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美丘
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美丘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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高校生の時に手にしてから、何度この作品を読んだだろう。人生の辛い時に自然と読みたくなる。そしていつの間にか手に取っている。 「人を愛する」「安楽死」「愛する人を失う」「人の感情は複雑である」それが何なのか。答えはここにある気がする。 | ||||
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「病院の待合室になぜこんな表紙の作品が?」と面会前に思わず(半分は興味本位で)手に取った作品。 ストーリーには興味はなく、Hなシーンを期待して読み始めたが良い意味で裏切られた。 話としては良くある悲劇ものだけれど、思わず引き込まれました。 頑張って生きようと思わされました。 | ||||
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最近、この著者の本を読んでいたので買ってみました。 とてもとても深く入り込めます。 | ||||
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面白かった。 ビデオを先に見ていても、面白かった。 最後の赤髪は? | ||||
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不治の病を持つ少女と主人公の恋愛―。 ありきたりなテーマではあるが、著者の今時の若者に対する精緻な観察眼や物語運びの巧さにより、平和で何不自由無いが、それ故にどこか熱の入らない大学生活を送る現代の若者が命の有限さ・尊さを実感していく物語に仕上がっている。まさに『メメント・モリ(死を想え)』という古代の教訓を彷彿とさせる。 不治の病を持つ少女「美丘」が取る突飛な行動の裏にある悲しみや、自らの人生に対する諦めの念、そして美丘の悲しみを溶かしていく主人公の心に読者は心を動かされる。 愛を貫く結末については読み手の間で意見が分かれそうであり、また本作をもとに作られたTVドラマとは内容・結末の一部が異なっている。 | ||||
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普段テレビをあまり観ない自分は、既にドラマ化された作品だとは知らずに出張帰りの機内での 時間つぶしに手に取った。購入前にあらすじを読んで、ままありがちなストーリーだな、 とは思ったが、あくまで暇つぶしのため、内容にこだわりは無く、また石田衣良の名前にもつられて 購入決定(表紙の写真がレジで若干恥ずかしい)。 結論から言えば、涙は出ない。いや、途中「きみ」がグループの前で病を告白するその場面、 そこだけは涙無しには読めないが、基本的にお涙頂戴の作品ではないと感じた。 通常なら80年近い人生を、わずか20年強に「濃縮」したきみの生き様。 その生き様に感化され、普通の大学生では決して到達することの出来ない愛情を覚えた僕。 残り僅かな命を燃料に、駆け足せざるを得ない青春を共に送るかけがえのない日々。 そんな「君と僕」の青春時代を、自分の思い出に重ねながらしっとりと読むのがいいのかな? ただ、いくら駆け足で大人になって行くとは言え、作中に登場する所々散見する、 平凡な大学生との生活とはかけ離れた描写(感性、考え方等)だけはどうもしっくりと来ない。 等身大の学生生活を物語の基礎とするのであれば、ドンペリやベンツなどと言った 高級嗜好品は登場させない方がベターだと思うが。 (普通の大学生が飲んだことも乗った事も無いような高級品を、普通に受け入れている、 その描写はやはりおかしいかと・・・。) | ||||
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「美丘」というドラマを何度か見た。 最終回は見ていない。途中の何回かを見た。 それで、この物語が切ないものだということはわかっていた。 それで、あらためて本を読んでみた。 想像以上に切ない物語だった。 「美丘」という女性の「生」の表現の仕方。 その女性を愛した「ぼく」の人生。 人を愛するってなんだろう、生きるってなんだろう。 読み終えてからの率直な感想だった。 自分は家族がいる。 当たり前だと思って疎かにしていないか? 自問自答してみよう。 | ||||
