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美丘
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美丘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 41~60 3/4ページ
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友人に薦められて、最初は、それとなく読むことにした『美丘』でしたが、 読み終わった今は、久々に感無量な気持ちで一杯です。 ページを開いて、気持ちを入れて読んでみてもらえれば、 わたしのように涙が零れ落ちると思います。 久しぶりに、小説を読んでこんなに涙を流したと思う。 そして『美丘』を読むことが出来たことを嬉しく思ってます。 東京の空や空気、学生時代に戻った気分。 秋の夜長、『美丘』をわたしは是非一押しします☆ | ||||
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石田さんが「不治の病+純愛」というテーマで書くと、こういう形になるのですね。 中盤の二人の会話で、結末を匂わせておきながら、そこに至るまでの微妙な心の変化が、とてもうまく書かれています。 文章だけで、この変化を表現できるのは、すごい。 | ||||
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「どうせ死ぬならばんばんHしてから死にたい。」ベタな恋愛小説とは違って、エロという形で度々表現された“生”と、後半色濃くなってくる“死”との対比が強烈でした。『後半薄っぺらくなった。』という感想もありましたが、設定的には20過ぎの学生。この程度の終わり方がぴったりだと思います。石田さんの幅の広さを改めて実感しました。 | ||||
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バスの中で読んでいたのですが、思わずぐっときてしまいました。 普通バスの中で本読むなんて、考えられないのですが(酔う。。) 一気に読んでしまいました。 一見すると、ありふれたストーリーなんですが、 「美丘」の奔放でパワフル、でもふとした瞬間に見える 弱さとか、繊細さ。 一日一日と押し寄せてくる病魔への恐怖。 自分が生きているって、当たり前って思ってるけど、 本当はそうじゃなくって。 日々生きていることに感謝です。 | ||||
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病気で彼氏彼女が死んで涙を誘うような 物語が世の中にあふれていて 正直辟易していたけれど、 この小説はそういういやらしさがないな〜と思う。 美丘のキャラクターのせいかもしれない。 読み終わってから、切ないけれど 心が温かく、優しくなれる。 愛する人を大切にしたい、そんな気持ちにさせられた。 ただ、文中の美丘は「きみ」と呼称されていて それに違和感を覚えほぼ終わりに近づくまで なかなか感情移入できなかった。 もう一度最初から読みたい作品。 *世界の中心で愛を叫ぶに似ているけれど もっと燃え盛る感じで躍動感を感じた。 | ||||
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正直最初のほうは、テンポがあまりよくないな、と感じていた 共感しやすい登場人物もおらず、しかし文章がさらりと読めるタイプのものなので読みづらいと感じるほどではなかった しかし読みすすめていくほどに、テンポがよくなり、登場人物たちに血が通い始めた 疾走感というのだろうか、駆け抜ける感じがあった それはもしかしたら美丘の命の導火線に火がついたからなのかもしれない 若さと、愛について考えさせられた | ||||
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数年前にセカチューの愛称で『世界の中心で愛を叫ぶ』が大ヒットしましたよね。セカチューのヒロインと美丘(美丘のヒロイン)を比べると実に正反対です。セカチューのヒロインは、一言で言うと純粋ですが、美丘は一生懸命って言葉が1番しっくりきます。私の個人的な感想ですが、10代の私達も美丘のように、いや、この先ずっと美丘のように生きていくことができたら、それは幸せです。そして、最後に約束を守った太一はカッコイイ。カッコ良すぎる。本当の愛がわからない。人間それでいいと思うし、当たり前かもしろない。でも、この本で自分なりの『愛』を見つけられると思う。後半は、ずっと泣きっぱなしでした。是非、ハンカチの準備を。 | ||||
