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LAST
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LASTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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「LAST RIDE」「LAST JOB」「LAST CALL」「LAST HOME」「LAST DRAW」「LAST SHOOT」「LAST BATTLE」の7編の短編小説を収録。「LAST」というタイトルのとおり、追い詰められ、もうあとがない主人公たちの最後の苦渋の選択を描いた短編集。7編中5編の主人公は、借金が原因で崖っぷちに立つことになる。借金の理由も、追い詰められ方も様々だけど、誰でも小説の主人公のようになってしまう可能性はあるのかも。。。そう思える、小説の中の日常がリアルに描かれている。夢と絶望は背中合わせなのかも知れない。そんな風に思える作品でもある。日常の闇を、石田衣良らしいタッチで描いていると感じた。追い詰められた中にも、救いのある作品があるのも良かったと思う。 | ||||
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極限状態に追いつめられた結果、最後にどう行動するか、どろどろと、描いている作品です。感情移入させられます。読後、明るい気持ちになるか、暗い気持ちになるか、と問われれば、私の場合は、間違いなく、後者であります。読み応えは、十二分にあります。 | ||||
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7人の人生「崖っぷち」の人間を描いた短編集。「ダーク&ビター」という触れ込み通り、確かに暗く救いのない話もある。でも全体としては、他の作品と同様に非日常を現実的に描きながらも救いを感じられるところもある作品だなぁと感じた。7人の順番をこの順にしたのも意味があると思う。少なくとも、「ラストバトル」を最後にしたのはよかったと思う。それまでの話の暗さが伏線となり、展開を緊張しながら読んでいくことができたので。それぞれの話に関連性はないけれど、順番通りに読めばより楽しめるのではないだろうかと思った。 | ||||
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最近、ひさしぶりに本でも読もうかなと思って買った1册目でした。夜中家で読みはじめて、朝に読み終わりました。すごい内容だった。。。ちょっと現実味があって読んでるうちに心臓がバクバクしてきました。「自分がこうなったらどうしよう、、、。」って、思わず考えちゃいました。でも面白かったです。 | ||||
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時代の変化の激しさについていくことが難しい・・・そんな世の中。あり得ない話しとは思えず・・・まるで新聞や週刊誌の記事を読むように食入るようにハマってしまいました。私の周りではあり得ないなんて言い切れない・・・。「死ぬ気になったら・・・なんでもできる(頑張れる)」世の中にそんなエールが贈られているようにも思えました。 | ||||
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帯にある「ダーク&ビター」ってコトバにどきどきしながら読みました。どんなダークな世界が待っているんだろうと。様々なシーン、環境にいる追い詰められた人々。確かにドロドロしていてダーク&ビターなんだけど、最後には「救い」がある。エンディングの持っていき方では、もう本当にどうしようもないくらいどん底に彼らを落としこむこともできると思うのに、決してそうはさせない。だから石田さんって優しい人なんだろうなぁと思いました。 | ||||
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帯にあるとおりこの本で僕は彼の「僕の別な顔に震え」させられた。今までの、アンダーグラウンド的な世界を描きながらもどこか前向きな、そして読後に爽快感が残る今までの作品とは趣が異なり、一つの短編を読み終えるごとに、閉塞感ややりきれなさを僕は感じた。しかし読み始めるとぐんぐん読み進めることができるのはやはりいつもの石田衣良であることは間違いない。読んで損をすることは決してない本だと僕は思います。この本の中ではちょっとだけ変わった明るさ?の見られる「ラストジョブ」が好きです。 | ||||
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巻頭の「ラストライド」は凡庸だった。ところが二話目の「ラストジョブ」からぐいぐいディープになっていく。いい加減な生き方で食い詰めてしまい借金で首の回らないやつらが、一線を越えてゆく。そのさまが小気味いい。水族館で、奇妙な生き物や美しい生き物を眺めているような気分だ。「ラストホーム」で男が涙を流しながらフライドチキンを貪り食う描写に、なんだか無性に共感した。 反道徳的な行為の描写が淡々としていて露悪的でないところが良かった。 | ||||
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直木賞受賞後の第1作。どの作品にも「LAST~」というタイトルがつけられているように、ぎりぎりまで追いつめられた人間の姿を描く短編集である。スト-リーの設定は、馳星周ばりのダークさだが、変に暗さだけを強調することなく、その逆境の中でも懸命に生きようとする人物が登場する点にこの作者の良さが表れているように感じた。前作ではティーンエイジャーを描き、得意の爽やかさを前面に出した作品だったが、今回はその路線を見事に裏切った傑作だと思う。個人的にはテレクラという限定された世界で繰り広げられる「ラストコール」がおもしろかった。 | ||||
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