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やっぱりセリフ、言い回し、物語の運びが面白いんです。石田さんですから。そう、例え設定が陳腐でお決まりでお涙頂戴であっても…。 他の皆様はけっこう評価が厳しいですよね。やはり設定がポイントなんだと思います。 ただ、私はたいへん面白く読めました。 普通すぎてつまらなくても、大学生が普通の大学生活を送るのは普通のことですから。その中で、愛する人に何かの異変。 そんな普通の中でのドラマチックも、石田さんのラインにたまにはあってもいいと思います。 | ||||
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本作は石田衣良氏による長編小説。 太一と不治の病に冒された美丘の十三ヶ月を描く。 主人公・太一が大学内で出会った美丘は、何事に対しても奔放な性格の持ち主である。 一時は麻理を恋人に選んだ太一だが、次第にそんな美丘に惹かれてゆく。 しかし彼女は、現代医学では治療不能な重い病を背負っていた。 それを知った太一は彼女とともに暮らし始め、彼女が生きた証になろうと決心する。 正直に言うと、セクシーな表紙に惹かれたという理由だけで本作を手に取った。 あらすじを見てみると、どこかで読んだことがあるようなストーリーではあった。 しかし実際に読んでみると、石田氏独特のタッチとテンポで引き込まれ、意外と面白かった。 そして、本作を読んで気づいたこと。 「不治の病」というありふれたテーマは、今日まで多くの作家に書き尽くされたかもしれない。 誰だって一度や二度、読んだことはあるだろう。 その点では本作は目新しくもなんともない。 しかしそれでも人は、このありふれたテーマに惹き付けられる。 これは仕方のないことだと思う。 今後も同テーマの作品は供給され続けるだろう。 その中で私たちは、それぞれの作品において、それぞれの作家の持ち味を楽しめば良いと思う。 そして今生きていることのありがたさや、誰かと一緒に過ごせることの幸せを確認できれば良いと思う。 本を読む者にとって、これはとても重要なことではないだろうか。 | ||||
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「泣けない感動小説」というのが読み終えた時の正直な感想です。 物語の内容は悲しくて、結末もハッピーエンドじゃないけど、二人の愛についてはすごく感動し、文中にもある「愛の境地」というものを正に見せてくれた作品だとも思います。 だから読み終えた時は感動で溢れていたし、メッセージ性の強い良い作品だと思いました。 それでも泣くことができなかったのは、物語から伝わってくる愛の強さ、生への執念、希望なんていったもの達が、「感動して泣いて…それで終わり」っていう結末を許さなかったからじゃないかと思います。 現状の自分、生きることに悩んでいる人には結構ガツンとくるんじゃないかと思うのでオススメです! | ||||
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不治の病を背負った女性との恋を、ボクが語る物語です。全く予備知識なしで著者の名前で選びましたが、そもそも読み始めるまで、美丘ってどう読めばよいのか判りませんでした。美しい丘と書いてミオカ。これが君の名前だ、という書き出しがすんなり入ってきました。同じテーマで書かれた恋愛小説はあります。それでも、著者がここで伝えたかったものは、命というのは幸運によって与えられた時間なのだよ、ということではないかなと感じています。命を粗末にしたり、人生を投げやりになったりせずに、自分らしい時間を過ごして欲しい、というメッセージが込められているように思います。愛情なんて別に難しいことじゃない。相手の最期までただ一緒にいればそれでいい。印象に残る言葉が宝石のように埋め込まれた、哀しみから、勇気を与えられる稀有な物語です。エリック・シーガルの「ラブ・ストーリー―ある愛の詩 (角川文庫)」を連想しました。 | ||||
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純愛モノを読むのも、石田衣良作品を読むのも初めてでした。物語の展開自体はありきたりなものですが、心情描写、とくに「氷の王女」についての描写がなかなかでした。発症後の展開が早く、発症後の2人の関係をもっと丁寧に描いて欲しかったです。それが症状の悪化の早さを表していたのなら仕方ないのですが。ラスト近く、「ぼく」は美丘とある約束を交わし、その約束を果たしに行くのですが、そこからは執筆を放棄してしまったのかと思うような展開でした。「ぼく」に会った時の美丘の反応やその直後の2人のやりとりこそ読みたかったです。 | ||||
