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1985年の奇跡
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1985年の奇跡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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初挑戦の作家さんでしたが、重松清の郷愁。荻原浩の笑い。小野寺史宜の優しさ。そんな要素がぜんぶ詰まった娯楽作品でした。そして舞台装置は、三浦しをんが描いた寛政大学のよう。どれかひとつに引っかかる人なら、ぜひオススメ。 あっ、1985年をリアルに体験していることが前提かもしれませんが・・・。 意見が分かれるとすれば、準主役・沢渡の同性愛設定。 今ではまず許されない周囲や学校の反応ですが、数年前にリバイバルして炎上、謝罪騒ぎになった「保毛尾田保毛男」を生んだ時代、ということを忘れてはいけません。救いがあるとすれば、あくまでも純情で描かれていることと、終盤にそれが何だ!と吹き飛ばしてしまおうとする周囲のパワーでしょう。 登場人物をアダ名で呼ぶキャラと本名で呼ぶキャラがいるので、序盤は誰が誰だかわかりませんでしたが、終盤に向けてキャラが立ってくる感じは良かった。 終盤のどんでん返しも伏線がしっかり張ってあり、終わるのが惜しいほどでした。 | ||||
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小金井公園高校野球部のある年の出来事。 中身はともかく青春してるなぁ~と感じ入ってしまった( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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普通のスポーツ青春モノと思っていましたが、意外性がありました おもしろかった〜 | ||||
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この本も弟に頼まれて購入で!結構探していたらしく、Amazonさんで発見で即、購入で弟が喜んでました。 | ||||
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高校野球経験のある友人は野球部分の細かい描写に文句を言ってましたが、個人的にはそこまで気になりませんでした。 文章もライトノベルを読んでる様な感覚で読みやすく、かつコミカルで好印象です | ||||
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高校野球小説の最高峰。何度でも読める面白さ。負ける事はカッコ悪い、でもきちんと練習した上で敗けを認める事から何かが得られんだよね。その展開にしびれました。なぜこの作品が○○賞とかに選ばれないのか? | ||||
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碌に練習もしない弱小野球部がそれを良しとしない校長の妨害を受けながらも 努力を重ね甲子園を目指すというスタンダードな青春物で、基本的には面白いのだが 準主役ともいえる沢渡のインパクトだけを考慮したような設定だけはスタンダードな青春物に 対する不協和音ともいえる酷さで、わざわざこういった設定を作った意味が理解できなかった まあその点を除けば青春物として中々の作品だろう | ||||
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時には吹き出してしまったり・・・・そして最後に目頭が熱く・・・ | ||||
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『2005年のロケットボーイズ』の次は先に『1995年のスモーク・オンザ・ウォーター』を読もうと思っていたのだけれど、その時に本棚にはなく、『青春3部作』では本作しかなかったので先にこちらを読むことにした。 最初のほうこそ、『2005年のロケットボーイズ』より少し落ちるかなといった感じだったけれど、徐々に面白くなっていった。 野球部の快進撃、挫折、そして沢渡の真実、そこからの奮起、まあよくある話なんじゃないかと思う人もいるかもしれないけれど、読む者の胸を熱くするだけの力はあると思う。 特に、1985年10月5日の対墨山高校戦の小金井公園高校の教師・生徒達の応援は、まさにタイトルの『1985年の奇跡』を感じさせるものがあった。 「奇跡」とはただ待っているだけでは起こらないし、一人の力だけでも起こらない。 誰かの行動をみて共感する人が一人増え、二人増え、そして大きな力となって初めて起こる可能性が出てくるものだということを、多くの登場人物たちの言動をみて気付かされた気がする。 とても面白い作品だったがひとつだけ、文句ではないけれどちょっと悲しかったことがある。 それは主人公の岡村と金沢真実のラスト。 もうちょっと岡村を幸せにしても良いんじゃないかと、少し思った。 次は『1995年のスモーク・オンザ・ウォーター』を読む。 本作も面白かったので、どんな内容か今から楽しみだ。 | ||||
