骨肉
評判
骨肉の評価:
2.83/5点 レビュー 6件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1〜5 1/1ページ
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骨肉の評価:
2.83/5点 レビュー 6件。 D ランク
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人の本性は そうそう変わるものではありません。
変わらないからこそ 本性なのだとも言えるのでしょう。
しかし、その本能を揺さぶる要因が、少なからずあるのもまた事実。
「あの人は変わった」「以前はあんな人ではなかった」「他人かと思った」
たまにこんな言葉を聞くこともあります。
その変化の要因は何か?
人を変えるのは、「お金」であり、また「人との出会い」かと思います。
本書では、人の本性を徐々に暴き、醜い身内の争いをユーモラスに描きます。
舞台は東京、新井薬師の一軒の家族。
早期定年退職をした父と、30前後の三姉妹が織り成す平凡な日常。
珍しく家族全員に招集がかかり、紹介されたのは、腹違いの四女。
年は18歳、身なりはギャル服。
派手な化粧に、無礼な態度。
煙草も吸えば、酒も飲む。
そんな娘との同居が決まり、三姉妹の間に緊張が走る…
とはいえ、この三姉妹の方も、それぞれに欠点を抱えています。
顔は似てない、体型も性格もまるで異なる三人の共通項は、「不完全でいびつ」という点のみで一致しています。
「いびつさは違えど、同じ欠陥を持った人間同士、だから、世のなかに適応できているようでできていない」という描写が、妙にリアルです…
長女 「欲求不満のアルコール依存症予備軍」
次女 「仕事、仕事のわがまま人間、何にもできない片付けられない女」
三女 「ピーターパン症候群の恋愛依存症、出会い系サイトのお得意様」
いびつな三姉妹 VS 今どきの四女
父の遺産を根源に、まさに「骨肉の争い」を展開します。
普段は特に仲のいい訳ではない三姉妹が、共通の敵、共通の目的を捉えたところで結束を固くする。
さらに、何か目的があると、人は活き活きとしてくる。
そんな姿に、大きな皮肉が込められています。
四女も含めた不器用な4人の結末は…
「人」と「お金」が人を変える。
人は自分の力だけでは、なかなか変われない存在なのかも知れません。