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テレビドラマの進行がじれったくなって、原作を読みました。テレビドラマでは描けない内容も多いので原作の方がずっと引き込まれました。短いのであっという間に読めます。テレビはテレビでよいところもありますので、両方楽しまれたら良いとおもいます。 | ||||
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テレビで放送されているのを見て、興味を持ち、すぐに購入しました。現実的にはない話とはわかりつつも、どこか美丘に共感でき、次の展開が気になり、イッキ読みしてしまいました。自分の生き方について、改めて考えさせられました。 | ||||
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ドラマを5話ほど見て、原作を読みたくなったので買ってみました。もともと読書をほとんどしない私でも、一気に読むことができました。話としては、たしかに典型的な展開?とも言えるかもしれませんが、素直に感動しながら楽しめました。他の方も書かれている通り、ラストの1ページの表現だけは少し違和感残りましたが、十分よい作品だったと思います。 普段、読書をされない方でも読みやすいと思いますのでおすすめです。 | ||||
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スッゴくいいです。最後なんて「美丘」の言葉がヤバくて泣いてました。「美丘」を読んでると「今、出きることを精一杯やろ」って思います。まぁ、やっぱり小説は言葉じゃ伝えるのが難しいのでぜひ「美丘」を読んでみてください。 | ||||
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ドラマ化されるという事で、読んでみました。内容は、美丘というちょっと変わった強気な女の子の残酷な運命に関わってしまった主人公の回想です。 個人的に強気な女性は好きなのですが、やはり強気の裏には弱さがあった。その辺りの描写が、とても好きです。また主人公がモテモテなのが悔しい(?)ですが、遊び人でなく遊び慣れていないところが共感できました。前半のワクワク・スピード感に比べ、後半はとってもしんみりします。ラストの主人公の変化はちょっと嫌いですが、一気に読んでしまえてお薦めです。 | ||||
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自分の欲望に正直でいることの大切さ、決して止まらない時間の早さ。 それらを美丘という物語はそれを教えてくれる。 生きることは自分のためじゃない、誰かのために自分は生きている。 そんな風に思えるようにもなる。 自分なんかいてもいなくても変わらないんじゃないか、って悩んでいる人、 是非読んでほしい。 底無しの暗闇から救われる気がするよ。 | ||||
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よくセカチューなどと似ている、という書評が多いですが、私はその類とは違った印象を受けました。 登場人物がきれいすぎず、人間味がありました。 もちろんすべてのシーンに納得できるわけではないですが、 2人がとても愛しく、好きな人に会いたくなりました。 悲しくて、涙もたくさん出たけど、こんな風に愛されて、死んでいくという生き方も 素晴らしいと思いました。 石田さんの小説はとても読みやすくて、一気に読み、すぐに最初からまた読みたくなる面白さがあります。 | ||||
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「生きるなんて、たいしたことない!」 って言い切った女の子がいました。 いろんな局面をくぐってきた娘で、会社の後輩でした。 もちろん、生きることを重たく考えすぎないで、思ったことをズバズバ行動していくというような意味です。 その娘に僕は恋してしまい、去年の半分を(片思いでしたが) いろんなことを話しながら過しました。 そんな思い出を持つ僕は、この本を読んで大泣きでした。 美丘みたいな娘はいるんですよ(難病じゃなくっても) 「一瞬に命の火花を燃やし尽くす生きいきとした生命力かもしれない、 なんだかわからないけれど、あの今を生きているという感じ」 そんな娘っているんです。 そのリアリティが感じられたら、この本は 「どこかで聞いたような話」 「お涙頂戴」 という言葉ですませることはできない物語になります。 石田衣良に乗せられているんだろうと思うけれど、涙が止まらないのは事実。 好きだったなあ | ||||
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