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1970年生まれの私にとって「夕焼けニャンニャン」は正に青春を代表するものです。「チェッカーズ」に「トンネルズ」と言った芸能人たちが台頭しだし、世の中がバブルに浮かれはじめ、何となく一生懸命に何かに取り組むことが恰好悪いとされた時代。 周りを見渡すと団塊ジュニア世代で教育熱が高り始め、多くの進学校ができ始めたのもこの頃で、それらの社会的背景をこの本の中の小金井公園高校と小金井公園高校野球部が良く表しています。 私の通っていた中高でも部活よりも勉強優先という大義があり、ダラダラと友達と帰ってまずはテレビのスイッチを入れ、5時から始まる「夕焼けニャンニャン」を楽しみにしていた中高生時代を思い出しました。ただでさえ人口の多い世代で、競争社会のド真ん中にいたからこそ競争を好まず、まじめに取り組むことが恰好悪く感じながらも、そろそろダラダラ過ごすことに嫌気がさしていたあの頃の事が思い出されます。 「たまには真剣に取り組んでみる?」そんな一言が言い出しにくかったあの頃の自分が本書の中に言うようで、なんだか甘酸っぱい青春時代を振り返ることができた気がしました。 | ||||
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この作品、高校の野球部が舞台なのに、試合のシーンはほとんど出てこないです。 なのに、試合に勝つことが野球部員の一番の目標になります。 読んでいて、かなり感情移入ができますね。1985年はいい時代でした。 そんな昔を思い出しながら読むといっそう楽しいです。 こ〜ゆう軽く読めて面白くて心に残る作品って名作ですね。 | ||||
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こういう奇跡もありでしょう! 読み終えた直後、1人拍手をしてしまいました。 ダメダメな高校生たちの人物描写よし! 尾崎豊さん、夕やけニャンニャンなどを用いた比喩、面白し!! ストーリーも、 そうきますか!!! の、波状攻撃で、笑いながら、一気に読みきってしまいました。 こんなこと、ありえない!!!! そう思えるからこそ”奇跡”なんでしょうね!!!!! | ||||
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美しい色使いの表紙に惹かれて手にとりましたが、実に楽しく読めました。 登場する高校生たちよりは少し上の大学生だった当時の自分を思い出し、甘酸っぱい思いに包まれてしまいました。 特に、ストーリーのそこかしこに登場するおニャンコのメンバーの名前や当時のヒット曲のタイトルを見るにつけ、思い出の歌たちが頭の中で流れ出します。 あの頃の私が今の私を見たらなんと言うだろう? と思うと、明日もがんばらねば、という気持ちになります。 | ||||
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青春ものは苦手。やけにキハズカシイ昔の、あっつい自分を見せられるようで。 スポーツものも苦手。運動しないしね。 なんて思っていてあまりというか、買う気もなく買って、しかたなく読んだ。 でも、あれ、なんだこれ? 止まんない。 きっとこうなんでしょう?なんて醒めた気持ちで先読みをしていたのに、 ぐんぐん読んじゃう。あれあれれ? 最後はもうすっかり、この本の虜さ。あぁもう、すいません。 あたしってもしかしたらまだまだ、熱くて青いのかもしれん。 | ||||
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面白いです、この作品。思わず一気に読み切ってしまった。 受験指導に力を入れる高校にやってきた転校生が、弱小野球 部に入り天才的なピッチングを披露する。しかし、彼には隠され た秘密があった。 漫画的であり、現実には起こり得ないと判っていても、物語に ぐいぐい引き込まれる。1985年を舞台とし、『夕やけニャンニャン』 や『おニャン子クラブ』等の時代背景が効果的に使われている。 規制だらけの、まるで中学校のような高校生活や、野球部員の ダメダメぶりなど、思わず自分の高校時代を思い出してしまう。 中川という校長や、女子マネージャーの真美など、脇役のキャラ クターも良く描けているし、ラストのトリックや、その伏線もうまく 利いている。娯楽作として文句無く楽しめる作品である。 | ||||