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冒頭から「君と過ごした最後の13か月の記憶」と前置きし、愛する女性を失うまでの 13か月をゆっくり紐解く物語。回想録といってもいい。 だから、少しナルシスト気味に13か月を振り返っている。 命はどこまで命なのか。難病により記憶を失い、思考が止まり、まばたきするだけの 肉体をいつまで愛せるのか。命の限りが見えるからこそ愛せるのか。 失うものは命なのか心なのか。 美丘を好きになるまでの時間は長く、二人が愛し合う時間は短い。 そして病気を発症してからの残された時間はさらに短い。 そのことが、作品の終盤の物足りなさにつながっている。 一番大切なことをもっと描いてほしかった。 ラストは明確に完結していない。読者の想像に任せている。 冒頭の過去の記憶を紐解く太一の状況がどうなっているのか。 そこにもどってくる。考えられた技法だ。 涙とはまったく無煙。感傷に浸ることもなく淡々と読み終えた。 ただ、読み終えた後はしばらく一人でいたかった。 いい作品と呼べるかは分からないが、読んでよかったと思った。 | ||||
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《誰かを愛することは、その人の命の責任をとることだ。》 本作に登場する一文。 この言葉の意味がよくわかる。本当に誰かを愛した時は、その相手になら自分の命を差し出せると感じると同時に、相手を殺せるのも自分以外にはいないと感じるものだ。これは単なる“殺し合い”の世界ではなく、その相手の命に対する情熱である。死というものは生きていて初めてできる行為であって、その生を終わらせることすらも、自分以外の者が行うのは許せない…そういった感情。極地(←「極致」ではない)、というか。人間、いつかは必ず死ぬとわかっているのなら、最高に好きな人の手で死にたいではないか。「そうは思わない」とか、あるいは、愛の前でさえも犯罪に関することを論じるような、ナンセンスで可哀相な人には用はない。この小説を読まないほうがいいだろう。 犯罪に関することをよくテーマとして扱う石田氏が、こういった展開(とりわけ心理的な部分)のものを書いたのは意外だったが、やはり、愛というものに関しては本能的な結論を持っていたのが嬉しかった。 読み終えた時、名画『ベティ・ブルー インテグラル』を思い出した。 | ||||
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テーマとしては他の映画や小説で多く 描かれているテーマであるが、それを この作品は真正面から描こうとしている。 話の組み立ては連載物という制約のため 急展開的な部分はあるものの、人が人を 愛するという純粋な想いが実にシンプル な描写で描かれている。 プロローグを読んでこの作品を読むこと に決めた読者も多いのではと思われる程 最初にこの作品のエッセンスは凝縮され ている。 もし自分が主人公ならどうするのだろう かということを考えさせられる作品である。 | ||||
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素直に大学時代を思い出し、なんだか心に潤いが戻ってきました。 内容については、皆さんが書かれていますので、以下、感想を述べさせていただきます。 「最近のありきたりな話」と言われればそうかもしれません。また、後半が少々作られた感が出ている気もします。 しかし、キャラクターや情景の生み出すリアリティに惹かれて読み進むうちに、恋愛初期における情熱と切なさ、 大切な人の愛おしさを思い出しました。 長年連れ添っていると、ときに相手の良くないところばかりに目が行ってしまったり、なんとなく疲れてしまった りということがあるかと思います。 今まさにラブラブという方はもちろん、パートナーとマンネリ気味な方は、関係を考える前に一度手に取っていた だければ、と思います。 自分にとって本当に大切な人かどうか、それを考える(あるいは、再確認する)助けになるような本でした。 本書に見られるリアリティは、現実にある空間にありのままの愛を描いていることによるものだと思います。 | ||||
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「わたし、お涙ちょうだいって、大嫌い。どうせ死ぬなら、ばんばんHしてから死ねばいいのに。」美丘にこの言葉を言わせるために作った小説だと感じました。最近流行の泣ける純愛小説を真っ向から否定して、美丘のように自由奔放に、でも自分に正直に生きること、それによる命の輝きこそ美しいのだと訴えている。空想だけの純愛小説よりも共感しながら読めるし、十分楽しめました。 | ||||
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冒頭から回想録のように語っているので、後の展開がほんのりとわかるようにしているのだが、徐々に話が進んでいくと自然と胸にこみ上げてくるものが・・・ 背景描写がリアルで、実名こそ出さないが実在すると思われるレストランやカフェ、ラブホテル等々が描かれている。 (「監獄レストラン:アルカトラスER」のことかな?って思わせるような。大学は明○大学ね。) ここらへんは渋谷や表参道を知っている人なら、ピンとくるはず。 大学生らしい、「好かれてるから付き合う」というまずい選択だとわかっていてもやってしまう失敗など、青春を喚起させる作品だ。 最後まで「愛」を貫いた主人公(そして「きみ」)に、涙がボロボロとこぼれてしまう。 最高の作品だと思う。 クリスマス前に読んだだけに、なおのことね。 | ||||
