続編という位置づけであり、主人公の江波を始め、一部の人物も そのまま登場する。本作を読む前に『パイロットインコマンド』を 読んでいた方が良いだろう。 | ||||
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パイロット・イン・コマンドの第2段 主人公の副操縦士 江波順一は、以前の事件(前作)で受けたショックから立ち直っているかシュミレーターによるテストを受ける。 ・・・・雨の中、小松空港へ最終の着陸体制に入り天候不順ではあるものの順調に高度を降ろしていた機体を襲う突然のトラブル。 『高度が低い』 近づく滑走路。なりひびく警告音と対地接近警報の人口音声! 操縦しているはずの機長から復唱がない。左を見ると機長の首が前に垂れ意識がない!! すぐに着陸復興操作にはいるが、フルパワーにするにもかかわらず揚力を得られない。 操作ミス! 近づく地面! 機体が地面に接触する音。 次の瞬間、大音響とともに真っ暗になった・・・・ パイロットに復帰できない江波を教官の滝内が自宅のある下地島に誘う。 大自然でいやされていく江波の心 そんな江波がまたもや事件に巻き込まれていく・・・・ とまぁ、こんな感じでしょうか (^o^) 前作よりも完成度が高くなった本書 航空サスペンスの世界をお楽しみください☆ | ||||
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途中で以前読んだ「パイロットインコマンド」の続編と気がつきました。本書を読む前に、前作を読んでおかないと状況がつかめないのではと感じました。 「飛行機」という舞台での緊張感よりも、沖縄の生活の方が強く出てしまい、ストーリーとしては中途半端な印象を得ました。でも沖縄の雰囲気を強く押し出す「サキ」というキャラクターがとても魅力的でした。 | ||||
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全日空の機長だった著者の書いた作品、最初はパイロットものの雰囲気がほんの少しありますが、読み進めて行くと単なる沖縄南国ものの描写が延々と続きガッカリします。飛行機ものだから、パイロットだった著者の表現力を超越した飛行機ファンならではの期待感を持って読み進めるのですが、これは表現力不足を残念ながら露呈しています。もっと飛行機ものならではのスリルが欲しかったです。あまりお勧め出来ません。なぜなら、買う人は飛行機ものだと思うから購入しているのですから | ||||
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作者が元パイロットならではのリアルな操縦描写と航空業界で起きるサスペンスが見事にコラボレートした推理アクションの逸品である。消えたセスナ機をめぐる謎解きはもちろん面白いが、舞台となる下地島のきらめく珊瑚礁の海に心をかき立てられる。素肌で海を自在に泳ぐ若き人妻の漁師サキの姿は、まさに真夏のライトブルーの海に遊ぶ人魚のごとしである。過酷な仕事に疲れた都会の人間なら、こんなパラダイスで過ごす副操縦士の江波をうらやまずにはいられないだろう。読者の中に沖縄のスローライフに憧れる人が増えること間違いなしである。 | ||||
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内田さんの作品は全て読みましたが個人的にはこの作品が1番好きです。内容もさることながら沖縄それも宮古、八重山諸島好きの方はたまらない1冊だと思います。 | ||||
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内田さんの作品は全て読みましたが個人的にはこの作品が1番好きです。内容もさることながら沖縄それも宮古、八重山諸島好きの方はたまらない1冊だと思います。 | ||||
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機長からアナウンス(文庫版)をきっかけにPICシリーズ4作を探し回って読んだ2作目です。PIC1作目の登場人物にどっぷりハマってから読むとすごくイイ!本作品から登場の滝内教官!これまためちゃカッコいい。もし映画だったら配役は誰?と考えずにいられないシリーズ。他作品に比べるとライン航行の描写が少なくて毛色が違うのに、それがまたオモシロイ。絶対はずさずに読んで欲しい2作目です。それぞれ単体でも十分面白いPICシリーズですが、順番コレ結構ポイントです! | ||||
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機長からアナウンス(文庫版)をきっかけにPICシリーズ4作を探し回って読んだ2作目です。PIC1作目の登場人物にどっぷりハマってから読むとすごくイイ!本作品から登場の滝内教官!これまためちゃカッコいい。もし映画だったら配役は誰?と考えずにいられないシリーズ。他作品に比べるとライン航行の描写が少なくて毛色が違うのに、それがまたオモシロイ。絶対はずさずに読んで欲しい2作目です。それぞれ単体でも十分面白いPICシリーズですが、順番コレ結構ポイントです! | ||||
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