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汗と涙と下心の混じった青春のかけがえの無い想い出を、 絶妙に時代背景をとりいれて描かれたファンタジー。 これは高校野球小説ですが、 リアリティよりもファンタジーとしての面白さを 追求して描かれています。 弱小野球部にやってきた、かつての同級生であり名ピッチャー、 沢渡によって、突然甲子園へ行ける可能性が出来てしまった 落ちこぼれ野球部員達。 その奮闘ぶりと、思いもかけないフックの効いたストーリー、 ラストシーンでは涙が止まりませんでした。 絶対に、オススメです。 | ||||
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「こんなこと現実には有りっこない」という前提で割り切って読めば、かなり楽しめます。 更に、30歳代後半でなおかつ三鷹・武蔵野地域と縁のある男性なら感情移入する要素がふんだんに有ります。 前半は 「単なる30代のための懐古趣味的なものか」とだらだら読んでいましたが、後半の展開には意表をつかれて、一気に読んでしまいました。 勢い込んで読んでいたら、唐突に主人公に訪れるラストの淡いラブシーンに引き込まれました。 人生で一度くらいある「神様の存在を信じたくなるような場面」に出会えたときのドギマギ感が伝わって、年甲斐もなく切ない気持ちが味わえました。 | ||||
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高校生が野球に一生懸命になる青春小説です。べたな内容なんだろうけど、後半はそれなりに面白く読めました。所々出てくる、1985年のはやりもの(おにゃんこクラブや阪神タイガースの優勝など)に共感できる人は面白く読めたんでしょうね。 おれたちは、まじめに野球をやっていたとはいえないので、一回戦負けが続いていた。野球の名門校から転校してきた沢渡がきた。そうすると、結果的には沢渡ひとりで試合に勝ってしまう。そこで、試合中に相手チームの野次で、沢渡がホモセクシャルだとわかってしまう。また、相手の野次で沢渡が戦意喪失してしまう。結果的には、試合に負けるのである。しかし、悔しいと思ったのか、沢渡指導の下で猛練習に励むことになる。 同性愛者がいたときに、自分はどう振舞えるのか。私は偏見を持たないだろうか。私は気持ち悪いといって逃げるかもしれない。そんなに物分りがいいほうではないので、偏見を持つだろうな。普通の接し方が出来るかどうか自信がない。 中川という管理が強い先生については、なんかむかつくタイプだよね。杓子定規だな。どうこいつをギャフンといわせるか。頭脳には頭脳で対抗する。この時代は、管理を強めるのが主流なんだろう。 まあ、一生懸命に何かに打ち込むことはすがすがしいなあという感じがしました。そういうものは、自分にとっても、相手にとってもいいよね。 | ||||
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おにゃんこクラブに、高校生たちがはまっていたころの、青春野球小説。だめ野球部に、超一流の投手が転校してきて入部してという設定の痛快ほろにが、ユーモア小説。感動作とはいえないが、軽く読めて、面白い。なかでも、登場人物のだめ高校生たちの、おにゃん子へのはまりようは半端じゃない。1985年というと、自分は何してたかなと、振り返ってします。セーラー服を脱がさないで〜の曲が効果的に使われている。 | ||||
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細かい設定などは?のところもありますが、野球小説を読みたかった自分にとってはとてもおもしろかったです。最近のマンガでもないようなベタなストーリー展開ですが逆にそれが主人公たち球児の心情に入り込みやすいのだと思います。自分も高校生のころは彼らと同じような思いで過ごしていたんだろうなあ、と感じました。この作者の作品は他には読んだことはありませんが、こういう作品がお得意ならば、今度は是非プロ野球を舞台にした小説を書いて欲しいなあ。弱小チームが奇跡の優勝をするみたいなやつ。ベタだけどきっとおもしろく書いてくれるんじゃないかと思いました。 | ||||
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