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大学生が主人公の小説としてはなかなか素晴らしいできであると思う。石田衣良の物語と感じる箇所が要所要所に盛り込まれており、僕自身はファンであるためスッと引き込まれた。物語が若干良くある感じであるが、素晴らしい。感動した。 ただ、クライマックスのところでもうひねりあるのかと思うと、そういう終わり方かよ!と突っ込みたくなってしまった。続編を期待する。この小説をドラマ化・映画化になればヒットすることも期待できる。 | ||||
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もし身近に美丘のような子がいたら、毎日楽しいだろう。 『美丘』というジェットコースターに乗ってしまった… もう最後まで付き合うしかない。 生きた証を必死で刻み付けているように見えた。 美丘のように生きてみたいかも。 | ||||
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読み終えた後は胸がスッキリしていて涙が溢れていました。 最後まで自分らしく行き続けた美丘のまっすぐな生き方にハッとさせられました。 何度も「これは本当の話なのかな」と思うほど文章ひとつひとつがリアルで丁寧でした。 携帯小説が流行っていますがとても差を感じる作品でした。 是非皆に読んでもらいたいです。 | ||||
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太一が恋したのは、グループで一番の美人ではなくて、破天荒で奔放な峰岸美丘(みおか)。 1度目に彼女を見かけたのは学校の屋上で、飛び降りるのか?とドキっとさせておいて、 空に近づきたかったと言った彼女。次に会ったのは、学校のカフェテリアで 「〇〇ちゃんの彼氏を寝取って」と女の子たちに罵倒されていた彼女。 それをきっかけに、太一たちのグループに入ってきた美丘。 口が悪くて下ネタをぽんぽんいいまくり、だけどお年寄りに妙に優しかったり。 太一には文句のつけようもない美人の恋人ができたのに、それでも美丘と 嵐に巻き込まれるように、突然、恋に気づいてしまった。 恋人として、美丘の秘密を打ち明けられた太一は… と、くどい紹介文を書いてしまいましたが、この小説を簡単にまとめちゃうと、 75%は「世界の中心で、愛をさけぶ」 20%は「東京ラブストーリー」←ヒロインの奔放ぶりが 5%は「高瀬舟」 という感じでしょうか。男の子の思いつめぶりは、「天使の卵」ともいい勝負。 美丘、と、未来の太一が、彼女に呼びかけるスタイルで物語が進んでいきます。 雑誌(「野性時代」角川書店)掲載時は「ベタな恋愛モノで甘ったるい文体が コテコテでいいわね」と思ってましたが、単行本1冊で読むと若干胸やけしそうに なりました(笑)。雑誌で連載の1本として読んでいたときは楽しみにしてましたが 1冊まとめて読むと、美丘の粗野だけど一途なところとか、石田さんが 萌えつつ書いたんだろうなーというのがちょっと見えすぎちゃったような。 実は石田衣良は、短編小説のほうが好きかもしれません。でも、恋愛小説として 1冊一気に読むと、まじめに人を愛しぬくって大変だけど、いいことなんだよね、と 普通に感動できます。 | ||||
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一日で読みきり、号泣しました。 石田衣良さんの作品は、IWGPもいいけどやっぱり恋愛ものでしょう!! 今まで読んだ中でのbP「恋愛写真」に勝るとも劣らない作品でした。 私はこの本を忘れないでしょう。 | ||||
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"セカチュー"の言葉でブームの感も否めない、 純愛というジャンルに入るかのような一冊です。 主人公は何かに追われるかのように生き急ぐ女性の美丘。 その美丘との出会いから居なくなるまでの「時間」を ぼくが思い返しながら語るような構成となっています。 序盤から今の「ぼく」の前から美丘が居ないことを 匂わせています。 そのため、その時に美丘が何を思って何をしゃべっているのか、 その言動の一々が身を焦がすような、切ない気持ちにさせられます。 後半に繋がるネタをばらしながら、しっかりと感動させる。 石田衣良のストーリーテラーとしての実力を改めて感じさせられました。 | ||||
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この本を会社で読み、号泣してしまいました。 そして彼氏がとっても愛おしくなりました。 うまいことは書けませんが、愛する事の素晴しさというのを学んだ気がします。 | ||||
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